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2006年10月22日 (日)

Liu Ye@Sperone Westwater Gallery(2006/10/21)

ギャラリーに出かけるのは7月末のLisa Alisaから3ヶ月ぶり、Chelseaに出てくるのは半年ぶりくらいになる。以前にも書いたと思うが、音楽は切れると即座に禁断症状が出るのだが(笑)、美術作品は切れてもすぐには自覚症状が出ないままずるずると知的活力が下がっていってしまう。

最近も慌ただしい夏からそのまま論文執筆モードに入り、気持ちの余裕が持てずにギャラリー街から足が遠のいていた。今週末は論文を構成から変える必要があり、思い切って気持ちをリフレッシュしようとチェルシーに出かけてみたら、いくつかギャラリーを廻っておなかいっぱいになって時計を見ると1時間ちょっとしか経っていなかった。ほんともう、思い切れば時間は大した負担じゃないんだよね。

で、今週末の収穫はLiu Ye。名前から想像できるように中国人で、漢字では劉野と書く。中国本土生まれで現在も北京在住の40歳の男性だ。作品をぱっと見て「あっ奈良美智」という感想を持つ人は多いのではないかと思うが、他の作品も並べてみると別の印象もある。ミッフィーもどきのウサギのぬいぐるみが出てきたり、少女がモンドリアンの絵を眺めていたりと、何と言うか最近の日本人より自分と西洋のアート(ハイアート・ポップアート併せ)との距離感に敏感、それも自意識過剰と思えるほどに独特な距離感を持っている。今のアジアの現代美術の魅力の一つはこの距離感をいかに出せるかだと僕は思っていて、その意味では注目すべき作家だと思う。
というか、イラストとして充分以上に機能するから、そちらの方から日本に紹介されるかもしれないな。

Liu_ye

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