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2017年8月30日 (水)

田村愛 遺作展「そして空。」@スペースユイ(2017/08/29)

今日の夕方は久しぶりのスペースユイに。現在開催中なのは田村愛さんの個展。

彼女の作品を最初に見たのはここスペースユイで3年前のこと。洗練されているがどこかアジアの情感を残し、イラストとしても絵画としても鑑賞できる強さを持っているという印象が残った。絵画の展示のほかにグッズも販売していたので妻にスカートを買ったことも思い出す。

今回は展示のタイトルに遺作展とついているのを見て驚き、訊ねてみると去年にお亡くなりになったとのこと。今回は過去17回の個展の中から選ばれた作品が展示されている。振れ幅は結構広く、毎年スタイルを変えてきた作家さんだったんだろうな。なかでも入口に展示されていた夕焼けの作品がひときわ心に沁みました。

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2017年8月27日 (日)

ニューコレクションシリーズ3「安次富長昭 光・風・土への憧景」@沖縄県立博物館・美術館(2018/08/26)

この週末は所要があって沖縄に。ちょっと時間が空いたので今まで行く機会がなかった沖縄県立博物館・美術館に立ち寄ることにした。沖縄県立博物館・美術館はおもろまちにあるかなり規模の大きな施設。名前の通り博物館と美術館が併設されており、美術館ではチームラボの企画展をやっていて、なかなかの賑わいだった。

今回見たのはコレクション展の方で、一番印象に残ったのは安次富長昭という画家の展示。安次富は戦後沖縄美術を代表する作家で、琉球政府時代の切手や海洋博、海邦国体に関連した様々なデザインを手がけ、また琉球大学で多くの後進を育てたそう。元々は工学の道に進むことを希望していたが戦後荒廃した沖縄では県内で教育を受けることができず、自分で何とかなりそうな美術の道を志したという。展示されている作風は何度も変遷しており、どの時期にどのようなことを考えてこういう作風になったのか、ということを考えるとあれこれ想像が膨らむ。

純粋な作品としての面白さでは展示の最後にあった晩年の作品が素晴らしい。鮮やかな原色で描かれたビオモルフィックな作品は、抽象的でありながら確かに琉球の雰囲気を伝えてくれる。

今回初めて名前を知った作家だが、とても興味深かったな。機会があればもっと作品を見てみたい。

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2017年8月24日 (木)

荒木経惟「花幽園」@RAT HOLE GALLERY(2017/08/22)

今日の夕方は久しぶりのRAT HOLE GALLERYに。現在開催中なのは荒木経惟の個展。「花幽園」というタイトルの通り、花と人形の写真がモチーフの新作が展示されている。

アラーキーの作品は先日シャネル・ネクサス・ホールで見たばかりだが、自分の中にすっと入ってきたのは今回の展示だった。何というか、枯れ方がいい。枯れるといっても笠智衆や大滝秀治のような方向ではなく、肉体・精神共にギラギラしていた人が肉体のエネルギーが衰えてしまっても眼だけが爛々と輝いている、という感じ。生け花や切り花に絡みつくように配置されたチープな人形たちは命のエネルギーを眺める老人のようで、おかしみを誘う。

例えばロバート・メイプルソープとは少し違う切り口での死の臭いを感じさせる作品で、自分もこういう作品に親近感を感じる歳に近づいたんだなぁと思うと、しみじみした。もちろん圧倒的に美しく、表参道の白いギャラリーにとてもよく映える展示。近辺でお時間のある方は立ち寄ることをお勧めしたい。

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2017年8月20日 (日)

シャネル・ピグマリオン・デイズ{毛利文香/桑原志織}@シャネル・ネクサス・ホール(2018/08/19)

シャネルの新進音楽家育成プログラム、シャネル・ピグマリオン・デイズ。無料で気鋭のアーティストのコンサートを聴けるというプログラムで、しばらく落選が続いていたところ久しぶりに当選したので有難く出かけてきた。

場所は銀座のシャネル銀座店上のシャネル・ネクサス・ホール。周りのお客さんは出演者のお友達かなという人以外はいかにもクラシックマニアですという雰囲気の人が多くてちょっと気圧される。そうだよなぁ、本当はこういう見巧者の人が来るべきコンサートなんだよなぁ。

今日の出演は毛利文香(ヴァイオリン)と桑原志織(ピアノ)。曲目はベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第1番と、ブラームスのヴァイオリンソナタ第2番。出演者曰くどちらも渋い選曲だったそうで、正直聴きどころが分からず集中力が途中で途切れたりも。アンコールにエルガーの『愛の挨拶』を演奏してくれてほっとした。

でもまぁ。クラシックのコンサート、背筋がしゃんと伸びる感じがしていいもんです。また見に来たいな。

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2017年8月19日 (土)

VOOID (f.taiwan) JAPAN TOUR 2017{TAWINGS/MONO NO AWARE/VOOID}@月見ル君想フ(2018/08/17)

今日の夕方は時間が空いた。フリーイベントもいいけど久しぶりにライブハウスに出かけてみようか、と近所のハコのスケジュールを確認し、月見ル君想フで台湾のバンドのツアーライブがあることを知った。共演者も含め知らないバンドだったけどこのハコのブッキングは鉄板で信用できるしせっかくだからと足を運ぶことに。

会場はそこそこの入りだったがステージの後ろの座席が空いていたのでそこに陣取る。ステージが始まりスピーカーからちょっと歪んだ音が流れ出すと、気持ちがふっとニューヨークでLESあたりのライブハウスに通い詰めていたころに戻った。ジャズクラブやフリーイベントにはずいぶん通っていたんだけど、ライブハウスはやっぱりいいなぁ。

一番最初に出てきたTAWINGSは女性4人組のバンド。雰囲気としてはそれこそアメリカやイギリスのインディー系ガールズバンド。日本のガールズバンドってちょっとガーリーすぎるけど、彼女らはTONICあたりで演奏しているとしっくりきそう。2バンド目のMONO NO AWAREも楽曲の幅が広かったが最初にやったシューゲイザーっぽい曲が良かったな。

今夜のメインのVOOIDは台湾のインディーシーンを代表するミュージシャン、洪申豪が結成したバンドだそう。上にも書いた通り予備知識無しに聴いたんだけど、濃いというか、エネルギーが過剰な感じが良い。例えば日本のバンドだったら「これはベタだな」「これは他のミュージシャンの影響が出過ぎているな」と削ってしまいそうな部分を、それも自分の血肉だからと取り込んでしまっている感じ。この聴いていてワクワクする感じ、ライブハウスでは久しぶりかも。

予想以上に楽しいライブで、最近リリースしたというアルバムも購入して帰宅。月見ル君想フにはもっと頻繁に来なくっちゃな。

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2017年8月15日 (火)

宮脇詩音@赤坂サカス(2017/08/14)

今日の夕方はTSUTAYAで借りたCDを返すために赤坂で途中下車。運動も兼ねて一駅歩いて帰るか、と地上に出たらどこからともなく音楽が聞こえてくる。誘われて歩いて行くと赤坂サカスの中庭でライブをやっていた。ああ、そういえば去年もこの時期続き物のライブをやっていたなぁ。六本木ヒルズのコカ・コーラSUMMER STATIONと同じく屋台もたくさん出ていて、東京は今の時期街中がお祭りみたいだね。

今夜出演していたのは宮脇詩音という女性シンガー。弾き語りではないのだがバックバンドもおらずカラオケで頑張っていた。このあたり、SUMMER STATIONと比べるとちょっとかわいそうだけど、インストアライブでは当たり前だしなぁ。思いがけずに生歌に出会えて、ちょっと得した気分になった夜だった。

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2017年8月14日 (月)

大矢加奈子個展「TRACE OF TIME」@hpgrp GALLERY TOKYO(2017/08/13)

今日は外出の帰りに表参道のhpgrp GALLERY TOKYOに。日曜日にオープンしているギャラリーは休みの隙間時間にアートを補給したいときに有難い。

現在開催中なのは大矢加奈子の個展。少女や植物をモチーフにした絵画、なのだが、どちらかというと背景と連続したグラデーションや、あいまいに溶けていくような輪郭が個性になっている。とても丁寧で上質に描かれた、でもちょっと無個性なタッチの絵が、暖色のグラデーションや、あるいは蝋を塗ったような半透明の背景の中に溶けていくような感じが、どこか落ち着かない気持ちにさせる。なんとなく作品の前を立ち去りがたい気分になる、不思議な作品たち。

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2017年8月13日 (日)

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展@国立国際美術館(2017/08/11)

今日は墓参りで大阪に日帰り帰省。家族で食事を終えてから帰りの新幹線まで少し時間の余裕があったので、東京都美術館で見る機会を逃したブリューゲル「バベルの塔」国立国際美術館で見に行くことに。

大規模展示なので味のある作品も多かったのだが何分時間は30分ほどしかなく、後ろ髪を引かれる気持ちで作品を飛ばしながらボスとブリューゲルの展示エリアに移動。生で見るとやっぱり凄い。ボスの展示作品では「聖クリストフォロス」より「放浪者」の方が好みだな。娼館の前を通りすぎる(あるいは出てきたばかりの)貧乏で専門の無い放浪の行商人。ボスの他の絵に比べて地味だけど、見ているとジワジワ来る。

「バベルの塔」は今回の展示の看板作品で、近くから見ないと良さが分からないということだろう、展示制限がされている。近くには解説パネルなり3倍サイズの模写なりがあるので、そちらを先にじっくり見たほうが良いと思う。ほんとうに細かく描き込まれていて、いくらでも時間をかけて見ていたい作品。

とにかく時間が短かったのが本当にもったいなかったなー。もし近くに大阪に行く機会があればなんとか再訪したい。ちなみに写真は展示の公式マスコットの「タラ夫」。

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2017年8月11日 (金)

家入レオ@六本木ヒルズアリーナ(2017/08/10)

今日の夕方はコカ・コーラSUMMER STATIONに。今夜の出演は家入レオ。彼女のライブはちょうど3年前、ここ六本木ヒルズアリーナで見た。その時は「若いなぁ」という印象だったので、その後どう変わったのかが気になっていた。

歌もMCも、前回聴いた時と比べてずいぶん練れたという印象。彼女のメインリスナーと一緒に良い歳の取り方をしているんだなぁと思う。でも個人的には引っかかって来ないんだよなぁ。ファンはこのあたりに魅力を感じているんだろうなという部分が自分にはピンと来ずにスルリと通り抜けてしまう。

でもまぁ、こうやってフリーライブなどで幅広いジャンル・アーティストのライブに足を運ぶのは、自分と世間とのズレを確認するためでもあるし。ココがダメ、という部分は無いので聴いているときはノレるし楽しいライブだったので来た甲斐はあった。

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2017年8月 9日 (水)

アートコンプレックスセンター10周年記念展@アートコンプレックスセンター(2017/08/08)

今日の夕方は信濃町のアートコンプレックスセンターへ。こちらは開館10周年ということで、地下の大ホールも含め全館で取り扱い作家の作品を展示する企画展を開催している。

このギャラリーで取り扱い作家をまとめて扱う企画展を見るのはこの春の小品展以来だけど、今回は各作家が製作する一般的なサイズの作品がメインで、作家らしさが良く出た展示になっている。ここで見て気になっている作家はだいたい出展しているが、それ以外の出展作家・作品のバラエティも春の小品展より広かったんじゃないかな。必ずしも好みではない作家も含め、このギャラリーが力を入れているハイアートとイラストの融合分野にはこういう切り口があるんだ、という点もとても勉強になる。

とにかく展示スペースが広いので、どこか気になる作家の作品が展示されていると思う。このジャンルに興味がある人は足を運んでみてほしい。

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2017年8月 6日 (日)

ミヤザキケンスケ SUPER HAPPY展@Millions of colors(2017/08/04)

今日の夕方は西麻布のMillions of colorsへ。現在開催中なのはミヤザキケンスケ氏の個展。世界中で壁画を制作して廻る、という活動をしているアーティストさんだそう。

展示されている作品は壁画ではなくキャンバスに描いた普通の絵。バルーンや花などの華やかなトピックをカラフルに描いた作品で、色調から受ける印象はヒロ・ヤマガタとかを連想させるが、人物の顔などはナイーブな雰囲気になるよう省略化されていて、こちらは谷内六郎を思い出した。

佐賀の出身で佐賀にちなんだモチーフが作品中にちりばめられているのも楽しい。バルーンもそうだし、有田焼で作ったスニーカーはとても可愛らしくて顔がほころんでしまった。

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2017年8月 5日 (土)

新妻聖子@六本木ヒルズアリーナ(2017/08/03)

今夜のコカ・コーラSUMMER STATIONの出演は新妻聖子。本業はミュージカル女優で、お茶の間ではテレビのカラオケバトルで優勝して知名度を上げた人。バラエティ番組で名前を見かけたこともあり、生歌はどんな感じなのだろう、と出かけてみた。

オープニング曲は『ラ・マンチャの男』でアンコールは『レ・ミゼラブル』とミュージカルの有名曲を中心に、オリジナル曲やカバーを交えたちょっと短めのセット。流石に上手いなーとは思ったんだけど、なんだかピンと来なかったんだよな。このライブで何か伝えたいことがある、というのが伝わって来ない感じ。無料ライブだし、ご挨拶に皆さんが納得できる曲を並べてみましたよ、みたいな言い方をすると意地悪過ぎるだろうか。有料でフルステージ見たら印象が変わるのかもしれない。

ちょっと残念だったのが、伴奏がカラオケだったこととマイクを使ったこと。前者はしょうがないにせよ、狭い会場なんだからマイクは使わずに生の声を聴かせてほしかった。

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2017年8月 1日 (火)

AKB48 Team 8@六本木ヒルズアリーナ(2017/07/31)

今日の夕方もコカ・コーラSUMMER STATIONで六本木ヒルズアリーナに。今夜の出演はAKB48 Team 8。僕はAKB事情には全く詳しくないのだけれど、8は最後の文字なのできっと上位メンバーは出ないんだろう。でもまぁAKB48関連のグループは生で見たことが無かったし、どんなライブなんだろう、という点にとても興味があった。

ステージを見てみてなるほどと思う部分が多々あった。まず、ダンスは正直それほど好みではない。個々のメンバーが踊れていない、というわけではなく、そもそものコレオグラフィーがメリハリのある動きではなく女の子のふわっとした感じを表現するように組まれているように感じされた。アンコールで少人数でのパフォーマンスが一曲あり、そちらはかなり激しい振付をきちんとこなしていたので、多分想像は間違っていないんだと思う。歌の方も特定のメンバーの歌唱力を強調したりコーラスやユニゾンの美しさを狙うといった感じでもない。

「会いに行けるアイドル」ってこういうことなんだな。パフォーマーとして鍛え上げた姿を見せるのではなく、応援してあげたい女の子、という見せ方をする。入れ替わりも激しいしグラビアなどを中心に活動するメンバーも多いからダンスや歌唱のレベルを上げようとしても無理がある、ということなのかもしれない。まぁ上位チームのイベントを見たら印象が変わるのかもしれないけど。

披露した曲もTeam 8のオリジナル曲ということで知っている曲が無く、そういう意味ではそれほど盛り上がらなかったんだけど、勉強になりました。

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