米田知子展@原美術館(2008/10/22)
原美術館では現在写真家の米田知子の個展を開催中。今回展示されている作品は、一軒何気ない風景に見えて実はワケあり、という風景写真が中心。ノルマンディー上陸作戦の舞台になった海岸だったり、中朝国境の川だったり、北アイルランドなどの紛争地だったり。現代美術の作品としては「あり」なんだろうけれど、個人的にはあまり納得が行かない作品が多かった。写真の方が本当に何気ない風景写真で、キャプションを見て始めて納得が行く、というのでは写真を表現手段として使う意味が無いと思うのだ。普通の風景写真にしか見えないのだが何か異様なものを感じて…、というのが無ければ。展示写真の中では朝鮮半島のDMZやサラエボのサッカー場を題材にした「地雷原」(タイトルの通りその風景の地面の下には地雷が埋まっている)はそれに成功していると思う。ま、「いや、他の写真もそういうオーラを出している。気が付かないのはお前が鈍いだけだ」と言われちゃうとぐぅの音も出ないのだが。
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