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2007年5月12日 (土)

村上隆個展@Gagosian Gallery(2007/05/10)

今回のニューヨーク訪問での最後のギャラリーは村上隆の個展。確かニューヨークから帰国する直前、彼がBrooklynのファクトリーを閉じて日本に戻ったという記事がニューヨークの新聞に載っていて、今はどんな作品を作っているんだろうということに興味があって足を運んだ。

Gagosian Galleryのアッパーイーストサイドの展示スペースはビルの2階分を使った広めのスペース。今回の個展はそれぞれの階の半分ずつを使った2部構成となっていた。第一部はお花に目と口が付いている例のキャラクターを使ったもので、同一のイメージを色だけ変えてずらっと並べている。題材が花ということもあり、僕は真っ先にウォーホルの連作を思い出してしまった。

で、第二部は、なんとびっくりというか達磨の肖像画。もちろん彼の作品なのでスーパーフラットなタッチで描かれているのだが、明らかに筆で書いた墨の飛び散り方を意識したものになっている。現在Japan Societyで開催中の禅画の展覧会に合わせたのだろうか。

出来栄えは、正直「うーん」とうなってしまうが表現者としては誠実なのかもしれない。彼のインタビュー記事を以前に読んだときに、アメリカに留学する前は色々な表現手法を食い散らかしていたが、アメリカに来て描くべきものが見つからず悩みぬいた末に綾波レイを描き始めたのが今のスタイルの原点だ、という言葉が印象に残った。そういう意味では、Hi Hi Puffy AmiYumiというアニメが作られるほど日本のサブカルチャーがアメリカに受けられている現在、今までのスタイルを続けていくことに意味があるのか、と悩み、その解答の一つとして禅画にたどりつくというのはある意味とても判る気がする。

しかし、今回行ったギャラリーはほとんど行き当たりばったりだったのだが、最後の村上隆展できれいに一本の線に繋がったのには自分でもびっくり。何かの縁だったのか、あるいはニューヨークのアートシーンでの問題意識とたまたまシンクロしていたのか。

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