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2017/05/24

RFID Journal 抄訳 2017/05/26号

今週はRFID Journal LIVE!明けの最初の号で、ベタ記事も通常の2倍ありました。単体記事は今後1か月ほどかけて出てくることと思います。

今週興味深かったのはPINC社の物流倉庫棚卸用の自律航行ドローンです。同社は作業用車両にリーダーを取り付けGPSや加速度センサーで読み取り状況を補正しながら駐車場内の車両位置を判定するソリューションを作っていたのですが、それを3次元に拡張したのですね。記事からはRFIDと光学認識を組み合わせたソリューションに見えますが、具体的な内容が気になります。

識者投稿は「IoTシステム開発ために犯すべき4つの『失敗』」。IoT技術は流動的で不確定要素が強いため、一般的なシステム開発では重要とされることがかえって足かせになる場合がある、という内容ですが、こういうケレン味のあるタイトルの付け方は海外の方は上手いですね。

なお、元記事はこちらになります。

Great Mosque of Mecca Adopts BLE-Based App

イスラム教最大の聖地「カアバ神殿」を擁するモスク「マスジド・ハラーム」で、巡礼者への情報提供のためにBluetoothビーコンが利用されています。このビーコンはドバイのNaviBees社が開発したもので、巡礼者のスマホで現在位置や拝観順路を参照できるようにするものです。

Swedish Fashion Company Launches Global RFID System

スウェーデンのファッションメーカーAcne Studios社はRFIDを利用したオムニチャネルソリューションを全世界で展開しています。同社は商品の20パーセントをオーガニック素材などを用いた”never out of stock”商品として位置付けており、在庫切れを防ぐための業務負荷が大きなものとなっていました。同社はNedap Retail社のRFIDソリューションを導入し、在庫管理の手間を提言しました。利用しているのはUHFパッシブであり、店舗ごとにサトーのプリンタを導入してラベルの作成を行っています。

PINC Brings RFID, Optic Sensor Drones Indoors With Fuel Cells

PINC社は棚卸用の自律航行ドローンにIntelligent Energy社の燃料電池を採用しました。同社は従来は駐車場内の位置管理システムを作業車両にリーダーを搭載するソリューションとして提供してきましたが、顧客からのリクエストを受け物流倉庫内の位置管理をドローンを用いて実施するソリューションを新たに開発しました。このソリューションでは長い航続時間が必要とされるため、燃料電池を採用したものです。また、屋外のソリューションではRFIDが利用されていましたが、物流倉庫のソリューションには光学認識が利用されています。

ShelfAware RFID System Brings Visibility to Industrial Components

製造業部品のサプライヤーO-ring Sales & Service社は製造業の顧客向けにRFID対応の在庫管理システムShelfAwareを提供しています。このシステムは、顧客の倉庫への納品と持ち出しをRFID搭載のキオスクで読み取ることで、在庫の管理と自動発注を行うものです。

GuardRFID Brings RTLS to Remote Locations

GuardRFID Solutions社は人里離れた拠点で利用するRTLSシステムを開発しました。このシステムのリーダーは太陽電池で駆動し、3Gモデムを搭載したハブにWiFi通信を行ってデータをインターネットに送信します。タグは433MHzアクティブで、最大400メートル先まで読み取ることができます。

RFID Journal LIVE! News Roundup

  • Tyco Retail Solutions社がIoT対応のRFID在庫可視化システムを発表
  • MTI Wireless Edge社が在庫管理向けのRFIDアンテナの新製品を発表
  • Checkpoint Systems社が化粧品など向け商品ビジビリティシステム対応のRFIDラベルを発表
  • SDG Systemsがデータ収集用のミドルウェアを発表し、IoT用リーダーのソリューションでSwiftsure Group社と提携
  • Identiv社がコールドチェーン向け温度記録ソリューションを発表
  • Smartrac社がIoT製品を一覧展示
  • NXP Semiconductors社が在庫管理、スマートシティー向けのRAIN RFIDソリューションを発表
  • CipherLab社がNFC、UHFパッシブ、Bluetoothなどに対応したAndroidマシンを発表

RFID News Roundup

  • 富士通が極薄で選択可能なアパレル向けUHFパッシブタグを発表
  • Altova社がNFC対応のモバイル向けクロスプラットフォーム開発フレームワークを発表
  • CDO社の資産管理ソリューションがAsReader社のUHF RFIDリーダーに対応
  • MSS Software社の製品がRFID資産管理機能に対応
  • Zebra Technologies社が大型のカードプリンタを発表
  • 村田製作所が3軸のMEMS加速度センサーを発表
  • Xerafy社がFrost & Sullivan社のNew Product Innovation Awardを受賞

A Global Gathering of Those Seeking New Efficiencies

RFID Journal LIVE!のコンシェルジュサービスを通じ、利用者のRFIDに対する理解がここ数年で急激に深まっていることが感じられます。今後のさらなる普及のためには、RFIDの導入がより簡単に行えるようになり、アパレル分野で導入がクリティカルマスに達する必要があります。

Four Mistakes You Must Make for IoT Projects to Succeed

IoTシステムでは現時点でもなお流動的で不確実性を持つため、一般的なシステム導入では有益であることも避けなければならない場合があります。「トップマネジメントのコミットメントを得ない」「既存のプラットフォーム上にIoTソリューションを導入する」「完全な計画を持たずにプロジェクトを開始する」「内部人材のみでIoTソリューション開発に取り組む」などがこれに当たります。

RFID Furthers Operational Efficiency for New York Hospital(有償記事)

ニューヨーク州の病院Northern Westchester HospitalはUHFパッシブRFIDを利用した資産管理システムを導入しました。導入したソリューションはQuake Global社が開発したものです。

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