« 2018年9月 | トップページ

2018/10/13

RFID Journal 抄訳 2018/10/12号

今週はAlibaba Cloud社とSichuan Ident Industrial社という2社の中国企業が取り上げられました。RFID Journalの事例記事は日本含むアジアの比率が過度に低いので、こうやってアジアの事例を取り上げてくれるのは有難いです。日本では別ルートで記事が流れてきたりもしますが、国際雑誌に取り上げられることで事例や技術の相対的な位置づけが分かることには大きな意味があります。

今週の編集後記はRFIDを建物のインフラに組み込もう、という話。スマートビルディング的な建物そのものの情報を取ろうという話とはちょっと違うようですが、そういった部分も含めていろいろ議論が広がると面白いですね。

なお、元記事はこちらになります。

Alibaba Cloud Brings myDevices' Internet of Things Technology to China

Alibaba Cloud社はmyDevices社と提供し、リモート監視用のターンキーIoTソリューションIoT in a Boxを提供しています。このソリューションはLoRaを用いたセンサータグとゲートウェイから構成されており、センサータグは最大95種類のセンサーに対応します。センサーで取得するデータの種類が増えても価格は変わりません。

Barcoding Inc. Aims for RFID Growth With Acquisition of Danforth Systems

Barcoding Inc.社はRFID分野の取り組みを強化するためにDanforth Systems社を買収しました。Danforth Systems社はテキサス州を拠点としており、同地に多い石油ガス企業へのサポートの強化も期待できます。

Daimler to Present Keynote Address at RFID Journal LIVE! Europe 2018

11月7日にロンドンで開催されるRFID Journal LIVE! Europe 2018ではDaimler社が基調講演を行います。このほかヒースロー空港やAdidas社、Quincy Bioscience社などがプレゼンテーションを実施します。

Chinese Startup Develops Anti-counterfeiting RFID Chip

中国のスタートアップ企業Sichuan Ident Industrial社は偽造防止用途のRFIDチップを開発しました。この用途のRFIDチップは使用済みタグの再利用とタグの複製に対処する必要がありますが、同社の製品はこれらの問題に対応していると主張しています。

RFID News Roundup

  • iDTRONIC社がRFID・バーコードリーダー搭載のタブレットを発表
  • Afero社が器材管理向けのIoTプラットフォームWebサービスを発表
  • Telensa社とFarSite社がスマートシティー向けのワイヤレスごみ箱監視システムで協業
  • Entrust Datacard社とADLINK社が産業向けIoTのセキュリティで協業
  • Bosch Sensortec社がIoT、ウェアラブル分野向けの低電力消費加速度計を発表
  • Itron社が屋外での産業用IoTネットワークでWi-SUN Alliance FAN Certification Programを採用

RFID Needs to Be Part of the Building

RFIDを建物のインフラストラクチャーとして組み込むことはRFID導入のなかであまり進展の無い分野の一つです。RFIDは水道や電気のように建物が当然備えるインフラとなるべきで、RFID業界関係者はこのような導入が進むよう建築家と協力していくべきです。

Better IoT Security Through Crowdsourced, Blockchain-Driven Platforms

IoTのセキュリティは集中管理型のプラットフォームでは十分に対応することが困難です。情報の自由な流れが保証されるよう、クラウドを利用したブロックチェーンによるプラットフォームの活用が必要です。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018/10/06

RFID Journal 抄訳 2018/10/05号

今週興味深かった記事はEECCのRFIDタグパフォーマンスレポートの最新版です。今年で11年目になるそうですが、最近はパフォーマンスだけではなくセンサー機能やセキュリティ機能にも注目されているのですね。

特集記事はBOPISの管理にRFIDを利用している事例。注文を店舗在庫から取り置くのではなく物流センターで梱包してから店舗に出荷するタイプのものです。

なお、元記事はこちらになります。

EECC Study Finds Intelligence in UHF RFID

ヨーロッパの調査機関European EPC Competence Center(EECC)はRFIDタグのレポート「UHF RFID Transponder Benchmark」の最新版を発表しました。このレポートは2007年から毎年発行されています。今年のレポートでは、パフォーマンス面ではチップの感度が20%上昇しているほか、セキュリティ目的でリーダーへの送信情報をコントロールしたり、センサーで読み取った情報を次回読み取り時に送信するなど、より複雑な機能を提供できるようになっています。

RFID Bolsters Charity Event

Tipping Point Communityはサンフランシスコのベイエリアでホームレス支援を行う慈善団体です。同団体は主催する募金イベントの中で、映像を流してサポーターが感動したその時に寄付を申請できるようNFCリストバンドを導入しました。

Health Clubs Halt Towel Loss With RFID

ロシアのISBC Group社はフィットネスセンター12店舗に対してRFIDを用いたタオルの管理ソリューションを提供しています。タオルにUHFパッシブタグを縫い付け、入退室ゲートで読み取ることで持ち帰りを防ぎます。ISBC Group社はRFIDを用いたチケットやアクセス管理で実績のある企業ですが、近年は適用分野を広げています。

Fast-Track RFID Certification Training to Be Featured at RFID Journal LIVE! Europe 2018

11月7日にロンドンで開催されるRFID Journal LIVE! Europe 2018の参加者は、前日に開催されるRFID認定資格RFID Professional Institute Certified Associateの速習コースに申し込むことができます。この速習コースはRFID4Uが提供します。

Brazilian RFID Solution Tracks Airline Baggage

ブラジルのRFIDベンダーKeD Tecnologia社は航空手荷物のRFIDトラッキングシステムをリリースしました。このシステムはIATAが2020年までにすべての航空手荷物タグにRFIDタグを貼付することを義務付けたことを受けたものです。

RFID News Roundup

  • Insight SiP社がNordic Semiconductor社のチップを採用したBLEモジュールを発表
  • ThoughtWire社とMappedin社が建物内のIoTマッピングで協業
  • CenTrak社がElpas Solutions社を買収
  • DigiCert社、Gemalto社、ISARA社の3社がIoT機器のデジタル証明書の開発で協業
  • Invengo社がRFID対応のリネン在庫管理システムの最新版を発表

The Factors Pushing Edge to the Forefront

IoTの急速な普及やリアルタイム意思決定に対するニーズの高まりを受けて、エッジコンピューティングの重要性が高まってきています。RFIDはエッジコンピューティングと相性の良い技術です。

Sporting Goods Retailer Boosts E-Commerce Efficiency(有償記事)

ノルウェーのスポーツ用品店XXL社はネット注文した商品の店舗受け取りの管理にRFIDを利用しています。同社のネット注文のうち30%は店舗での受け取りが指定されます。同社は物流センターで梱包した小包を店舗に配送するまでの過程をRFIDでトラッキングしています。システムはLyngsoe Systems社が開発しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年9月 | トップページ