2017/03/07

RFID World Watcher Monthly January/February 2017

1月は年末年始の関係で本誌の配信が2回しかなく、特集記事のネタもなかったので1月号と2月号の合併号としました。ご了承ください。掲載した記事はそれなりにバランスが取れた内容になりました。

RFID World Watcher Monthly January/February 2017 (PDF形式 219KB)

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2017/02/05

RFID World Watcher Monthly December 2016

今月の特集記事は2016年のRFID十大ニュース。今年の展開が気にかかります。ニュースは見返してみると新製品紹介の比率が高くなっていました。買収による編集方針の変化でしょうか。

RFID World Watcher Monthly December 2016 (PDF形式、369KB)

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2016/12/31

2016年RFID十大ニュース

今年はRFIDの各分野で新技術に関わるニュースが目立った。ある技術では実現が困難だと思われていた用途で、利用の広まりを受けどうしてもその技術を使いたいというニーズが出てくることでブレイクスルーが起きることには感動するし、それだけ需要の厚みが増してきたということだと思う。

☆UHFパッシブRFIDの技術開発活性化

近年UHFパッシブRFID技術は読み取り精度や価格などの面で改良余地が飽和したように感じていたが、今年になりセンサー機能搭載チップの新製品が登場したり、三点測量などビームフォーミングとは異なる技術を用いたRTLSシステムの開発事例が報告されるようになった。Internet of Thingsを支える要素技術としての切り口から需要が出てきたのだろう。

☆Bluetoothを用いたRTLSの登場

従来Bluetoothは技術的にRTLSに向かないと言われていたが、スマホへの対応やビーコン利用の普及を受けてRTLSとして利用するための製品が登場し始めている。データ処理で精度を向上させるタイプ、UHFパッシブRTLSと同様のビームフォーミングで位置検知を行うタイプ(こちらは仮想的なビーコンを生成することもできる)などのタイプがあり、既存のRTLSを置き換えるケースが出てきている。

☆アクティブタグのバッテリーレス化

従来は電池を利用した駆動が当然だったWiFiやBluetoothタグで、電池を搭載せずに動作するものが登場しはじめている。太陽光や振動などの環境電池と二次電池を組み合わせたタイプは以前から存在するが、驚いたのは劇的に消費電力を削減させることで受信電波による駆動を可能にした、ほぼパッシブタグと同等といえる技術の登場。実用化にはもう少しかかるようだが。LANとパッシブタグが統合されることでどんなことが可能になるか、とても興味深い。

☆Macy'sのオムニチャネル対応

今年の(在来型の)RFID導入をリードした企業はMacy'sだろう。年初に発表されたオムニチャネル戦略とRFIDとの組み合わせは、定番品を中心とした店頭在庫切れ防止という従来の小売業RFID導入の主要目的からの転換を示すものだった。もちろん店頭在庫切れ防止が主要な導入目標であり続ける業種もあるが、導入目的の広がりを示すものではあったろう。

☆Amazon GoがRFID利用を表に出さず

一方で今年の年末に発表されたAmazonの無人店舗Amazon Goは、コンセプト動画などのプレスリリースで画像認識とディープラーニングを前面に出し、RFIDの利用にはまったく触れないものになった。小売店頭での自動認識技術の利用は、一つの技術があればすべての用途に対応できるという段階を超え、用途ごとに使い分けが始まるのだろう。これはRFIDの普及にとっても望ましいことで、ジェフリー・ムーアのキャズム理論にある通り、ある新技術はそれと同等の能力を持つ対抗技術ができるまでは本格的な普及が始まらないものなのだ。

☆デルタ航空が航空手荷物管理にRFIDを導入

今年のRFID導入のもう一つのビッグニュースはデルタ航空の航空手荷物管理へのRFID導入だろう。同社にとっては再チャレンジとなるが、そもそもIATAが2018年を期限に航空手荷物トラッキングシステムの導入を義務付けており、それへの対応という側面もある。デルタ航空の動きがきっかけで他の航空会社や空港にもRFID手荷物管理の導入が広がるか、2017年に注目したい。

☆NFC ForumでFelicaが必須仕様に

これは非常にめでたい話。日本のFelica関係者の地道な努力が実を結んだ結果と思う(器材の能力向上により従来は過剰スペックと思われていた仕様を標準製品で満たせるようになったという点も大きいが)。海外の非接触決済サービスが日本に入ってくるだけではなく、インバウンドなどで日本のインフラを海外ユーザーが使えるようになるよう、2017年はこの仕様に対応したグローバルモデルのスマホ、タブレットが多数登場してほしい。

☆ApplePayがSUICAをサポート

これも日本にとってビッグニュース。iPhoneの普及によって重要度が下がっていたおサイフケータイサービスの復権、再発展につながることは間違いない。一方でAppleがこのような譲歩を行ったことが同社にとって何を意味していたのかについては注意していく必要があるかもしれない。

☆Impinj社のIPO成功

Impinj社が6千万ドルのIPOに成功したことは、RFID業界の成熟を示す大きなメッセージだったと思う。CCL社によるCheckpoint Systems社の買収など買収による投資は今年も続いているが、IPOの成功はそれとは別の、RFIDをビジネスにする企業が自律的に利益を出していけるということへの投資家の信頼を示すものだと思う。

☆RFIDキャズムは越えたがトルネードには届かず

RFIDマーケット全体で見ると、導入事例や規模は着実に拡大し、アパレル分野などでは導入がメインストリーム市場に広がってきたため、キャズムを超えたとは言えるだろう。ただ、市場が一気に拡大し、ベンダーがそれに対応する製品の投入を迫られるトルネードはまだ始まっていない。マーケットに存在するホールプロダクトの数もまだ少ないし、ましてそのうちの一つがデファクトスタンダードになる様子も見えない。RFIDマーケットにはいつかトルネードが来るのか、あるいは現状のような普及パターンがこのままじわじわ続くのか。2017年にはそのあたりが見えてくるだろうか。

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2016/12/29

RFID World Watcher Monthly November 2016

今月の特集記事はMacy'sとAmazon Goの2本。小売店舗でのRFIDの利用が、技術よりもビジネスの理由で変わり始めていることが興味深い。ニュースは先月と同様に製品紹介がやや少な目で事例中心。

RFID World Watcher Monthly November 2016 (PDF形式、433KB)

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2016/11/26

RFID World Watcher Monthly October 2016

今月の特集記事はBluetoothを利用したRTLSシステム。ニーズさえあれば技術的な突破口は必ず出てくるとはよく言われることだが、こういうソリューションを見ると本当にその通りだと実感する。ニュースは先月と同様に製品・事例紹介ともに幅広い技術や業種が取り上げられている。

RFID World Watcher Monthly October 2016 (PDF形式、329KB)

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2016/10/31

RFID World Watcher Monthly September 2016

今月も特集記事はお休み。ぼちぼち書いてみたいなというネタは出てきているのだけれど間に合いませんでした。ニュースは製品・事例紹介ともに幅広い技術やジャンルのものが掲載されていた。次のトレンドになりそうな話を模索している、という印象を受けます。

RFID World Watcher Monthly September 2016 (PDF形式、198KB)

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2016/09/28

RFID World Watcher Monthly August 2016

今月の特集記事はiPhone7のFelica対応。日本人にとっては単純に有難いことであり、従来から推進してきた日本の関係者(特にJR東日本)の方の努力には頭が下がりますが、Apple社のNFC・非接触決済のグローバル戦略という観点から見ると従来の方針と不整合な点が多々あります。記事はその答となるものではなく現時点での疑問のメモではありますが、ご参考に。

今月の事例記事には新製品紹介がありませんでした。たまたまでしょうか。

RFID World Watcher Monthly August 2016 (PDF形式、328KB)

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2016/08/28

RFID World Watcher Monthly July 2016

今月は特集記事に手が回らず(面白そうなネタが無かったこともあります)、事例紹介記事のみの掲載となりました。ニュース記事は事例・製品紹介ともに特定分野には偏っておらず、どの分野に軸足を置いていこうか模索しているような印象を受けます。

RFID World Watcher Monthly July 2016 (PDF形式、290KB)

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2016/06/25

RFID World Watcher Monthly May 2016

今月の特集記事はアメリカ国防総省の超小型タグ。とても面白い取り組みなので民間にも波及効果があるといいなと思います。ニュース記事のほうはRFID Journal LIVE!が終わったばかりなので製品、アプリが充実しています。

RFID World Watcher Monthly May 2016 (PDF形式、393KB)

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2016/06/22

RFID Journal 抄訳 2016/06/22号

今週気になったニュースはImpinj社の6千万ドルのIPOです。2011年に計画したIPOが流れた後、5年経ってまたIPOにチャレンジできる環境となったこと、RFID業界の発展の証拠として喜びたいです。

面白かったのはペットグッズの店でのRFIDの利用。犬に着せるベストにRFIDリーダーを搭載し、グッズに貼付したタグを読み取ることでどのグッズを気に入ったかを分析するという使い方。昔似たような事例を見かけた記憶もあるのですが、それでも記事を読んだときには唸りました。盲点を突くような利用法と言うのはいくらでも出てくるのですね。

なお、元記事はこちらになります。

TSA Installs RFID-enabled Screening System at Atlanta Airport to Cut Wait Times

アメリカ運輸保安局はアトランタ空港でRFIDを利用した手荷物検査の迅速化のトライアルを実施しています。これは、手荷物検査のベルトコンベアで使うトレイにRFIDタグを貼付し、X線検査で怪しい点があった荷物を再検査用のレーンに動かす時にどの貨物を動かしたかの管理を自動的に行うものです。

Impinj Hopes to Raise $60M From IPO

Impinj社はIPOで6千万ドルの調達を検討しています。同社は2011年にも1億ドルのIPOを計画しましたが、その際は市況の低迷により中止しました。今回は調達額を約半分にした一方で、キャッシュフローは2011年時点から大幅に改善しています。

RFID Delivers Benefits to Air Canada Cargo

Air Canada Cargo社はRFIDを利用して取扱貨物のハンドリングを行っています。同社は貨物と航空コンテナにUHFパッシブのRFIDタグを装着し、物流センターへの入出庫を管理します。ソリューションの導入はFranwell社が担当しました。

Trailiner Automatically Manages Trucks, Trailers in Its Yard

アメリカの冷蔵トラック輸送大手のTrailiner社はRFIDを利用した車両管理を行っています。同社は200台のトレーラーヘッド、300台のトレーラーを保有しており、オクラホマ州の駐車場で管理しています。同社は2006年にアクティブRFIDタグを利用したシステムを導入していましたが、電池切れが多発し手間とコストが大きくなったためUHFパッシブタグを利用したシステムに入れ替えました。新たなシステムの導入を担当したのはQuikQ社です。

Toronto Expands RFID-Enabled Bike-Sharing Program

トロント市は自転車シェアリングのためにRFIDを利用します。同市は市内120ヶ所のステーションに千台のシェアリング用の自転車を導入しましたが、自転車にHFパッシブタグを、ステーションの駐輪台にリーダーを取り付けて管理を行います。ソリューションはPBSC Urban Solutions社が開発したもので、同社のソリューションはシカゴでも導入されています。

Company Fetches Canine Shoppers With RFID

ペット用グッズのメーカーBark & Co.社はニューヨークのアンテナショップBarkShop LiveでRFIDを導入しました。飼い主がペットを連れて店に行くと30ドルで30分間RFIDリーダーを組み込んだ犬用のチョッキが貸し出されます。ショップの中にあるペット用グッズにはUHFパッシブタグが組み込まれており、その犬がどのグッズの近くでどれだけ過ごしたかを知ることができます。

RFID News Roundup

  • リゾート施設Great Wolf Lodge Southern CaliforniaがPDC社のRFIDリストバンドを導入
  • TSL社がTagit Ice社の宝石トラッキングアプリケーションとの互換性を発表
  • Vizinex RFID社が小型金属タグSentry Shortie 270を発表
  • Handheld Group社がAndroidタブレットALGIZ RT7にICカードリーダーを追加
  • Visa社が2016年リオ五輪に決済用NFC指輪を提供

RFID Journal LIVE! 2016 Report, Part 1(有償記事)

5月3~5日にオーランドで開催されたRFID Journal LIVE! 2016は3千人の参加者を集めました。当日のプレゼンテーション資料を公開します。

What Companies Don't Know

多くの企業がRFIDを利用した資産・在庫管理を行っていない理由には、それら企業が現在の管理状況がいかに劣悪化に気づいていないという点があります。問題点として気付いていない以上それを改善する動機もないため、それら企業への導入はなかなか進みません。

A Circular Economy: An Untapped Opportunity for the IoT Industry

リサイクル経済への移行は、製造者・購入者の責任の追及や利用している素材の確認といったトレーサビリティーを必要とするため、IoT業界に対して巨大なビジネスチャンスになります。

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