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2020年1月31日 (金)

オノサト・トシノブ展@ときの忘れもの(2020/01/29)

今日の夕方はときの忘れものに。日常の移動ルートから外れるので忙しい時期にはどうしても訪れる頻度が下がり、気が付くと前回出かけたのは去年の夏の企画展。いつも良い展示をしているのでこまめに見に行きたいんだけどね…。

今回の展示はオノサト・トシノブ展。日本の戦後美術を代表する抽象画家の一人で、美術館で現代美術の常設展示エリアに行けば高い確率で作品を見かける作家さん。そういう作品を間近にじっくり眺められるというのはこのギャラリーの素晴らしさ。展示されている作品は油彩、水彩、版画もリトグラフとシルクスクリーンと多彩。幾何学的な抽象模様は一目見て氏の作品だとわかる強い個性だけれど、技法の異なる作品を見比べてみると幾何学的な表現が与える印象からどこをずらそうか、という点が緻密に計算されていることがよく分かる。

それぞれの作品の質感とそれを引き立たせる計算、技法の妙を堪能できた展示でした。

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2020年1月27日 (月)

浅野竹二 版を奏でる@伊丹市立美術館(2020/01/24)

今日は毎年恒例の恩人を偲ぶ会で神戸に来た。開始は昼過ぎなんだけど特典航空券でのフライトが早朝しか取れなかったので午前は伊丹で時間を潰すことにした。

そんな訳で出かけた伊丹市立美術館。現在開催中だったのは浅野竹二氏のコレクション展。在野で活動した木版画家で、生活のため写実的な名所絵版画を制作しながら、年を取って徐々に自由な表現に軸足を移していった作家だとのこと。シンプルでユーモラスな、いかにも木版画という印象を受ける作品たちは見ていて癒される。プロレタリア芸術を意識させる作品もあり、そのあたりがこの美術館と縁ができた理由なのかな。旅先でこういう展示に出会うと嬉しいですね。

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2020年1月25日 (土)

森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020-さまよえるニッポンの私@原美術館(2020/01/24)

今日の夕方は原美術館森村泰昌氏の個展のオープニングレセプションに出かける。
 
今回の展示のテーマは「さまよえるニッポンの私」。森村泰昌氏は僕の知る限り日本で最も強くて鋭いメッセージを見るものに伝えることが出来る現代美術作家。彼が今というタイミングでこのテーマの個展をやる以上は見るべき価値のある展示にならないわけはない。
 
1階の展示は森村氏がどういう作家かという確認のための内容だと感じた。マネの「オランピア」を題材とした初期の代表作「肖像(双子)」(1988年)と、このテーマで新たに作成した「モデルヌ・オランピア」とを並べた展示が1階のハイライト。
 
2階の展示が今回のテーマに正面から取り組んだ作品。昭和天皇とマッカーサーが並んだ作品もさることながら、三島由紀夫とマリリン・モンローを対比させ、この二人は実は裏表なのだ、オトコの衣装を纏ったアメリカという国に殺されたモンローと、オンナの衣装を纏うようになった日本という国に殺された三島と。モンローはオンナという衣装を戦略的にしたたかに纏うべきだったし、三島はオンナの衣装を纏うべきだった、という解題の鋭さはどうだろう!
 
残念だったのは、今回の展示のメインである映像作品「エゴオブスクラ」は僕が見に行ったときは上映していなかったこと(もう少し早く着いたら上映していたのかな…)。これは展示期間中にもう一度見に行かないといけないな。
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2020年1月24日 (金)

保井智貴個展「Misty」@void+(2020/01/23)

今日の夕方は表参道のミニギャラリーvoid+に立ち寄る。現在開催中なのは彫刻家の保井智貴氏の個展。

メイン会場に展示されているのは真っ白な実物大の女性像。表面に不自然な市松模様があり、近づいてみてみると檜のキューブがわざと木目が異なるように配置されているのが分かる。作品のステートメントを読むと、どうやら人体を3DスキャンしたデータをNCマシンに入力して加工した作品らしい。表面の木目が不自然に粗いので、おそらくは加工終了後に敢えて木目を強調するような手彫りを加えているのではないか。

シンプルな人体像で真っ白ということで敬虔さ、祈りのような第一印象を与える一方で、近づいてみるとブロックの積み上げや市松模様の木目などその種の感情と相反する要素が表れてくる。両者の緊張感と不思議な調和が印象深い。面白いアプローチがあるものだな。

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2020年1月23日 (木)

殻ノ少女画展@アートコンプレックス・センター(2020/01/22)

今日の夕方は四谷三丁目で買い物をしたので定点観測のつもりでアートコンプレックス・センターに立ち寄った。奥の展示室が普段とは違う雰囲気でずいぶん賑わっていたので何かと思って覗いてみたら「殻ノ少女」というPCゲームで使われた原画やパッケージイラストなどの展示(そしてジークレー版画の販売会)だということが分かった。せっかくなので混雑にめげず見ていくことに。

この「殻ノ少女」はアダルトゲームということなんだけれど、展示されている作品にはそういうことをほとんど伺わせない。どちらかというとグロ系の表現のほうがExplicitだったかもしれない。イラストレーションとしての魅力の面では、正直なところこのギャラリーで展示される作家でイラストレーション寄りに振っている女性画と同程度くらい。ただ、ゲームありきのイラストだし、そのゲームもかなり濃い世界観を持っていることが絵に添えられた短い解説だけでもビシビシ伝わってくる(不勉強ながら今までアンテナに全く引っかからず噂も聞いたことが無かった)ので、絵だけを見てどうこう言うのは片手落ちなんだろうと思う。

今回の展示はファン向けの販売会という側面がメイン。一般向けに魅力を伝えようというものでは無かったし、上に書いたようにそれは難しいのだろう。ただPCゲーム、それもアダルトというのはある意味イラストとアートのクロスオーバーの極限でもあるし、面白いキュレーションの練り方もできると思うな。

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2020年1月22日 (水)

サラ・ベルナールの世界展@渋谷区立松濤美術館(2020/01/21)

今日は会社の有給消化で午後半休を取った。どこに行こうかな、と考え、行こうと思ったまま出かけられていなかった渋谷区立松濤美術館のサラ・ベルナールの世界展を見に行くことに。松濤美術館に来るのも考えてみれば数年ぶりになるな。家から遠いわけでもないし面白い展示をやっているのでもっと見に来ないとね。

サラ・ベルナール自身は基本的には美術作家ではなく女優さん。自身で制作した絵画や彫刻もあり展示されてはいるけれど、展示の中心は多くの作家が彼女をミューズとして制作した作品たち。そういった作家の中ではアルフォンス・ミュシャが何といっても有名だけれど、ルネ・ラリックもサラとの邂逅がメジャーになるきっかけだったそうで、加えて彼女をテーマに作品を制作した、という作家の作品がたくさん並んでいる。

そういう訳でミュシャやラリックの作品が並ぶ美術展として眺めても十分に楽しい展示だったんだけど、サラ・ベルナールについて知りたいなと思っていたのでその点についてはちょっと消化不良。展示内容だけでは彼女がなぜそれほど人気があり、作家たちからも敬愛、崇拝されていたのかが分からないんだよね。写真を見ても決して圧倒的な美人という訳ではない。男顔で、だからこそ男女問わない多くの役柄をこなせたんだろうけど。そしてポスターではどれもみんなサラ・ベルナールというスターの姿になっていて演じた役柄が後ろに下がっている気がする。キムタクみたいな感じと言えばいいかな。歌が上手く、カリスマ性があるのが人気の源だったそうだけれど。

そういったモヤモヤもあり久しぶりに図録を買った。謎は図録からおいおい解いていくことにしよう。

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2020年1月21日 (火)

山田博之「Tube 2」@スペースユイ(2020/01/20)

今日の夕方は今年最初のスペースユイに。現在開催中なのはイラストレーターの山田博之氏の個展。彼の個展は4年前に見て、とてもミニマムな表現なのに描いた対象の本質がぐいっと迫ってくるような迫力に唸った記憶がある。

今回のテーマは「波」。大きな波が崩れてトンネルになったところがペイント、ドローイング、コラージュとさまざまな手法で描かれている。会場に入ってぱっと目が行ったのがドローイング、波のぬめるような質感、波頭が崩れて泡になっている部分の独特の白さ、円形の海の姿など、WebをPCで見た時にも凄いと思ったのだが、会場で見た時のインパクトはそれ以上だった。作品を見ると、紙の上に絵の具で描いて、ということがはっきり分かり、例えばゼラチンシルバープリントの写真のようにモノとして特殊なテクスチャーを持っているわけでは無い。それなのになぜ、こんなに生々しい波の質感を表現できるんだろうか。

山田氏は今年でイラストレーター30周年とのこと。そういうベテランが描くイラストはこれほどの力を持つのか、と圧倒される展示。良いものを見ました。

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2020年1月20日 (月)

輝け!第一回壺1グランプリ@白白庵(2020/01/19)

今日の夕方は白白庵に。新春特別展の第二弾として開催されているのは壺の企画展。取り扱い作家による大小さまざまな壺が並ぶ迫力のある展示。

並んでいる壺は何らかの容器として使えるもの(骨壺なんてのもある)からオブジェ的なものまでさまざま。どれも陶としての魅力にあふれたものばかりなんだけれど、そういう会場の中にあると逆に「壺では無い意味」を追求した作品に目が行ってしまう。

その一つがフクモ陶器さんの作品。「意地でも実際の役に立たない作品」というのがコンセプトで、作品を見ても使えるだけではなく「使えてしまう」ことからも逃げよう逃げようとしているのが伝わってきて面白い、中でも驚きの声が出てしまったのが「壺中壺中壺中壺中壺」。壺の内側に何重にも壺が入って焼かれている(中の壺は一体になっていて取り出せない)作品で、何でこんなものを、という以前にどうやって作ったのか分からない。内側の壺を作ってから外の壺の中にいれてもう一度焼いて、というのを繰り返したようにしか見えないのだが、その割には発色が鮮やかで均一だし…。

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そしてもう一人、かのうたかおさんの作品。従来から壺の一部を焼くと無くなる素材にして空洞を作った作品「壺中天アリ」シリーズを代表作にしていた作家さんだが、今回は壺の形を針金状の粘土で構成した作品(3Dプリンターを意識した、とのこと)や、陶板の上にやはり針金状の粘土で壺の輪郭を線で表現した作品など、壺に対する思索が伺える作品が多かった。手ごろなサイズと値段の「壺中天アリ」が出展されていて、以前から欲しかったこともあり思い切って購入。

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イベントの茶会も奇天烈な内容でとても楽しかった。ぜひ多くの人に見て欲しい展示。

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2020年1月18日 (土)

ekoms presents 「cry for the moon vol.1」{nuance/クロスノエシス}@青山月見ル君思フ(2020/01/17)

今日の夕方は月見ル君想フに。今夜はクロスノエシスnuanceのツーマン。
 
nuanceはとても良質なアイドルらしいアイドル。ラップありちょっとオルタナっぽい曲ありベタベタのアイドルソングありでどの曲も良くできているし、ダンスのキレもしっかりしている。そういう基本がしっかりしているという意味でちょっとハロプロっぽい。会場のファンが一緒に声を出して体を動かして、というのを素直に楽しめるライブだった。
 
クロノスのセットの時には二階に移動して見下ろすかたちで眺めた。やっぱりいいダンスしてるなー、というのを実感。女の子が歌いながらコンテンポラリーダンスを踊るというフォーマットをかなり高い密度でやっているのがこの視点からだとはっきり分かる。歌わなければ、あるいはリップシンクにすればダンスの要素を濃くできるだろうけど、生歌を歌う意味がパフォーマンスの中にしっかり組み込まれているので今のフォーマットの完成度は高い。
 
来月のイベントではクロノスに新メンバーが参加して4人体制に戻るとのこと。どう変わるかたのしみ。
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2020年1月17日 (金)

feebee個展「公平な観察者」@清アートスペース(2020/01/15)

今日の夕方は清アートスペースに。現在開催中なのはfeebee氏の個展。神獣を日本画の手法で描く作家さんで、作品を初めて見たのは2年前のhpgrp GALLERY TOKYOでのグループ展。荒々しく描かれた神獣はエキゾチックなアジアンテイストを放っていて、日本画の手法とのコントラストが印象に残っていた。

今回は個展ということで展示されている作品も多く、サイズの大きな作品があったり版画作品も展示されていたりと多彩。テーマがテーマだけに大きい作品は迫力あるなーと素直に感心したり、黒と赤の二色刷りで神社のお札のように仕上げた作品が色彩によるエキゾチズムなしでも強い個性が感じられてへぇーと思ったり。

見ごたえのある良い展示でした。カフェを併設した居心地の良いスペースなので、ご興味のある方はぜひこの機会に。

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2020年1月15日 (水)

音と旅する鉱物展~九州大学総合研究博物館コレクション@三菱地所アルティアム(2020/01/14)

今日の午後は博多に日帰り出張。思ったよりも早く仕事が終わり、帰りに天神通りの地下街を歩いている途中に思い立ってイムズの三菱地所アルティアムへ。ここは尖った展示が多く福岡で好きなギャラリーの一つ。

現在展示中なのは九州大学総合研究博物館の鉱物コレクションに音楽を付けて展示するというもの。鉱物コレクションはとても面白く、業務上も関りがあるという個人的な理由からもへぇーの多い楽しい展示だった。

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これとか、植物の化石では無く単なるフラクタル画像だとか、信じられますか?

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一点気になったのは音楽との関りがあまり前に出ていなかったのが拍子抜けということ。普通に聞き流せる環境音楽になっていて、もっと異質感があるかと思っていた予測とも違い、また鉱物からどうやってこの音楽が作られたのかという説明もほとんど無かったのはちょっと淋しい。

ともあれ博物館的な鉱物展示としては普通に楽しめるものだし、大学のコレクションをこうやって一般の目に触れる形で展示するという取り組みも意義のあるものだと思う。意欲的な展示だったんじゃないかな。

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2020年1月13日 (月)

From Dung Basket to Dining Cart 呉冠中生誕百周年展@香港芸術館(2020/01/12)

この週末は香港に旅行に来ている。ホテルステイを中心にのんびりと過ごそうとあまり予定を入れていなかったら思った以上に時間を持て余してしまい、ホテルの近くにある香港芸術館を覗きに行くことに。

香港芸術館は尖沙咀の先端にある美術館。場所柄観光客向けの施設かと思っていたら本格的な美術館だったのに驚いた。いくつもの常設展示エリアがありしっかり鑑賞しようと思ったら半日はかかると思う。展示室の外側のオープンスペースは窓が広く取られていてビクトリアハーバーの眺めも素晴らしい。

開催されていた展示の中では呉冠中という作家の小企画展が良かった。中国の現代絵画の創始者だそうで、中国の伝統的な美意識がミロやモンドリアンと融合した、という雰囲気の作品が展示されている。個人的にも好みの雰囲気で、こういう作品と旅先で偶然に出会えるのは嬉しいな。

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2020年1月12日 (日)

2020 年明け作品展@アートコンプレックス・センター(2020/01/10)

今日は会社帰りに信濃町のアートコンプレックス・センターに。現在開催中なのは毎年恒例の取り扱い作家のグループ展。地下を除くすべての展示室にずらりと作品が並ぶ。

昨年展示を見たばかりで記憶に新しい作家の作品から、しばらく展示を休んでいた作家の復活展示まで、それぞれに見ていて楽しい。こういう取り扱い作家をずらりと並べた展示のおもしろさは、それぞれの作家の展示を見比べることができることだよね。ある作家の強い個性だと思っていたポイントが実は多くの作家が手がけていると気づいたり、あるいはギャラリーがどこに注目しているかの理解が変わったり。

現代日本のアートシーンの一つの前線を見せてくれるという意味では、ちょっとアートフェア的な部分もある展示。こういうジャンルの作品にはあまり興味がないなという人も見ておく値打ちがあると思いますよ。

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2020年1月 8日 (水)

「みえないかかわり」イズマイル・バリー展@銀座メゾンエルメス フォーラム(2020/01/07)

今日の夕方は銀座のメゾンエルメスに。ギャラリーのLe Forumではイズマイル・バリー展を開催中。チュニジア生まれで現在はパリとチュニスを拠点に活動している作家とのこと。

光を扱う作品ということでエレベーターを降りると会場全体がほの暗い。その中でぱっと目に入った作品は壁に刺したマチピンを糸でつないだ作品、と思ったのだが、どうも違和感がある。作品に近づいてしげしげと眺めてあっと声がでた。糸に見えていた部分はマチピンの影で、マチピンを刺す向きや角度を変えることで糸がつながっているような影を作っていたのだ。とても繊細で、でも知的でユーモラスな作品。

それ以外の展示作品も、映像、インスタレーション、オブジェ、ドローイングなど手法はまちまちながら、どれも繊細さと知的な厳密さを併せ持った作品ばかり。作品から感じ取れる繊細さは何となく日本のマイクロポップの作家たちに通じるものがあるんだけれど、知的な厳密さやそれを裏打ちする表現への意思が(良し悪しではなく)マイクロポップの作家たちと異なるところ。眺めていると自分が認知する世界が薄皮をむくように少しずつ広がっていくような感覚がある。

作品を見終えてエレベーターの前に戻ると展示スタッフから「もう少し展示があるのですよ」というアドバイスがある。実は展示エリアを薄暗くしている箱は部屋全体より少し小さく、箱の外側も展示スペースになっているのだ。この解放感も爽快で、実に良く計算されていると思う。

美術館の企画展に規模も内容も全然負けていない充実した展示。こういう展示をするからやっぱり外資系ブランドのギャラリーは凄いなぁ。

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2020年1月 6日 (月)

9人の眼-9人のアーティスト@渋谷ヒカリエ 8/CUBE(2020/01/05)

今日のお昼は横浜に出かけた帰りにヒカリエに立ち寄る。8階のギャラリースペースでは現代美術の企画展が開催されていた。「ヒカリエコンテンポラリーアートアイ」として数ヶ月ごとに開催されているもののようで(今回が13回目)、小山登美夫氏が監修している。

今回はアーティスト、アートコレクター、キュレーターという3つの立場から3人ずつ、計9人がそれぞれ1名ずつ推薦したアーティストの作品が展示されている。絵画、彫刻、写真という技法、非常にコンセプチュアルなものからモノとしての魅力に重心がかけられたものまで、出展された作品はさまざま。興味深い作品も多かったんだけど、それぞれの作家、作品を推薦した人の視点というところまではあまり考えが及ばなかったな。作品を鑑賞する力が問われる展示、だったんだと思う。

とっても硬派な現代美術展で、こういう展示がヒカリエのような商業施設で行われているのはとても意義深いと思う。小山登美夫ギャラリーはヒカリエから撤退したがこうやって現代美術の展示を継続してくれているのはありがたいことだな。

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2020年1月 5日 (日)

新春特別展「茶ノ湯コレクション二〇二〇」@白白庵(2020/01/04)

2020年最初のギャラリーは白白庵に。今年最初の展示は茶の湯をテーマにしたグループ展。とてもこのギャラリーらしいテーマで、個性の違う取り扱い作家の茶碗がずらりと並んだ様は壮観。グループ展なので個々の作家の作品はそれぞれ見たことがあるのだが、纏めて眺めることでそれぞれの作家が今の時代の茶の湯とは何か、その中で使われるうつわを自分はどう作るべきと考えているのかが改めて伝わってくる。並んでいる作品は茶道具だけという訳ではなく、銘々皿のような普段の食器として使えるものも含まれているのが個人的には嬉しい。

今年最初の展示ということでイベントも充実していて、週末はほぼ毎日なにがしかのイベントが開催されている。僕が訪問した時間には日本酒の飲み比べを開催中で、作品を見た後ほろ酔い気分になってギャラリーを出た。今年も良い年になりそう。

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