« 2018年9月 | トップページ | 2018年11月 »

2018/10/28

RFID World Watcher Monthly September 2018

9月のRFID Journalはレイバーデイのため配信が3回。今月の記事はパッシブが多く、特に事例記事はほとんどがパッシブでした。

RFID World Watcher Monthly September 2018(PDF形式、214KB)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/10/27

RFID Journal 抄訳 2018/10/26号

今週は「どこかで見たような…」という感じのソリューションが多い週でした。さまざまなユースケースが着実に広まっているのを確認できるのは良いことなのですが。

特集記事はAnheuser-Busch社のビア樽管理。典型的な輸送器材管理のソリューションで、大手だけに何らかのソリューションを導入していたのかと思っていましたが、そうでもなかったようでちょっと驚きました。

Raspberry PiとRFIDカードリーダーを組み合わせて共用プリンターの出力管理を行うソリューションも面白かったです。Raspberry PiとRFIDカードリーダーを組み合わせるとこの種のソリューションは色々なものを簡単に作れそうですね。

なお、元記事はこちらになります。

Marriott Maracay Golf Resort Brings RFID-Based Security to Locks, Safes

ベネズエラのゴルフリゾートホテルMarriott Maracay Golf ResortはRFID対応のドアと金庫を導入しました。このソリューションではICカードやNFC対応スマホでドアと金庫の開鍵を行うことができます。ソリューションはASSA ABLOY社の製品です。

Jika Jika!, Other U.K. Festivals See Boost in Spending With NFC

北アイルランドの音楽フェスJika Jika!ではNFCリストバンドを使った支払いシステムを導入し、顧客一人当たりの会場での物販金額を23%上昇させました。同フェスでは従来から入退場管理にNFCリストバンドを利用してきましたがそれを支払いシステムに利用できるようにしたものです。導入したのはEvent Genius社のソリューションです。

RFID Secures Printing Process in Public Spaces

ドイツのThinPrint社は共用プリンターで印刷物を正しい持ち主だけが出力できるクラウドソリューションezeepを提供しています。このソリューションはRaspberry Piに接続したRFIDリーダーによって提供され、認証用のRFIDカードにはHFパッシブかLFパッシブを選択できます。

Partnership to Offer Smart Vending Machines for RFID Access, Payments

RFIDメーカーのConnect&GO社は自動販売機のベンチャー企業Brite4社に25パーセント出資しました。両社はスキー場で利用するRFIDリストバンドに対応した自動販売機の開発で提携します。

RFID News Roundup

  • STMicroelectronics社がRFIDアプリ向けのデバッグ用プローブを発表
  • InfluxDataとGoogle Cloud IoT CoreがIoT環境の統合を強化
  • Signify社がスマート証明の製品ラインを発表
  • Telit社が医療・フィットネス向けウェアラブルデバイス用の小型IoTモジュールを発表
  • myDevices社がArmとIoTセンサーで提携
  • Redpine社がIoTデバイス向けのMCUを発表

How the IoT Is Providing Lessons for Supply Chain Innovation

サプライチェーンはIoT技術の重要なアプリケーションの一つです。倉庫で働くスタッフにウェアラブルデバイス経由でさまざまな情報を提供したり、センサーとIoTデバイスを組み合わせて在庫管理を完全自動化したりが可能になります。

Anheuser-Busch Brews Up RFID Keg-Tracking Pilot(有償記事)

バドワイザーなどのブランドを持つ大手ビール会社Anheuser-Busch社はビア樽をRFIDで管理するトライアルを行っています。樽は顧客に貸し出されますが個別管理は行われておらず高い紛失率となっており、RFIDを用いた管理により確実な回収が可能になります。また樽の機密性を保つためのメンテナンスの履歴を樽ごとに行うことで、ガス漏れを効果的に予防できるようになります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/10/19

RFID Journal 抄訳 2018/10/19号

今週興味深かったのは有償記事のロシアのコカ・コーラ販売会社でのIoT導入の事例。店舗の専用冷蔵庫に画像認識を用いた在庫管理システムとBLEビーコンを用いたクーポン配布システムをレトロフィットさせ、販売を10%向上させたと。日本は高度なオペレーションが可能なコンビニがあるのであまりピンときませんが、世界的には需要のあるソリューションなんでしょうね。

Coke1

編集後記はRFIDを用いた食品リコールにはコストの大幅削減の可能性があるよ、というもの。確かにそうだとは思いますが、この種の投資を経営層に認めてもらうのは大変なことではあるんですよね。

なお、元記事はこちらになります。

Impinj Reader Device Sales Reach 2 Million

Impinj社のUHFパッシブRFIDリーダーの累計出荷台数が200万台に達しました。同社のRFIDリーダーの中心用途としてはサプライチェーン管理が想定されていましたが、その後は店頭や航空手荷物などに大規模導入の現場が広がっています。

Global Rental Company Achieves Near-100 Percent Inventory Accuracy

冷蔵・ケータリング機器のレンタルを行うLowe Rental社はRFIDを利用して資産管理を行い、100パーセントの管理制度を達成しています。同社が導入したのはCoreRFID社のソリューションで、UHFパッシブタグを利用します。

Adidas, Stadium AB Among Leading Retailers to Present Case Studies at RFID Journal LIVE! Europe 2018

11月7日にロンドンで開催されるRFID Journal LIVE! Europeはメイントラックと小売トラックという構成になっており、小売業界からAdidas社やStadium AB社などの大手企業が登壇します。

RFID Solution Is Watertight for North Sails Facility

帆船のセイルの製造・修復を行うNorth Sail社はRFIDを用いてセイルの在庫管理をしています。同社は従来セイルの管理を手作業で扱っていましたが、不定形で適切な積み重ねができないセイルの在庫管理を目視で行うことは大きな負担になっていました。同社が導入したのはA2B Tracking社のソリューションです。

Atlanta Seeks IoT Innovators for Agtech Solutions

アトランタ市はIoTを用いたアグリテックのベンチャー支援プロジェクトを実施しています。このプロジェクトは低所得者層が新鮮な農産物を購入できるようになることを目的としています。

RFID News Roundup

  • Point Mobile社がNFC/UHF RFIDハンドヘルドリーダーの新製品を発表
  • Seldat Technology Services社がRFID対応の倉庫管理システムを発表
  • PREMO社が自動車業界向けのLF RFIDアンテナを発表
  • HEED社がスポーツ競技場での情報配信向けAI IoTプラットフォーム開発で3500万ドルを調達
  • Particle社が開発者向けIoTプラットフォームの新製品を発表
  • Mitek社とJanusID社がリアルタイムID確認システムで協業
  • FogHorn社がIoTソフトウェアの新製品を発表

The Cost of a Recall

食品のリコールが発生した場合の対応コストは巨額になります。RFIDを導入しておけば対象となる特定のロットのみをリコールすれば済むので、コストは大きく低下します。食品業界ではコストを理由にRFIDの導入が遅れていますが、リコールの可能性を考慮に入れると導入効果は大きく高まります。

Three Roadblocks that Could Hinder Warehouse IoT Adoption

倉庫管理へのIoTへの導入は、投資回収の不透明性、IoTを活用したオペレーションの未成熟、セキュリティの3点が問題となって遅れています。

Coca-Cola Hellenic Bottling Co. Achieves 10 Percent Sales Boost With IoT-Based Coolers(有償記事)

ロシア・東欧地域のコカ・コーラのボトリング会社Coca-Cola Hellenic Bottling社はIoTを用いた冷蔵庫の管理システムを導入しています。このシステムは画像認識で在庫や温度を確認すると共に、BLEビーコンで顧客のスマホにクーポンを送付します。このシステムのトライアルにより販売が10%上昇したため、160万台の冷蔵庫すべてで導入が進められています。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018/10/13

RFID Journal 抄訳 2018/10/12号

今週はAlibaba Cloud社とSichuan Ident Industrial社という2社の中国企業が取り上げられました。RFID Journalの事例記事は日本含むアジアの比率が過度に低いので、こうやってアジアの事例を取り上げてくれるのは有難いです。日本では別ルートで記事が流れてきたりもしますが、国際雑誌に取り上げられることで事例や技術の相対的な位置づけが分かることには大きな意味があります。

今週の編集後記はRFIDを建物のインフラに組み込もう、という話。スマートビルディング的な建物そのものの情報を取ろうという話とはちょっと違うようですが、そういった部分も含めていろいろ議論が広がると面白いですね。

なお、元記事はこちらになります。

Alibaba Cloud Brings myDevices' Internet of Things Technology to China

Alibaba Cloud社はmyDevices社と提供し、リモート監視用のターンキーIoTソリューションIoT in a Boxを提供しています。このソリューションはLoRaを用いたセンサータグとゲートウェイから構成されており、センサータグは最大95種類のセンサーに対応します。センサーで取得するデータの種類が増えても価格は変わりません。

Barcoding Inc. Aims for RFID Growth With Acquisition of Danforth Systems

Barcoding Inc.社はRFID分野の取り組みを強化するためにDanforth Systems社を買収しました。Danforth Systems社はテキサス州を拠点としており、同地に多い石油ガス企業へのサポートの強化も期待できます。

Daimler to Present Keynote Address at RFID Journal LIVE! Europe 2018

11月7日にロンドンで開催されるRFID Journal LIVE! Europe 2018ではDaimler社が基調講演を行います。このほかヒースロー空港やAdidas社、Quincy Bioscience社などがプレゼンテーションを実施します。

Chinese Startup Develops Anti-counterfeiting RFID Chip

中国のスタートアップ企業Sichuan Ident Industrial社は偽造防止用途のRFIDチップを開発しました。この用途のRFIDチップは使用済みタグの再利用とタグの複製に対処する必要がありますが、同社の製品はこれらの問題に対応していると主張しています。

RFID News Roundup

  • iDTRONIC社がRFID・バーコードリーダー搭載のタブレットを発表
  • Afero社が器材管理向けのIoTプラットフォームWebサービスを発表
  • Telensa社とFarSite社がスマートシティー向けのワイヤレスごみ箱監視システムで協業
  • Entrust Datacard社とADLINK社が産業向けIoTのセキュリティで協業
  • Bosch Sensortec社がIoT、ウェアラブル分野向けの低電力消費加速度計を発表
  • Itron社が屋外での産業用IoTネットワークでWi-SUN Alliance FAN Certification Programを採用

RFID Needs to Be Part of the Building

RFIDを建物のインフラストラクチャーとして組み込むことはRFID導入のなかであまり進展の無い分野の一つです。RFIDは水道や電気のように建物が当然備えるインフラとなるべきで、RFID業界関係者はこのような導入が進むよう建築家と協力していくべきです。

Better IoT Security Through Crowdsourced, Blockchain-Driven Platforms

IoTのセキュリティは集中管理型のプラットフォームでは十分に対応することが困難です。情報の自由な流れが保証されるよう、クラウドを利用したブロックチェーンによるプラットフォームの活用が必要です。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018/10/06

RFID Journal 抄訳 2018/10/05号

今週興味深かった記事はEECCのRFIDタグパフォーマンスレポートの最新版です。今年で11年目になるそうですが、最近はパフォーマンスだけではなくセンサー機能やセキュリティ機能にも注目されているのですね。

特集記事はBOPISの管理にRFIDを利用している事例。注文を店舗在庫から取り置くのではなく物流センターで梱包してから店舗に出荷するタイプのものです。

なお、元記事はこちらになります。

EECC Study Finds Intelligence in UHF RFID

ヨーロッパの調査機関European EPC Competence Center(EECC)はRFIDタグのレポート「UHF RFID Transponder Benchmark」の最新版を発表しました。このレポートは2007年から毎年発行されています。今年のレポートでは、パフォーマンス面ではチップの感度が20%上昇しているほか、セキュリティ目的でリーダーへの送信情報をコントロールしたり、センサーで読み取った情報を次回読み取り時に送信するなど、より複雑な機能を提供できるようになっています。

RFID Bolsters Charity Event

Tipping Point Communityはサンフランシスコのベイエリアでホームレス支援を行う慈善団体です。同団体は主催する募金イベントの中で、映像を流してサポーターが感動したその時に寄付を申請できるようNFCリストバンドを導入しました。

Health Clubs Halt Towel Loss With RFID

ロシアのISBC Group社はフィットネスセンター12店舗に対してRFIDを用いたタオルの管理ソリューションを提供しています。タオルにUHFパッシブタグを縫い付け、入退室ゲートで読み取ることで持ち帰りを防ぎます。ISBC Group社はRFIDを用いたチケットやアクセス管理で実績のある企業ですが、近年は適用分野を広げています。

Fast-Track RFID Certification Training to Be Featured at RFID Journal LIVE! Europe 2018

11月7日にロンドンで開催されるRFID Journal LIVE! Europe 2018の参加者は、前日に開催されるRFID認定資格RFID Professional Institute Certified Associateの速習コースに申し込むことができます。この速習コースはRFID4Uが提供します。

Brazilian RFID Solution Tracks Airline Baggage

ブラジルのRFIDベンダーKeD Tecnologia社は航空手荷物のRFIDトラッキングシステムをリリースしました。このシステムはIATAが2020年までにすべての航空手荷物タグにRFIDタグを貼付することを義務付けたことを受けたものです。

RFID News Roundup

  • Insight SiP社がNordic Semiconductor社のチップを採用したBLEモジュールを発表
  • ThoughtWire社とMappedin社が建物内のIoTマッピングで協業
  • CenTrak社がElpas Solutions社を買収
  • DigiCert社、Gemalto社、ISARA社の3社がIoT機器のデジタル証明書の開発で協業
  • Invengo社がRFID対応のリネン在庫管理システムの最新版を発表

The Factors Pushing Edge to the Forefront

IoTの急速な普及やリアルタイム意思決定に対するニーズの高まりを受けて、エッジコンピューティングの重要性が高まってきています。RFIDはエッジコンピューティングと相性の良い技術です。

Sporting Goods Retailer Boosts E-Commerce Efficiency(有償記事)

ノルウェーのスポーツ用品店XXL社はネット注文した商品の店舗受け取りの管理にRFIDを利用しています。同社のネット注文のうち30%は店舗での受け取りが指定されます。同社は物流センターで梱包した小包を店舗に配送するまでの過程をRFIDでトラッキングしています。システムはLyngsoe Systems社が開発しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年9月 | トップページ | 2018年11月 »