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2017年10月31日 (火)

アートラウンジ vol.4「この星の欠片」@パークホテル東京(2017/10/30)

今日の夕方は汐留のパークホテル東京へ。目当ては25階のラウンジで開催されているギャラリー展示。ご近所のギャラリー、白白庵がプロデュースする展示を2ヶ月ごとの入れ替えで行っている。今回が4回目の展示になるのだが、今までは来そびれてしまっていて、見に来るのは今回が初めて。

到着して眺めてみると会場は確かにホテルのラウンジ。展示棚や普通のテーブルの上に、展示作品たちがホテルのラウンジという空気は壊さず、でもただのインテリアではないという主張も持って、絶妙のバランスで展示されている。この雰囲気は面白いなぁ。ギャラリーのオープニングレセプションのようなちょっと特別な雰囲気が会期のあいだずっと続くんだね。このホテルは欧米系の宿泊者の比率がとても高く、ニューヨークのギャラリーに迷い込んだような気分になった。

今日は初日ということでオープニングレセプションが開催されていた。ドリンクは流石に有料だが、それでもリーズナブルな価格でバーテンダーがサーブしてくれて嬉しい。出展作家さんも参加していていろいろ話を聞けた。先日の二人展で作品を買いそびれた木ノ戸久仁子さんの小品を一つ購入。

こういうアートとの接し方があるんだなーとちょっと感動した夜だった。機会があればぜひ見てみて欲しい。ホテルのラウンジということでちょっと気が引けるけど、観覧は無料でどんどん来てくださいということだそうですよ。

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2017年10月30日 (月)

知られざるスイスの画家 オットー・ネーベル展@Bunkamuraザ・ミュージアム(2017/10/29)

今日のお昼は映画を見ようとアップリンク渋谷に出てきたのだけれど満席で予定を変更。Bunkamuraに寄って行くことにした。現在開催されているのはオットー・ネーベルという作家の個展。

オットー・ネーベルは20世紀の半ばに活躍した作家。ベルリンに生まれ、スイスやイタリアに滞在して制作活動を行った。バウハウスに関わったりシャガールに憧れたりしてそれぞれに影響を受けながら、生涯にわたって作風を変化させていった。

ネーベルの作品だけではなく関連するアーティストの作品もふんだんに展示された充実した内容で、美術史の勉強にもなりそうな内容。この展覧会の目玉の一つは「イタリアのカラーアトラス」という、イタリアに滞在して各都市の特徴を色と抽象的な形にまとめたスケッチブックだったんだけど、それは正直ピンと来なかったかなぁ。実際にイタリアに行って自分の目で一日の光の移り変わりを見てみるとまた印象が変わるのかもしれないけど。ああいいな、と思ったのは、作風を変化させながらもそれぞれの時期でふと顔を出す、人を描いたとても素朴な作品たち。

こういうどっしりとした展示で作家の一生を眺めるのって、やっぱり美術館ならでは。日本での知名度は高くない作家さんだと思うけど、彼がかかわりを持ったアーティストはクレー、カンディンスキー、マルク、シャガールと実に豪華で、関連出展されている作品を見ているだけでも飽きないと思う。お勧め。

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2017年10月28日 (土)

変遷と普遍~徳岡神泉と現代作家との対峙~@画廊くにまつ青山(2017/10/26)

今日の夕方は画廊くにまつ青山に。現在開催中なのは、近代日本画家の巨匠である徳岡神泉の鯉の絵を中心に配し、この絵にインスパイアされて製作した現代作家の鯉の絵を並べたもの。こうやって見比べてみると、このギャラリーの個性であるくっきりしたイラスト的な日本画が、伝統とどこで繋がっていて、作家の個性がどこになっているかが見える気がする。

展示作品の中で面白かったのが阪本トクロウの作品。何気ない風景をモチーフにしているところが個性の作家さんだと思っていたけど、今回は非常に装飾的な鯉の絵と、花びらをちらす桜の絵とを出展。こういう絵も描く作家さんだったんだーとちょっと驚いた。

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2017年10月22日 (日)

宮島亜希・カノートモカズ 二人展「マニヤラ、マニヤラ」@白白庵(2017/10/21)

今日の午後は先週に続いて白白庵に。今週開催されているのは宮島亜希とカノートモカズという画家二人での二人展。

展示されている作品はそれぞれの作家の単独作品に加え、コラボレーション作品も結構展示されている。このコラボレーション作品が面白い。作家の単独作品は宮島亜希は繊細で優雅な女性のイラストレーション、カノートモカズの作品はヴィヴィッドな色彩のかなり抽象画寄りの作品なのだが、二人のコラボレーション作品は、何というのか、ちょっと70年代っぽい、アングラな雰囲気を醸しだすのだ。宮島亜希の作品にカノートモカズが色を乗せている部分が多いようで、おそらく二人とも「合作でテイストが変わる」ことを意識していると思う。

今日はオープニングパーティーで二人の合作作品のライブペインティングも行われた。初めに仮置きされたモチーフが途中でどんどん変わっていき、相手が塗った部分を塗り返すという、ライブらしい演出も十分。製作時間30分楽しませていただきました。

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2017年10月20日 (金)

GEIDAI JAZZ NIGHT{MANTO VIVO}@丸ビルマルキューブ(2017/10/18)

今週は丸の内界隈で東京藝大のアートイベント「藝大アーツイン丸の内」が開催される。今年で11回目の開始になるそうで毎年楽しみにしている。今日の夕方は藝大生のビッグバンドMANTO VIVOのライブがあり、ちょっと早めにオフィスを出て前の方の席に陣取った。

考えてみたらビッグバンドのライブを見るのは随分久しぶり。学生ビッグバンドとはいえ音楽科でクラシックを学んでいる学生さんたちなのでそりゃ上手い。確かなテクニックと良い意味でのお遊び感とが併存する、とても楽しいライブだった。今回はスペシャルゲストで東京藝大学長の澤和樹氏が参加し、Fly me to the MoonやTake the A trainで美しいヴァイオリンの音色を聞かせてくれた。

このビッグバンド、普段は藝大の学園祭でだけ演奏しているらしい。来年は見にいってみようかな。

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2017年10月18日 (水)

サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで@森美術館(2017/10/16)

今日の夕方は森美術館に。現在開催中なのは東南アジアの現代美術展。国立新美術館と2館同時開催している大型企画展で、7月から開催していたのに例によってズルズルと足を運ぶのが遅れてしまった。国立新美術館の方は見に行けるかな…。

展示の内容は良い意味で期待通りで、東南アジアという風土性と現代美術展という同時代性とを共に備えた作品が並ぶ。特定作家の個展だったら敢えて風土性を前に出さない方がいいこともあるけど、グループ展では「今東南アジアの人は何を考えているのか」ということを知りたいよね。ここで言う風土性は個別の伝統工芸的なものだけではなく、例えばスラムや炭鉱などの新興国一般(昔の日本もそうだった)光景だったり、シンガポールの作家であれば高層ビルと高速道路が生み出す音であったりする。こういう、いま社会にある生々しい何かを突き付けられる感覚というのは、やっぱり現代美術の醍醐味だし、そういう生々しさは先進国の作家よりも新興国の作家の方があると思うんだよね。

作品のレベルは高く、とても刺激的だったんだけど、ちょっと体調が悪くて集中しきれなかったのが残念。もう一度見に行くことだできると嬉しいけど。

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2017年10月16日 (月)

書道家 万美 個展「Calligraf2ity」@白白庵(2017/10/15)

今日のお昼は白白庵に。現在開催中なのは書道家の万美さんの個展。実は先週の土曜日のオープニングをちょっと覗いていたんだけど、その時はあまりじっくり見ることができなかったので改めて見に来ることにした。

企画展示室に通じる階段には書が描かれた巻紙が重なった装飾がされていてテンションが上がる。展示室に配されているのは様々な書体を様々な支持体に描いたバラエティ豊かな作品たち。ビニールシートや鏡、はては鉄板に腐食性の酸で描いて錆を文字にした作品まである。作家さんが在廊だったのでお話を聞いたら、ガラスやビニールに絵の具で書くのは和紙に書くのとはまったく書き味が違うのだとか。

今回の展示のオープニングパーティーで、今まで描かれていたBAKIBAKIの壁画を消して新たな壁画を作成する公開制作も行われた。眺めてみるとこのギャラリーに似合う書になっていて嬉しい。これからの企画展はこの壁の書とどういうケミストリーを起こしてくれるのかな。

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2017年10月13日 (金)

INTRO 6~コレクター 山本冬彦が選ぶ若手作家展@アートコンプレックス・センター(2017/10/11)

今日の夕方は散歩のついでに信濃町のアートコンプレックス・センターに。現在開催中なのはコレクターのセレクションによる若手作家のグループ展。出展している作家は12人で、年齢は美大生から40代、ジャンルはイラストから油絵、日本画とバラエティに富んだ内容になっていた。

今回の出展作家で一番目を引いたのはUna Leeという韓国出身の作家。天使や妖精のような女性を描いた作品なんだけど、日本の作家とちょっと感覚が違うところが新鮮でいい。ちょっと変な例えなんだけど、水墨画っぽい、というか…。

日本画の作家たちもモダンな要素を取り込んだ面白い作品を出していた。船越大祐という作家はタコなどの海の生き物を実際とは違うポップな色彩で描いたもの。こういうタイプの日本画は自分で飾って楽しむのに良いと思うんだよね。

ここは特定の作家が目当てで足を運ぶ人が多いギャラリーだと思うんだけど、複数の展示室があることを生かしてこういう企画を混ぜてくるというのは志が高くてとても良いことだと思うなー。

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2017年10月 9日 (月)

D[di:] 個展「Crystallized Points of View」@hpgrp GALLERY TOKYO(2017/10/08)

今日の夕方はプールに出かける途中でhpgrp GALLERY TOKYOに寄り道。開催されていたのはD[di:]というアーティストの個展。オオカミや花のような具体的なモチーフから、水晶のような幾何学的な形、あるいはカリグラフィーまで、画面を分割してそれぞれの画面を別々の技法を用いて描いて繋ぎ合わせた作品が並んでいる。

カリグラフィーの作品も良かったけど、オオカミの作品が楽しかったかな。オオカミという生き物にたいする様々な見方を複数の技法を組み合わせることで上手く表現できていた気がする。

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2017年10月 8日 (日)

きよみずミチル「猫愛その四」@アートコンプレックス・センター(2017/10/07)

今日の夕方は信濃町のアートコンプレックス・センターきよみずミチルさんの個展を見に。毎年見に来ている彼女の個展の、今日がレセプション・パーティーの日になる。

出展されているのは例年と同じ猫をテーマにした作品なのだが、今年は新たに墨絵が出展されている。なんでも知人から上質な和紙を譲ってもらったので、これを使って何か描けないか、と思ったのが制作のきっかけだとか。龍と一緒に猫が遊ぶ、なんともいえない雰囲気のある作品で、新境地だったな。こちらのシリーズも今後どう展開していくか楽しみ。

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2017年10月 7日 (土)

BiS@ららぽーと豊洲(2017/10/04)

今日の夕方はららぽーと豊洲に。今夜のイベントはBiSという女性アイドルグループ。

彼女らのイベントは2013年の1月に見たことがある。その時のイベントでは黒いとんがり帽子にヒラヒラの黒い服というちょっと妖精っぽい不思議な格好だなぁという程度の印象だったんだけど、実際にはかなり過激なパフォーマンスでその筋では有名なグループだったそう。2014年の夏に一旦解散したが、2016年にメンバーをほとんど入れ替えて(一人だけがオリジナルメンバー)再結成したそう。

メンバーには顔を白塗りにした娘や丸刈りの娘がいて、普通のアイドルとはかなり雰囲気が違う。観客もいわゆるアイドルファンという感じでは無く、かなりサブカル寄りの雰囲気が漂っている。イベント自体は激しめのアレンジの曲をしっかりしたダンスで見せてくれて、まぁ普通かなぁ。こういタイプのアーティストは映像とかライブハウスでのイベントで本領を発揮するんだろうな。

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2017年10月 4日 (水)

ブライアン・アルフレッド「テクノガーデン」@MAHO KUBOTA GALLERY(2017/10/03)

今日の夕方は神宮前のMAHO KUBOTA GALLERYに。現在開催中なのはブルックリンを拠点とする作家、ブライアン・アルフレッドの個展。

出展されているのはアニメーションの映像作品と、その作品の一シーンを切り出したいくつかのペインティング作品。描かれているのは都会の風景やデータセンターに並ぶサーバラック。いずれも極めてミニマルでフラットに描かれており、まるでパワーポイントの挿絵のよう。絵面としての面白さは絵画として見てもイラストとして見ても抑えられているように思える。

そういうシンプルな表現を通じて何かを伝えたいんだろうな、という感覚は受けるのだが、正直なところピンと来なかったのも確か。自分の中にそれが引っかかる部分が無かったんだろう。こういうのも現代美術を見ていてよくあること。

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2017年10月 3日 (火)

トランス・シベリア芸術祭@オーチャードホール(2017/09/29)

今日の夕方は渋谷のオーチャードホールに。友人から「バレエのチケットが一枚余ったんだが興味は無いか」と誘われ、久しぶりに見てみたいなと出かけることにした。考えてみたらニューヨークから戻って以来ちゃんとバレエを見たことが無かったな。

今回の公演はボリショイ・バレエのプリンシパルであるスヴェトラーナ・ザハーロワと、そのご主人であり世界的なヴァイオリニストのヴァディム・レーピンとのコラボ公演。主演が一人なので演奏だけの演目を挟み、クラシックとモダンを織り交ぜた、初心者にも馴染みやすいものだった。

僕がバレエを見て分かるのは慣性や重力を無視した動きの凄さで、その意味で男性ダンサーの演目の方が好きだったんだけど、ザハーロワの踊りは凄かった。筋肉の張りのようなものを感じさせない軽やかな動きなのに、軽いものが動くときのふらふら感が無くピタっと止まる。人間ってこういう風にも動けるものなんだなー。友人はクラシックの演目での繊細な表現や開脚時の身体の柔らかさも凄いんだ、と言っていて、きっとそうなんだろうと思うがそこについては他のバレリーナと比較する知識が無いので残念。

レーピンのアンサンブルはオーケストラピットではなくステージの上での演奏。しっかりした楽曲からちょっと軽めの曲まで、最後にはダンサーとの掛け合いも入れつつ演奏し、軽みのある楽しい音だった。

久しぶりに見たけど、やっぱりバレエっていいなー。機会があればまた見に行きたい。

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