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2020/01/29

RFID World Watcher Monthly December 2019

12月のRFID Journalは複数の休暇を挟むのでもともとの記事が少なめ。その中でも会社動向的な記事が多く、製品やユースケースの記事は少なめでした。この月のニュースで一番大きなものは、やはりAvery Dennison社によるSmartrac社のRFID事業買収でしょうか。

RFID World Watcher Monthly December 2019(PDF形式、207KB)

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2020/01/26

RFID Journal 抄訳 2020/01/24号

今回印象に残った記事はアルゼンチンでの国民IDカードのスマホへの取り込み。読み取りがNFCではなくBLEというのが興味深いです。NFCだと対応スマホが限られるとかの事情なのか、あるいは遠距離読み取りがユースケースで想定されているのか。

救世軍の社会鍋がNFC支払いに対応したという話、これもご時世なのかという感じで面白いですね。Edyでお賽銭が支払える、という感じでした。

Roundupにはサトーと村田製作所が登場。日本企業が登場すると励みになります。

なお、元記事はこちらになります。

Hospital Prevents Contamination and Gains Efficiency via RFID

アルゼンチンのSanatorio Finochietto病院ではRFIDによる制服とシーツの管理を行っています。管理対象は約8万個で、Telectronica社がソリューションを導入しました。このソリューションにより紛失が減少すると共に適切に洗浄されていない制服やシーツが利用されるリスクが低下しました。

Holiday Donors Use NFC for Salvation Army Kettle Pay

アメリカの慈善団体Salvation Army(救世軍)は街頭募金で利用する社会鍋でApple PayとGoogle PayによるNFC支払いに対応しました。これはBraintree社のオンライン支払いソリューションを活用したもので、募金者が救世鍋の横の看板に貼付されたNFCタグをタップすることで支払い画面が開き、金額を指定して募金を行います。このソリューションはシアトルなどでトライアル導入され、このクリスマスシーズンに全国展開されました。

Transport Companies in Miami, Philadelphia Opt for Contactless Payments

公共交通機関でのNFC非接触決済の利用が広がっています。フィラデルフィアでは地下鉄やバス、マイアミではバスで、それぞれNFC対応が開始されました。

Digital IDs Accessed on Smartphones via BLE

アルゼンチンでは国民IDカードをスマートフォンに取り込むソリューションが利用されています。このソリューションはHID Global社のgoIDを活用したもので、ID情報はスマホとリーダーの間でBLEで送信されるため、セキュリティが確保されると共に携帯電話が通じない場所でも利用が可能です。

RFID News Roundup

  • 村田製作所が工具向けの金属タグを発表
  • サトーがRFIDラベルプリンターの新製品を発表
  • Schreiner MediPharm社がRFIDラベルやサプライチェーンセキュリティソリューションを発表
  • STMicroelectronics社がLoRa IoT向けのSoCチップを発表
  • Bluebird社がIoT、RFIDの新製品を発表
  • NFC Forumがエラーの多い環境での通信を改善する新規格を公表

What Problem Does Your RFID Product Solve?

多くのRFIDスタートアップ企業は自社の製品が技術的に優れていることがセールスポイントになると考えていますが、実際にセールスポイントになるのはその製品が顧客のどのような問題を解決できるかです。

Get Ready for Real Smart Packaging

デジタル印刷技術の発展により、企業は製品のパッケージを消費者とのコミュニケーションメディアとして活用できるようになりました。

Texas Hospital Expands RFID-based Condition and Asset Management(有償記事)

テキサス州で複数の病院を運営するCovenant Health System社は、食品や医薬品の保管温度・湿度をRTLSと連動させて取得するソリューションを導入しています。このソリューションはTagnos社が開発したもので、WiFiと独自プロトコルの900MHzアクティブRFIDを併用します。

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2020/01/19

RFID Journal 抄訳 2020/01/17号

今週興味深かったのは店舗内の商品の所在をハンドヘルド機器を用いてマップに表示するソリューション。AI技術を用いて単体で店舗マップを生成することができるようです。

サトー、ヤマトグループ総合研究所、ドローンメーカーのAeroLion社が行った倉庫内利用向けのRFIDリーダー搭載ドローンの事例も面白かったです。まだ実証実験の段階とのことですが、早く製品が出てきて欲しいですね。

Aerolion1

特集記事はRFID業界の主要企業へのインタビュー。読む値打ちのある記事だと思います。

なお、元記事はこちらになります。

RFID Tracks Oil and Gas Equipment As It Is Rented and Returned

石油ガス器材のレンタルを行うRedback Energy Services社は器材管理にRFIDを利用しています。同社はUHFパッシブRFIDタグを器材に貼付し、ハンドヘルドリーダーで読み取ることで棚卸し、入出荷管理、ガイガーカウンター機能による倉庫内での器材の発見などに利用しています。ソリューションはA2B Tracking社が開発し、ハンドヘルドリーダーにはZebra Technologies社のRFD8500を利用しています。

AI, RFID Technologies Point the Way to Tagged Inventory

StealthMatrix社は店舗内の商品の所在をハンドヘルドデバイスで検索するためのシステムを開発しました。このデバイスはAIを用いて周囲の画像から店舗の3Dマップを作成し、そこにUHF RFIDタグの読取結果の位置をマッピングすることができます。現在このソリューションはマンハッタンの匿名の百貨店でトライアルが行われています。

RFID Saves Auto Parts Factory Money on Raw Materials

ブラジルの自動車部品メーカーR2A社は工場での製品管理にRFIDを導入しました。採用した技術はUHFパッシブRFIDで、出荷の正確性を確認することが最大の目的でしたが、製品のピックアップ支援にも活用されています。

RFID Reading Drone Tested in Asia Warehouses

サトー、ヤマトグループ総合研究所、ドローンメーカーのAeroLion社の3社はドローンを用いて倉庫内でUHFパッシブRFIDタグの読取を行う実証実験を行いました。ドローンを用いてRFIDタグを読み取る製品は市場に存在しますが、大型のため倉庫内での利用には適していません。今回利用されたドローンは搭載重量1キログラム、フットプリント70センチメートルで、作業員が片手で持ち運べます。実証実験はタイとシンガポールで行われ意図した結果が得られました。今後は製品の発売に向けて調整が行われる予定です。

RFID News Roundup

  • IntelliGuard社とEpic社が麻酔科医向けのRFID在庫管理システムを発表
  • マレーシアでTouch 'n Go社の高速道路料金システムが稼働
  • Tencent Cloud社とSTMicroelectronics社が中国のLoRaWAN IoTプラットフォームで提携
  • Resideo社がZigbee Allianceのボードメンバーに参加
  • Industrial Internet Consortiumが産業向けIoTのファシリテーションサービスを開始
  • SiFive社とCEVA社がIoT向けの機械学習プロセッサーを発表

Is This the Year of Artificial Intelligence?

2020年はAIにますます注目が集まりそうですが、AIが正しい結果を出力するためには現実世界の正しい情報を入力する必要があり、そのためにはRFIDを用いた情報の取得が重要になります。

The Coke Example

Coca-Cola社は産業廃棄物削減のためにIoT技術を用いたさまざまな取り組みを行っており、包装業者は同社のような取り組みを新たな事業機会と考えています。

RFID Industry Predicts Growth, Diversification(有償記事)

RFID業界の主要企業に今後の業界の展望につき意見を聞きました。昨年RFIDはアパレルを中心に成長しましたが、今後は成長のドライバはヘルスケア、製造業、航空などに多様化していくと期待されます。

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