« 2017年9月 | トップページ | 2017年11月 »

2017/10/29

RFID World Watcher Monthly September 2017

今月もは特集はお休みです。そろそろ年末が近づいてきたので、何か振り返りの特集記事を書こうとは思っているのですが…。ニュースも今月は少なめ。最近は南米系のニュースがそれほど重要性のなさそうなものでも取り上げられている感じです。運営母体が変わった影響でしょうか。

RFID World Watcher Monthly September 2017 (PDF形式、178KB)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/10/27

RFID Journal 抄訳 2017/10/26号

今週の事例は比較的地味な記事が並びました。

編集後記は「RFIDというキーワードが『セクシー』でないのは単純なコスト削減に結びつけられているから」というもの。まぁそういう部分もあると思いますが、「セクシー」という印象を持たれるのはハイプが残っていることでもあるので、良し悪しかなと思います。

なお、元記事はこちらになります。

Windshield and Mirror Company Gains Evacuation Visibility With RFID

ポーランドのSmart Technology社はRFIDを利用した避難状況管理システムを開発しました。このシステムはUHFパッシブタグを首から下げる入館バッジに組み込み、出入り口に置いたリーダーで読み取ることで、該当社員が建物の中に残っているかどうかを確認するものです。

Smart Cooler Helps Companies Sell More

ブラジルのEmbraco社は小売店舗の冷蔵庫をスマート化するソリューションdiiliを開発しました。このソリューションは冷蔵庫内の温度や開閉回数などの状況をクラウドに送信してレジから参照することができ、在庫切れや温度上昇などを確認することができます。

Nordic Reader Series Promises Intelligence in Handheld and Fixed Devices

Nordic Reader社はUHFパッシブRFIDリーダーの新製品を発表しました。そのうちハンドヘルドタイプのEXA31とEXA51eはBLE接続の小型タイプで、倉庫などで作業員が簡単に取り廻すことができます。

CPqD to Integrate Dojot Platform into Brazil's Public Network

ブラジルの研究機関CPqDはWND社と協調し、CPqDのIoTネットワークdojotをWND社のSigfoxネットワークと接続しました。これによりdojotを用いるIoT機器が携帯モデム通信によるインターネット接続が可能になります。

RFID News Roundup

  • iDTRONIC社がRFIDリーダーの新製品2機種を発表
  • 村田製作所がウェアラブル・ヘルスケア向けの小型RFIDタグを発表
  • Stanley Healthcare社の緊急呼び出しソリューションがUL 1069認証を取得
  • Checkpoint Systems社がAsia Business Achiever Awardを受賞
  • CipherLab社がRFIDとバーコードの読み取りに対応したモバイルコンピュータを発表
  • Suprema社がRFIDに対応した指紋式アクセス管理機材を発表
  • LEID Products社が資産管理システムのデモを公開

Where the Money Is in RFID

RFIDと比べてIoTの方がキーワードとしてメディアで注目を集めやすいのは、RFIDというキーワードが単純なコスト削減を連想させるのに対し、IoTはビジネスを何か面白くしてくれそうだという雰囲気を持っているからです。

A Truly Connected World: The Need for Global Device Connectivity and Control

IoTによって実世界の管理対象物をカバーするようになった企業システムでは、従業員も所在場所に関わらずシステムにアクセスできる必要があります。企業ネットワークが持つポリシーや管理基準などを損なわずに従業員にユビキタスな接続性を提供するためにはクラウドを利用する必要があります。

Ski Resorts Adopt RFID for Lifts, Payments(有償記事)

オーストラリアのSKIDATA社はRFIDを利用したスキー場のリフトチケットシステムを販売しています。同社は従来HFタグを用いたソリューションを提供していましたが、利用者の状況をより正確に把握できるUHFタグを用いたソリューションのトライアルを開始しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/10/19

RFID Journal 抄訳 2017/10/19号

今回興味深かった事例はアメリカの図書館でCD/DVDの貸し出しにRFID自動貸し出し機を導入した、というもの。最新タイトルに絞っているのがポイントで、RFIDの導入が完了したサイトではこういう一部分だけの無人化ということが選択肢に入ってくるんですね。

識者投稿はIoT機器に利用される通信手段の動向。細かい部分でニュアンスが取れないところもありましたが、現場の雰囲気が伝わってくる興味深い内容でした。

なお、元記事はこちらになります。

RFID Helps to Identify and Protect Motorcycles

イギリスでRFIDを用いたオートバイの登録システムの導入が進んでいます。このシステムはDatatag社が開発したMASTERというシステムで、オートバイにLFタグとQRコードの登録プレートを貼付し、取締り担当者が不審なオートバイを見つけた際にはハンドヘルドリーダーで読み取って詳細を確認します。現在イギリス全体で3千台ほどのリーダーが利用されています。

Brazilian Government Announces Internet of Things Study

ブラジル政府のIoT推進計画が通信カンファレンスで政府高官から発表されました。この計画は2025年にかけIoTが全GDPの10パーセントに影響を与える時代がくるとし、それに備えるためのものです。

RFID-Enabled Vending Machine Brings Automation, Security to Library Disk Loans

ペンシルバニア州の図書館Coyle Free LibraryではCD/DVDの最新タイトルの貸し出しをRFID対応の自動貸出機を用いて無人化します。このソリューションはLibrary Media Boxと呼ばれ、RTI社が開発しました。

Cattle Ranching Gains from IoT-based Intelligence

ウルグアイのベンチャー企業Chipsafer社は放牧されている牛の監視と牛泥棒の防止にIoTソリューションを利用するパイロットを実施しています。このソリューションは低速・低コストの携帯通信ソリューションLoRaとGPSや運動量計などの各種センサーを搭載した首輪を牛に取り付け、屋外での状況を監視するものです。

Tenna Brings IoT, RFID to Industrial Asset Tracking

アメリカのベンチャー企業Tenna社は建設業界向けの資産管理ソリューションを提供しています。このソリューションはBLEや携帯モデム、あるいはUHFパッシブタグなど、複数の通信手段を統一したプラットフォームの上で扱うことができます。

RFID News Roundup

  • Impinj社がRFID分散オペレーションシステムを拡張
  • Identiv社とNXP Semiconductors社がNFCタグスターターキットで提携
  • STMicroelectronics社のNFCタグがNFC Forumの認証を取得
  • Ocean Tomo社がセンサーやRFIDに関連する特許のオークションを実施
  • マレーシアの高速道路がRFIDによる料金支払いを導入
  • GS1 USが2018年のイベント向けにRFIDアプリケーションの応募を募集
  • Industrial Internet ConsortiumとEdgeX Foundryが提携

IoT Communications Technology Trends

近年のIoTの通信技術では、少ないデバイスに多くの機能を持たせたり、スマホがWiFiやNFCで取得した情報に情報を付与して活用するなどがトレンドとなっています。

What to Expect from Brazil's Internet of Things Action Plan(有償記事)

ブラジル政府のIoTアクションプランでは、郊外・都市・健康・産業という4分野に注力がなされており、規制緩和、ソリューション間の相互接続の推進、人材育成とイノベーションの支援などが定義されています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/10/13

RFID Journal 抄訳 2017/10/13号

今週の特集記事はRFID in Retail and Apparel 2017の報告記事。ざっと報告者の肩書だけ眺めたのですがどうもユーザー企業の報告者が少ない感じを受けました。1日だけのイベントだからしょうがないのかな。あるいは個別企業の事例だけどベンダーが代わりに発表した、ということがあるのかもしれませんが。

グラフェンを配合した電導性ゴムとRFIDの組み合わせの話も興味深かったです。今も時点では直接アンテナとして使うことは難しそうだけど、何か面白いモノが出来そうな、ワクワクする雰囲気がありますね。

なお、元記事はこちらになります。

Alliance Rubber Stretches Limit of RFID and NFC Applications

ゴムメーカーのAlliance Rubber社はグラフェンを配合したグラフェンを配合することで電導性を持たせたゴムの用途開発を行っています。現在はゴムの色を変えることで情報を伝える仕組みに取り組んでいますが、将来的にはNFCやRFIDのタグと組み合わせた利用も可能と考えています。

New Chip Features Privacy Function for European Retailers

Impinj社のUHFパッシブRFIDチップの新製品Monza R6-Aは、ヨーロッパ小売業からのリクエストを受けて近距離モードを搭載しました。これにより、販売時にタグを取り外したり無効化したりすることなく消費者のプライバシーを守ることができます。

Hybrid System Manages Access Control for Mexican High School

メキシコのCervantes高等学校ではNFCとBLEを組み合わせた出欠管理ソリューションを導入しました。このソリューションはHID Global社のHID Mobile Accessをベースにしたものです。

IoT Brings Intelligence to Hard Hats

ベンチャー企業のGuardHat社はワイヤレスセンサー搭載のヘルメットGuardHatを開発しました。このヘルメットはWiFiか携帯モデムを搭載し、装着者の現在位置を通知すると共に、有害ガスの濃度などを検出することができます。GuardHatは現在テスト中であり、2018年に販売が開始される予定です。

RFID News Roundup

  • Xerafy社がヶ国環境向けのRFIDタグの新製品を発表
  • Smartrac社がRFID、NFC、IoTを用いた温度センサー製品群を発表
  • STMicroelectronics社がスマートライティング向けのBluetoothメッシュネットワーク用ソフトウェアを発表
  • FineLine Technologies社がData2社を買収
  • HID Global社がICカード発行用のクラウドソリューションを発表
  • STAR Systems International社が有料道路ゲート向けのアンテナを発表
  • Mayer Brown社がIoTを含むサーバーセキュリティ・データプライバシーのガイドブックを発行

Is Retail Approaching the Tipping Point for RFID?

RFID in Retail and Apparel 2017でBill Hardgrave教授が発表したアンケート結果によると、トップクラスの小売業者のうち50パーセントが何らかの形でRFIDを導入しており、71パーセントがRFIDの導入範囲を広げようとしています。RFIDは小売分野では臨界点(ティッピング・ポイント)を超えようとしています。

Beyond the Hype: Three Ways to Maximize IoT Budgets

IoT導入の費用対効果を最大化するためには以下の3点が重要です。

  • 利用中のレガシーシステムに対し接続性の改善やプロセスの明確化などを行って「きれいに」する。
  • レガシーシステムに複数のIoTソリューションを接続するための接続口を開発する
  • 社内のすべての部署を横断したプロジェクトチームを作る

RFID in Retail and Apparel 2017 Report(有償記事)

9月26日にニューヨークで開催された小売・アパレル業界対象の招待制RFIDイベントRFID in Retail and Apparel 2017は100人ほどの参加者を集めました。このイベントではベンダー側・ユーザー側共に含むRFID専門家が多数のプレゼンテーションを行いました。この記事はそのプレゼンテーションへのリンクです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/10/06

RFID Journal 抄訳 2017/10/06号

今回興味深かったのはNFCフォーラムによるタグの認証テストの件。IoTの普及により特殊なタグが増えてきたのが背景にあるようで、興味深いですね。iPhoneがNFC機能を開放したことでIoT分野でのNFCの利用はさらに拡大すると思います。

今週の編集後記はオンラインショッピングとオムニチャネルコマース。議論としてはちょっと古い、数年前に本誌で見たような内容だと思いますが、今回掲載されたというのはアメリカでこの種の議論が活発に行われているということなのでしょうか?

なお、元記事はこちらになります。

Ceitec Delivers 300,000 RFID Chips for Vehicular Tagging

ブラジルの半導体メーカーCeitec社は自動車用タグ向けのチップ20万個ををノルウェーのタグメーカーQ-Free社に納品します。このタグは有料道路の自動支払いシステムなどで利用されることを想定しています。

NFC Forum Incorporates Tags into Its Certification Program

NFC Forumがタグを対象とした相互運用性とパフォーマンスの認証テストを開始します。リーダーとモバイルデバイスを対象としていた認証は3年前から実施しており、1年前からタグに拡張するための作業を行ってきました。背景にあるのはIoTアプリケーションの普及の中でNFCが従来と異なる利用をされるようになってきていることです。

Registration Now Open for RFID in Aerospace and Defense

RFID in Aerospace and Defenseが12月13日にヴァージニア州アーリントンで開催されます。このイベントでは航空宇宙・防衛業界向けに、資産管理から作業者の安全、コンプライアンス対応までさまざまな事例が取り上げられます。

Small Textile Tag Offers Read Range of 5 Meters or More

UBI Solutions社は小型のUHFリネンタグUbiTEXを販売しています。このタグはFenotag社が開発したもので、58mm×13mmと従来製品から一回り小型化しつつも5メートルと十分な読み取り距離を持ちます。リネン製品向けタグは医療・介護業界やアミューズメント業界で制服、シーツ、タオル類の管理用に強いニーズがあるが、ナプキンなどの小さなアイテムに取り付けられる小型タグは限定されていました。

RFID News Roundup

  • Turck社がプログラム可能なRFIDインタフェースモジュールを発表
  • Smartrac社が温度記録タグの製品ラインを展示
  • MSM Solutions社がRFIDとバーコードに焦点を当てたWebサイトを開設
  • AIMが2018年の自動認識賞の候補者を募集
  • Computype社がRFIDの新技術開発に投資

E-Commerce Is Not the Answer

実店舗を持つ小売業が売り上げ拡大を目的にオンラインショップを開いた場合、既存店舗との共食いや在庫の増加などのデメリットが発生します。オンラインショップを有効に活用するためには実店舗とオンラインを有機的に統合するオムニチャネルコマースへの対応が必須であり、そのためにはRFIDを導入して正確な在庫を把握する必要があります。

E-Labeling RFID Devices Can Save Suppliers Cash

FCC(米国連邦通信委員会)は通信機器の電子ラベリングのルールを公開しました。これはメーカーにとってコスト削減に有効な手段となりますが、細かな規制が存在するため、採用に当たっては経験のあるコンサルタントを利用すべきです。

RFID Solution Cuts Scrubs Costs for Virginia Hospital(有償記事)

ヴァージニア州の病院LewisGale Medical Centerでは白衣の利用状況をRFIDで管理し必要な場合にのみ洗濯を行うようにすることで洗剤の消費を4万ドル分削減しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年9月 | トップページ | 2017年11月 »