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2018年9月25日 (火)

鮫島ゆい展「√ root」@ときの忘れもの(2018/09/23)

今日は大阪に墓参りで日帰り帰省。あちこち動き回ったんだけど途中で時間を作ることができ、大津で開催している鮫島ゆいさんの個展を見ていくことにした。鮫島ゆいさんの作品を初めて見たのは6年前。当時のneutron tokyoで、青空に浮いた雲の絵を妻が気に入って購入したのがきっかけ。その後も展示には足を運んでいたんだけど、発表の場所を関西に移されたので見に行く機会が減ってしまった。作品を見るのは2014年のthe three konohanaでの個展以来だから4年ぶりになるか。

会場の2kw galleryはJR大津駅の山側、国道一号線沿いにある。ここは学生時代に通学で通っていた道なので懐かしい。ギャラリー自体はさほど広くはないが2階建てになっていてあることを上手に生かした作りになっていて窮屈さを感じさせない。2階からの琵琶湖の眺めは見事。

展示されている作品は荒いタッチで描かれた具象と抽象の合間にあるような作品なんだけれど、その画面の中に単一色でフラットに塗られた区画が入り込んでいて、その面白さに目を惹かれる。このモチーフは以前から変わりませんね、と聞いてみると、ずっと自分の中にあるテーマで最近また強くなってきているんです、という話をしてくれた。

ちょっと慌ただしかったけど来てみて良かったな。次は東京で作品を見ることができたらいいな。

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2018年9月24日 (月)

野口琢郎展@ときの忘れもの(2018/09/22)

今日の夕方はときの忘れものへ。現在開催中なのは京都の箔画作家、野口琢郎氏の個展。会期は木曜日から始まっていたんだけれどオープニングレセプションは土曜日ということで今夜お邪魔することに。

野口氏は京都西陣の箔屋が実家で、家に代々伝わる技法を踏まえて作品を制作している。伝統技法に関する部分(例えば色とりどりの箔は銀箔を硫化させて作成する)と、独自に編み出した技法(作品の特徴である黒地の部分は石炭を磨り潰したものを使っているのだけれど、西陣の伝統では木炭粉を使うのだとか)とが入り混じり、作品制作のお話を聞いていても飽きない。

今回出展されている作品は夜明けの海と空など以前から主に取り組んでいるシリーズのほか、風景の断片をコラージュしたLandscape〉シリーズ、立体的なパーツをくみ上げたように見えるシリーズなど、いろいろな作品が並ぶ。僕が好きなのはやはり海と空のシリーズ。写真や絵画でも好きなモチーフなのだが、箔画ということで光の具合によって全く見え方が違い、夕方にお邪魔して滞在しているうちにどんどん雰囲気が変わっていくのが面白かった。

お話を聞くと作品が一番美しく見える時間はお昼時なのだとか。何とか時間を作ってもう一度見に行こう。

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2018年9月23日 (日)

Yesterdays 黒と白の狂詩曲(ラプソディ) 立木義浩写真展@シャネル・ネクサス・ホール(2018/09/21)

今日の夕方はシャネル・ネクサス・ホールに。今夜の目的はコンサートではなくアート。写真家の立木義浩氏の個展が開催されている。

展示されているのはタイトルの通り基本的にはモノクロ写真。東京で日常的にふと目にする風景が、単独で、あるいは女性と共に撮影されている。圧倒されるのは作品の艶やかさ。黒と白の2色しかないのにこんなに肉感的に感じるのは、光の強弱が意識されるからだろうか。撮影された風景や女性のファッションは現代のものであるはずなのに懐かしさを感じるのも同じ理由かもしれない。

会場は壁が取り除かれて大きなホールになっていて、モノクロの展示作品は四面の壁に展示させられている。そして部屋の真ん中には四角い柱が設置され、そこには極彩色の静物写真が。この対比も心憎い。

このギャラリーらしい、直球ど真ん中で誰でも楽しめるファッショナブルな展示。銀座で時間があればぜひ足を運んでほしい。

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2018年9月22日 (土)

毛利美穂展 [種々様々Ⅱ]@画廊くにまつ青山(2018/09/20)

今日の夕方は久しぶりの画廊くにまつ青山に。現在開催中なのは毛利美穂の個展。この画廊が得意としているジャンルの、日本画の技法を使ってモダンな作品を作る作家さんで、野菜や果物を水玉模様を使ったカラフルな色彩で描いた作品に一目惚れし、その後は個展を見つけるたびに足を運んでいる。

今回の個展に展示されていた作品もパステルカラーで水玉模様の作品たちだったけれど、個人的にはちょっと前回と印象が違った。野菜や果物に黒い斑点(バナナによくあるあれですね)が積極的に入れられていたり、これは光の加減かもしれないけれど背景部分で日本画的な粉っぽいテクスチャが抑えられていたりした気がする。その結果、従来は「いかにも日本画っぽい質感なのにパステルカラーの水玉模様」という意外性(ほのかにバッドテイストも漂わせる)が強く出ていたけれど、今回展示されていた作品は構図の面白さとか色合いの美しさなどとのバランスが良くなっている気がする。記憶違いかもしれないんだけどね。

展示されている作品のサイズなどのバラエティもあり、見ていて飽きない展示だった。次回の個展ではどんなふうに変わっているかな。楽しみ。

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2018年9月20日 (木)

リー・キット「僕らはもっと繊細だった。」@原美術館(2018/09/18)

今日の夕方は原美術館に。火曜日でイレギュラーながら今夜はオープニングレセプションがある。

今回開催されるのは台湾のアーティストLee Kit氏の個展。サイトスペシフィックなインスタレーションを得意とする作家で、今回の展示でも建物に何気なく付いていそうな設備を実際に壁に貼り付けたり映像で表現したり、それに字幕を付けた映像作品が展示されていた。

とてもおもしろい展示だと思ったのだが、繊細な展示なので、大雨の中をやってきてレセプションでガヤガヤしている中で眺めるとその良さがかき消されてしまってちょっと残念だった。会期は年末まであるので、人が少なそうな日に再訪してゆっくり作品を眺めたいな。明るい時間に見るだけでもずいぶん印象が変わりそう。

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2018年9月18日 (火)

飯沼英樹「東京楽園」@SNOW Contemporary(2018/09/15)

今日の夕方はプールに出かける途中で西麻布のSNOW Contemporaryに立ち寄る。現在開催中なのは彫刻家の飯沼英樹氏の個展。彼の作品はここSNOW Contemporaryが西麻布に移転してきたお披露目展示の時に初めて見た。荒くて力強いテクスチャを持つ木彫にカラフルなブランドの衣服をペイントした作品は、異形でありながら強烈な存在感を持っていた。

今回展示されている作品は、過去の展示で試してきたネタ的な要素を封印したストレートなもの。かなり小さな、手に載るようなサイズの作品も多く、彼の作品の印象は木材の量感に負うところも多いのになぜこのサイズを選んだんだろう?と思ったのだが、どうも作品を街に持ち出して風景と共に撮影するという企画もやっていた様子。なるほど、それで「東京楽園」なんだね。

作品の女性が身に着けている服も東京での日常生活で目にするようなものが多く、作家の一面を知る意味でとても有意義だった。見ると元気の出てくる展示ですよ。

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2018年9月17日 (月)

ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界@三菱一号館美術館(2018/09/14)

今日の夕方は頂いたチケットで三菱一号館美術館に。現在開催中なのはフランスのハイジュエラー、ショーメの展覧会。

展示会場に入るといきなり教皇ピウス7世とかナポレオン一世とかの王冠が展示されていて圧倒される。ただ、個人的にはストレートなジュエリーはどうもピンと来ず結構苦手な分野。展示の中にもまさに解説があったんだけど、ジュエリーというのはあくまで身に着けてナンボ、しかも静止している状態の見え方だけではなく動きの滑らかさや持ち重りといった感覚的なものも魅力なので、そういったところに意識が向く女性の方が魅力が伝わりやすいのは当たり前と言えば当たり前なんだろうな。後半の方にはCGなどを使って見せ方に工夫をした展示も増えてきて、最後の部屋の日本との関わりの展示なんかも面白かった。

そうはいっても多くの権力者や時代の寵児から愛され認められてきた迫力は流石で、とてもゴージャスな展示だった。見た甲斐はあったと思う。

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2018年9月15日 (土)

建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの@森美術館(2018/09/12)

今日の夕方は森美術館に。現在開催中なのは建築の日本展。開館15周年の記念展でもあり、見逃してはいけないと思っていたが、結局いつもと同じく9月17日の会期終了直前になってしまった。

展示内容はとても骨太なもので、日本の現代建築が世界の先端に躍り出た背景を、日本の歴史や文化にまで遡って述べた内容になっている。展示テーマが多いのに加えて建築展という特性上一つ一つの展示品が大きく、おそらく展示の趣旨をきちんと理解するには図録を購入して展示内容を確認しつつ何度か足を運ぶ必要があるのだろう。ある程度の予備知識を持たない人にとっては「考えるな、感じろ」的になってしまうのはある程度仕方がなさそう。感じるという切り口だけでも伝わってくるものは大きく、僕のようなライトな訪問者でも建築の思想的な意味とはこういうものなのかと思うところがいくつもあった。

建築に縁のある人にとっては僕がどうこう言う必要もないが、そうでない人にとっても価値のある展示だと思う。節目の年の記念展にふさわしい内容で、ぜひ足を運んでほしい。

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2018年9月12日 (水)

高田茂和展「A Day in the Life」@スペースユイ(2018/09/11)

今日の夕方はスペースユイに。現在開催中なのはイラストレーターの高田茂和氏の個展。懐かしい、ちょっと既視感を感じるような画風なんだけれど、こちらでの個展は2016年の春に次いで2回目だとのこと。

会場に並んでいるのは日常を切り取ったものからちょっとファンタジックなものまで、でもどれも穏やかで優しいシーン。作家の個性を感じられる人物の顔の表現も素敵だれど、僕が惹かれたのは大胆で鮮やかな色遣い。夕焼けをテーマにした作品の前ではしばらく動くことができなかった。作品の中にレタリングされた英語の小文も可愛らしい。

どんな人が見ても楽しめる、素敵なイラストだと思う。これから雑誌やポスターなどいろんなところで見かけるようになるんじゃないかな。楽しみ。

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2018年9月10日 (月)

ヒキコモリーヌ個展「女々し、姦し。」@アートコンプレックス・センター(2018/09/09)

今日のお昼は昼食のついでに信濃町のアートコンプレックス・センターへ。今回面白かったのはイラストレーターのヒキコモリーヌ氏の個展。

ペンネームとフライヤーのイラストからだいたいこんな作風のイラストかな、と思って出かけたところ、技法も作風も思った以上に幅広く、予想以上に楽しめた。作品のキモである少女たちの女の子女の子したところ(なんせ展覧会のタイトルが「女々し、姦し。」ですからね)は個人的には感受性が低い部分で、そのあたりにピンと来る人だったら「あ~分かる~!!」ってもっと楽しめたんだろうなとは思う。

次回の展示が楽しみになった作家さん。少し切り口が変わるとがらっと印象が違う展示になりそうなので、そういう展示も見てみたいな。

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2018年9月 9日 (日)

大ツタンカーメン堂展@白白庵(2018/09/08)

今日の夕方は白白庵のオープニングレセプションに。今日から開催されるのは大ツタンカーメン堂展。いやタイトルだけ書いても何が何だか分からないと思うが、大ツタンカーメン堂とは陶芸家の奥様と仏師の旦那様の覆面アートユニットで、世界の古代文明や歴史、不思議なものなどをモチーフにしたオブジェを作成している。

耳をモチーフにしたピアスとか、土偶の腕が振り出し口になっているスパイスボトルとか、ツタンカーメンのタオル掛けとか、ただひたすらに脱力な作品も多い中に、絵皿の画題が切り抜かれているお皿とか、回転させると功徳があるというマニ車をモチーフにした茶碗とか、鋭い切り口の作品が混じっていて唸らされる。

最近の白白庵では既存の「お洒落」「綺麗」「コンセプチュアル」といった文脈に乗っからずに何ができるかという実験的な展示に正面から取り組んでいて目が離せない(一方で百貨店やホテルでの展示はその場所で求められるものを開催している)。笑いながら展示作品を眺めて気になったものをお土産感覚で購入する(どの作品も安い!)のもとても正しい楽しみ方だと思うけど、次のアートを考える渾身の取り組みとして鑑賞する価値のある展示だと思うんだなぁ。

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2018年9月 5日 (水)

太田雅文@新小岩サウンドミュージックバーChippy(2018/09/03)

今日の夕方は土曜日に続いて友人のジャズシンガー、太田雅文さんのライブに。今回の会場は新小岩にあるミュージックバーのChippy。南口を降りてアーケードの中を歩いていき、5分ほどでアーケードを抜けたところにある。基本的にはカウンターだけの細長いお店で、入口に近いところが演奏スペース。食事をしてこなかったので何かお腹に入れようかと思ったら、おつまみが500円で食べ放題ということで有難く頂く。乾きものだけではなくサーモンの刺身とか筑前煮とかしっかりしたものばかり。良いお店だ。

今夜の編成は太田雅文 Vo、望月智子 Pfというデュオ。ボーカルとピアノというシンプルな構成だけに、楽曲の良さがシンプルに伝わってくる内容。ミュージシャンのお客さんも多く飛び入りも多数で、賑やかなライブになった。良いお店に良いミュージシャンに良いお客、こういうライブに当たると幸せな気分になるよね。

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2018年9月 4日 (火)

アートラウンジ vol.9「お月見ラウンジ」@パークホテル東京(2018/09/03)

今日の夕方は汐留のパークホテル東京に。ご近所のギャラリー、白白庵がこちらのラウンジのアートプロデュースをしており、2ヵ月に一度展示を入れ替えている。今日は9月・10月の展示の初日でオープニングレセプションがあり、せっかくだからこの日に合わせて覗いていくことにした。

今回のテーマは「お月見ラウンジ」。直接月をテーマにした作品が並ぶ、というというわけではなく、伊豆野一政白岩大佑、田川亞希、山口由次といったそれぞれに個性の立った陶芸作家の作品の合間に、白石雪妃の書、やまだあやこの刺繍バッグが入るという構成。ちょっと異種格闘技っぽく見えるけど、刺繍バッグや書は入ることで陶芸作品の個性が際立ちながら全体の雰囲気がかえってまとまるのが不思議。

今回は山口由次さんの小皿を購入。妻と二人で飲むときにちょっとつまみを置ける小皿が欲しいなと思っていたところ、ちょうど良いものが見つかった。夜空に黒い天の川が流れ、その周りに金銀の星が浮かんでいるという風情。日本酒にも洋酒にも良い相棒になってくれそう。

今夜のメインイベントは白石雪妃さんの公開制作で、本当は見ていきたかったんだけどダブルブッキングのために断念。11月はフルで参加したいな。

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2018年9月 2日 (日)

太田雅文@関内ジャズカフェGIG(2018/09/01)

今日の夕方は友人のジャズミュージシャン、太田雅文さんのライブで関内ジャズカフェGIGに。このお店は去年の12月に初めて来たけど、マンハッタンにある小さくて古めのカフェが時々ジャズライブをホストしている、という感じの雰囲気が懐かしい。久しぶりにニューヨークにジャズを聴きに行きたいなー。

今夜は太田雅文 Vo、小松雄大 Ts、日野了介 Baというちょっと変則的な編成。この編成でのライブを見るのは太田さんの3年前のウィスパーでのライブ以来か。オーソドックスな編成とは違った、ボーカルとサックスが競り合うような面白いライブになりました。

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和のあかり百段階段@ホテル雅叙園東京(2018/09/01)

今日の夕方は横浜に出かけるついでにホテル雅叙園東京に。百段階段を使ったアートイルミネーションの展示を行っているのだ。ささっと駆け足で回れるかな、とか思いつつ会場に来てみると、物凄い長さの行列ができていて驚く。メディアに取り上げられでもしたのだろうか。だけど展示エリアに入ってみると確かに並ぶだけの価値がある内容だった。

百段階段は東京都指定有形文化財で、階段で7つの広間がつながれており、それぞれに豪華絢爛な装飾がなされている。今回はその装飾を楽しむためのあかりをあえて落とし、代わりに様々なアートイルミネーションが展示されている。ねぶたや長崎のランタンのような伝統的なモチーフから、とてもモダンなものまで、部屋ごとに趣向はさまざま。とにかく美しさとゴージャスさに圧倒される。

残念だったのは圧倒的な混雑で、もうちょっと空いている日時に行けば更に楽しめただろうな、細かいところにも目が届いただろうなと思うと悔しいな。百段階段を使ったイベントは定期的に開催されているようなので、次に見に行くときには気を付けよう。

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