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2019年4月24日 (水)

越智香住「phantasm」@スペースユイ(2019/04/23)

今日の夕方はスペースユイに。現在開催中なのは陶芸家の越智香住氏の個展。彼女の作品は4年前に初めて見てそれ以来個展をずっと楽しみにしている。素焼きの表面にうっすらと土がかかったような質感で、人物像は人間の原型のような神性をかんじるようなものである一方、動物の像はとってもユーモラス。

彼女は小さなオブジェも作る作家さんで、今回はお皿やブローチなども含めて盛りだくさん。可愛らしい猫のオブジェがあったので、1つ購入して帰ることにした。ギャラリーに来て作品を買って作家さんと話をするとやっぱりテンション上がる。

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2019年4月23日 (火)

LOVE @ FIRST SIGHT OKETA COLLECTION@スパイラルガーデン(2019/04/21)

今日のお昼は渋谷からの帰りに表参道のスパイラルへ寄り道。スパイラルガーデンでは現代美術コレクター桶田俊二・聖子夫妻のコレクション展が開催されていた。

個人的には「あ、分かる~」というアーティストの作品が並んでいたのが嬉しかった。日本の作家では草間彌生や村上隆といったアートファンで無くても名前を知っているようなビッグネームから空山基、五木田智央といった好みの作家まで。海外の作家も一目見て何かを感じられる作品ばかり。

ごく個人的なところではミスター(MR)の作品が面白かった。彼の作品はアニメ風の美少女を描いたもので、Explicitではないものの非実在青少年としての消費をされるキャラクターであることが一目で分かる。海外ではこういうキャラクターがイノセントでユーフォリックに表現されることがかなりのカルチャーギャップらしく、むしろ海外での評価が高い。実は彼の作品を見るのは10年以上ぶりで、この路線での制作を続けていたんだなーと感動した。

現在の東京の現代美術シーンを切り取ったとても良い展示だと思うし、ちょっと敷居が高そうと感じている人こそぜひ覗いてみて「こういう感じなら楽しそうだからギャラリーにも行ってみようかな」と思ってくれるといいな。土曜日に終わってしまうので連休初日にぜひ!

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2019年4月21日 (日)

クリスチャン・ボルタンスキー「Lifetime」@国立国際美術館(2019/04/20)

この週末は大阪に帰省。お昼に少し時間が空いたので国立国際美術館に出かけることにした。現在開催中なのはクリスチャン・ボルタンスキーの回顧展。大好きな作家なので開催案内を見て「これは!」と思ってやってきたのだが国立新美術館に6月に巡回してくることを知ってちょっとがっかり。まぁ、コレクション展も連動した展示になっているので、見に来た意味はあるんだけどね。

ボルタンスキーの個展は2年半前に東京都庭園美術館で見た。今回展示されている作品はその時に展示されていて「ボルタンスキーはこんな作品も作るんだ」と思ったものも多い。暗い無人の部屋で妖怪の影絵が壁に投射されるもの、大音量の心拍音と共に赤い電球が明滅するもの。その一方で、個人のプライベートな写真を宗教的なドラマチックな演出で並べる、いかにもボルタンスキーらしい作品のウェイトも高く、地下の空間という効果もあって全体的な印象は東京都庭園美術館の展示とはかなり違う。

全般的に、個人の人生というのはその個人のものであり、かつそれぞれの個人ごとに全く異なり固有のものである、という重たさを感覚として突き付けてくる展示になっていたと思う。今の時代、SNSで他人の生き様を気軽に消費してしまえるようになったからこそ、過去にも増して重たいテーマなのではないだろうか。見応えのある展示だった。

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2019年4月20日 (土)

ヘスス・ラファエル・ソト『Pénétrable BBL Bleu』@エスパス・ルイ・ヴィトン東京(2019/04/17)

今日の夕方は原宿に出てきたので久しぶりにエスパス・ルイ・ヴィトンに立ち寄る。現在開催中なのはキネティックアートの巨匠、ヘスス・ラファエル・ソトの個展。
 
個展と言っても展示されている作品は『Pénétrable BBL Bleu』一点。長方形のエリアに青いビニールの紐が等間隔で天井から吊り下げられていて、少し離れて見ると青い半透明の直方体が空中に浮いているように見える。観客は作品の中に入ることができ、それによっと生じる紐の動きを中から、あるいは外から眺めることで、作品が違う表情を見せる仕組みになっている。
 
展示室には行ったときには先客はおらず作品は完全に静止していた。それを外から見た時かは「まぁこんなもんかな」程度に思ったんだけれど、作品の中には行ってみると雰囲気が全く違う。特定の角度ですうっと視界が通ったときの開放感。複数の紐の振動の揺らぎが重なることによるリズム。一見シンプルに見えて計算しつくされた作品であることがよく分かる。
 
エスパス・ルイ・ヴィトン東京が外光を存分に取り込む開放的な空間であることも作品の魅力を引き立てている。僕が訪れた夕暮れ時は作品の青さと外光の色が絶妙にマッチしていたが、日がどっぷりと暮れてからはそれはそれでロマンチックだろうし、日中の光が強い時間にはキラキラと光って違う美しさがあるだろう。この作品は世界を巡回展示しているそうだけど、他の会場ではどんな展示だったのか気になる。
 
この会場の魅力を存分に引き出す展示だし、見る人に美術の知識を要求しない敷居の低さもある。5月12までとそろそろ会期末が近いが、それまでに表参道に来ることがあればぜひ立ち寄ってほしい。
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2019年4月14日 (日)

キャサリン・バーンハート「Big In Japan!」@NANZUKA(2019/04/13)

今日の午後は横浜からの帰りに渋谷のNANZUKAに。現在開催中なのはキャサリン・バーンハートの個展。ミッキーマウスやダースベーダー、ガーフィールドやピンクパンサーなどを描いた作品が展示されていた。
 
作品の中のキャラクターたちは忠実に再現されているわけではない。落書きっぽいというか、ヘタウマというか、ストリート風というか、見ていて何とも言えない脱力感がある。それぞれの作品は結構大きなサイズなので脱力感もひときわ強い。その一方で、鮮やかな色合いやタッチの緩急などがあり、絵としてはパッと見て「あ、綺麗かも」と思わせる力を持っている。「Big In Japan!」というタイトルを考えると、日本の二次元表現へのリスペクトもあるのかもしれない(僕にはどこがと指摘する知識は無いけど)。
 
その組み合わせの妙でいろいろなことを感じさせる作品になっている。本来は強い権利で守られているアメリカンなキャラクター達をこういう風に扱って良いのだろうか、という気持ちのざわめき。あるいは使い込んでくちゃくちゃになったコミックやキャラクターグッズを見るような不思議な落ち着き。こういう作品が面白い現代美術なんだろうな。

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2019年4月13日 (土)

The Nature Rules 自然国家:Dreaming of Earth Project@原美術館(2019/04/12)

今日の夕方は原美術館のオープニングレセプションに。今日から開催されるのは韓国のアーティスト、崔在銀氏の個展。韓国と北朝鮮の間の非武装地帯(DMZ)に絶滅危惧種のサンクチュアリや遺伝子・文書の保存施設を作ろう、というコンセプトの企画展。

展示の中心は崔氏に共感した建築家たちが作った建造物の模型で、その他にも遺伝保存施設のコンセプトや実現した場合のマニュアル、鉄条網を溶かして作った鉄板など。原美術館というよりはワタリウムっぽい、コンセプトが先行した展示で、個人的にはどう鑑賞していいか難しい展示だった。

このプロジェクトが始まったのは2014年だそうで、この1年の朝鮮半島の激動を踏まえたものではない。ただ展示の企画が始まってからは本当にいろいろなことに振り回されたのだろうなと思う。この展示は7月末まで。それまでに参加したアーティストたちの思いが良い方に報われるようにと願わずにはいられなかった。

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2019年4月11日 (木)

太田雅文@新小岩Chippy(2019/04/09)

今日の夕方は日曜に続いて友人のジャズシンガー、太田雅文さんのライブに。今日の会場は去年の9月にも来た新小岩のChippy。おつまみ(ピザなんかもある)が500円で食べ放題という嬉しいシステムは前回と変わらず。

今日のライブは望月智子(Pf)とのデュオ。いかにもジャズというしみじみした曲が中心で、日曜日とはまた違った楽しさ。もちろんミュージシャンのお客さんの飛び入りもあり、盛り上がった。

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2019年4月10日 (水)

太田雅文@松戸コルコバード(2019/04/07)

今日の夕方は友人のジャズシンガー、太田雅文さんのライブに。場所は去年も来た松戸のコルコバード。新入社員の頃に住んでた街なのでこうやって毎年出かけてくる用事ができると何となく嬉しい。
 
今回のメンバーは伊藤雅之(Bs)、山下拓夫(As)、望月智子(Pf)、齋藤琢磨(E.Ba)、館野裕(Ds)で、前回と同様の大編成(トランペットがアルトサックスに変わった)。もちろんゲスト参加のミュージシャンも。こういう大編成のバンドをバックにしたジャズボーカルって最近は聞く機会がめっきり減ったのでとっても新鮮。やっぱり管楽器がボーカルに絡むのは華やかだなぁ。今回も楽しかった。

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2019年4月 8日 (月)

ル・コルビュジエ展@ときの忘れもの(2019/04/06)

今日の午後は六義園での花見を兼ねて妻とときの忘れものに。
 
現在開催中なのは建築家のル・コルビュジエの個展。とはいえ建築模型や設計図が展示されている訳ではなく、版画作品を中心とした展示になっている。彼が手掛けたモダンな建築とは一見繋がらなさそうなリリカルな作品たち。初めて見た時はへぇーと思ったが、改めて見てみるとやはり美しい。現在の駒込のギャラリーはとてもモダンな建物なので、青山で見た時とはまた違った見え方がするのが面白いな。
 
本日は建築専門の編集者である吉川盛一の蔵書の販売会もあり、ギャラリーの中には山のように本が積まれている。こういう姿のギャラリーを見かける機会は無いのでちょっとワクワクした。僕は建築の専門書を読みこなすことはできないけれど一般書も置いてあったのでせっかくなので購入した。こういう場所で出会った本との縁っていいよね。
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2019年4月 7日 (日)

伊藤彩&リチャード・ゴーマン「Sea Both Sides」@8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galler(2019/04/05)

今日の夕方はヒカリエの小山登美夫ギャラリーに。開催されていたのは伊藤彩とリチャード・ゴーマンの2人展。

リチャード・ゴーマンの方は円や四角形などの図形を組み合わせた抽象絵画で、伊藤彩の作品はイラストのようにさまざまなモチーフが画面に散りばめられた作品。ただ、鮮やかで大胆な色遣いは両方の作品に共通していて、それが二人の作品の背景にある隠れた共通点を感じさせてくれる。今回の展示はゴーマンの作品からインスピレーションを受けた伊藤がその絵に応える形で制作した作品が展示されているのだとか。

どちらもきちんと現代美術だけれど鮮やかな色彩のおかげでシーンの素養が無い人にもとっつきやすい展示になっていると思う。この場所らしい良い展示。

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