2019年2月17日 (日)

高橋キンタロー「Beautiful Days」@スペースユイ(2019/02/15)

今日の夕方はスペースユイへ。現在開催中なのはイラストレーターの高橋キンタロー氏の個展。ひらけポンキッキで多くのアニメやイラストを手がけたりしたベテランで、5年前に初めて個展を見かけて以来毎年展示を楽しみにしている。

今年の展示は筆のタッチを強く生かしたもの。絵筆をグッとキャンパスに押しつけ、スーッと払い、さっと跳ねる。まるで書のような筆とキャンパスとの相互作用を感じさせる作品でありながら、イラストレーションとしては対象の質感が実に的確に掴まれていてとてもリアル。どういうテクニックがあればこういう要素を両立させられるのだろう。

今回はジャケットを担当したCDアルバムの原画も展示されていて、そちらの方は雰囲気を持ちながら他の展示作品と比べて作家性を押さえたもの。やっぱり長く活躍するプロのイラストレーターって凄いな。今年の展示も堪能しました。

52123749_1802335196537255_737112268 52448042_1802335019870606_187825859

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月16日 (土)

INSULA LUX 光の島~アントニ タウレ展覧会@シャネル・ネクサス・ホール(2019/02/14)

今日の夕方はシャネル銀座店内にあるギャラリー、シャネル・ネクサス・ホールへ。現在開催中なのはスペイン出身の画家、アントニオ・タウレの展覧会。

会場に並べられている絵は、どれも建物の中から開いた扉を通して外を眺めた景色を描いたもの。描かれている建物は石造りの古典的な様式で、日本人の感覚だとゴージャスではあるがどこかひんやりと感じさせるもの。一方で開かれた扉の外の景色はまちまちで、生命を拒否するような焼け付くような日差しからぼんやりした薄曇りまで、よく手入れされた庭園から描かれた建物には相応しくないような荒れた風景まで。会場の中心には作中の建物の中にありそうな廻廊まで作られて凝った展示になっている。

作品から伝わってくる「ゴージャスな建物の中に閉じ込められてぼんやりと外を眺める」感覚は、例えばリゾートホテルにチェックインして窓の外を眺めるときのものにとても近い。フライヤーを見た時はストレートな風景画でこのギャラリーの得意ジャンルとはちょっと違うかなと思ったんだけど、来てみて納得の展示だった。

P_20190214_175948

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月10日 (日)

佐藤翠展「Bouquets」@8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery(2019/02/09)

今日のお昼はヒカリエの小山登美夫ギャラリーに。現在開催中なのは佐藤翠氏の個展。クローゼットを描いたシリーズで知られる作家で、僕は3年前に個展を見に来たことがある。今回の展示のメインはタイトルの通り花束を描いたシリーズ(クローゼットの作品も展示されているけど)。

作品を見て思ったのは、ベタだけど「絵が上手いなぁ」というもの。いや、本当にベタな感想なんですけど、まるでアクションペインティングのように大胆で素早いタッチで描かれた花々が、少し距離を取って眺めてみるとそれぞれの花の質感、例えばチューリップであれば固い蕾のものと満開になって花弁が大きく開いたものとがしっかり描き分けられている。コンセプト先行の出オチのような現代美術作品でも、細部まで精密に描いていることを売りにした作品ともまた違う、これぞ絵画の醍醐味といった感覚を味あわせてくれる。

多くの人が良い絵だなーと感じられる間口の広い展示だと思う。ヒカリエという便利の良い場所でこういう展示をやってくれるというのは有難いことですね。

Uo4jyybgunufjxblg3pmsabslyrqtymylzb

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月 9日 (土)

My Drawing 4@アートコンプレックス・センター(2019/02/07)

今日の夕方は日曜日に続いてアートコンプレックス・センターに。今回の目当てはドローイングのグループ展。10人ほどのギャラリー取り扱い作家が出展していて、スケッチ的な作品が手ごろな値段で出品されているのも楽しい。気にはなっていたけど作品を買うほどでは無いかと思っていた作家の作品の値札を見て「これなら…」と心が騒ぐというのもギャラリーを音連れる醍醐味。

今回の展示は人物や動物をテーマにしたものが多く、イラスト感覚で手に取れるのも嬉しい。今回は何度か作品を買ったことがあるきよみずミチルさんが出展されていたので一つ作品を購入した。他の部屋でも3万円、1万円と均一価格が付いた取り扱い作家展を行っているので、「はじめて絵を買ってみようかな」という方は見に行ってみてください。

Photo

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月 4日 (月)

語る抽象画展 vol8@アートコンプレックス・センター(2019/02/03)

今日のお昼は信濃町のアートコンプレックス・センターに。今回開催中なのはほぼ全館を使った抽象画のグループ展。出展作家数も非常に多く、風景画をちょっとぼやかしたぐらいの感じかなという作品から全くの抽象画までバラエティに富んだ内容だった。

今回面白かったのは銀ソーダという作家さん。キャンバスの上に青い絵の具で描いた抽象作品なんだけど、透明度の高いニスのようなものが塗り重ねられていて、絵画とオブジェの中間のような不思議な存在感を醸し出している。こういう技術的なアプローチもあるんだなー。

大規模な展示だけあり他にも面白い作品に出合えた。イラストとのクロスオーバー作品から入ったファンを他のジャンルの作品に繋いでいこうというこのギャラリーの積極性は毎回素晴らしいと思う。なるべく作品を買ってサポートしないとな。

Photo

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月 3日 (日)

Share the Unprivate Collection@コートヤードHIROO(2019/02/01)

今日の夕方はコートヤードHIROOに。ここは基本的に会員制の文化施設なのだが毎月第一金曜日にオープンナイトを開催している。いかにも広尾の会員制クラブという華やかな雰囲気が好きでオープンナイトにはなるべく足を運んでいるのだが、なんだかんだと用事が重なり久しぶりの訪問になってしまった。

今回はギャラリーでの展示の初日にもなっており、この施設のオーナーが収集したコレクションが展示されている。ストリートっぽい雰囲気のダイナミックな作品が多く、作品ごとに添えられたオーナーのコメントも楽しい。

一通り作品を見た後に庭に降りて、フードトラックでビールとクラムチャウダーを頼んで一休み。今日は寒いので外に出ている人は少ないけれど、やっぱ楽しかったな。何とか来月も来るようにしよう。

P_20190201_182839

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年1月30日 (水)

北見隆 越智香住 谷口広樹「一陽来福」@スペースユイ(2019/01/28)

今日の夕方はスペースユイに。現在開催中なのは北見隆、越智香住、谷口広樹の3人の作家によるグループ展。今回のテーマは「童子」ということで、それぞれの作家さんがそれぞれの切り口での作品を出展していた。

北見氏の作品はメルヘンチックな世界のイコン風に描かれた子供たちで、谷口氏の作品は東洋風の童子を描いたユーモラスなもの。越智氏の作品は陶製の子供の像で、夢うつつで眠っている表情がなんとも愛らしい。どの作品も招福を意識した、どことなく余裕のある優しい雰囲気を放っているのが印象的だった。

会場では作家さんのグッズの他におみくじが販売されていた。作家さんのイラストが印刷されていて、ちゃんと結果も描かれている。僕が引いたのは谷口氏のイラストの「末吉」。今年もささやかでも幸せなアートとの出会いがありますように。

Ighiyou_1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年1月29日 (火)

桑原正彦展「夏の日」@8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery(2019/01/27)

今日の夕方は散歩のついでにヒカリエに。小山登美夫ギャラリーでは桑原正彦氏の個展を開催していた。

展示されていたのは淡い色彩と滲んだ線で描かれた作品。ぱっと見てテクニックに驚く、というタイプの作品ではないんだけれど、じっと見ているとじわじわくる。存在そのものが祝福でも呪いでもなく、ものがそこにただ「在る」感じ。フライヤーには「寂寥感と表裏一体の不思議な多幸感が満ちた」という表現がなされているけど、もっと俗っぽい表現で言うと、高熱が引いていく時に脳内にぼんやり広がっている光景、とでも言えばいいか。

こういう絵って作家さんは何を思ってどういう風に描くんだろうなー。芸術ってやっぱり面白いと思う。

Masahiko_kuwahara_main

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年1月27日 (日)

ロビーコンサート25{荒井里桜}@ホテルオークラ東京(2019/01/25)

今日の夕方はホテルオークラ東京に。こちらでは毎月25日の17時30分から、若手のクラシック奏者をサポートするロビーコンサートを開催している。存在自体は以前から知っていたものの僕の行動範囲ではアクセスが良くなくなかなか聴きに来る機会がなかったんだけど、久しぶりに思い立って覗いてみることにした。

ロビーに着いたらすでに座席は埋まっていて周りに人が溢れている。とりあえずは協賛のサントリーが提供しているシャンパンを頂く。グラスがフルート型ではなくクープ型なのがさすが名門ホテルという感じですね。

今回の出演は荒井里桜というヴァイオリニストで、ピアノとのデュオで演奏。30分間MC無しというストイックなセットで、聞いたことがある曲から馴染みのない曲までを幅広く演奏してくれた。やっぱり弦楽器の生音は格別だな。このコンサートシリーズ、今年からはなるべく足を運ぼうと思う。

P_20190127_121305

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年1月24日 (木)

因幡都頼個展「移り気な季節」@画廊くにまつ青山(2019/01/23)

今日の夕方は画廊くにまつ青山に。現在開催中なのは因幡都頼氏の個展。このギャラリーなので日本画の現代作家さんで、女性の群像を描いたSMサイズの12作品、それぞれが月に対応していてその月の花が服などにあしらわれている。

ぱっと見て作風がとても面白いなと感じた。日本画を技法として選ぶ現代の作家さんは、特に女性を描く時には、クールでスタイリッシュな感じでやや理想化して描くことが多いのだが、展示されていた作品は意識して生々しい、俗っぽい雰囲気を醸し出しているように見える。美少女イラストと劇画、と言うとちょっと例えが強すぎるかもだけど。

作品の解説を聞いてみて納得。作家さんは本当は屏風や巻物の風俗図を描きたくて、その中に出てくるであろう人物描写をSMサイズに切り出しているのだとか。風俗図の中の登場人物なら確かにこういう雰囲気が似合うね。現在は大きなサイズの風俗図にも取り組んでおり、そのうち公募展などに応募するでしょうとのこと。ぜひそのサイズで見てみたいな。

1548321085609.jpg

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«冨井大裕個展「線を借りる」@void+(2019/01/22)