« RFID Journal 抄訳 2020/03/06号 | トップページ | RFID Journal 抄訳 2020/03/20号 »

2020/03/13

RFID Journal 抄訳 2020/03/13号

今週興味深かったニュースはUWBを用いた家庭向けRTLSソリューション。高齢者やペットのリアルタイム追跡が用途です。アクセスポイントで三点測量を行うタイプのようで、Appleが投入した製品とはアプローチが違いますが、高精度のRTLSを家庭に導入、という面では共通します。両製品で同一のタグを使えるようになると普及が進みますね。

Wiser1

今週の特集記事はRFIDとブロックチェーンを組み合わせたサプライチェーンビジビリティ。錚々たる企業が参加していますが、記事の内容から見るとかなりコンセプト的なものだったようにも読めます。ホワイトペーパーが出ているようですのでそれを読んで判断、ということでしょうか。

今週の編集後記はRFID/IoTに係る用語の変遷。過去記事データベースを使い、Internet of Thingsという用語が普及し始めたのは2012年からとか、興味深い話が書かれています。

なお、元記事はこちらになります。

Polk County Fire Rescue Saves $40,000 Monthly via RFID

フロリダ州のポーク郡消防署は薬品や器材の在庫管理にRFIDを利用しています。利用する薬品の中には消費期限が短いものがあり、期限切れで廃棄されるものが発生していました。RFIDを利用することで、これら薬品の消費期限切れを防ぐことができ、また複数の拠点での在庫を融通しやすくなることで在庫量を削減できるので、月に4万ドルの節約が可能になります。利用する技術はUHFパッシブで、救急車ごとに1台のRFIDリーダーが搭載されます。

UWB Enters Home With System That Tracks Pets, People and Things

Wiser Systems社はUWBを用いた家庭向けRTLSソリューションを開発しています。このソリューションは電池式タグとUWBアクセスポイントを組み合わせたソリューションで、高齢者やペットの見守り、PCなどの大型機材の所在確認などが想定されています。このソリューションは今年中にスマートホームベンダーとの提携でテスト版がリリースされる予定です。

Energy Company Testing Passive RFID Sensor for Equipment

Asygn社は歪みセンサーや温度センサーを接続できるUHFパッシブタグ向けチップAS321Xを開発しました。匿名の電力会社がこのチップを搭載したタグで機械の稼働状況チェックを行うトライアルを実施中です。

Via Onda Announces New Reader and Tag Made in Brazil

ブラジルのRFID機器メーカーVia Onda社はブラジルで製造されたリーダーとタグの新製品を発表しました。

RFID News Roundup

  • Avery Dennison社がSmartrac社のRFIDビジネスを吸収。RFIDブロッキング素材を導入。
  • Confidex社が大量物流向けのRFIDラベルを発表
  • Semtech社がHelium社とLoRaWAN IoTネットワークを展開、LoRa IoTの新ソリューションを提供。
  • Zebra Technologies社がPortable Technology Solutions社と提携
  • Insight SiP社がUWBとBLEの統合無線モジュールを発表

A Many Splendored Internet of Things

RFID Journalの過去記事データベースによると、Internet of Thingsという言葉が最初に登場したのはKevin Ashton氏の1999年のコラムですが、広く利用されるようになったのは2012年からです。またRFID Journalの2002年の最初の記事はICカードであり、その時点では個品にRFIDタグを貼付して管理するのは未来の話だと考えられていました。

McDonald's, Starbucks Focus on Reusable Cups

McDonald's社やStarbucks社はカップの再利用プロジェクトNextGen Cup Challengeというプロジェクトを進めています。このプロジェクトは顧客がプラスチックのカップを購入し、店舗で受け取って飲み終わって指定の回収場所に戻すことで、次回も自分が購入したカップが利用できるというものです。このプロジェクトではカップの識別にRFIDとQRコードを利用しています。

RFID and Blockchain Bring Shared Visibility to Supply Chain(有償記事)

オーバーン大学のRFIDラボはRFIDとブロックチェーンを組み合わせてサプライチェーンビジビリティを提供する実証実験を行いました。この実証実験には製造側でNike、PVH Corp.、Herman Kayの3社、小売り側でKohl's、Macy'sの2社がそれぞれ参加しました。実証実験の結果はホワイトペーパーとして公表されています。

|

« RFID Journal 抄訳 2020/03/06号 | トップページ | RFID Journal 抄訳 2020/03/20号 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« RFID Journal 抄訳 2020/03/06号 | トップページ | RFID Journal 抄訳 2020/03/20号 »