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2019/05/27

RFID World Watcher Monthly April 2019

今月はRFID Journal LIVE!の開催があり1週休刊だったため記事は少なめ。タイミング的にハードウェア新製品の記事が充実しています。

RFID World Watcher Monthly April 2019(PDF形式、222KB)

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2019/05/25

RFID Journal 抄訳 2019/05/24号

今週興味深かった記事はパッシブUHFナンバープレートタグで時速220キロメートルでの読取試験に成功したというもの。既に新興国でのETCはパッシブUHFベースのものが増えてきていますが、これほどの高速での読み取りが可能になるのであれば先進国で主流のアクティブタグベースの製品も置き換えらるかもしれません。

編集後記はプロ野球でのRFID利用を引き合いに、企業でも物理アセットの利用状況をRFIDで取得して経営改善につなげましょう。というもの。ちょっと強引ですが面白い例えですね。機会があれば説明に使ってみようと思います。

なお、元記事はこちらになります。

U.K. Home Goods and Apparel Retailer Boosts Accuracy With RFID

イギリスのアパレル小売チェーンMatalan社は、220店舗すべてにRFIDソリューションを導入しました。これにより、在庫精度が30パーセント上昇し、オムニチャネルコマースへの対応能力が増しました。ソリューションは主にSML社が提供しました。

RFID Breaks Speed Records for Tolling Solution

自動車のナンバープレート向けタグを扱うTonnjes社は、時速220キロメートルでのパッシブUHFナンバープレートタグの読取試験に成功しました。これは同社のタグIDePLATEとIDeSTIXを対象にした試験で、Kathrein Solutions社のリーダーが利用されました。現状の製品では時速130~160キロメートルでの読み取りが限界でしたが、アンテナやソフトウェアの改良のためより高速での読み取りが可能になりました。

Coursework Prepares Professionals for RFID and the Internet of Things

HP社はブラジルにRFID Center of Excellenceという教育・研修施設を設置し、RFIDに関する様々な教育プログラムを実施するほか、ブラジルでのRFID専門家の認定コースも提供しています。

Brazilian Partners Invest in IoT for Agribusiness

ブラジルのEmbratel社、Claro社、Embrapa社、およびEldorado Research Instituteは、農業向けのIoTソリューションの共同開発プロジェクトFazenda Conectadaを立ち上げました。このプロジェクトはJaguariunaに実験施設を持ちます。

RFID News Roundup

  • Splashtop社がZebra Technologies社のIoT認定を取得
  • Tech Data社がIoT機能や分析機能を自社ソリューションに追加
  • DELO社、Muhlbauer社、Impinj社がRFIDラベル製造ソリューションで協業
  • Polte社がモバイルIoT位置ソリューションの米国向けβ版を発表
  • Savi Technology社が国際物流での観測不能地域をなくすためのグローバルセンサーソリューションを発表
  • Hub Group社がリアルタイム出荷システムを発表
  • Future Market Insights社がRFIDの医薬品分野での利用に関するレポートを発表

What You Don't Know About Your Physical Assets

野球チームはフィールド上で起きている様々な物理的な出来事、例えばボールの速度や飛距離、高さについて詳細なデータを持ち、それを采配や選手育成に役立てています。企業も自社の物理アセットが引き起こす出来事のデータを取得し分析することで、経営の改善に役立てることができます。

IoT Smart Cities Scenario

ブラジルのIoT分野で利用されている長距離通信技術の中心はLoRa、Sigfox、NB-IoTの3つであり、利用が急速に拡大しています。

NFC Brings ConnectedBottle Solution to Winery(有償記事)

ワイナリーのPinea社はNFCタグを用いて自社のワインの真贋判別と商品情報提供を行うソリューションConnectedBottleを導入しました。このソリューションはEVRYTHNG社が提供するもので、ラベルはボトルの裏側に貼付されます。

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2019/05/17

RFID Journal 抄訳 2019/05/17号

今週は編集後記と識者投稿が何故か先週から更新されておらず、結果として記事は少なめです。

今週気になった記事は材木向けのプラスチック釘型RFIDタグ。シールが剥がれやすいというのはすぐ分かりましたが金属製のネジだと加工時のトラブルを引き起こすという話は目から鱗でした。RFIDタグのフォームファクターの改善は業界ごとにいろいろ隠れていそうですね。

Sundogweb

振動工具の利用による被害を防止するためのモニタリングソリューション、以前に記事になった時からいろいろ機能がアップしているようです。

なお、元記事はこちらになります。

U.K. Technology Company Tracking Vibration Exposure Expands to Connected-Worker Solution

Reactec社はチェーンソーやグラインダーなどの工具の使用により引き起こされる振動:手腕振動症候群(HAVS)を予防するためのソリューションを提供しています。このソリューションは、作業者がHF RFIDリーダー機能を搭載したリストバンドを装着し、工具の利用開始時に工具に貼付したHFタグを読み取ることで、作業者が曝される振動の量を計測します。最新のバージョンではリストバンドにBluetooth機能が搭載され、リアルタイムで警告が管理者に送信されます。

New RFID Staple Tag for Rough Wood Tracks Timber

Utility Composites社は木材にタッカーで打ち込めるプラスチック製のUHFパッシブRFIDタグを販売しています。木材の管理では、シールや焼き印では加工中に失われることがあり、金属製の釘やネジは工具を痛める可能性があります。プラスチック製の釘を使うことでこれらの問題を避けることができます。

Global Network Security Company Brings IoT Solution to U.S.

世界的なセキュリティ企業のAllot社はIoTを用いたセキュリティソリューションIoTSecureを提供しています。IoTSecureはIoT機器に対する攻撃を検知して防御を行うもので、大手の電力会社や通信会社に採用されています。

Eldorado Research Institute Project Saves Lives via RFID

ブラジルの研究機関Eldorado Research InstituteはIEEE RFID 2019のポスターセッションで最優秀賞を発表しました。この発表は電気機器の正常な取り付けを監視するソリューションに関するもので、安定した読み取りを行うことが最大の課題でした。

RFID News Roundup

  • Weir Oil & Gas社がRFIDを用いたサービスプラットフォームをアップグレード
  • Samsung SDS社とTelensa社がスマートシティーソリューションで協業
  • ERM Advanced Telematics社とAltair Semiconductor社が自動車業界のIoT資産管理技術で協業
  • Smart Cities for AllとAT&T社が障碍者向けのスマートシティーソリューションで提携
  • Nordic ID社のRFID小売精算システムがFrost & Sullivanの新製品賞を受賞
  • Polte社とGeoTraq社がモバイルIoTアセット管理で提携

RFID Journal LIVE! 2019 Report, Part 2(有償記事)

RFID Journal LIVE! 2019のプレゼンテーション紹介の第2弾です。

 

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2019/05/11

RFID Journal 抄訳 2019/05/10号

RFID Journal LIVE!でのプレゼンテーションの記事が今年も掲載されました(有償記事)。きちんと見なければと思いつつ毎年手が出ないのですが、各分野の最新の知見を盛り込んだ有益な内容だと思います。

Avery Dennison社が販売する薄型の電波遮蔽材、電波吸収体ではなくアルミ箔を材料にしているのですが、乱反射などの問題は生じないのでしょうか?ちょっと気になります。

編集後記はBOPISの動向。米国での対応店舗数や消費者の意向など、覚えておくと使えそうな数字も出ています。ご参考に。

なお、元記事はこちらになります。

Auto Maker Speeds Processes via RFID

MSM Solutions社は匿名の自動車メーカーにRFIDを用いた組立工程の管理システムを導入しました。このシステムはUHFパッシブタグをラックに取り付け、パーツが適切に供給されていることを可視化するものです。RFIDタグにはXerafy社の製品が利用されています。

Passive RFID Temperature-Sensing Kit Allows Testing

Metalcraft社は温度センサー付きUHFパッシブRFIDタグのトライアルを実施するためのキット、Temperature Sensor Kitを発売しました。このキットはZebra Technologies社のRFD 8500ハンドヘルドリーダー、Metalcraft社のタグ25個、およびソフトウェアから構成されており、価格は2,495ドルです。

New RFID Shield Installs Like Wallpaper

Avery Dennison社は薄型の電波遮蔽材ShieldSenseを販売しています。この製品はアルミ箔で電波を遮断するもので、設置場所の特性に合わせて幅や長さを調整して出荷できます。この製品はタグの読取が想定していないリーダーで行われることを防ぐために利用されます。

Eldorado Research Institute Project Saves Lives via RFID

ブラジルの研究機関Eldorado Research InstituteはIEEE RFID 2019のポスターセッションで優勝しました。同機関の発表は、電気分野での安全機器が適切に利用されていることをRFIDを用いて監視するというものでした。

RFID News Roundup

Delta Hotels by MarriottがASSA ABLOY社のRFID鍵を導入

Schreiner PrinTrust社がAPCOA社にRFIDを活用したスマートパーキングのソリューションを提供

Taoglas社がミネアポリスにIoTの設計・サポートセンターを開設

VMware社がIoTデプロイメントを支援するプラットフォームを提供

Pod Group社がKlevio社のスマートドアアプリのIoT機能を提供

Impinj社がEUが認可する新たなUHFパッシブRFID向け周波数に対応したリーダーを発表

BOPIS May Drive RFID Adoption in Retail

オンラインで購入した商品を店舗でピックアップする、米国ではBOPIS、欧州ではclick and collectと呼ばれる販売形態は、近年ますます普及しています。BOPISを提供する米国の食料品店舗の数は2018年で2倍に増加し、米国の消費者の78パーセントはBOPISを利用するかもしれないと回答しています。BOPISを提供するためには店舗レベルでの正確な在庫管理が不可欠であり、そのためにはRFIDを利用する必要があります。

IoT Standards: The End Game

IoTで利用される無線規格にはさまざまな側面があり単純化した議論は困難ですが、IoTで必要となる低消費電力での動作という点では、10メートル以下のBluetooth Low Energy、10~100メートルのZigbee、屋外でのNB-IoTという3つのグループにまとまりつつあります。

RFID Journal LIVE! 2019 Report, Part 1(有償記事)

2019年4月2日~4日に開催されたRFID Journal LIVE!には2500人以上の来訪者がありました。イベントの中で行われたプレゼンテーションをご紹介します。

 

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2019/05/03

RFID Journal 抄訳 2019/05/03号

今週もRFID Journal LIVE!で発表された新製品の紹介が続いています。

今週興味深かったのはFEIG Electronics社などが取り組む駐車場での車両管理向けのRFIDリーダー搭載ドローン。パイロット的な事例としては何年も前から出ているものですが、完成した商品として販売できるようになるには時間がかかった、ということでしょうか。

Feigdrone1

今週の識者投稿はヘルスケア分野でのIoTの利用。プライバシーやセキュリティ、メンテナンス、倫理的な配慮など、必要な考慮点が列挙されています。この分野、ITスタートアップ的なスピード感と必ずしも噛み合わないところも多いように思うので、記事で指摘された点をきちんと踏まえながら進んでいくと良いなと思います。

なお、元記事はこちらになります。

Mammut Uses NFC for Customer Engagement

スイスのアウトドア用品メーカーMammut社は顧客エンゲージメントのためにNFCを利用しています。同社は製品にSmartrac社のCircus Flex NFC タグを縫い込み、そこに製品・製造情報を格納すると共に、顧客がNFCタグをスマホでタップすると商品情報を表示するようにしています。

New Zebra Reader Promises Real-Time RFID Data Capture

Zebra Technologies社はUHFパッシブRFIDタグによるRTLSソリューションのための天井設置型RFIDリーダー、ATR7000を発表しました。この製品は70センチの精度での即位を可能にするものです。この製品は同社のハンドヘルドリーダーMC3300とともにRFID Journal Awardの最優秀製品の最終選考に残りました。

Push-Button Active RFID Tag Delivers Alerting to Workers, Patients

GuardRFID社はスタッフ識別用の緊急ボタン付きRFIDタグの新製品を発表しました。このタグは通常時にスタッフの位置を確認するとともに、ボタンを押したことがIDと共に通知されます。従来のこの種のタグは大型だったりボタンのデザインが複雑だったりしましたが、新製品ではその点が改善されています。

UHF Reading Drone Tracks Vehicles, Assets

FEIG Electronics社、Tiger Labs社およびCongruex社の3社は屋外駐車場で自動車の在庫管理にRFIDリーダー搭載のドローンを利用するソリューションを開発しました。次の目標として屋内飛行が可能なソリューションが検討されています。

RFID News Roundup

  • RFID Journalが小売とサプライヤー向けのWebセミナーを開催
  • Nedap社とMishiPay社がRFIDとスマホを使ったセルフチェックアウトシステムで提携
  • BluEpyc社が加速度計、温湿度計を搭載可能なBLEビーコンを発表
  • Hazelcast社がIoT、エッジ、クラウドに対応したストリーミングエンジンを発表
  • Dodge Data & Analytics社とTriax Technologies社が建設業界でのIoTによるリスク管理のレポートを発表
  • New Boundary Technologies社とRadio Bridge社が長距離無線センサーのIoT対応で提携

Learn RFID Best Practices from BAE Systems

今年のRFID Journal LIVE!のRFID戦略ワークショップではBAE Systems社がプレゼンテーションを行いました。同社はRFIDの可能性を展示会に出て実物を見て確認し、既存の業務プロセスを分析したうえでRFIDが適用可能な分野を選択しました。他の企業のRFID導入でも参考になるアプローチです。

The Brave New World of Health-Care IoT Is Enticing-But Proceed With Caution

ヘルスケア分野でのIoTの利用にはプライバシーやセキュリティ、メンテナンス、倫理的な配慮が必要になります。この分野のIoT化にチャレンジしようという企業は十分な時間をかけてこれらを検討する必要があります。

UWB Technology Brings Signalization to Turkish Mining Company(有償記事)

トルコの鉱山会社ESAN社は地下での車両やスタッフの識別、所在管理のためにUWBアクティブタグを利用しています。

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