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2018/05/10

RFID Journal 抄訳 2018/05/10号

今週興味深かった記事はRFIDタグ生産機械のメーカーMuhlbauer社による、低コストで環境にやさしいRFIDインレー製造装置。プリンテッドRFIDが視野に入ってきてどうしてもそちらに意識が向いてしまいますが、従来型の製造方式も着実に改善が続いているんですよね。

識者投稿はIoTのセキュリティについて。目新しいファクトが提示されている訳ではないのですが、切り口が参考になります。

なお、元記事はこちらになります。

RFID Solution to Prevent Terrorism on Flights

世界最大の旅客機向けケータリング企業Gate Gourmet社のペルー支店は、機内食の調理に用いられる包丁の所在管理にRFIDを利用します。従来は空港の制限エリアで利用される包丁の所在は調理師に任せられていたため、ミスや内通によりナイフが機内に持ち込まれテロリストに利用される可能性がありました。同社は包丁にUHFパッシブタグを貼付してスマートシェルフに格納するようにし、包丁の持ち出しと返却は調理師に持たせたNFC対応のIDカードで確認するようにしました。このソリューションはRadical Solutions社が開発しました。

Muhlbauer's Tag Manufacturing Machines Aim to Be Greener, Lower-Cost

RFIDインレー生産機械のメーカーMuhlbauer社は低コストで環境負荷の低い新製品を開発しました。従来はRFIDタグのアンテナはエッチングで製造されますが、同社はアンテナ部分を直接打ち抜いて製造することで。コストを低減するだけではなくエッチングのための酸の利用も不要にしました。

Petrochemical Company Launches Refinery of the Future With IoT

石油化学会社のTexmark Chemicals社はIoT技術を採用した「未来の製油所」のコンセプトの導入を進めています。第一段階として、Hewlett Packard Enterprise社のソリューションを導入し、ポンプに装着したセンサーの情報をWiFiでリアルタイムで取得できるようにしました。

Battling Cargo Theft in Brazil

ブラジルは今年の4月にBrazil-IDと呼ばれる商品の追跡・認証システムを導入しました。ブラジルでは盗難が産業部門でのコストの上昇の原因になっており、Brazil-IDは盗難の抑制手段として期待されています。Brazil-IDはRFIDを用いた有料道路料金支払いシステムやナンバープレート識別システムとの連携が可能です。

RFID News Roundup

  • Weir Oil & Gas社がRFID対応の車両管理システムとモバイルアプリを導入
  • SmartMetric社とGrupo Datco社がRFIDセキュリティーカードのディーラー契約を締結
  • Global Market Insights社がIoTヘルスケアマーケットの予想レポートを公表。2024年に100億ドルを突破
  • Future Market Insights社がRFIDプリンターの市場レポートを公表。今後数年会で市場が拡大
  • IBM社とCisco社がインテリジェントなIoTプラットフォームで協業
  • STMicroelectronics社とJorjin社が2周波数対応のSigfox IoTモジュールを発表
  • Penske社と日立が車両のパフォーマンスをIoTで改善するソリューションで協業

What Does "Digital Transformation" Really Mean?

最近話題になっている「デジタルトランスフォーメーション」は、現実世界の情報の全てにITシステムがアクセスできるようにすることです。これにより新たなビジネス改善が可能になり、これに乗り遅れた企業は5~10年以内に消滅すると主張するコンサルタントもいます。

Securing the Insecure: Security Challenges Posed by the Internet of Things

近年のIoTデバイスの進歩と変化は、不規則な通信パターンの発生、必要な時にローミングデバイス経由で通信するモデルの崩壊、セキュリティの観点からのハードウェア能力の制約など、さまざまな問題を引き起こしています。これらに対応するためにはセキュリティに対する慎重だが新しいアプローチをとる必要があります。

RFID Cuts Queue Waits, Boosts Truck Turnaround Times at Indian Plants(有償記事)

インドの大手トラックメーカーAshok Leyland社は工場間のトラックでの部品・資材の移動の管理にRFIDを利用しています。利用している技術はUHFパッシブで、ソリューションはVicinity RFID社が提供しました。

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