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2017/12/07

RFID Journal 抄訳 2017/12/07号

今週興味深かった記事はデルタ航空がRFIDラボに2百万ドルを寄付して航空分野向けの専用ラボを開設したこと。エアバスではなく航空会社なんだ、というのがちょっと驚きでした。航空分野での導入の力関係が変わりつつあるのでしょうか。

PervasID社による小売サプライチェーン内の各種のユースケースに対応したRFIDアプリケーションシリーズも気になりました。こういう形でRFIDのホールプロダクトがじわじわと増えていくのでしょうか。

識者投稿は設備保全管理システム(CMMS)とIoTの融合。書いてある内容は手堅いものですが、設備保全管理システム(CMMS)という用語は今回が初見だったので、調べてみたいと思います。

なお、元記事はこちらになります。

Royal Cornwall Hospitals to Boost Surgical Safety With RFID

イギリスの病院Royal Cornwall HospitalsではRFIDを用いたインプラント機器の管理を行っています。これはイギリスの国民保健サービス(NHS)のプログラムScan4Safetyの一環で、適切なインプラント機器が患者に移植されたかどうかを管理を自動的に行うためのものです。

RFID to Track Dentures at Nursing Homes

入れ歯メーカーのNobilium社はRFID対応の入れ歯を製造しています。RFIDは老人ホームなどで入れ歯を利用者から集めて一括してクリーニングする施設で返却時に間違いが怒らないようにするために利用されます。対応しているタグはパッシブHFタグとNFCタグです。

Auburn RFID Lab Expands to Avionics With Delta Gift

オーバーン大学のRFIDラボは航空宇宙分野でのRFID利用に特化した実験施設を開設しました。この施設はDelta Air Lines社からの2百万ドルの寄付を基に整備されたものです。この設備は42個の座席を持つキャビンや荷物搭載口、サービスハンガーなどを持っています。

RFID-based App Helps Consumers Find a Cold Drink

ポーランドのBlulog社は温度センサー付きのRFIDタグを利用して商品情報を直接顧客に提供するサービスCool&Goを開始しました。このサービスはゲームとして提供されており、顧客は参加した店舗の冷蔵庫情報をスマホから閲覧することができ、店舗に行って冷蔵庫のQRコードをスキャンすることで商品を得ることができます。

Retailers, Hospitals Trialing or Deploying End-to-End RFID Solution

イギリスのPervasID社は小売サプライチェーン内での各種のRFID利用をサポートするソリューションであるRangerシリーズを提供しています。Rangerシリーズは、ドックドアでの読み取りを想定したDock Door Ranger、店舗フロアを対象としたSpace Ranger、POSを対象としたPoint of Sale Ranger、盗難防止ゲートを想定したSecurity Rangerの4つのソリューションからなります。

RFID News Roundup

  • PragmatIC社がRFID/NFC向けのフレキシブルICの新製品を発表
  • 富士通が北米RFID市場でPositek RFID社と提携
  • Atlas RFID社がオープンAPIを公開、Oracle P6との統合も発表
  • Antelop Solutions社がNFCモバイルウォレットでVISAトークンをサポート
  • Identiv社とDTC社がスマートカードの流通を世界に展開
  • ケンブリッジの病院連合がHaldor Advanced Technologie社のスポンジ管理システムを導入
  • Weir Oil & Gas社がRFID対応の資産管理システムを発表
  • Honeywell社の車両タグが高速道路でのセキュアな料金決済に対応

Delta's $2 Million Gift to the Auburn RFID Lab

Delta Air Lines社がオーバーン大学RFIDラボに2百万ドルを寄付したことは、RFIDを事業の広い範囲で利用して最大の利益を得るための賢明な手段です。

How Did the IoT Become Indispensable for Advanced Maintenance?

設備の保全管理は確実性が重視され新しい技術の導入には時間がかかるという意見がありますが、実際にはメリットが非常に大きいことと、エンジニアが他の分野で新しい技術やそのインタフェースに慣れているため、新技術の普及は予測よりも早く進むでしょう。設備保全管理システム(CMMS)とIoTの融合は非常にポテンシャルの高い分野です。

RFID Journal LIVE! Europe 2017 Report(有償記事)

11月16日にロンドンで開催されたRFID Journal LIVE! Europe 2017での各種プレゼンテーションへのリンクです。

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