2019/12/01

RFID Journal 抄訳 2019/11/29号

今週興味深かった記事は特集と識者寄稿によるLPWAの国際ローミング。それぞれNB-IoTとLoRaWANと異なる通信方式で、これらによる国際ローミングがリーズナブルな価格で可能になるとIoTの世界が従来から大きく変わることになります。

編集後記はヘルスケア業界に関する過去記事紹介。先週のアパレル業界に続いてこちらもよくまとまっていて必読です。

なお、元記事はこちらになります。

Hyde Park Winter Wonderland Intros NFC-Enabled Season Pass

毎年クリスマスの季節に開催される期間限定の遊園地Hyde Park Winter Wonderlandは今シーズンからNFC対応のシーズンパスの利用を開始しました。これは事前にチャージした料金をそれぞれのアトラクションの入り口で支払うもので、現金決済と比較するとギフト需要の拡大と子供の支払いの管理の単純化が見込めます。ソリューションはConnect&Goが提供しています。

Construction Site Solution Pairs RFID and Video

建設現場向けカメラを製造するEarthCam社と作業員安全ソリューションのTriax社はRFIDとカメラを組み合わせたソリューションを販売しています。このソリューションは900MHzアクティブタグのバッジと回転木戸を組み合わせたもので、回転木戸を通った作業員を特定し、カメラで撮影した映像とリンクするものです。

Partnership to Bring Intelligence to Commercial Waste Bins

Ingram Micro社とNordsense社は共同でIoTを用いた業務用ゴミ箱の回収ソリューションを提供しています。このゴミ箱はレーザー光学センサーを搭載しており、ゴミの入り方が不均一でも正確にゴミ箱の充填率を計算できます。このソリューションを用いてゴミ箱回収を裁定することで収集コストを50パーセント削減することができます。

Vizinex, Barcodes Inc. Deliver Specialized RFID Tag for DOT Bridge

Vizinex社とBarcodes Inc.社はアメリカ運輸省(DOT)向けに橋の電気設備用の特殊タグを納品しました。これは金属のパイプに張り付けても確実に読み取れるようにというDOTの要求に合わせて開発されたものです。

RFID News Roundup

  • Teslonix社が天井取り付けのRFIDリーダーを発表
  • Xerafy社が資産管理向けの金属対応RFIDタグを発表
  • Allot社が5G時代のIoTの課題に関するレポートを発表
  • Objenious社のLoRaWAN対応製品がKerlink社の低消費電力IoTリファレンス設計に対応
  • Senet社とMeterSYS社が電気ガス業界向けのスマートシティソリューションで提携
  • Wyld Networks社とDelta-T Devices社が土壌センサー事業で提携
  • Zigbee AllianceがIoT器材向けにGreen Power Programを拡大
  • Accruent社とSynchronoss Technologies社がIoT分野で提携

RFID Applications and Use Cases in Health Care

過去にRFID Journalで取り上げたヘルスケア業界でのRFIDユースケースに関する過去記事をご紹介します。

Asset Tracking Around the World

LoRaWANの普及とコスト低下を受け、世界中に展開した機器の所在と状態をリアルタイムで直接取得するソリューションが、多くのグローバル企業にとって現実的なものになりつつあります。

Roaming Agreement Brings Global NB-IoT Functionality to Tags and Sensors(有償記事)

AT&T社とVodafone社はNB-IoTのローミング契約を締結しました。これにより、同一のSIMでアメリカとヨーロッパの両方のNB-IoTネットワークに接続することが可能になり、国際物流で利用される容器のトラッキングなどのユースケースでの利用が可能になります。

| | コメント (0)

2019/11/28

RFID World Watcher Monthly October 2019

10月のRFID Journalはやや事例記事が少なめで、新製品発表の記事が多くなりました。単体測位ができるUWBチップなど面白い新製品も含まれているので、これらが早く事例に広がってほしいところです。

RFID World Watcher Monthly October 2019(PDF形式、207KB)

| | コメント (0)

2019/11/24

RFID Journal 抄訳 2019/11/22号

今週気になった記事はSmartrac社のグリーンタグ。以前から開発が続いていたテーマですが、メインストリームでも利用が広がろうとしているのでしょうか。

編集後記はアパレル分野でのRFID Journalの過去記事の紹介。ジャンルごとに代表的な記事がセレクトされた、とても良い記事だと思うので、興味のある方はぜひ目を通してみてください。

なお、元記事はこちらになります。

Essentiel Antwerp Prepares 40-Store RFID Deployment

ベルギーのアパレル小売りチェーンEssentiel Antwerp社では55店舗のうち40店舗へのRFID導入を終えました。導入したのは店頭在庫管理のソリューションで、在庫切れの防止のほかオムニチャネル対応の向上も期待されています。利用技術はUHFパッシブとハンドヘルドリーダーで、採用したソフトウェアはNedap社の!D Cloudです。

Missouri City Staging IoT Pilot for Storm Emergency Simulations

セントルイス市は暴風雨時に発生する可能性がある洪水や浸水、火災などの災害に対応するためにIoTを活用するパイロットプログラムを実施します。このプログラムはスマートシティーの防災用途での活用であり、国土安全保障省の支援により実施されます。

Passive RFID Tracks Conditions for Construction, Smart Buildings

SensThys社とSmartrac社は共同でスマートビルディングのセンサー情報管理に用いるソリューションを開発しました。このソリューションは温度や湿度、水分の存在を検知するUHFのセンサータグをSmartrac社が提供し、それらのタグをSensThys社のリーダーが高速で読み取るというものです。

Smartrac to Sell Its Smallest Green Inlay

Smartrac社は環境負荷の低いUHFパッシブRFIDタグEAGLE Greenを発表しました。EAGLE Greenタグは支持体にプラスチックではなく紙を利用し、アンテナの形成には化学物質によるエッチングではなくレーザーによる切断を利用、接着剤の利用も削減するなど、さまざまな工夫が行われています。EAGLE Greenタグは既存のEAGLEタグと同じ読み取り特性を持っており、2020年第1四半期に販売が開始されます。

RFID News Roundup

  • Stora Enso社とAtos社が持続可能な小売自動化ソリューションで提携
  • PragmatIC社とSchreiner MediPharm社がスマートラベルで提携
  • Understory社とMSI GuaranteedWeather社が自動車保険用の気候センサーを発表
  • Altair Semiconductor社が自動車向けIoTチップセットを発表
  • the Industrial Internet Consortium社が産業向けIoT技術レポートの最新版を発表
  • PT Next社がCodeNameWhat社を買収
  • Triax Technologies社とSkanska社がAutodesk UniversityでIoTシステムを共同発表

The Benefits of RFID in Apparel

アパレル分野には多くのRFIDのユースケースが存在します。メーカー、ブランドオーナー、小売りのそれぞれでの利用事例に関するRFID Journalの過去記事をご紹介します。

What's the Real Traction on Blockchain in the Supply Chain?

サプライチェーンにおけるブロックチェーンへの取り組みはさまざまな業界で行われていますが、なかでも海運業界で活発で具体的な取り組みが行われています。

 

| | コメント (0)

2019/11/16

RFID Journal 抄訳 2019/11/15号

今回気になった記事はZebra Technologies社はIoTの導入調査レポートです。毎年出ているレポートなので単体で読むよりも読み比べて変化を見ていくのが正しい使い方なのかもしれませんね。

編集後記はRFID技術の啓蒙は必要か、という話。勉強もせずに導入を拒む人は新技術を入れない言い訳を探しているだけだから困っている人をターゲットにすべきというのはマーケティング論としてとても正しいと思います。

なお、元記事はこちらになります。

Stora Enso Releases Paper-Based Sustainable Labels

製紙会社のStora Enso社はサステナビリティ対応タグをリリースしました。同社は独自のテクノロジーで木材繊維ベースの支持体とアンテナとの接着技術を開発し、リサイクル不可能なPET層を取り除きました。

IoT Technology Helps Diabetic Patients Share Data

スウェーデンのスタートアップ企業Brighter AB社は糖尿病患者のインスリン注射のモニタリングを行うデバイスActisteを提供しています。インスリン注射では定期的に血糖値を測定し、基準値を超えた時に注射を行います。Actisteはこの測定・注射情報をクラウドに送信する機能を持ち、いつでもセキュアな通信が行えるようeSIMを搭載しています。

Zebra Survey Shows Security, Management Planning Driving IoT Growth

Zebra Technologies社はIoTの導入調査レポート”Intelligent Enterprise Index”の2019年版を公開しました。このレポートは業界ごとのIoTの導入状況をアンケート結果に基づいて示したものです。IoTの実導入を行った企業が2018年の8パーセントから2019年には18パーセントに増加し、現時点でのIoTに関する大きな懸念はシステムのセキュリティ、およびパートナーとのデータ共有でした。

RFID Solution Tracks Goods in Stock

ドイツの通信・IT企業のT-Systems社のブラジルのSIベンダーValid社はRFIDに対応した倉庫管理システム(WMS)の開発を共同で進めています。

RFID News Roundup

  • CISC Semiconductor社がRFIDリーダーとタグの製品ラインを拡大
  • CAEN RFID社は屋外固定式のRFIDリーダーの新製品を発表
  • iDTRONIC社がAndroid 9ベースのRFIDハンドヘルドリーダーを発表
  • Particle社がQualcomm Venturesなどから4千万ドルを調達
  • NiceLabel社がラベル管理ソフトABAPの新製品でRFIDに対応

Does the RFID Industry Need to Provide More Education?

RFID技術に対する古い見方が普及の妨げになっているという意見がありますが、新しい情報を調べもせずに新技術の導入を拒絶するのはそもそも今のやり方を変えるつもりが無い人々なので説得しようとしても効果はありません。それよりも具体的なペインポイントを持ちコストとリスクを甘受してでもそれを解決しようとしている人々を相手にすべきです。

Universities Are Primed to Capitalize on the IoT's Transformative Potential

大学キャンパスでのIoT利用には、スマートビルディング、建物のアクセス制御、学生への情報提供など、さまざまな機会があります。

U.K. Rolls Out RFID for Used Tire-Management Pilot(有償記事)

Topolytics社とPragmatIC社は共同で英国の中古タイヤ管理プロジェクトに参加しています。このプロジェクトはRFIDを用いて中古タイヤの廃棄、リサイクルのプロセスを追跡することを目的としたもので、Topolytics社がソフトウェアを、PragmatIC社がRFIDタグを提供しています。タグの読取りは近距離から一本ずつ行うためHFタグが採用されています。

| | コメント (0)

2019/11/09

RFID Journal 抄訳 2019/11/08号

今週気になった記事は識者投稿のIoT時代のプライバシー管理の話。各国でさまざまな形のプライバシー規制が法制化されている中、生成される莫大なデータのコンプライアンスは確かに大きな問題になってくると思います。

HID Global社はNFCとクラウドを用いたブランド品の真贋判定システムを提供という記事も興味深いです。NFCも決済用途に加えて偽造品防止と顧客エンゲージメントを統合したソリューションの提供が今後本格化してきそうですね。

なお、元記事はこちらになります。

RFID Pours Beer at Shopping Market

バージニア州のLynn Street Marketではセルフサービス式のビールサーバーを設置しています。システムはPourMyBeer社が提供しています。

NFC Technology Protects Brands Against Piracy

HID Global社はNFCとクラウドを用いたブランド品の真贋判定システムを提供しており、複数の顧客が同社のサービスを利用しています。このソリューションではNFCタグは製造プロセス中で貼付され、NFC対応のスマートフォンで判定を行うことが可能です。

How Fort Bragg Improved Its Asset Tracking With RFID

Vizinex RFID社とSmarTrack社は軍事施設でのRFID資産管理システムに関するWebセミナーを開催し、その録画版がオンラインで視聴できるようになりました。取り上げられているのはFort Braggという世界最大の軍事施設です。

GSM Logistica Reduces Costs via RFID

ブラジルの物流会社GSM Logistica社はRFIDを用いたソリューションを導入し、コスト削減を果たしました。導入したソリューションはiTag Intelligent Systems社の製品です。

RFID News Roundup

  • Smartrac社がビア樽向けUHFタグを発表
  • JADAK社がRFIDスターターキットを発表
  • HID Global社がBigWise社のPOSに指紋認証を追加
  • Traxens社がスマートコンテナ向けIoTプラットフォームにAVSystem社の製品を選定
  • Nordic Semiconductor社が自社のLTE-M/NB-IoT SiPを採用したモデムを発表
  • Thingstream社がLoRaWAN向けの接続ソリューションの提供を開始
  • OptConnect社の開発キットがBanyan Hills Technologies社のIoTプラットフォームに対応

Listening, Learning and Getting RFID Right

RFID技術が進歩してマーケットが広がり、RFIDを導入するユーザーが増えていますが、それら企業の多くはRFIDについて十分な知識を持たない知り合いのベンダーに発注しています。このようなケースでは限定的な機能しか持たず拡張性も不十分なソリューションになりがちです。RFIDの導入に当たっては業界イベントに参加するなどして情報を入手すべきですし、その見返りは十分にあります。

Conquering Identity and Access Challenges Amid the IoT Boom

IoTの本格的な普及に伴って発生する大量のデータには、誰によって作成されたか、データプライバシー規制などに基づきどのようなアクセス権限を与えるか、という問題が発生します。この問題に対処するためにはデジタルIDを適切に管理・活用する能力が不可欠です。

RFID Powers WIP and Tool Management for Composites Manufacturer(有償記事)

イギリスのメーカーAtlas Composite Technologies社はRFIDを用いた仕掛品管理ソリューションを導入しました。このソリューションはPlataine社と共同開発したもので、利用している技術はUHFパッシブ、データはERPシステムと連動します。

 

| | コメント (0)

2019/11/01

RFID Journal 抄訳 2019/11/01号

今週はUWBの記事が2本ありました。久々にRFID分野で大規模なユースケースが見込まれる新技術ということで、RFID Journalも気合が入っているようです。

編集後記で取り上げられていたeyefortransport社のサプライチェーンレポート、読んでみると「Excelを主なサプライチェーン管理ツールとして利用している企業が62パーセント」といった記述もあり、RFIDの導入前に業務を整理する必要があるのでは…と思ったりもします。

なお、元記事はこちらになります。

UWB in iOS 13 Could Prompt Widespread Growth

Appleが次期iPhoneへのUWB搭載をアナウンスして以来、UWBが注目を集めています。今年の2月にUWBの標準規格IEEE 802.15.4zが発表されたことを受け、製造現場でのRTLSやタッチを伴わないアクセス管理などの新たなソリューションが注目されています。

SML Offers Sustainability With New Products

RFIDラベルベンダーのSML社はRFIDラベルのサステナビリティに取り組んでいます。同社はPET層を持たないなどカーボンフットプリントを排除したRFIDタグであるEcoInspireを提供しているほか、RFIDを利用したエネルギーや廃棄物の削減ソリューションにも取り組んでいます。

Fret SNCF to Present at RFID Journal LIVE! Europe

フランス最大の鉄道会社Fret SNCF社がRFID Journal LIVE! Europeに登壇します。同社は貨車の管理にIoTを導入しました。

Cisco, Sewio Team Up Regarding Ultra-Wideband Access Points

RTLSベンダーのSewio社がCisco社と提携してUWBリーダーを組み込んだアクセスポイントを提供しています。これにより、電源や設置場所などのインフラの影響を受けずにUWB RTLSを導入することが可能になります。

RFID Company's Acquisition Combines BLE With UHF for Assisted Living, Hospitals

IoTベンダーのQuake Global社はヘルスケア業界向けBLE製品を手掛けるSkynet社社を買収しました。これにより、UHFパッシブRFIDとBLEを組み合わせて高機能で低コストのヘルスケア業界向け資産・スタッフ所在管理ソリューションを提供できます。

RFID News Roundup

  • Kathrein Solutions社が貴重品発見用のRFIDリーダーを発表
  • STMicroelectronics社がiOS13プラットフォームにNFCサポートを追加
  • Antenna Co.社がIoT/BLEなどのアンテナの新製品を発表
  • FogHorn社がIoTをベースにしたAIプラットフォームを発表
  • Kerlink社とSenRa社がインドでスマートシティ向けネットワークを展開
  • Nova Mobile Systems社がLPWAN NB-IoT対応の資産管理システムを発表

Fix Your Supply Chain Now

eyefortransport社は”2020: State of Retail Supply Chain Report”というレポートを発表しました。このレポートによると、サプライチェーンがとても効率的だと回答したメーカーや小売業者は1社もありません。サプライチェーンを可視化し効率を高めるためにはRFIDの導入が有効です。

Utilizing the IoT for Smart Agriculture

IoTは農業分野でさまざまな活用が可能です。食品サプライチェーンを監視して廃棄ロスを削減したり、気象条件を監視して最適のタイミングで水やりをしたりということが可能です。

Con Edison Reduces Risk of Power Failures and Accidents via IoT Solution(有償記事)

アメリカの電力会社Con Edison社は地下電力ケーブルの安全管理にCNIguard社のIoTソリューションを採用しました。電力ケーブルが地下で劣化すると可燃性ガスが生成され、それが引火するとマンホールの蓋を吹き飛ばすような大事故が起こります。CNIguard社のソリューションはセンサーとカメラ、携帯モデムを搭載しており、センサーによって不審な状態が観測された場合にはカメラで状態を確認することができます。

 

| | コメント (0)

2019/10/26

RFID Journal 抄訳 2019/10/25号

今回気になった記事はEECCのRFIDパフォーマンスレポートの変更。リサイクル対応とかセンサータグの評価とか、UHFパッシブタグの評価基準もいろいろ広がってきているんですね。

Smartrac社のアパレル個品向けNFCタグの記事も興味深いです。今後も利用が広がっていくのでしょうか。

なお、元記事はこちらになります。

RTLS Brews Up Benefits for Historic Czech Republic Beer

チェコの歴史的なビール会社Budweiser Budvar Brewery社は製品の生産、出荷管理のためにRFIDを利用しています。同社はパレットにUWBタグを貼付して工場内での所在の管理を行っています。同社は従来パッシブRFIDを利用してフォークリフトで読み取りを行っていましたが、充分な読み取り精度が無くタグの破損も多かったのでUWBの利用に切り替えました。同社が利用しているのはSewio社の製品です。

Colleges Take Rat Research to Waste Recycling Site With RFID

Fordham大学とColumbia大学の研究者はゴミ処理場の中でのネズミの行動を測定するためにRFIDを利用しています。ネズミ50匹にUID Identification Solutions社のLFパッシブタグが埋め込まれ、ゴミ処理場の観察ポイントにリーダーがカメラと共に設置されました。

Smartrac Launches Circus PRO Label for Secure NFC Interactions

Smartrac社はアパレル分野での偽造防止、顧客コンタクトを目的としたNFCタグの新製品Circus PROおよびCircus PRO Flexを発表しました。これらの製品は過去1年間トライアルが行われ、コレクター向けスニーカーのイベントSneakerConで利用されました。

Registration Now Open for World's Largest RFID and IoT Event: RFID Journal LIVE! 2020

世界最大のRFIDイベントRFID Journal LIVE! 2020の受付が開催されました。来年は4月28日から30日までフロリダ州オーランドで開催されます。

New Modules Aim to Bring Wireless Connectivity to Everyday Products

Silicon Labs社はBLEやZigbeeなどに対応したメッシュネットワーク機能を持つチップをリリースしました。これらの製品はIoT分野で利用されており、主要なアプリケーションの一つがインテリジェントな照明です。

EECC Study Expands Structure to Test IoT-based RFID Tags

European EPC Competence Center (EECC)はRFIDタグのパフォーマンスレポートを毎年発行していますが、IoT機能を持つRFIDタグをテストするためにテスト項目を拡張しました。このほかタグのリサイクル特性などの評価も追加されており、RFIDタグの機能が多様になってきたことを反映するようになっています。

RFID News Roundup

  • CAEN RFID社が小売・倉庫向けの固定リーダーを発表
  • STMicroelectronics社がペイメント向けSoCの新製品を発表
  • Industrial Internet ConsortiumがIoTスマートビルディングの実装コンテストの参加者を発表
  • BehrTech社とMAJiK Systems社がIoTの既存システムへの追加実装で協業
  • Impinj社が日本のRFIDタグ計画へのサポートを拡大

Online Retailers Have Supply Chain Issues, Too

オンライン小売業であっても不正確な倉庫在庫などのサプライチェーンの問題は発生します。その解決のためにはRFIDを利用すべきです。

How Barcodes and RFID Improve Productivity in the Maintenance Industry

設備の保守作業でRFIDやバーコードを利用すると生産性が大幅に向上します。対象器材の自動識別、記録や報告の自動化、作業員の所在の確認などが代表的なユースケースです。

 

| | コメント (0)

2019/10/18

RFID Journal 抄訳 2019/10/18号

今週興味深かった記事は凸版印刷のNFCボトルキャップ。こうして海外のメディアに取り上げてもらえると日本人としては励みになります。

Toppanamcor2

編集後記はMarks & SpencerがRFID Journal LIVE! Europeで講演するよ、という話。男性用スーツでのトライアルを行うという記事はしっかり覚えていますが、あれから15年になるんだなぁ…。しみじみしますね。

なお、元記事はこちらになります。

NFC Solution Fights Beverage Counterfeiting

凸版印刷とAmcor社は飲料キャップにNFCタグを組み込むソリューションを開発しました。このタグは開封を検知して偽造を防ぐ機能を持ちますが、開封後も読み取ることができて顧客への情報提供にも用いることができます。

Avery Dennison Targets Retail Deployments With Mobile Printer, Robomart Partnership

Avery Dennison社はモバイルタイプのRFIDラベルプリンタPathfinder 6059を発表しました。この製品はバーコードを読み取ってそれに対応するRFIDラベルを出力する作業を5秒以内に完了することができます。この製品はすべての製品をソースタギングすることができない小規模店舗や食料品店、あるいは小規模物流拠点などをターゲットにしています。

Pinea Wine to Speak at RFID Journal LIVE! Europe 2019

スペインのワイナリーPinea Wine社が11月13日にロンドンで開催されるRFID Journal LIVE! Europe 2019で講演します。同社はワインにNFCタグを付けて出荷しており、顧客への情報提供と偽造の防止を行っています。

SML RFID Opens Retail Ideation Space in China

SML社は上海にRFIDのアイディエーション施設をオープンしました。この施設は小売りでの個品タグ付けのユースケースを対象としたもので、同社のアイディエーション施設としてはテキサスに続いて世界で2番目になります。3番目の施設は2019年中にイギリスに開設される予定です。

RFID News Roundup

  • HID Global社がLUX-Ident社を買収
  • AT&T社が村田製作所とAltair Semiconductor社の製品をLTE-M/NB-IoTのソリューションで認定
  • Schneider Electric社が産業向けIoTプラットフォームを発表
  • Solace社とBoomi社がエンタープライズIoTアプリケーションのプラットフォーム統合で連携
  • Semtech社がスマートホーム・スマートビルディングのリファレンスデザインを発表
  • LoRa Alliance社がLoRaWAN-IoTのテスト拠点をインドに開設

Learning from Marks & Spencer

Marks & Spencer社は2004年に男性用スーツでのトライアルを行ってから15年間RFIDの導入に取り組んできました。同社は過去に何度かRFID Journal LIVE!に登壇しており、そのたびに重要な洞察を披露しています。彼らは11月13日にロンドンで開催されるRFID Journal LIVE! Europe 2019でも講演を行います。

How the IoT Has Ushered in the Fourth Industrial Revolution

IoTは第4次産業革命の中で非常に重要な役目を果たすため、逆に「IoT」という独立したコンセプトは個別のソリューションに溶け込んで見えなくなっていきます。IoTの初期に話題の中心だったセキュリティについて語られることが少なくなってきているのも、技術が成熟し個別のソリューションに合わせてセキュリティが進化しているためだと考えられます。

Chicken Company Hatches RFID-based Track-and-Trace Solution(有償記事)

フランスの養鶏業者Senecal社は鶏肉の生産バッチを追跡するためにRFIDとバーコードを利用しています。個別の鳥の飼育中のデータは首にかけたRFIDタグにリンクして収集され、出荷時にはバーコード情報とリンクされます。

| | コメント (0)

2019/10/14

RFID World Watcher Monthly August/September 2019

9月は多忙のため更新ができませんでした。申し訳ありません。ニュース自体はその期間も少ないわけでは無かったので今回のボリュームは多めです。航空手荷物関係の記事が増えたほか、靴業界の記事が急に増えたのが興味深いです。


RFID World Watcher Monthly August/September 2019(PDF形式、311KB)

 

| | コメント (0)

2019/10/12

RFID Journal 抄訳 2019/10/11号

今週気になったのはNXP社のNFC/UWB複合チップ。iPhone 11で搭載される測位機能を提供するモジュールがこれです。基地局不要で±3度の角度±10センチメートルの測位精度というのは位置情報アプリを変えるはずで、スマホ以外のものも含め今後どのようなソリューションが出てくるかがとても楽しみです。

編集後記は「RFIDの導入の際に特定目的だけに限定するのは勿体ないですよ」という内容。数年前まではLow Hanging Fruits論が語られていたことを考えると隔世の感があります。

SmartX Launches Multilinear RFID Portals

ブラジルのSmartX Tags社は多重線形技術を用いたポータル用RFIDリーダーを販売しています。このリーダーは異なる角度で配置された複数のアンテナを読み取ることで、安定した読み取りを可能にします。

NXP Offers UWB Fine-Ranging Chipset for Mobile Devices

NXP社はNFCとUWB機能を搭載したSR100Tチップを発表しました。このチップはAoA方式を用いて±3度の角度精度で、±10センチメートルの測位を可能にします。

Virtual Event: RFID in Harsh Environments

RFID Journalは9月24日に「RFID in Harsh Environments」という仮想イベントを開催しました。登録ユーザーはプレゼンテーションの資料と動画にアクセスすることができます。

Fast-Track RFID Certification Training to Be Featured at LIVE! Europe 2019

11月13日に開催されるRFID Journal LIVE! Europe 2019ではRFID Professional Institute認定のファストトラックトレーニングが開催されます。トレーニングを提供するのはRFID4U社です。

RFID News Roundup

  • Printronix Auto ID社が産業向けRFIDプリンタを発表
  • D.O RFID社がプラスチック製のRFIDカードを発売
  • Otis Elevator社がエレベーターのパフォーマンスを向上させるIoTソリューションを発表
  • ShieldIOT社が360億ドルを調達
  • Kerlink社がスマートシティー・スマートビルディング向けのLoRaWAN IoTゲートウェイを発表
  • BehrTech社が産業向けIoT用の環境測定スマートセンサーを発表
  • Unified Officem社がIoTを用いた飲食店向け食品安全管理プラットフォームを発表

Don't Be Short-Sighted About RFID

RFIDは業務全体を変革する能力を持つテクノロジーであるため、その全体像を知らないままに特定目的のアプリケーションを構築するのは大変勿体ないことです。RFID Journalなどの業界展示会に参加したり、RFIDのアプリケーションを広く理解したSIerを選定したりすることで、RFIDの持つ可能性を引き出しましょう。

Sensors and Data Mining Help Airports Fix Passenger Wait Time Anxiety

空港での待ち時間の不安と苦痛は、IoT技術を用いて処理効率を向上させると共に、待ち時間が発生する場合にはその予測などを提供することで、低減させることができます。これを行うためには複数のセンサーから取得した情報を組み合わせて分析する必要があります。

Mine Solution Tracks Worker Safety, Operations via Tags, Droids and Robots(有償記事)

オーストラリアのテクノロジー企業であるRajant社、Poynting Antennas社、Extronics社、Australian Droid + Robot社の各社は、地下鉱山の安全確保のために、人員、車両、ドローンなどを監視するアクティブRFIDソリューションを開発しています。このソリューションはRajant社のメッシュネットワークBreadCrumbを利用します。

| | コメント (0)

«RFID Journal 抄訳 2019/10/04号