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2019年1月 9日 (水)

カタストロフと美術のちから展@森美術館(2019/01/07)

今日の夕方は森美術館に。現在開催中なのは15周年記念展。人間がカタストロフに直面した際に、美術はそのカタストロフにどう向き合うべきなのか、再生のために何ができるのかをテーマにした、かなり重たいテーマの展覧会。

前半はカタストロフをどう記録、表現するのかをテーマにした作品が並ぶ。カタストロフを抽象的にとらえた作品もあるが、もちろん具体的にカタストロフを記録した作品も多い。阪神大震災、アメリカ9/11テロ、東日本大震災と、自分が直接間接に体験したものを記録した作品の前ではどうしても足が止まる。淡々とした作品のほうがじわーっときたりするんだよね。

後半は美術がカタストロフにどう立ち向かうかがテーマ。チャリティなどの行動を促すものもあれば、被害者を癒し希望を伝えるものもある。

思うに美術でカタストロフに立ち向かうといことは言うほど簡単なことでは無いのだろうと思う。一般生活での常識の枠組みが壊れるような状況では、専門知識を持たない一般市民が善意から判断し行った行為が、かえって被害を広げ被害者を傷つけてしまうこともあるだろう。場合によってはアートがそれを拡大することもあるかもしれない。そういうことに対して自覚的であり緊張感を持ちつつ、でも黙っていろというのはやっぱり違う、と声をあげることは大事なのではないだろうか。

15周年記念にふさわしい重厚な内容。森美術館はやっぱりいい展示しますね。

Yokoono

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