2019年10月19日 (土)

守山友一朗展「Etoiles et Brise-星とそよ風-」@SCENE(2019/10/17)

今日の夕方は青山のアートサロン、SCÈNEに。こちらは通常は招待制なんだけれど年に2回ほど開催される企画展の間は木曜日が一般公開日になって誰でも展示を見に行ける。とても優雅な雰囲気で行くたびにテンションが上がる。
 
現在開催中なのは守山友一朗という画家の個展。二十歳そこそこで渡仏してパリの国立高等美術学校で画業を学び、その後ずっとパリを拠点に活動した後に昨年末に日本に戻ってきた作家なのだそう。展示されている作品はどれも柔らかながら鮮やかな色合いで、作品を見ていると良く晴れた穏やかな春の日の光に包まれたような気分になる。
 
今後日本の美術館でも個展が企画されているということで楽しみ。告知に気を付けておこう。
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2019年10月17日 (木)

黒田阿未個展「忘れられた場所で」@アートコンプレックス・センター(2019/10/16)

今日の夕方は日曜日に続いて信濃町のアートコンプレックス・センターに。今夜の目当ては黒田阿未の個展。去年の春に見た個展がとても印象的で、今回も告知を見て以前から楽しみにしていた。

出展されている作品は前回と同様にセーラー服の少女をモチーフにしたもの。フライヤーの解題に「閉じた世界のことや選ばれなかった者の物語」がテーマと書かれていて、日常の中のシーンに見える作品でもそういう雰囲気が伝わってくる。作品が持つ良い意味での泥臭さというか湿度が、少女たちをイラスト的に魅力的なものにしながらもテーマをしっかりと伝えてくれるのが良い。

直接の展示物ではないのだが、良いな、と思ったのが、版画の試し刷りを加工した封筒や小さな画集(作品の一部だけを切り出したもの)がグッズとして販売されていたこと。気に入ったけど作品を買う踏ん切りは付かないという展示でこういうのを置いてたら絶対買うと思うんだよね。他の版画作家さんも取り入れてくれないかな。

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2019年10月16日 (水)

ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展@Bunkamura ザ・ミュージアム(2019/10/15)

今日の夕方はBunkamura ザ・ミュージアムへ。現在開催中なのはリヒテンシュタイン侯爵家のコレクション展。今夜はTOKYU ROYAL CLUBのメンバー向け貸切展示なのでゆったりと眺められるのがありがたい。

展示されている作品は侯爵家の私的な肖像画から宗教画、静物画まで幅広い。また磁器のコレクションも19世紀ウイーン窯の作品から景徳鎮、古伊万里の作品まで展示されている。ルーベンス、ブリューゲル、クラーナハなどの巨匠の作品が多数並ぶが、それ以外の作品もとても優美なものばかり。完成度も高くパッと見てあー見事だなー美しいなーと素直に感じられる作品なのが良い。

これこそ君主のコレクション、という王道の展示。素直に眼福と感じられる内容でした。

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2019年10月14日 (月)

笑う指宿個展@アートコンプレックス・センター(2019/10/13)

今日のお昼はアートコンプレックス・センターへ。今日の目当ては指宿というペン画の風景画家。以前にグループ展で見かけた時に密度の高い細密な表現が印象的で、個展はどうなんだろうと楽しみにしていた。

個展会場に入るとずらりと並んだ作品に圧倒される。一つ一つがびっしりと描き込まれた作品なので放つ圧が強いのだ。作品は実在の景色や静物かなと思うような作品から、現実にはこういう眺めは無いだろうという作品まで幅広い。ただ、どの作品にも共通しているのは、描かれているもののテクスチャーが風化の跡を感じさせるものであること。作者が細密画という手法で制作をしているのは、現実の物体が持つこの風化の感覚を表現したいからじゃないのかな、と見ながら思った。そういう作品なので見ていると落ち着きや懐かしさという感覚がジワジワと湧いてくる。

これほどの手間がかかった作品なのに実はお値段は手ごろ。買いそびれてしまったのが悔しい。画集もあるんだけれどこういう作品はやっぱりペンの書き味を感じたいものね。次回出会った時にはぜひ購入しよう。

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2019年10月11日 (金)

ガブリエル・オロスコ個展@RAT HOLE GALLERY(2019/10/11)

今日の夕方はRAT HOLE GALLERYに。現在開催中なのはガブリエル・オロスコの個展。世界各地で大規模個展を開催している大物アーティストで、日本では2015年に東京都現代美術館で個展が開催された。

会場に入ってみると不思議に懐かしい雰囲気が広がる。金色の色紙を背景に使い、幾何学図形を取り入れた作品は、日本の戦後美術を見慣れた目にはとてもしっくりくる。2つ展示されている立体作品も奇抜さのない作品。でもそれがつまらないかというとそうではなく、色や形のバランスが魅惑的で、いつまで見ていても飽きない。モノとしての魅力の裏側に捻ったコンセプトがあるのかどうか、という点については僕の知識では分からないのが残念なところ。

ともあれ世界で大規模個展を開催させた著名なアーティストの作品を青山のお洒落な空間でじっくりゆったり眺められるというのはとても贅沢な話。しかも無料。人を不快にさせるタイプの作品ではないので、現代美術は得意ではなくて、という方も機会があれば是非見て欲しい。

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2019年10月 9日 (水)

空会 9th@画廊くにまつ青山(2019/10/07)

今日の夕方は画廊くにまつ青山に。現在開催中なのはこのギャラリーの0号作品のグループ展で、インド哲学でで「空」は「ゼロ」を意味することにひっかけて「空会」というタイトルで毎年開催されている。

今回の出展作家は岩田壮平、今川教子、藤原由葵、東儀恭子、前田和子、佐藤真美、鈴木琢未。いずれもセンスの良いモダンな日本画ながら、それぞれに個性があって楽しい。作品の値段にも幅があるけど小品だから安い作品は十分手が届くし、同じく小さくて飾る場所にも困らないので、買えるかな…と思うのもまた楽しい。

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2019年10月 6日 (日)

金田花季個展「美辞醜聞」@白白庵(2019/10/05)

今日の夕方は白白庵に。現在開催中なのは金田花季さんの個展。初めて見た時は猫をキュートに描く作家さんという印象だったんだけど、ここ数年は動物を被りものにした女性や、骸骨や爬虫類などグロテスクなモチーフも描くようになり、アートとしてとても面白いなと思うようになった。

今回の展示もその変化の延長線上にある内容で、作品の深みがグッと増し、特に生命そのものがもつダークでグロテスクな側面が前に出てくる展示になった。キュートな猫のモチーフが持つ意味もこういう作品との対比で更に深く感じられる気がする。展示されている作品は平面作品だけではなく、赤部夏美さんのアクセサリーとのコラボレーション作品や、とてもキュートな招き猫、蚊やり豚といった立体作品も展示されている。

愛らしい猫をイラストとして楽しみたい人も、作品の深みに触れたい人も、どちらも楽しめる展示になっていて、お勧めです。

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2019年9月29日 (日)

じん吉 個展「今日、かさねて」@アートコンプレックス・センター(2019/09/28)

今日の午後は信濃町のアートコンプレックス・センターに。今回の目当てはじん吉というイラストレーターさんの個展。

展示されている作品は人物画だったり食べものを中心とした静物画だったりでさまざま。とても上手いのだが、良い意味でのほのかな泥臭さが作品のアクセントになっている。人物は親しみがある空気感を出しているし、食べ物の絵は「綺麗!」というよりもまず「美味しそう!」。あえて光によるシズル感を前に出さない、こういうイラストらしいイラストっていうのもとっても好きなんだよなぁ。

大人の落ち着きのあるイラストなので、これからいろいろなところで見かけることになるんじゃないかな。先物買いができた気分で嬉しい。

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2019年9月28日 (土)

二つの魂の神話~ヴァサンタ ヨガナンタン 写真展@シャネル・ネクサス・ホール(2019/09/27)

今日の夕方は銀座のシャネル・ネクサス・ホールに。現在開催中なのはヴァサンタ・ヨガナンタンというスリランカにルーツを持つフランス人写真家の個展。

展示のテーマはヒンドゥー教の聖典であり現在も広く親しまれている叙事詩でもある『ラーマーヤナ』。展示されている作品は、作家が『ラーマーヤナ』の物語の道筋を辿り、風景に加えて出会った人々に『ラーマーヤナ』のシーンを演じてもらって撮影したもの。手法的に面白いのは、基本的には写真でありながらメディアや技法が異なるものが組み合わされているもの。通常のカラー写真のほか、モノクロ写真にインドの画家が伝統的な手法で彩色したもの、カラー写真にアクリル絵の具で彩色したもの、和紙にプリントしたもの、などなど。正直なところ僕は『ラーマーヤナ』については詳しくないのだが、古代と現代、神話の英雄と市井の人々、といった対比が、少しずつ手法やテクスチャーが異なる写真によって重層的に伝わってくる。

とても綺麗で少しエキゾチックな、シャネル・ネクサス・ホールらしい展示。『ラーマーヤナ』を予習していったらもっと楽しめたかな。

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2019年9月27日 (金)

卯月俊光「OVAL-ひとつの宇宙-」@スペースユイ(2019/09/26)

今日の夕方はスペースユイに。現在開催中なのは卯月俊光氏の個展。型紙、染料、箔、岩絵の具などを用いた平面作品を制作するアーティストで、とても雰囲気のあるフライヤーを見てこれは行かなければと思って久しぶりに時間を作った。

展示されていた作品の雰囲気は想像していたよりも幅広く、どの作品も楽しめた。似た雰囲気のアーティストだとジョアン・ミロを思い出したな。静謐でファンタジックで、一つ一つの線や形がしっかりと描かれていて、いつまで見ていても飽きない。部屋に飾っておいたらその部屋の空気を綺麗にしてくれそうな作品。

物販もいろいろ並んでいたので文庫本のカバーを買った。お気に入りの本を挟んで旅行に持っていきたい。

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