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2018/06/22

RFID Journal 抄訳 2018/06/22号

今週気になったのはUHFパッシブ対応の電子ペーパー搭載RFIDラベル。コンセプトモデルの存在は知っていましたがいよいよ評価キットの出荷が近づいてきました。面白い使い方のできる製品だと思います。

Powercast1

IoT機器のセキュリティに関するレポートも興味深いです。必ずしも従来のTCP/IPネットワークに直接接続できるデバイスでなくても、いろいろな攻撃の踏み台として利用される可能性はあるはず。時間を作って読んでみたいですね。

編集後記はAIを使って在庫の推計をする製品の話。記事にある通り、特にアパレル分野などでは最後の一個をいかに売り切るか、その一方で在庫切れ品を販売してしまわないようにするか、がポイントになるので、推計値の価値は限定的ではないかと思います。定番商品を在庫切れを起こさないように管理することが目的なら価値はありますが。

なお、元記事はこちらになります。

New Label Changes Displayed Price Data With Power from RFID

Powercast社は外部給電なしで動作する電子ペーパー搭載RFIDラベルを開発しています。このラベルはUHFパッシブで動作し、固定リーダーであれば10m、ハンドヘルドリーダーであれば2mの距離から、UHFラベルの書き換えが可能になります。固定リーダーで遠距離から書き換える場合にはタグ1枚当たり45秒の時間がかかるので、夜間にバッチ処理で書き換えるような運用が向きます。この製品の評価キットは2018年の第4四半期に出荷される予定です。

RFID Enables Use of Non-synthetic Cleaner by Tracking Expirations

Paradigm Convergence Technologies(PCT)社は微酸性電解水を利用した殺菌清掃システムの管理にRFIDを利用しています。微酸性電解水は分解して食塩水に戻るため薬品を使えない環境での殺菌清掃に有効ですが、分解するため溶液の期限管理を厳密に行う必要があります。PCT社はボトルにNFCタグを貼付し、ボトルを持ち出す際に専用キオスクで期限をチェックすることで、期限切れのボトルが利用されることを防ぎます。

Pinnpoint, Smartrac Team Up With Lexmark for RFID Printing

RFIDタグメーカーのSmartrac社とラベルメーカーのPinnpoint社はLexmark社のRFIDラベルプリンタを利用する返品物流のRFIDラベリングのためのソリューションを提供しています。返品物流は小売業の大きな負担になりつつありますが、RFIDラベルを返品を受け付けた店舗でオンサイトで作成することで、返品物流のビジビリティを大幅に向上させることができます。

Security Firm's Study Finds Thousands of IoT Devices on Company Networks

Infoblox社はIoT機器のセキュリティに関するレポート"What's lurking on your network: Exposing the threat of shadow devices"を発行しました。このレポートによると、 オフィスの中に存在するIoTデバイスはフィットネストラッカーやスマート家電などを含めると従業員数の10倍以上になることがあり、DDoS攻撃などの温床になる可能性があります。

RFID News Roundup

  • NXP Semiconductors社とBaidu Cloud社が中国のIoTセキュリティで提携
  • Mojix社がSTARflex RFIDリーダーをアップグレード
  • Balluff社がRFIDセーフティーガードロックを発表
  • Teslonix社とCISC Semiconductor社がIoT-RFIDリーダーとテストソリューションで提携
  • Kerlink社がGoogle Cloud IoTとLoRaWANの統合製品を発表
  • Rivetz社とTrustonic社がブロックチェーン対応アプリのセキュリティを拡張
  • Broadgnss Technology社が高精度測位可能技術を搭載したGPSレシーバーを発表

Inventory Accuracy Without RFID?

RFIDを使った棚卸を行わずにソフトウェアで正確な在庫を算出するという触れ込みの製品があります。これらの製品は従業員の棚卸作業のエラー率や盗難率などを基に特定時点での在庫数を計算するものです。これら製品は原理上一定の誤差が生じてしまうため、オムニチャネルで最後の1品を売り切ってしまうという用途には用いることができず、RFIDによる棚卸しにとって代わるものではありません。

RFID Asset-Tracking Technology for Warehouse Relocation

倉庫の引っ越しを行う際にはRFIDを利用することで作業効率を上げたり紛失を防止したりといったメリットを得ることができます。

Aerospace Company Gains Efficiency Threefold With RFID(有償記事)

航空宇宙メーカーのBAE Systems社は仕掛品管理、在庫管理、資産・機材管理を目的としたRFIDソリューションを導入しました。このソリューションではUHFパッシブタグとImpinj社およびMojix社のリーダーが使われています。このソリューションはボーイングの子会社のTapestry Solutionsが提供するIoTプラットフォーム、Enterprise Sensor Integration (ESI)を利用したものです。

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コメント

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投稿: AmbroseDew | 2018/06/24 04:31

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