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2017/06/26

RFID World Watcher Monthly May 2017

今月も特集はお休み。AppleのNFC対応などネタが出てきたのでそろそろ何か書かなきゃと思っていますが…。製品・事例紹介記事はRFID Journal LIVE!の直後のため豊作です。

RFID World Watcher Monthly May 2017(PDF形式、233KB)

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2017/06/25

RFID Journal 抄訳 2017/06/23号

今週気になった記事はIoTデバイスの開発キットInterstacks。まずビジュアルに惚れました。ハードのカスタマイズって馴染みのない人には億劫なので、こうやって楽しく色々な構成を試せるというのはとても良いことだと思います。

Interstacksweb

Roambee社の広域アセット・輸送管理ソリューションも興味深いです。機材をレンタルし、サブスクリプションとしてサービスを提供するビジネスモデルが成り立つのか、ウォッチしていきたいですね。

編集後記はAppleのNFC開放について。抑えた筆致ですが万感の思いが伝わってきます。

なお、元記事はこちらになります。

London Airport Enables Proximity Apps With BLE Beacons

ロンドンのガトウィック空港では来港者の案内のためにBluetoothビーコンを導入しました。導入したビーコンの数は2千個で、ソリューションはPointr Labs社が開発。ビーコンは独自アプリのほかに航空会社や第三者のアプリからも利用が可能です。

Cycle Shop Speeds Up Service With RFID Technology

ヒューストンの自転車店Bike Lane社では自転車の新車販売と修理の管理にRFIDを利用しています。利用しているのはUHFパッシブで、Portable Technology Solutions社のTracerPlus RFIDソリューションを導入し、ハンドヘルドリーダーで管理を行っています。

Building IoT Devices Is a Snap for Startup Interstacks

ベンチャー企業のInterstacks社はワイヤレスセンサーなどを簡単に開発することができるIoT開発キットInterstacksを販売しています。これはベースキットに各種のセンサーや通信モジュールを接続していくもので、各モジュールは2インチ角とサイズが統一されておりレゴのように組み上げることができます。開発にはPythonが利用できます。通信手段としてはWiFiやBluetooth、携帯モデムのほか、ZigBeeやUHF RFIDも予定されています。

Burglars Stung by IoT Bees in Santa Clara

ベンチャー企業のRoambee社は広域アセット管理や輸送管理を行う会社で、GPSや各種センサーを搭載し携帯モデム通信機能を持つタグを顧客に貸し出すソリューションを提供しています。最近同社のオフィスに泥棒が侵入しましたが、盗難物に貼付されたタグによりすぐに泥棒の所在が特定され、無事逮捕されました。

RFID NEWS ROUNDUP

  • Purple Deck Media社がNFCシステムのApple製品対応を発表
  • Talkin' Things社が自社のNFC対応スマート包装システムのApple対応を発表
  • Quad Industries, Agfa, Imec, TNOの各社がスクリーン印刷で製造した12ビットタグの読み取りデモを実施
  • GE Healthcare社とZebra Technologies社が病院向けにBLE資産管理ソリューションを提供
  • Versus Technology社がBLE wayfinding向けにRTLSを提供

Apple Embraces NFC (Finally)

RFID Journal LIVE!の会場では展示ブースごとにQRコードを貼付していました。来訪者への情報提供やくじ引きを行うためのもので、なぜNFCにしないのかといわれていたのですがiPhoneでNFCを使えなかったためやむをえなかったのです。ようやくAppleがiPhoneでのNFCタグの読み取りを一般に公開したため、NFCタグの利用はますます広まるでしょう。

Unlocking Intelligence

IoTの普及に伴い、発生するビッグデータの分析を行うためのツールの洗練と高機能化が急速に進んでいます。また分析ツールベンダーのM&Aも活発化しています。

Speedy Services Manages Vibration, Conference Attendance, Equipment Rental via RFID(有償記事)

建設機材のレンタル会社Speedy Services社は顧客先に配置し機材のレンタルを行う無人キオスクePodにRFIDを利用しています。同社はこのシステムを10年前に導入し、当時はLFタグを利用していましたが、現在はUHFパッシブタグを利用しています。また、同社は作業員が工具の利用による振動にさらされるリスクを計測するために、RFIDリーダーを内蔵した振動計リストバンドを利用しています。

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2017/06/14

RFID Journal 抄訳 2017/06/15号

RFID Journal LIVE!の後片付けも終わったのでしょう。今週は普段よりも記事が多めでした。RFID Journal LIVE!で発表された案件の比較的短めの記事が目立ちます。気になっていたホンダのインディアナ工場の記事もあり、じっくり読んでみたいと思います。

今週の識者投稿は軍でのRFID利用。現在の軍での利用状況に触れていないのがちょっと不自然な印象で、どういう背景の記事なのかが気になります。

なお、元記事はこちらになります。

Auto Manufacturer Deploys Cyborg RFID-Reading Car, RFID Gates

ホンダのインディアナ工場では車両の位置管理・仕掛管理をRFIDを利用して行っています。同社はソリューションを導入するにあたり、GPS・アクティブRFID・パッシブRFIDの得失を検討し、パッシブRFIDを導入することにしました。同社のシステムが稼働したのは2016年です。

Minnesota Caterer and Grocer Ensures Food Safety With RFID

ミネソタ州の食料雑貨チェーンLunds & Byerlysは商品の賞味期限を管理するためのRFIDソリューションを導入しました。ソリューション導入の目的は米国食品安全強化法(FDA Food Safety Modernization Act)に対応するためで、13.56MHzのセンサータグと通常タグを組み合わせて利用しています。ソリューションの導入を担当したのはParTech社で、2016年1月に全26店舗に導入を完了しました。

Loewe Pilots Real-time Location System for Luxury Apparel, Accessories

ファッション大手のLoewe社はRFIDを利用した商品在庫確認システムのトライアルをマドリッドの旗艦店で実施しています。このソリューションはパッシブRFIDとBLEセンサーを利用し、商品の所在をリアルタイムで知ることができます。ソリューションを導入したのはCXignited社(旧Tagsys RFID社)です。

Print and Document Integrity Solutions Company Brings Flexible RFID to Customers

印刷ソリューション企業Lake Image Systems社はRFIDを利用したパッケージングソリューションを提供しています。同社はダイレクトメールや商品パッケージにUHF、HF、NFCなど各種のタグを埋め込むことができます。

Turkish Mines Track Workers With BLE

トルコの鉱山では坑内での作業員の位置確認を行うためにBLEタグを持たせています。これは政府の安全基準を満たすために行われるもので、ソリューションはTagvance社が開発しました。

Outdoor Advertising Show Features UHF, NFC RFID Technologies

アメリカの屋外広告協会(OAAA)は全国大会の参加者の案内のためにRFIDを利用します。大会の参加者は受付でNFCとパッシブRFIDの2種類のタグが入った参加証を受け取ります。スマホをかざしてNFCを読み取ることで大会の案内ページを開くことができるほか、会場内のサイネージがUHFタグを自動的に読み取って参加者個人向けにカスタマイズされた案内を表示させます。

Active RFID Tracks Kit Carts Through Assembly

Wave Reaction社は匿名の重電メーカーに仕掛品管理システムを導入しました。このシステムは、仕掛品をラックに積み込むときにバーコードとUHFパッシブタグで読み取りを行い、ラックをアクティブタグで管理することで、どの仕掛品がどのラックに搭載されてどこに存在する、ということをSAPの生産管理システムに自動的に登録するものです。

RFID News Roundup

  • Weir Oil & Gas社がモバイル鉄鋼資材管理ソリューションを発表
  • Elatec社がRFIDモジュール向けの開発用ボードの新製品を発表
  • Datamars Textile ID社とImpinj社がクリーニング業界のRAIN RFIDマーケットで戦略的提携
  • 村田製作所がID-Solutions社を買収
  • 東芝がBLEスマートデバイス向けICの新製品を発表
  • Tyco Retail Solutions社がGS1 Alliance Partner Programに参加
  • Atlas RFID Solutions社が2017 President's "E" Awardを受賞

Attendee Feedback on RFID Journal LIVE! 2017

RFID Journal LIVE! 2017の参加者の90パーセント以上が満足したと回答し、68パーセントが10段階評価で9か10を付けました。

The Next Big App for the Military: RFID

軍事部門でのアセット管理や物流管理は膨大な作業負担を要する業務です。RFIDを利用することでこの分野での業務を自動化することができます。

RFID Brings Identification to LCD Manufacturer's Automated Storage and Retrieval(有償記事)

台湾の液晶パネルメーカー群創光電は製品の仕掛品管理と出荷管理にRFIDを利用しています。利用している技術はUHFパッシブで、システムはEPC Solutions Taiwan社が開発しました。

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2017/06/02

RFID Journal 抄訳 2017/06/02号

今週の記事もRFID Journal LIVE!のフォローアップが中心で、やや地味目のものが多くなっています。

気になった記事は識者投稿。RFID Journal LIVE!ではBLEによるRTLSが多数登場し、ややハイプぎみになっているようですね。非常にポテンシャルの大きい分野だと思うので、変な期待を煽って反動で潰れるということがないよう、しっかり育てていってほしいと思います。

イギリスの大手デパートJohn LewisによるRFID導入の記事も励まされます。ただ、キャズムは超えたにしてもトルネードにはまだ至っていないな…、という焦燥感は、やはり残りますね。

なお、元記事はこちらになります。

John Lewis Rolling Out RFID Across All Fashion Goods

イギリスの大手デパートJohn Lewis社が全46店舗のうち34店舗で衣料品の一部でのRFID利用を開始しました。同社は2018年中にすべてのアパレル製品でのRFIDの利用を開始します。利用している技術はUHFパッシブで、リーダーはZebra社、タグはAvery Dennison社、ソリューションはCheckpoint Systems社が提供しました。

Hospital to Track 12,000 Assets via Active RFID

Michigan Medicineは世界最大級の病院です。同病院ではRFIDを利用した器材の管理を実施しています。利用しているのは超音波のエキサイターを利用したWiFiタグで、Stanley Healthcare社の製品です。

Retailer, Tobacco Brand Each Track Shelf Availability via RFID

カナダのタバコ会社とコンビニチェーンがタバコのスマートシェルフのトライアルを実施しています。これはUHFパッシブ技術を利用するもので、NeWave Sensor Solutions社がソリューションを提供しました。

Tego Releases Environmental-Monitoring Technology for Pharmaceutical Applications

Tego社は医薬品製造環境での汚染を防ぐためのRFIDソリューションTouchless Environmental Monitoring Solutionを販売しています。このソリューションは、管理対象となる機器や原料の流通履歴をUHFパッシブタグでトラッキングするものです。

RFID Journal Announces LIVE! 2017 Highlights

今年のRFID Journal LIVE!は5月9日~11日にアリゾナ州フェニックスで開催され、およそ3千人の参加者を集めました。参加者は1,200社、60ヶ国、40業界と幅広い広がりを見せました。

RFID News Roundup

  • SALTO Systems社がRFID対応のホテル用電子錠を発表
  • IDTronic社が入退場/出勤管理向けのデスクトップRFIDリーダーを発表
  • Fathom社とGimbal社が技術アライアンスを形成
  • InfoChip社が高耐久・長距離読み取り対応タグを発表
  • Datamars社が業務用クリーニング業界向けのRFIDチップを発表
  • Saelig社がTeledyne LeCroy社のBLEプロトコルアナライザーを販売

RFID Starts to Go Mainstream

リーマンショック後しばらくの間は、RFIDを利用しようというユーザ企業はどうしてもRFIDでないと解決できないトラブルに直面したところがほとんどでした。それがここ2~3年で状況が変わり、RFIDが何か新しいメリットをもたらすと考えるユーザ企業が増えています。これら企業はビジョナリーが率いる新しいもの好きというわけではなく、実業で利益を得ることにしか関心のないメインストリームの企業です。これはRFIDの普及がメインストリームに浸透し始めたことを意味します。

Learnings from RFID Journal LIVE! 2017: Can BLE Change RTLS?

BLEを用いたRTLSは期待が先行していましたが、今後本格的な普及が進むためには、技術的な得失をクリアにしたうえで、できないことはできないと明らかにすることがベンダーに求められます。

RFID Journal LIVE! 2017 Report, Part 1(有償記事)

RFID Journal LIVE! 2017で発表されたプレゼンテーションと資料のリンクの一覧です。

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