2009年11月23日 (月)

Verdes@the living room(2009/11/21)

今回宿泊しているホテルThe Gem Hotel SOHOはHouston St.と1st Ave.の角、つまりロウアーイーストサイドの入り口にある。僕がニューヨーク在住時代さんざんライブハウス通いをした場所で、今回もそういう血が騒いでつい予約をしてしまったのだがいざ予定を入れてみるとやっぱり友人と過ごす時間が優先になってしまう。

今日は友人宅でのホームパーティーを終えてホテルに12時ちょっと前に戻る。今朝ぐっすり寝たのとパーティーで酒をあまり飲まなかったのとで元気は残っており、LESの探検に出かけてみることに。驚いたのはその熱気で、どこが百年に一度なんだというかんじで、死語を承知で言えばヤングの熱気でムンムン。僕がいた頃も活気のあるエリアだったがこれほどではなかった気がする。

そんな中the living roomで12時からライブがあるのを見つけた。在住だった頃には悩みの種だった宵っ張りのライブはこういう時には嬉しい。このハコはノーチャージなので軽く聞いていこうと中に入った。出演していたのはVerdesという4人組で、あまり個性の無いメロウなロックで正直あまり印象に残らなかったのだが、久しく来れていなかったLESのハコでしばらくぶりに音楽を聴けて嬉しかった。

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2009年6月29日 (月)

Non Filter{ヒナタカコ/佐藤ひろこ/服部祐民子}@南青山MANDALA(2009/06/27)

今夜は南青山MANDALA服部祐民子企画のイベント。2月の江古田マーキーで競演してなかなか良かった佐藤ひろこも競演ということで、興味はあったのだが用事が片付くか微妙だったので予約は入れていなかった。幸い用事が早く片付き、当日券も出ていたので見に行くことができた。

今夜の出演は3人のシンガーソングライターで、最初に出演したのはヒナタカコ。情念系というか歌い上げるタイプのアーティストで、歌唱力もあるし世界観もあるしでいい感じ。

佐藤ひろこは2番目の出演。2月に見たときとずいぶん印象が変わっていてびっくりした。曲が変わったわけではなく、MCも含めた全体の雰囲気がずいぶんリラックスしたものになっている。デビュー10年の人が半年でそんなに変わるわけはないだろうから、前回が緊張していたのか今回がノッているのかどちらかだろう。彼女の楽曲はこういうリラックスした雰囲気・MCにとても合うもので、歌詞の世界観がより深く伝わってきた気がする。

トリはもちろん服部祐民子。今回は女っぽい曲を選んだとのことで、実際男が聞くとちょっとどきっとするような生々しい歌もあったのだが、核になっている力強いギターとまっすぐな歌は前回と同じ。単に上手いだけではなく伝えるべきメッセージをきちんと伝えられているという点では、僕が知る日本の女性シンガーソングライターの中では間違いなくトップクラスだ(他にぱっと思いつくのは拝郷メイコぐらいか)。これだけの人が表に出てこない日本の音楽シーンって何だろう、とちょっと考えてしまう。

全員弾き語りということで転換も手早く、3人出演のイベントなのに2時間強で終了。もうちょっと聴きたいな、というくらいで終わるイベントというのは後に良い余韻が残る。次も見に来なくちゃ。

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2008年8月12日 (火)

Houston Calls@Blender Theater at Gramercy(2008/08/10)

ここしばらくニューヨークで見ているライブって、座って見られてセットの時間も限られているジャズクラブ系のものばかり。たまにはロックなライブも見に行かないとなぁ、とTimeOutのライブ情報欄を眺めていた。

結局出かけたのはBlender Theater at Gramercy。僕がニューヨークを去ってからできた比較的新しいハコで、昔は確か映画館だったんじゃないかと思う。Irving Plazaと姉妹館らしく、一回り狭いながらも内装の雰囲気が結構似ている。Irving Plazaは好きなハコでもありとても懐かしかった。

6時半開始ということで早めに終わるかな、と思って出かけたのだが、5バンドもあるイベントで10時半までかかってしまった。グラムありミクスチャーありのバラエティーに富んだイベントだったのだが、男性アイドルグループが2組出ていたのにちょっとへーと思った。Jonas Brothersがブレイクしたからなー。The Velonicasの前座で出ていたのが嘘のようだ。

今日のメインのHouston Callsはニュージャージー出身のポップパンクバンド。試聴してみたところシンセの使い方が面白かったのでいいなと思ったのだが、ライブで聴いてみるとどうしてもギターが前に出てくる。日本のバンドでもよくあるパターンだけどね。ノリは良かったし盛り上がったし悪いステージじゃなかったけどちょっと残念。

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2007年8月29日 (水)

An Evening of Original Music@梅田azul(2007/08/21)

今夜はジャズシンガーの友人と食事の後にライブに。彼が今度共演するミュージシャンが出るので、ということで梅田azulというライブバーに。とてもきれいな内装なのにテーブルチャージが1,000円とリーズナブル。梅田の駅にも近いし、こういう店をいくつか知っていると特別ジャズ通でなくても街遊びが楽しくなるだろう店。

今日はレギュラーミュージシャンが自分のオリジナル曲を演奏するという趣向のイベント。ハコの性質上オリジナル曲は客受けが悪いのではと思ったが、結構どの客も普通に聴いていてへぇと思った。後半はゲストのドラマーを入れたりボーカルを入れたりしてスタンダード曲を。

食事の後に行ったので飲むだけだったのだが、料理もリーズナブルそう。ライブも平日は毎日やっているのでちゃんと覚えておこう。

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2007年5月13日 (日)

Cornelius@Webster Hall(2007/05/10)

ニューヨーク最後の夜をコーネリアスでもないだろう、と思ったのだが、日本ではチケットを取りづらいだろうしニューヨークでどんな人間が見に来るのかにも興味があってこのライブに行くことにした。彼のライブは2度目、前回もニューヨークで2002年のことだったからPointのレコ発だったことになる。そのときの会場はBowery Ballroomだったから今回のWebster Hallは気持ちだけ広くなった。最近の日本のポップカルチャーブームで分かりにくくなってしまったが、日本のポピュラーミュージックとして一般の音楽ファンに評価が高かったのは彼やPizzicato Fiveのようなジャンルの音。Shibuya-keiという単語はアメリカの音楽雑誌では特に解説無しで通用している。

ライブはVJを多用した視覚的にも派手なもの。僕は彼の音楽はアルバムも聞いておらず良いリスナーではないのだが、今日のライブをニューヨークと言う場所で聞いて渋谷系の音楽が他のジャンルに先駆けて評価された理由がなんとなく分かった。アメリカのミュージシャンの多くはどれほど才能が先行したタイプの人でもエンターテイナーとして完成された部分が却って鼻についたりする部分があるのだが、Corneliusの楽曲・演奏はそういう泥臭さを持っていない。この種の泥臭さが悪い、と言っているわけではないが、少なくとも当時のアメリカの音楽ファンにとっては新鮮を通り越してある種の衝撃だったとしても不思議ではないと思う。

渋谷系というジャンルについてはその種のインパクトは今は薄れてしまっているだろうが、それでもこれだけの会場を満員にするのは彼のミュージシャンとしての実力あってのことだろう。ライブも納得。

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2007年3月17日 (土)

音楽の絆{坂本美雨・Stardust Revue}@マルキューブ(2007/03/15)

昼食の帰りに丸ビルを通ると夕方にコンサートがあるとかいうことでチラシを配っていた。見ると坂本美雨Stardust Revueが出るとかで、これは見に行ってみるかな、ということで仕事を終えるとちょっと早めにオフィスを出る。マルキューブというのは丸ビル1階のイベント広場で、いつもは丸いカフェ風の机が間隔をあけておいてあるのだが今日はパイプ椅子をずらりと並べている。とはいえ僕までは戻って来ずに立ち見になる。

このイベントは実演家著作隣接権センターというところが主催で、コンサートに続くパネル・ディスカッションの案内を始めにちょっとだけやって、すぐに坂本美雨が登場。坂本美雨はママダディはニューヨークで見たことがあるのだが、彼女を見るのは初めて。笑ったときの大きなクチはママに良く似ている。うーん、声楽の方のバックグラウンドがある人なのかな。こういうスタイルの歌を、とくにポップスとしてやる人の上手い下手とか芸術性とかは良く分からない。全体としてピンと来なかったが、「彼と彼女のソネット」(原田知世が歌っていた日本語版の方のカバー)はその中でもちょっと外してるかなと思い、「the never ending story」はすんなり聴くことができた。

10分ほどの手際良いセットチェンジの後にスターダストレビューが登場。スタレビは名前は良く知っているのだが、じゃあ彼らの代表曲は、と聞かれるとうーんと考え込んでしまう。実際今日歌った5曲のうち知っていたのは木蘭の涙だけだった。が、他のどの曲も確かな実力を感じさせる大人のポップス。自虐ネタなども織り交ぜたMCも達者で、こういうバンドのライブは値打ちがあるよなぁと思わせる。最後はメンバー全員でのアカペラでAmazing Graceと芸達者なところを。デビュー25周年を迎えたそうだが、なるほどと納得させられるライブだった。機会があればちゃんとしたライブも見に行ってみたいなぁ。

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2007年1月14日 (日)

Exit Clov@Mercury Lounge(2007/01/11)

帰国直前になってすごいバンドを見つけてしまった。Exit ClovはDCを拠点に活動する5人組。キュートでちょっと毒のあるパワーポップをやっていてフロントがアジア系の女の子というだけで充分以上なのに、女の子が一卵性双生児のツインボーカル、自分で楽器を演奏して、しかも二人とも結構かわいい(双子なので同じ顔だが)となると、お前が妄想で作った脳内バンドだろという勢いだが実在するのだからしかたがない。

TimeOut New Yorkでバンド紹介を見つけてこれは行かねばとMercury Loungeに出かけてきた。もちろんインディーズで、フルアルバムすらリリースしていない状況なので客の数はそれほど多くなく会場の半分程度。二人はどちらもギター・キーボード・バイオリンを演奏できるようで、互いの楽器を取り替えつつプレイしていた。このバイオリンというのがバンドの個性になっていて、良くできているがもう少し個性が欲しいかな、というメロディーに花を添えている。Yellowcard程に弾けるわけではないので現時点で圧倒的なオリジナリティーとまでは行かないが。

音だけでも今の時点で充分イケる感じだし、ビジュアルやキャラの立ち具合を考えると日本やアジアではすぐにブレイクしてもおかしくないレベルだと思う。ジャパ専洋楽アーティストを探しているような日本のレコード会社の人は今すぐコンタクトを取るべし、マジで。

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2006年12月31日 (日)

Brazilian Girls@Irving Plaza(2006/12/29)

Brazilian Girlsはイーストヴィレッジのクラブシーンから出てきたダブユニット。当然今夜のイベントもクラブイベントになるのだが、大阪弁で言う「いらち」の僕はクラブイベントが苦手だ。なのに出てきたのにはそれなりの訳があって、要はNYを去る前に一番アパートに近いIrving Plazaにもう一度行っておきたかったのに、今夜を逃すと来年は出発日前日までライブが無いのだ。Irving Plazaの運営会社はLive Nationといい、最近NY近辺の大バコをいくつも買収したのだが、どこも毎週1・2回くらいしかライブを開いていない。付けるタマも無いのにライブハウスを買い占めるんじゃねぇ、と言いたいね。

そんなわけで今夜のライブ、いやイベントは、最初こそ楽しんでいたものの案の定延々と続くDJプレイに耐え切れず途中で帰ってきてしまった。なんでメインの登場時間とか事前に発表してくれないんだろうか。ま、ライブとすればメインを見ることができないのは悔しいけど、クラブイベントなら楽しめるところまで楽しめばそれでいいよな。

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2006年12月21日 (木)

Sean Lennon@Bowery Ballroom(2006/12/19)

サポートの本田ゆかが目当てながらも前売券を買って楽しみにしていたショーン・レノンのライブ。直前の論文の打ち合わせでかなり不快かつ困ったことが起こり、不安定な精神状態のまま臨むことになった。このライブはソールドアウトだそうで、ハコの周りにはダフ屋がうろうろしているし、入口ではスノッブな連中が押し問答している。

ゆかは背中に深く切込みが入った黒のキャミソールで登場。スノッブな客層ゆえか、はたまたサポートとしての立場ゆえか、いつもよりシックな印象がある。ファンが投げ込んだプラスチック製のアクセサリがキーボードを直撃してショーンが怒るなんて一幕もあった。

え、ショーンのライブ?・・・ってこれが良かったんですよ。僕が今まで聴いたライブの中で、これほど美麗なメロディーが瑞々しく表現されていたものはどのジャンルにも無かったように思う。不純な動機だったが聴きに来て本当に良かった。ライブが終わることには入場したときの憤りや不安といったネガティブな拭ったように無くなっていた。CDを買って聴いてみたいという気持ちと、ライブの感動をそのまま取っておきたいという気持ちとがせめぎ合っている。しばらくは買わずに悩むことにしようか。

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2006年12月18日 (月)

Andrea Parkins@Experimental Intermedia(2006/12/17)

Blue Noteには水曜に行ってしまったので今夜はどこのライブに行ったものかと思う。TimeOutのライブのページを探すと面白そうなエクスペリメンタルのイベントがあるので出かけてみることにした。

会場のExperimental IntermediaはChinatownの北の外れのビルの中。外見は寂れた倉庫っぽいビルでやや怯むが中に入ってみるとギャラリーなどが複数入っている。Robert Longoのオフィスがあったりしてへーと思う。Experimental Intermedia自体はライブハウスというよりは住居と創作スペースを兼ねているロフトを片付けて客を入れているという感じ。Chinatownは決して賃料は安くないので、これだけのロフトを所有しているオーナーはよほど裕福と見た。どうでも良い話だが。

今夜の出演のAndrea ParkinsはTimeOutの紹介記事によるとインプロ系のミュージシャンでありかつアコーディオンのプレイヤーであるらしい。インプロとアコーディオンの組み合わせというのは僕にはとても新鮮で、それが今夜足を運んだ大きな理由でもある。ライブ自体はそれほど奇を衒ったものではなく、ラップトップを操作してサンプリングでライブを開始し、途中でアコーディオンをある意味いかにもという感じでサンプリングのトラックに乗せ、最後はサンプリングの音を少しずつ少なくしていって締め。こう書くと退屈そうだが、そういう訳ではなくアコーディオンをもう少し面白く使えなかったものかなとは思うが総合すれば結構良いライブだった。もう少し早く知っていれば何度か足を運んだかもなぁ。

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