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2019年11月29日 (金)

TOWA TEI個展「GLUE SCISSORS」@hpgrp GALLERY TOKYO(2019/11/28)

今日の夕方は表参道で飲み会。駅に着いたら少し時間があったのでhpgrp GALLERY TOKYOに立ち寄った。現在開催中なのはテイ・トウワの個展。どうしてミュージシャンが?と思ったのだが、2011年からコラージュ作品を作り始めたとのこと。

会場にはコラージュの題材となったレコードジャケットと、それらを加工したコラージュ作品とが展示されている。題材となっているレコードジャケットはエロチックな、というか昭和の雰囲気漂う「お色気」という表現が似合う物ばかり。震災後に制作を開始したというからには何か思うところがあったのでは、と思うのだが、作品からは正直ピンと来なかった。

この「GLUE SCISSORS」というタイトルはアーティストの五木田智央と組むユニット名でもあるそうで、会場限定のソノシート付き画集やシングルも発売されている。ご興味のある方はぜひ。

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2019年11月25日 (月)

紺野真弓個展「Layers」@みうらじろうギャラリー(2019/11/22)

今日の夕方は紺野真弓さんの個展に。会場は小伝馬町にあるみうらじろうギャラリー。こちらは女性を描いたイラストレーションとハイアートのクロスオーバー的な作品を中心に扱うギャラリー。僕の大好きなジャンルなので以前から存在は知っていた(気になった作家さんの活動歴を見るとこのギャラリーでの個展・グループ展が頻繁に出てくる)が、足を運ぶのは今回が初めて。思っていたよりアクセスが良かったのでこれからちょくちょく足を運ぼう。
 
ギャラリーに入って作品を見渡した最初の印象は、ずいぶんシンプルになったな、というもの。展示作品に描かれているモチーフはほぼ少女とリボン、ぬいぐるみのみ。今回は会場に2015年以来の作品カタログが置かれていて、最初の個展の頃の作品と見比べることができたが、当時は背景もかなり精緻に描き込まれ少女たちが纏う衣装も凝ったものが多かった。
 
彼女の作品のデビュー当初からのテーマは、見られるものとして鑑賞者の願望に合わせて描かれた(リボンやぬいぐるみはその象徴)少女が、指先や目元、口元でわずかに自己主張をしようとしている、その両者の間の緊張だと感じている。この緊張関係を描くためにはなるべくモチーフやシンプルな方が良くて、実際に初期の作品とくらべてテーマがクリアに伝わってくると思う。商業イラストの分野でも活躍している作家さんなので、凝った背景や衣装はそちらの仕事で描ければよい、と考えているのかもしれない。
 
良い方向への進化が感じられる充実した個展だった。これからもハイアートと商業イラストの両方で活躍してほしいな。

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2019年11月22日 (金)

アンジュルム@ラクーアガーデンステージ(2019/11/20)

今日は久しぶりにフリーライブでも聞いて帰ろうかと思い、ラクーアガーデンステージに。今夜のライブはアンジュルム。フリーライブのスケジュールではよく見かける名前なので見たことがあるような気がしていたが、確認してみたらスマイレージ時代も含め見るのは今回が初めてだった。

ハロプロ系らしくいなたさがフレーバーになった楽曲や歌詞世界と、力いっぱいという表現が似合うダンス。サイリウム振ったり奇声を発したりする濃いファンが多かったこともあり、久しぶりにアイドルイベントらしいライブを堪能した。

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2019年11月20日 (水)

小林修写真展「司馬遼太郎『街道をゆく』の視点 歩いた風土、見抜いた時代」@フジフィルムスクエア(2019/11/17)

今日の夕方は六本木のフジフィルムスクエアに。今日の目当ては週刊朝日の連載「司馬遼太郎シリーズ」の挿入写真の展示。小林修という写真家がずっと担当してきたのだとこと。

展示エリアはそれほど広くないが写真の数は90点ほどと見ごたえがある。いずれも写真としての良さだけではなく、司馬遼太郎の作品の世界観と連動しているのが面白い。挿絵を見てこういう感覚を持ったことはあったが、写真でこのようなことが出来るのだ、というのは意外だった。

司馬遼太郎の作品は若い頃に読んでそのままになっていたが、読み返したくなったな。良い展示だった。

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2019年11月17日 (日)

津田友子個展「鎮守の森」@白白庵(2019/11/16)

今日の夕方は白白庵に。現在開催中なのは陶芸家の津田友子さんの個展。楽焼の作家さんなので手に取った時の軽さや柔らかい手触りがとても印象的で、いくつか作品を買って日々使っている。

今回も茶道具ら日々のうつわまで幅広い作品が展示されていた。なかでも目が行ったのはGardianというタイトルが付けられたオブジェの連作。牛の角というか細長いクロワッサンのような形の作品で、どうしてこの形なんですかと作家さんに伺うと、もともとは結界を意識して独鈷のようにまっすぐな形で制作していたのだけれど、自立すると面白いなと思って曲がったものも作ったのだとか。うーむ、こういう話は作家さんから聞かないと分からない。他には女優の秋吉久美子氏が京都府和束町のために企画したという器もあり、手記にちょうど良いサイズだったので一つ購入。

今回の展示期間中にはいろいろ面白い企画があり、中でも良いなと思ったのは陶板に呉須で名前を書いて表札を作ることができるというワークショップ。出たかったんだけど開催日の24日は大阪に帰省なんだよなぁ…。ご興味のあるかたは是非どうぞ。

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2019年11月15日 (金)

きよみずミチル個展「猫愛その六」@アートコンプレックス・センター(2019/11/14)

今日の夕方はアートコンプレックス・センターきよみずミチルさんの個展を見に。彼女は擬人化した猫の絵を描く作家さん。5年前にこのギャラリーでのフライヤーを偶然見つけてふらりと足を運んで、それ以来毎年個展を見に来ている。もう6回目になるのか。早いなぁ…。

きよみずミチルさんもさまざまな賞を受賞したアーティストとなり、今年の夏は青枢会の外務大臣賞を受賞されたのだとか、その受賞作品も今回展示されていて、深みのある表現で見ごたえがあった。

それ以外にも見ごたえのある展示で、キャリアの初期から知っている作家さんが成長していくのって嬉しいものだなぁと思う。グッズなども豊富なので、猫好きな方はぜひ。

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2019年11月13日 (水)

Jasper Johns: Usuyuki@Fergus McCaffrey Tokyo(2019/11/12)

今日の夕方は表参道のギャラリーFergus McCaffrey Tokyoに。現在開催中なのはジャスパー・ジョーンズの連作「Usuyuki」の展示

僕はジャスパー・ジョーンズといえばコテコテにアメリカンな作家だとばかり思っていて、1952年から53年にかけて朝鮮戦争中の米軍へのポスター・映画の作成のために仙台に駐留していたという話は知らなかった。彼はその後も日本との間に縁を持ち、日本のアーティストや刷り師とも交流をしていたそう。

《Usuyuki》シリーズは歌舞伎の演目《新薄雪物語》から取ったタイトルなのだそう。僕はこの演目の知識は無いのだけれど、シリーズに共通するクロスハッチングの文様はどこか雪の上に残された下駄の足跡のようで、そこに新聞の切り抜きがコラージュされたり、円形の印によってリズムが崩されたり、はたまた色遣いがちがったりと様々なバリエーションがある。ジャスパー・ジョーンズっぽいと言われればそう見えるし、でも知らなかった姿のようにも思える、魅力的だが不思議な作品たちだった。

ニューヨークに本店があるギャラリーならではの充実した展示で、これを小さなスペースでゆっくり見られるのは至福の体験。現代美術ファンならぜひ足を運ぶべきと思う。

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2019年11月10日 (日)

カイヒデユキ展2019-Tokyo Girl-@アートコンプレックス・センター(2019/11/08)

今日の夕方は信濃町のアートコンプレックス・センターに。今回気になったのはカイヒデユキという作家の個展。

会場には美しい女性を題材にした並ぶが、目を惹いたのは多くの種類の作風が試されていること。多くの作品は曲線を重ねてテクスチャーを出した上に彩色していく手法で描かれており、静脈の透けた柔肌のような独自の雰囲気を持っている。その一方でそれ以外にも水彩など様々な手法の作品も並ぶび、これぐらいの規模の作家の個展だと複数の手法での作品が展示されていても何となく作家の関心とか視点とかから来るつながりが出るものなんだけど、それがあまり感じられない。

はて、と思いつつ作家のバイオを見たら、作者は高校の美術の先生で教科書も多数執筆している方だったので納得。多彩な人というのはいるものだ。

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2019年11月 8日 (金)

山元彩香「organ」@void+(2019/11/07)

今日の夕方は久々に表参道のギャラリー、void+に。現在開催中なのはインディペンデント・キュレーターのカトウチカが企画するシリーズ展Unknown Imageの第1回。写真家の山本彩香の個展になる。

今回出展されている作品亜は映像作品が1点と複数の写真作品。いずれも東欧系らしい美しい女性が被写体になっているが、何とはなしの違和感がある。資料を読んでみたらこれらの写真は言葉の通じない外国に出かけ言葉を使わずにコミュニケーションをしながらイメージを共同で作成しているのだとか。僕が感じた違和感と直接関連しているかどうかは分からないのだが、そういうプロセスが醸し出す雰囲気があるのかもしれない。

表参道の駅からも近いし、とてもスタイリッシュで美しい作品ばかりで難しいことを考えなくても楽しめる。表参道でお時間があればぜひ。

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2019年11月 5日 (火)

常設展@藤城清治美術館(2019/11/02)

この週末は那須に旅行。宿の近くに藤城清治美術館があり、時間にも余裕があったので見ていくことにした。僕はこの種の観光地にある美術館にちょっと偏見を持っていたのだけれど、ここ藤城清治美術館はなかなか良かった。

影絵って特殊なアートなので、専用の設備で見ると引き立つんだね。製作年代は幅広いが分かりやすい作品が多く選ばれているし、再現されたアトリエも楽しい(制作に安全剃刀を使っているのは知らなかった)。個人的には西遊記の作品たちが作家のイメージと違って見に来た甲斐があった。

ミュージアムショップやカフェも良く、特にカフェはソファーや関連書籍が置かれた部屋がゆっくりくつろげる。那須に来る機会があれば立ち寄っても損が無い美術館だった。

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2019年11月 4日 (月)

新見麻紗子個展「器」@白白庵(2019/11/01)

今日の夕方は白白庵に。現在開催中なのは陶芸作家の新見麻紗子さんの個展。ここ白白庵の作家さんの中でも大好きで注目している作家さんの一人。とてもモダンで現代の生活の中にすっと馴染む雰囲気を持つ一方で、うつわの持つ歴史も踏まえていて、しかもそれば「バランスを取っている」という印象では無く、何か全然違う回路で接続されている、別の次元で計算されている、と感じる。

今回も茶道具から普段使いのうつわ(お値段も含め)まで幅広く展示されていたんだけれど、その中で目を惹いたのは発泡釉のうつわ。上に書いた通り僕は新見さんの器に「現代の生活の中にすっと馴染む」という印象を持っていたので、実用を拒むような発泡釉の作品を見てへぇっと思った。確かに見込みに溜まった釉薬が彼女の作品の見どころなので、チャレンジだってありうるよね。作家の作風を思い込みで見てはいけないと改めて感じる。

もちろん発泡釉ではない作品も展示されていて、今回は小皿を一つ購入。お浸しでも乗せて夕食に出してみたいな。楽しみ。

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2019年11月 3日 (日)

ひらのにこ個展『白光/白熱』@アートコンプレックス・センター(2019/10/31)

今日の夕方はアートコンプレックス・センターに。いくつか気になっていた展示があった中で一番「これは!」と思ったのはひらのにこ氏の個展。

展示されているのはとても淡い色彩で描かれている作品たち。どれぐらい淡いかというと、スマホのカメラではまともに撮影できないくらい。だけれども肉眼で見てみると引き込まれるような存在感がある。少女を淡く描くということが、これほど強い表現になるのか。表現の可能性というものに目を開かれた思いがした。

会場には画集とポストカードも展示されていて、それらはそれらで魅力的なのだけれど、やはり展示されている肉筆作品が素晴らしい。そして展示作品を印刷で再現するのは淡い色彩ゆえにとても難しいだろうと思う。デジタル制作が当たり前の時代、こういう作品を作る人はやっぱり凄いなぁ。

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