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2009年4月23日 (木)

no title{アコジィ/和紗/保刈あかね/藤原奈津美}@月見ル君想フ(2009/04/22)

僕のアパートから徒歩30秒のライブハウス月見ル君想フ。本当なら足繁く通ってよいのだがなかなか足が向かない。4バンド5バンドといったブッキングイベントが多く、出演者もどうも名前を見かけないアーティストが多いのがその理由。とはいえ、場所が場所だけに馴染みにしていきたく、ライブの案内メールを貰ったのを機に久しぶりに足を運んだ。今夜のアーティストはみなちょっとしたハコでワンマンができるクラスの人たちらしく、最初はガラガラだったが3人目ぐらいからかなりの立ち見が出る入りに。

最初の出演はアコジィ。男性2人のアコギ弾き語りユニットで、イベントでなければ自分ではなかなか見に行かない編成だ。が、演奏は楽しかった。楽曲の幅が広く、どのタイプの曲もきちんと歌えている。7月にO-Crestでワンマンだそうだが、これだけ歌えてればと納得した。

次に出演したのは和紗という京都で活動中の女性ボーカリスト。透明感のある声に少しR&Bのフレーバーが乗って、という今の女性ボーカルのメインストリームのタイプ。が、このタイプの声って結構フォーマットに負けて個性が消えちゃうのに彼女はそんなことはなくへぇと思った。これはいいよ。

3番手の保刈あかねはうってかわってCoccoを彷彿とさせるスタイル。5年と少し前はCoccoフォロワーみたいな女性ボーカルがずいぶんいたが最近見なくなったな。もっとも彼女はフォロワー的な臭みはまったくなく、ちょっと久しぶりのタイプの女性ボーカルにゆったり浸ることができた。

女性が2組続いた後に登場したのは佐伯youthKという男性アーティスト。曲はどファンクでこれがいい!コーラスに男性と女性がそれぞれ入るというハコのサイズに似合わぬステージで、あまり聴くジャンルではない僕もこりゃスゴいと思ったので好きな人にはたまらんだろう。関ジャニ∞に曲を提供しているそうで知っている人はちゃんと知っているアーティストだったんだろうな。

トリは藤原奈津美。今回のライブ案内のメールは彼女から来た。前回見たときはツボでは必ずしもなかったものの伸びしろはあるなぁと感じ、実際メルマガでの活動報告では着実にステップアップしていることが伺えたのでぜひもう一度見たいと思ったのが今夜足を運んだ理由。これほどのイベントでトリか、と思ったが、始まってみると納得の内容。迫力も説得力も前回見たときよりぐっと増していて、最後のバラードとか息をのむほどだった。これは近いうちにブレイクするかもなー。

まるでフェスに来たようにタイプが違うアーティストのレベルの高い演奏を楽しめた今夜。これからはもっとこのハコに足を運ばなくちゃ。

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2009年4月22日 (水)

万華鏡の視覚:ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションより@森美術館(2009/04/21)

今夜は森美術館の友の会イベントMAMCナイト。現在開催中のティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクション展はなかなか面白そうで早く見に来たかったのだが、せっかくなのでということで今夜まで待っていた。

イベントの前半は本展のキュレーターによるギャラリーツアー。日本初公開に近い作家の作品も出ているそうだが、原美術館で個展を見たジム・ランビーやオラファー・エリアソンなど、日本でおなじみの作家の作品も出展されている(ジム・ランビーの個展は現在もまだ開催中)。出展作品の多くはとても見やすい作品が多く、去年のターナー賞展のようなエログロナンセンス系の作品はほとんど見当たらない。場所柄この美術館はこういう路線でいいと思うんだけどなー。見やすいといっても浅薄というわけではなく、とてもレベルの高い作品が並んでいたのだが、一番の作品はロス・カルピンテロス(英語にするとザ・カーペンターズ)のものにしておこう(写真右)。芸術は爆発だー。パンフレットに使われているカールステン・フラーの作品(写真左)は、非常に写真写りは良いけれど実物はちょっとがっかりかも。

後半は南條史生館長による世界各国のプライベートコレクションの紹介。実は僕は先日生まれて初めて現代美術作品というのを購入したので、うっかりこの先に進んでいくとこういう世界が待っているのかとちょっと冷や汗をかいた。いやま、そんなことができるような財力なんてもとよりないんだが。

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2009年4月19日 (日)

Steve Gartner@綱島Blue Corn Cafe(2009/04/18)

ブルコンのライブはどうもスケジュールが合わなかったり体調が悪かったりですっかりご無沙汰してしまった。前回は1月17日だったので3ヶ月も間が空いたことになる。ランチでは時々覗いていたのだが…。

今夜の出演はSteve Gartnerという外人さん。ミシシッピー出身というブルーズシンガーで、ベースのサポートを付けてのデュオでのライブ。ブルコンではずいぶんブルーズ・ルーツミュージックのライブを見たが、外人さんが醸し出す空気はMCや客のノセ方も含め、上手い下手とは別に日本人とは違う。内装もあってまるでアメリカのバーにいるような気分になった。これでチャージ500円というのは安すぎないかーしかし。2セットじっくり堪能して帰ってきた。

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2009年4月17日 (金)

the band apart@新木場Studio Coast(2009/04/16)

the band apartは僕にしては珍しくアルバムから入ったバンド。パンクイズフォークといえばガガガSPだが、バンアパはさしずめパンクイズジャズ。軽めのパンクサウンドにアシッドジャズやボッサの要素を多分に入れ、それでいてとてもメロディアス。ニューヨーク時代に出会ってそのクールなスタイルに一発でやられてしまい、一度ライブを見てみたいと思っていた。

会場の新木場Studio Coastは初めてのハコ。新木場の駅から夢の島と反対側に歩いていくのだが、倉庫街の殺風景な感じが何となくWilliamsburgあたりを思い起こさせる。違いは潮の香りかな。潮風が吹いてきた側をふと見ると葛西臨海公園の大観覧車があって驚いた。

ハコ自体もアメリカンテイスト満載。いかにもという看板もそうだが、大きめのバーカウンターや要所に皮をつかったデコレーションも懐かしい。観客はジーンズにTシャツで首にタオルを巻くといういかにもキッズといった若者ばかり。スーツ姿の僕は少し肩身が狭い。

が、ライブが始まるとそんなことも気にならないぐらいノッてしまった。クリスプで疾走感のある音にグルーヴ感あふれるリズムの組み合わせは、泣きの美メロを乗せても全然べとつかない。日本人離れした…と言いたくなるがこういう音を出す洋楽アーティストはぱっと出てこない。日本が誇るオリジナルか。

ワンマンでアンコールも含めて2時間とたっぷりの演奏で、曲のバリエーションもそれほど幅広いわけではないのだが、それでもまったく聞き飽きることがなかった。久しぶりのスタンディングだし遠くまで足を運んだがその甲斐のあるライブだった。

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2009年4月13日 (月)

hirokophone@渋谷7ef(2009/04/12)

先日ブルコンで見て好みだったhirokophone渋谷7efでライブをやるとの案内メールを貰った。7efも先日のmadocaのライブで知っていいハコだと思ったところ。場所も近いしちょうどいいと言うことで出かけることにした。

今夜は3アーティストが出るイベントで、最初の登場はJuice Tone。スリーピースのインストバンドで、フュージョン、ボサ、ファンクなどのいろんなジャンルの曲をやっていた。悪くなかったんだけど、個人的にはこういったジャンルの曲はボーカルが乗った方がしっくりくるかなー。あと、演奏とは関係ないけど、彼らの出番が終わった後に手洗いに行って戻ってきたら僕のいた席に座られていたのは少しムカっとした(苦笑)。他に空いてる席はあったのに…。

次に登場したのはMoyen。こちらはボーカル付きの普通のバンド。ボーカルの声質とか、昔のジャズやフォークなどの要素の取り入れ方とか、面白い要素はいくつかあったんだけれど、曲ごとに作風が違いすぎてバンドの個性として前に出てこないのが惜しい。

で、トリがhirokophone。他の2バンドと比べると完成度が全然違う。前回ブルコンで聴いたときはシティーポップスという印象が強かったけど、今夜はずいぶんファンキーな感じ。なんでかなーと思ったら、今日はドラムが入ってるけどブルコンの時がカホンだったんだね。キーボードのペダルの調子が悪くて苦戦していたけど、それをものともしない演奏とMCで楽しませてもらいました。

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2009年4月12日 (日)

田口和奈 そのものがそれそのものとして@シュウゴアーツ(2009/04/11)

先日のギャラリーショーが良かったので絶対見に行こうと思っていたシュウゴアーツでの田口和奈の個展、メーリングリストでオープニングパーティーの案内が届いたので出かけてみることにした。日本のギャラリーのオープニングパーティーに行くのは今回が初めてでちょっと怖かったが、ニューヨークに比べてこれはこれはまーまーまーまー度は高いと思うけど邪魔になるほどでは無かったのでほっと一息。今夜は清澄のギャラリービル内の他のギャラリーも一斉にレセプションをやっていてまとめて見て廻ることができ、見に来る側にとってはありがたい。あと、びっくりしたのは外人比率の高さ。そういう種類のギャラリーなんだというのは知っていたけど、普段見に来るときよりも全然比率が高く、大体三分の一は外人さんではなかったろうか。

今回の個展は正直ちょっと肩透かし。展示作品の絶対数が5点と少なく、そのうちギャラリーショーで衝撃を受けたポートレート作品は1点だけだったのだ。残りのうち3点は銀河の天体写真を思わせるもので、もう一つは枯れ木をモチーフにしたもの。よく見るとどちらも複雑な製作プロセスが垣間見られるのだが、ぱっと見のインパクトも、プロセスを考えさせる力も、正直ポートレート作品の方が上だと感じた。展示スペースは余っているように見えたので、ギャラリーショーのときの作品も一緒に出展すれば良かったように思う。

で、オープニングなので当然作家さんも来ていたわけだが、ローライズジーンズに長袖ピタTという今風の格好をした娘さんだったのが微妙に衝撃だった。いやまぁ、1979年生まれという年齢を考えると全然おかしくはないのだけれども…。

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2009年4月11日 (土)

カラフルワンダフル vol.11{hatsumi/堀川千尋/erica}@赤坂グラフィティ(2009/04/10)

夕方は赤坂グラフィティで女性ボーカリストのイベント。客は10人弱と少なかったが、内容はそれに反してなかなか楽しめるものだった。

最初に登場したhatsumiはギターの弾き語り。現時点で突き抜けた個性があるわけではないけど、女性SSW的な手癖(という表現はちょっと違うかもしれないけど)も付いていない。声もメロディーも内向きでないのが気持ちいいし、MCもなかなか達者だ。このまま伸びていってほしいなぁ。

次の堀川千尋は最近グラフィティやFABでときどき見かけるようになった名前で、どんな人なんだろうかというのが今夜足を運んだ主な目的。キーボード弾き語りで、どちらかと言うと大人向けの曲が似合っていたかな。MCの声がちょっと低めで歌声とのギャップが楽しい。

最後のericaが(トリだから当然かもしれないが)目当てにしていた客が一番多かった様子。ちょっとベタな世界観をうまくまとめた曲を、ちょっとしたドラマ仕立ての構成で歌っていて面白かった。

正直現時点で「やられた!」と感じた人はいなかったけど、これぐらいの段階で聴いたアーティストが育っていくのを見るのもまた楽しみ。どこかで名前を見かけることがあったらいいな。

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2009年4月10日 (金)

歴史の天使 アイ・ラブ・アート10@ワタリウム(2009/04/10)

本日は休みを取って溜まっていた家事を片付けている。昼食を済ませた後、少し息抜きをしようとワタリウムに。

現在開催中の展覧会はコレクション展「アイ・ラブ・アート」の第10回。「歴史の天使」というサブタイトルの写真展だ。タイトルからは報道写真が中心のような印象を受けるが、そこは一ひねりされている。

3つの階に分かれた展示スペースごとにコンセプトが分かれており、2階はマン・レイからアウグスト・ザンダー、ロバート・メイプルソープへと流れていく、いわば写真表現の歴史を追う王道の展示。ルネ・マグリッドの写真が展示されており、僕は彼の写真家としての側面を知らなかったので非常に参考になった。そして、今回展示されているメイプルソープの作品はカラー。あまりに有名な作品たちで知識としての驚きは無かったが、生で見ると改めて迫力に圧倒される。

3階の展示の中心は佐藤玲。彼女は2004年にニューヨークのMarianne Boesky Galleryで開催された「東京ガールズブラボー」が実質デビューのようで、見に行ったんだけれどあまり印象が無いんだよなぁ。作品としては風景写真にドローイングを重ねる手法のものが現物と写真とで展示されているのだが、インスタレーションとして「千歳緑」というユルめのカフェスペースが出展されている(毎週土曜午後には実際にカフェになって作家がコーヒーを出すとのこと)。2階・4階が非常にスタイリッシュな展示なので、ここで一息つけるようになっている。

最後の4階は、ホルスト、ヘルムート・ニュートン、ジャンルー・シーフといったヴォーグ系のファッション・ヌード写真を中心とした展示。作品数がやや少なく、印象の違う作品も少し配してはいるが、それでも強い世界観を持つ作品でまとめられているので強いインパクトがある。

アート写真好きの人なら興味のあるジャンルに関わらず楽しめる写真展だと思う。ちょっと残念だったのは今日は日差しが強すぎて外からの光が鑑賞の邪魔になったこと。夕方か曇りの日を狙って行くのがいいかも。

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2009年4月 5日 (日)

フォフォフォフォ{ヒメノアキラ/辻香織/伊藤サチコ/拝郷メイコ}@表参道FAB(2009/04/04)

久々の拝郷メイコのイベントは表参道FAB。女性ボーカル4組のイベントで、メンツが豪華なこともあり結構混むだろうと思っていたら、同じような内容だった去年2月のflower voiceの時ほどではないがそれでもほぼ満員という大盛況になった。

出演4組はいかにもFABという感じの組み合わせ。トップバッターのヒメノアキラは名前は良く行くハコのスケジュールで何度も見かけていたのだけれどライブを見るのは今回が初めて。ピアノトリオでの出演で、想像していたとおりのいい感じのポップスだった。辻香織伊藤サチコは以前に見たときとだいたい印象は同じかな。トリの拝郷メイコはほんわかした感じの曲中心のセット。新曲の「グライダー」を披露したがこれがなかなかの出来で作成中というアルバムが楽しみ。最後は全員が出てきてスピッツの「空も飛べるはず」を歌って終わり。こういうイベントならではのお遊びはやっぱ嬉しいよね。

全般に桜の時期らしい良い意味でちょっと浮ついた雰囲気が漂ったイベントで、アーティストそれぞれが今年の抱負とか語っていて愉快だった。

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2009年4月 4日 (土)

birth{karuta/Marie/大塚利恵}@南青山MANDALA(2009/04/02)

先週出張に出かけていて、帰国後も時差ぼけが残っている。早寝早起きで健康的なのだが夜は8時ごろには眠くなってしまい、ずっとこのままというのも何なので近所にライブに出かけることにした。久しぶりの南青山MANDALAの女性ボーカルイベント。一つのテーブルに一人とゆっくり座れて食事も堪能でき、ハコとしての雰囲気の良さを満喫。

最初に登場したのはkaruta。和服を着たエレポップのミュージシャンで、登場時の演出はちょっと小ネタが過ぎるかと思ったが曲は結構面白かった。次に出演したMarieは音源では全ての楽器演奏に加え編曲・レコーディングまで一人でこなしたり12ヶ国語で唄ったりと多才な人のようだが、ライブではいたって普通のピアノ弾き語り。こってりラーメンをテーマにした「Cotterino」が面白かったな。自分の過剰さをネタに出来る余裕というのは強い。

最後の大塚利恵は去年デビュー10周年のベテラン。その頃狂ったように見ていたTVKの音楽番組でPVは何度も目にしていたのだが、ライブに出かけたことはなく今回が初めてになる。歌声が10年前とほとんど変わっていないのと、ルックスがずいぶん綺麗なおねえさん風になっていて結構びっくりした(笑)。歌詞ははっとするような表現が使われているし、声にも特徴がある。個人的な壺からは少し外れていたけど、もっと評価されていい人だと思うなー。3人ともちゃんと楽しめて、とても良いライブでした。

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