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2018/08/17

RFID Journal 抄訳 2018/08/17号

今回興味深かった記事はRFID対応のセルフビールサーバーを使った事例です。製品自体は何年も前から存在するものですが、このレストランは自動化というメリットを生かし、60種類ものビールを提供し、試し飲みができる少量での購入を可能にし、顧客データを購買データを分析して頻繁にビールの種類を入れ替えていく、といった施策を打ったことが大幅な売り上げ増加につながりました。当たり前ですが、見える化やビッグデータ(というほどのデータ量では無いでしょうが…)は、こういった地道な施策があって初めて効果を出せるのですよね。

中国の石油・ガス会社のRFIDに関する事例も興味深いです。これら企業の取り組みの一端が垣間見られました。最近のRFID Journalは中南米の事例が多いのですが、個人的にはアジア、特に中国の事例を増やしてほしいのですよね…。

RFID Journalの小売業デジタルトランスフォーメーションガイドブック”How to Succeed in Retail in the 21st Century: A Guide to Digital Transformation for Brick and Mortar Retailers”、いよいよ出ました。読まなくては。

なお、元記事はこちらになります。

Fresh Food Provider Sees £150,000 Savings With RFID

イギリスで生鮮野菜のレストラン向けの配送を営むReynolds社は顧客の要求を受けて配送用の箱を段ボールからプラスチックの通い箱に変更しました。このため通い箱を適切に回収する必要が出てきましたが、通い箱にRFIDタグを貼付し、どの顧客にいつどの通い箱を配送したかを管理できるようにすることで、回収効率を大幅に向上させることができました。

RFID Brews Up Valuable Beer Data for Restaurant

フロリダにあるレストランOak & StoneはiPourIt社のRFID対応セルフサーバーを使ってビールの売り上げを引き上げています。同レストランは60種類のクラフトビールを提供しており、試飲のために50mlでビールを購入することができたり、また購入履歴を顧客情報と合わせて分析してビールを入れ替えたりして、通常のレストランでは全体の3~5パーセント程度のビールの売上高を25パーセントまで引き上げています。

Health-Care, Pharmaceutical Providers Testing RFID to Track Hemophilia Medication

専門薬局のUS Bioservices社は血友病向け薬品の患者宅の保管状況を管理するためにRFIDリーダー付き冷蔵庫を利用するトライアルを実施しています。血友病患者は怪我をしたときに直ちに利用できるように家庭に血友病向け薬品を常備していますが、この薬品には利用期限があり、必要な時に期限切れになっていることがしばしば起きます。このため、US Bioservices社は血友病向け薬品専用の冷蔵庫を患者宅に設置し、冷蔵庫にRFIDリーダーを、薬品にRFIDタグを装着することで、薬品が期限切れになっていないかを監視します。

Registration Now Open for RFID in Retail and Apparel 2018

10月3日にニューヨークで開催されるRFID in Retail and Apparel 2018の申し込みが始まりました。オーバーン大学RFIDラボやGS1に加えてRalph Lauren社もRFIDのアパレル分野の導入について講演を行います。

Registration Now Open for RFID Journal's 14th Annual European Event

11月7日にロンドンで開催されるRFID Journal LIVE! Europe 2018の申し込みが始まりました。RFID Journal LIVE! Europeは14回目の開催になり、今回はメイントラックと小売トラックの2トラックでの開催になります。

RFID News Roundup

  • Connect&GO社とAmusement Services International社が戦略アライアンスを締結
  • Ambrosus社がサプライチェーンビジビリティ向けのブロックチェーン・IoTを活用するプラットフォームを発表
  • Edwards社がリアルタイムデータ分析にMapR Technologies社の製品を採用
  • Ayla Networks社がワイヤレスモジュール向けのIoTプラットフォームを発表
  • Neology社がSTAR Systems International社に対する訴訟を取り下げ
  • Zigbee Allianceが2023年までのZigBeeチップセットの累計販売個数が38億個になると予測
  • Industrial Internet ConsortiumとInternet of Things Alliance Australiaが提携を発表

Retail Digital Transformation Guide

RFID Journalは小売業のデジタルトランスフォーメーションに関するガイドブック”How to Succeed in Retail in the 21st Century: A Guide to Digital Transformation for Brick and Mortar Retailers”を発行しました。このガイドブックでは、RFIDだけではなく、AIや画像認識、ARなど、各種の新技術が取り上げられいます。このガイドブックの主張は、各種のデジタル技術が可能にする小売業の変革は、RFIDがもたらす正確な在庫管理がなければ実際の効果を挙げられないというものです。

The Challenges of Industry 4.0 in Brazil

ブラジルがIndustry 4.0を導入するためには、注力してきた自動車部品、農業関連事業、食品・飲料といった分野を中心に、人材のトレーニングや投資の段階的な実施が必要です。

RFID Addresses Harsh Environment, Tight Regulations in Chinese Oil and Gas Industry(有償記事)

中国海洋石油集団(CNOOC)と中国石油天然気集団は石油の掘削に使うパイプの管理にRFIDを利用します。利用しているのはXerafy社のUHFパッシブタグで、読み取りはハンドヘルドリーダーで行っています。

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投稿: Kevinces | 2018/08/20 18:24

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