2020/02/24

RFID World Watcher Monthly January 2020

今月は年明けということで例年通り記事が少な目。その中でも事例はUHFパッシブを利用したものが多く取り上げられていました。


RFID World Watcher Monthly January 2020 (PDF形式、205KB)

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2020/01/29

RFID World Watcher Monthly December 2019

12月のRFID Journalは複数の休暇を挟むのでもともとの記事が少なめ。その中でも会社動向的な記事が多く、製品やユースケースの記事は少なめでした。この月のニュースで一番大きなものは、やはりAvery Dennison社によるSmartrac社のRFID事業買収でしょうか。

RFID World Watcher Monthly December 2019(PDF形式、207KB)

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2019/12/30

2019年RFID十大ニュース

今年のRFID関連のニュースは久々に豊作で、重要ニュースが10本集まった。技術分野ではAppleのUWB採用など実用レベルの技術での大きな動きがあり、ユースケースではフットウェアなどの新たな業界が注目された。ベンダー側ではAvery DennisonによるSmartracRFIDインレイ事業買収によりいよいよゴリラ企業が登場することになる。来年はこれらが更に面白い方向に展開してくれればと願う。


(1)UWBに注目集まる(iPhone 11のUWB採用)

今年最も注目度が向上したRFID技術は何といってもUWBだろう。UWBは超広帯域に低出力で信号を創出する技術であり、実は10年以上前から商用化がなされていてそれなりの歴史がある(RFID a GoGo!:UWB RTLS)。普及速度は早くなく、じわじわとユースケースを積み上げながら業界で標準化が進められてきたが(例えば標準化団体UWB Allianceが今年発足した RFID Journal:UWB Alliance Aims for Interoperability)、今年注目を集めた理由は何といってもiPhone 11での採用。入射角(AoA)技術を利用し、他のiPhoneや紛失防止タグAirTagの所在を±3°の測角性能と±10cmの測距性能で検出できるという能力はスマホの測位アプリの世界を変えることは必至で、注目を集める意味がある。iPhone 11に搭載されるUWBタグはアップルの独自開発だがNXPも同レベルの機能を開発しており(NFC World:NXP unveils NFC, UWB and secure element chipset)、Androidなど他社の製品への展開も期待できる。

(2) UHFパッシブRFIDを利用した高精度測位ソリューション

UHFパッシブRFIDタグの読み取り信号の高度な解析(例えばマルチパス信号の積極的な解析)を行うことで従来は特殊なアクティブRFIDタグを使わないと取得できなかった情報を取ろう、という動きは2018年から出ていたが、2019年はその分野でのフォーカスが測位に絞られてきた感じを受ける。MIT、ミシガン大、ワシントン大といった有名大学が基礎研究に軒並み取り組んでいる(動いている物体の位置をRFIDタグ無線技術で高精度に測定 MITが発表、ロボットやドローンに応用RFID Journal:University Research Tracks Everyday Activities via RFID)ほか、具体的な応用事例としてUHFパッシブRFIDタグを複数貼付した手袋(もしくはシール)をPC操作デバイスとして利用するという研究が出てきている(タトゥーのように貼り付けて使える指先入力デバイス! RFIDタグ搭載でバッテリー不要)。従来のパッシブRFIDとは少し違うジャンルの用途だが、RFIDの利用分野を広げるものだと思う。

(3) エコタグの普及

環境意識の高いアパレル業界での普及が進むにつれ、RFIDベンダーは「グリーンな」タグを供給することが求められるようになった。ここで言う「グリーン」とは、サブスレートにPETではなく紙を用いること、アンテナには銅などの重金属を用いないこと、製造プロセスをなるべく環境負荷の低いものにすること、などが含まれる。Smartrac、Stora Enso、SMLといった大手のベンダーが相次いでグリーンタグに対応しており(RFID Journal:Smartrac to Sell Its Smallest Green InlayRFID Journal:Stora Enso Releases Paper-Based Sustainable LabelsRFID Journal:SML Offers Sustainability With New Products)、世界的もこの流れが進んでいくのだろう。

(4) RFID業界にゴリラが誕生

RFID業界にはデファクトスタンダードを自ら作ることができる企業(ジェフリー・ムーアの言う「ゴリラ」)が存在しないことがキャズム越えを阻んでいると言われてきたが、Avery DennisonがSmartracのRFIDインレイ事業を買収することでまずハードウェア分野でゴリラが誕生することになった(Smartrac to Sell its RFID Inlay Business to Avery Dennison)。ただゴリラ企業の意義はトータルソリューションを提供することでマジョリティ企業を安心させること。Avery Dennisonはゴリラとしての地位を生かして他企業と提携しトータルソリューションを提供することが期待される。

(5) フットウェア業界へのRFIDの普及

業界としてRFID導入がもっとも進んでいるのはアパレル業界だが、今年はフットウェア業界でのRFIDの利用のニュースが目立った。NIKEが出荷したフットウェアのほぼすべてにRFIDタグを貼付するようになった(RFID Journal:Authentic Feet Manages Nike Stock via RFID)ことや、Pumaがニューヨークの旗艦店でRFIDを導入し在庫管理と顧客体験提供に活用している(Essential Retail:Puma flagship enabled by RFID and new retail technology)ことなど、大きな動きが一気に出てきた感じがある。在庫管理などの面でRFIDとの相性が良い製品ではあるだけに、このペースで普及が続いていくことを期待したい。日本でもシティーデジタルが偽造防止のためにRFIDを試験導入したというニュースが出てきている(シティーデジタル社のRFIDタグが、12月20日よりスニーカーショップ「アトモス(atmos)」にて試験運用開始!)。

(6) 航空業界でのRFID利用広まる

IATAによる航空手荷物追跡管理のためのRFID利用の義務付けが近づく中(RFID Journal:IATA Mandates RFID Use on Baggage for Airlines, Airports)、航空会社とベンダーは共にRFIDの利用を広げている。興味深いのは手荷物タグそのものではなく周辺分野での利用も広がっていること。ブリティッシュ・エアウェイズや中国東方航空、中国南方航空はタグ情報をBluetoothで描き込むことができる電子ペーパー搭載の再利用式手荷物タグを販売しており(RFID Journal:British Airways Offers RFID Luggage TagChina Daily:Two airlines to use e-tags at Daxing Intl Airport)、アメリカン航空はパスポート情報をNFC対応スマホで読み取り空港でのチェックインを行う機能の提供を開始した(アメリカン航空、アプリでパスポートスキャン可能に NFC活用、空港では直接ゲートに)。個人的にはこの種の動きが日系キャリアにも広がってほしいところ。

(7) コンビニRFID計画の進展

経産省肝煎りのコンビニRFID計画はいくつかの面で展開を見せている。2月にコンビニ・ドラッグストアで実証実験を行い、その結果を公開したこと(ICタグ(RFID)を活用したサプライチェ-ンの効率化に向けた実証実験の成果報告)、がコンビニRFID計画のサポートを拡大するとのプレスリリースを出したこと(Impinjがコンビニ、ドラッグストアの電子タグ導入推進サポートを拡張)、電子レンジ対応タグ、1枚4円(1ロット1億円の場合)の低価格タグの発表など。ただこの計画の肝はプリンテッドタグの実用化とそれによるソースタギングで、その部分については報道がほとんど見られなかったことは留意する必要がある。

(8) RFID対応超小型無人コンビニ

Amazon Go!とその中国版ワナビーのブームが終焉した裏で、RFIDに対応した超小型無人コンビニ(本体は自動販売機サイズ)への注目が密かに高まっている。世界的にはStora Ensoがヨーロッパや中国でトライアルを行っているが(RFID Journal:New Retail Kiosk Enables RFID-based Sales)、ビジネスモデルとしては日本の「600」の方がずっと洗練されていると思う(日経クロストレンド:超小型無人コンビニが東京でひそかに増殖 狙うは10兆円市場)。超小規模商圏のデータを取るために小型化し、そのオペレーションを可能にするためにRFIDを選ぶというアプローチはニッチを掴むための王道だろう。まだ普及期に入ったとは言えないだろうが今後の展開に注目していきたい。

(9) NFCのB2C展開の強化

AppleがNFCのリーダー機能の制限を解除したことを受け、決済以外のスマホでのNFC利用が広がりつつある。従来はこの分野でのNFC利用は勝手アプリ的に使われていたが、NFC Forumはこの分野での利用の標準化や広報に積極的に取り組んでいくと述べている(RFID Journal:NFC Forum Aims to Popularize Taps)。日本でもJR東日本やソニー、大日本印刷がアクアビットスパイラルズのタッチ対応サービスの共同技術検証を開始する(JR東日本など、NFCタグで各種タッチ対応サービスを技術検証--交通や決済で活用へ)するなど、メインストリームへの本格進出が期待される。

(10) NFC決済の日本での普及

その一方で、オリンピックを控え日本でのNFC(非Felica)決済も着実に普及を広げている。VISAカードの多くがタッチ決済機能を導入するようになり、店舗側では「すき家」などゼンショーグループ各店舗がNFC非接触決済を導入した(ゼンショーグループ各店舗で非接触決済が利用可能に!キャッシュレスの選択が広がり、お買い物がますます便利で快適に)。今まで対応の遅れていたスマホでも、三菱UFJの独自アプリに続きGoogle Payでも一部デビットカードでNFC決済が可能になった(ITmedia Mobile:Visaデビットカードが「Google Pay」に対応 一部カードでタッチ決済が可能に)。今後は一般のクレジットカードにもスマホでのNFC決済対応が広がっていって欲しい。

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RFID World Watcher Monthly November 2019

11月のRFID Journalで気が付いたのはサステナビリティ対応のUHFパッシブタグの記事が3社(Stora Enso、Smartrac、SML)含まれていたこと。この分野での変化が早くなっているだろうことに気づかされます。他にもUWBの記事やSIMを使ったIoTがらみの記事もあり、バラエティに富んだ内容になっています。

RFID World Watcher Monthly November 2019(PDF形式、230KB)

 

 

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2019/11/28

RFID World Watcher Monthly October 2019

10月のRFID Journalはやや事例記事が少なめで、新製品発表の記事が多くなりました。単体測位ができるUWBチップなど面白い新製品も含まれているので、これらが早く事例に広がってほしいところです。

RFID World Watcher Monthly October 2019(PDF形式、207KB)

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2019/10/14

RFID World Watcher Monthly August/September 2019

9月は多忙のため更新ができませんでした。申し訳ありません。ニュース自体はその期間も少ないわけでは無かったので今回のボリュームは多めです。航空手荷物関係の記事が増えたほか、靴業界の記事が急に増えたのが興味深いです。


RFID World Watcher Monthly August/September 2019(PDF形式、311KB)

 

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2019/08/18

RFID World Watcher Monthly July 2019

今月気になった記事はIATAの手荷物RFID導入に関する決議。その後もちらほらと航空会社などによる導入のプレスリリースが続いており、航空業界全体として現状どのようなステータスになっているのかまとまった記事がそろそろ読みたいなと思っています。他にもRFIDロボットなど興味深い記事が並びました。

RFID World Watcher Monthly July 2019(PDF形式、222KB)

 

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2019/07/13

RFID World Watcher Monthly May/June 2019

6月は出張に出ていて発信ができなかったため2ヶ月分の合併号にしました。すみません。RFID Journal LIVE!の直後の記事が入っており、商品紹介の記事の比率が高くなっています。

RFID World Watcher Monthly May/June 2019(PDF形式、207KB)

 

 

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2019/05/27

RFID World Watcher Monthly April 2019

今月はRFID Journal LIVE!の開催があり1週休刊だったため記事は少なめ。タイミング的にハードウェア新製品の記事が充実しています。

RFID World Watcher Monthly April 2019(PDF形式、222KB)

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2019/04/13

RFID World Watcher Monthly March 2019

RFID Journal LIVE!の開催を目前に控えたタイミングで、ハードウェアやソフトウェアの新製品関連記事が多数掲載された月でした。NFCやBluetoothの新規格の記事もあり、盛りだくさんです。

RFID World Watcher Monthly March 2019(PDF形式、245KB)

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