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2019/07/27

RFID Journal 抄訳 2019/07/26号

今週気になった記事は特集記事でのIHL Services社の社長インタビュー。小売業でのRFID利用について深い洞察が書かれている記事で、そのジャンルの関係者は課金してでも読む価値があると思います。

RFID Journal LIVE!のご意見募集。参加していない方でも構わないそうなので、何か思いがある方は送ってみましょう。RFID Journal LIVE! Japan(もしくはAsia)を開催してください、とか、送ってみようかな。

なお、元記事はこちらになります。

FID Data Helps Power Schneider Electric's Smart Factory

Schneider Electric社はケンタッキー州に同社初のスマートファクトリーを立ち上げました。この工場ではラックやパレットにHFパッシブタグが貼付され、それぞれの位置やステータスがシステムに取り込まれます。同社は自社開発のEcoStruxureソリューションでこれらの情報を分析しています。

RFID Automates Witness Program for Narcotics Disposal

アメリカでは手術の際に利用される麻酔薬の管理が厳格に定められています。IntelliGuard社は同社の麻酔薬管理棚にUHFパッシブリーダーを設置し、UHFタグを貼付した薬瓶と併用することで、必要な情報の記録と異常の検知を自動的に行うソリューションを開発しました。

Sensemetrics, DHI Offer IIoT Solutions for Mine Water Operations

Sensemetrics社とDHI社は共同で鉱山の排水処理を行う産業向けIoTソリューションを開発しました。

Confra Lovers Invests in the Customer Experience

ブラジルで仮説移動店舗を展開するConfra Lovers社はRFIDを導入することで顧客体験を向上させています。同社は商品にRFIDタグを貼付して決済を行い、店を出た後にお礼のメールを顧客に送信します。ソリューションはActiva-ID社とRFID Moura社が開発しました。

RFID News Roundup

  • Smartrac社とCompass Marketing社が小売り向けスマートラベリングで協業
  • 中国東方航空が上海空港でRFID手荷物タグを導入
  • Swift Sensors社がZebra社のPartnerConnectプログラムに参加
  • iDTRONIC社がフォークリフト向けのRFIDソリューションを発表
  • MachNation社がIoTデバイス管理のスコアカードを発表
  • Element Materials Technology社がZigbee Allianceの認証テストを提供
  • Ericsson社とTelia社がIoT専用の携帯ネットワークのパイロットを実施

Give Us Your Feedback

来年のRFID Journal LIVE!をよりよいものにするため、参加者からのご意見を募集しています。プログラムの全体的な長さや個別の要不要など、編集長までメールを送ってください。

IoT: The Fourth Industrial Revolution

IoT戦略の策定のためには、データとセキュリティからインフラストラクチャとハードウェアまで、カバーすべき多くの内容があります。戦略策定に当たっては、自社が提供でき、顧客が望んでいる価値を把握することが最初に行うべき作業となります。

Promise Lies in BOPIS for Retailers With RFID(有償記事)

小売調査会社のIHL Services社は、RFIDはそれだけでは在庫の問題をすべて解決することはできないが、BOPISを可能にするなどの重要な変化をもたらすと述べました。

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2019/07/20

RFID Journal 抄訳 2019/07/19号

今週気になったのはドイツのアパレル小売でのRFID棚卸ロボット大規模導入。最近はあまり記事を見なくなったので失速したのかと思っていたのですが、導入が進んでいるところでは進んでいるのですね。全般的な導入状況についての最新の調査記事など読んでみたいです。

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プリエンコードしたRFIDカードの販売は面白いアイデアだと思いました。日本でも需要のあるサービスだと思いますが、どこかでやっている会社はあるのでしょうか。

なお、元記事はこちらになります。

Adler Modemarkte Rolls Out RFID Robot Across 45 Stores

ドイツのアパレル小売りチェーンAdler Modemarkte社は店舗の棚卸にRFID棚卸ロボットを導入しています。同社が導入しているのはTORY社のロボットで、現時点で20店舗に導入、2021年末までには全175店舗に導入を予定しています。

Wide Rollout of IoT Soil-Moisture Sensors in the Works

土壌センサーメーカーのSensoterra社はIoTベンダーのKerlink社と提携し、LoRaWANで通信を行う土壌水分センサーソリューションの提供を開始しました。

RFID Paper Turns the Page on Label and Card Printing

ロシアのRFIDベンダーISBC Group社はRFID Paperというサービスを開始しました。これはRFIDタグを内蔵し、データをプリエンコードした紙のカードで、顧客はこのカードにオンデマンドで印刷を行うことができます。

IoT Automates Rail Brake Testing for Logistics Firm

ヨーロッパの鉄道管理会社CFL Multimodal社は中国とヨーロッパを結ぶ貨物列車のブレーキの検査時間を短縮するためにIoT技術を導入しました。このソリューションは各車両に設置されたセンサーをメッシュネットワークで接続し、ゲートウェイがGSM経由でクラウドにデータを送信します。同社はこのソリューションを列車の運行状況や貨物のステータスなどさまざまな情報を取り扱えるプラットフォームに拡張していく計画です。

Smart Security Vehicles Leverage IoT to Capture and Share Data

警備会社のBrosnan Risk Consultants社は自社の警備用車両にIoT技術を搭載しています。同社が導入したのはMetTel社のIoTソリューションで、カメラやGPS、エンジンのセンサなどの情報を集約して携帯電話回線経由でクラウドに送信します。

No-Deal Brexit Poses Severe Regulatory Challenges for RFID Suppliers in the U.K.

イギリスが移行措置無しにEUから脱退するノー・ディール・ブレグジットが起こった場合、技適などの規制関係でRFID含む無線分野で大きな混乱が起こる可能性があります。

RFID Journal LIVE! Retail 2019 Report(有償記事)

今年のRFID Journal LIVE! Retailは小売の総合イベントRetailX: GlobalShopの一部としての開催となり、400人以上の参加者を集めました。当日行われたプレゼンテーションのスライドとビデオを掲載します。

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2019/07/13

RFID World Watcher Monthly May/June 2019

6月は出張に出ていて発信ができなかったため2ヶ月分の合併号にしました。すみません。RFID Journal LIVE!の直後の記事が入っており、商品紹介の記事の比率が高くなっています。

RFID World Watcher Monthly May/June 2019(PDF形式、207KB)

 

 

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2019/07/06

RFID Journal 抄訳 2019/07/05号

今週興味深かった記事はRFID Journal Live! Retailの開催報告。小売総合イベントの一部としての開催となったそうで、アウトリーチができるという意味で意義深いことだと思います。

Stora Enso社はRFID対応の多目的自動販売機の話、日本の「600」の方が機能も展開水準も進んでるんじゃない?と思いながら読みました。アイデアも要素技術も昔からあるものなのでパクリではないですし、どうしても各地で同時多発的にビジネスが立ち上がるものですが。

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識者投稿はRFID搭載社員証を使った統合オフィスソリューション。入退室管理の他にPCのシングルサインオンなどにも使うというアイデアは面白いですね。プリンタについては既に結構普及していると思いますが。

なお、元記事はこちらになります。

RetailX Begins With RFID Journal LIVE! Retail

今年のRFID Journal Live! Retailは小売総合イベントRetailXの一部として6月9日から11日にかけてシカゴで開催されました。オープニングでMark Roberti編集長が基調講演を行ったほか、メンフィス大学オートIDラボのKevin Berisso教授がRFID導入の意義について講演を行いました。

Inventory Accuracy: The Key to Retail Success

RFID Journal Live! Retailの2つ目の講演では、オーバーン大学RFIDラボのBill Hardgrave教授が登壇し、最近の小売業界における革新の多くが商品在庫が適切かつ正確に管理されていることに依存しているし、そのためにはRFIDを用いた商品在庫管理が必要になると述べました。

Solving Retail Challenges via RFID

RFID Journal Live! Retailの座談会では、RFIDのビジネスでの活用に関し、バーコードとの比較、ブロックチェーンとの関係や標準化なども含む、さまざまな切り口での議論がなされました。

IoT Keeps an Eye on Cold Beer in South Africa

ビール大手Anheuser-Busch InBev社の子会社であるSouth African Brewery社は、販売店に配備している冷蔵庫の稼働状況を確認するためにIoT温度計を導入しました。同社が採用したのはCIRT社と共同でソリューションを開発しました。

New Retail Kiosk Enables RFID-based Sales

Stora Enso社はRFID対応の多目的自動販売機Intelligent Cabinetを開発しました。Intelligent Cabinetでは格納する商品にRFIDタグを貼付し、取り出した商品の代金をスマートフォンで支払うことができます。Intelligent Cabinetは現在中国とヨーロッパで試験導入されており、他のアジア諸国や北米でのトライアルについても協議中です。

Essex Electronics and HID Global to Offer RFID-Enabled Turnstiles

Essex Electronics社とHID Global社は回転木戸にICカードを統合するためのソリューションを共同で開発しました。回転木戸はその物理的な形状と金属製であるという条件からICカードリーダーを組み込むことは困難でしたが、両者は回転木戸ユニットに統合できるリーダーの開発に成功しました。

Smart Packaging Industry Estimated to Reach $6 Billion By 2023

AIPIA(アクティブ&インテリジェント包装業協会)が開催したイベントでは、スマートパッケージングの市場規模が2023年までに60億ドルまで拡大するという調査のデータが公開されると共に、各種のユースケースが報告されました。

Companies Anticipate NFC Scale-Up With Apple's iOS 13 Release

NFC Forumや関連企業は、Apple iOS 13でのNFC機能の追加開放により、アプリケーションがNFCを使って実現できる機能が広がり、NFCの市場が拡大するとしています。

RFID News Roundup

  • SML社とMicrosoft社が小売向け個品RFIDソリューションで協業
  • BSN社がPragmatIC社のフレキシブルICを利用したRFID偽造防止システムを発表
  • CoreRFID社がSerco社に鉄道向けアクセスカードを供給
  • Onset社がBLE温度計を発表
  • Advantech社がIoTセンサープラットフォームの接続ソフトにBehrTech社の製品を採用
  • NFC ForumがInfineon社のNFC Type 4Bタグを認証
  • The Foschini Group社がRIoT Insight社のRFIDソリューションを導入

What I Look Forward to at RFID Journal LIVE! Retail

今年のRFID Journal Live! Retailは小売総合イベントRetailXの一部として開催されます。これにより、従来RFIDに振れたことのなかった業態にリーチできることにとても興奮しています。RFID Journal Live! Retailでは既にRFIDを導入して小売業者やブランドオーナーによる多数のセッションが開催されます。

RFID User Authentication Drives Access Beyond the Door

RFID搭載のIDバッジは、単に入退室管理に利用できるだけではなく、職場のPCでのシングルサインオン、共有プリンタでの印刷管理、車両や収納棚へのアクセス管理など、さまざまな用途に用いることができます。

Sheba Medical Center Reports Cost Savings With RFID Cabinet Solution(有償記事)

イスラエルの病院Sheba Medical Centerはカテーテルなどの医療器材や高価格衣料品の管理を行うスマートシェルフを導入しました。これにより利用期限を踏まえた在庫管理が可能になり、大幅なコストの節約が可能になりました。このスマートシェルフはLogiTag社の製品で、UHFパッシブRFIDを利用しています。

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2019/07/02

RFID Journal 抄訳 2019/06/28号

先週は出張のため発行が遅れました。申し訳ありません。

今週気になった記事はIATAのRFID手荷物トラッキング決議案。IATAがRFIDを導入することを決めたというニュースはずいぶん前からあるはずなので、今回どう新しいのかは記事からは読み取れませんでした。改めて経緯を整理する必要があるかもしれません。

今週はZebra Technologies社の記事が通常記事と特集記事で2つ。通常記事にある倉庫・物流業界を対象としたサーベイは読んでみたいところです。

なお、元記事はこちらになります。

IATA Mandates RFID Use on Baggage for Airlines, Airports

IATAは年次総会で手荷物のトラッキングで世界的にRFIDを利用するためのインフラの整備に関する決議を採択しました。IATAは今後3年間で手荷物の70パーセントの検査にRFIDを利用する予定であり、そのために少なくとも74箇所の空港にRFIDインフラが導入されます。

RFID Enables Automatic Replenishment for Dutch Retailer

オランダのファッション小売店Wild StoreではRFIDを用いて転送商品の自動補充を行っています。同社が導入したソリューションはRFKeeper社の製品で、RFIDによる店舗在庫の正確な管理によって自動補充が可能になりました。

Zebra Survey Finds Warehouses Preparing to Augment Operations With Technology

Zebra Technologies社は倉庫・物流業界を対象としたサーベイ「2024 Warehousing Vision Study」を発表しました。このサーベイによると、調査対象企業1403社のうち80%が競争力の確保のためにテクノロジーに投資する必要があると考えており、43%がRTLSを、53%がRFIDを、それぞれ利用中です。

SML Opens Retail Ideation Space for Item-Level RFID

SML RFID社は小売り向けRFIDソリューションのイノベーションセンターRetail Ideation Spaceを開設しました。この施設はテキサス州プラノにある同社のオフィスに隣接した1000平米のスペースで、店舗のフロント、バックヤード、流通センターを模した設備が設置されています。テクノロジーパートナーであるBluebird社、Impinj社、Microsoft社、NXP Semiconductors社、Zebra Technologies社の製品も置かれています。

RFID News Roundup

  • Balluff社がカスタマイズされたRFID製品を購入するためのツールを発表
  • iDTRONIC社が防爆仕様のハンドヘルドRFIDリーダーを発表
  • Longview IoT社とInforma Engage社がIoT導入トレンドのレポートを発表
  • IoTiums社が産業向けIoTのパートナーエコシステムを発表
  • PsiKick社が名前をEveractiveに変更、バッテリーレスの産業向けIoTソリューション向けに資金を調達
  • Hazelcast社がIoT向けインメモリコンピューティングプラットフォーム向けに資金を調達
  • IoTベンダーのMultiTech Systems社がLoRa Alliance Corporate Awardを受賞

Address Your Child's Security Better With IoT Tracking Devices

保護者は子供が現在どこにいるかについていつも心配しています。IoTデバイスは子供たちの所在を確認するために役立ちます。

RFID Renaissance Drives New Strategies for Deployments(有償記事)

Zebra Technologies社はRFIDの初期からその可能性に着目して技術が離陸することを待っていました。現在RFIDは技術的に可能なことを実装するという段階を超え、顧客が達成したい目標をクラウドなどの技術と共に実現するというアプローチをとるべき段階に達しています。

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