« RFID Journal 抄訳 2017/04/12号 | トップページ | コンビニ5社RFID無人レジ導入計画(よりもずっと凄い話なんですよコレ) »

2017/04/20

RFID Journal 抄訳 2017/04/20号

今週は面白い製品の記事が並びました。

一つはUHF RFIDタグ内蔵のLEDライトを使ったピックアップソリューション。リーダーからの信号で発光することでピックアップを行うものですが。専用の棚やケースを使わず、従来から使っているビニールバッグにタグを同封すれば使い始められるというお手軽さがウリです。

Drugco2

もう一つ、ThreadRobe社の家庭向けの全自動衣装棚の話も楽しいです。洗濯した衣類を入れるとロボットアームが自動的にハンガーにかけてくれ、スマホからの指示でRFIDタグを読み取って取り出し、スチームまでかけてくれる。なんだか昔のアメリカのカートゥーンのようなシーンを思い出してしまいました。動画はこちらになります。

今週は日本関係の情報もいくつか。紹介記事では大日本印刷が解決したコンクリートのひび割れを検出するRFIDタグ。そしてRFID Journal Awardのファイナリストとしてホンダアメリカの完成車管理ソリューション。日本企業の名前が出てくると読んでいて元気が出ます。

なお、元記事はこちらになります。

RFID Technology Lights Up Prescription Will-Call System

アメリカのITベンダーSuncrest Solutions社はEZ-RFID社のLEDライト付きRFIDタグを使ったピックアップソリューションを薬局向けに販売しています。このソリューションは、薬局で患者に出す薬を入れたビニール袋にLEDライト付きRFIDタグを同梱し、ピックアップ時にRFIDリーダーが信号を発するとLEDが発光するというものです。既存のバッグや棚を生かしたままLEDライト付きRFIDタグを同梱すればよいので低いコストで利用することができます。

Passive RFID Tracks Changes in Structural Micro-Cracks

大日本印刷はコンクリートのひび割れを検出するためのRFIDタグを開発しました。このタグはコンクリートの表面に張り付けて利用するもので、ひび割れが発生するとアンテナのパターン回路が切れることで検出が可能になります。このタグは複数の建設会社がトライアルを実施中です。

Robotics and RFID to Manage Your Wardrobe

ベンチャー企業のThreadRobe社は家庭向けのRFID対応衣装棚を開発中です。この衣装棚はRFIDリーダーとロボットアーム、スチーマーに対応しており、棚の下に選択を済ませた衣類を入れるとロボットアームが自動的にハンガーにかけて衣類のRFIDタグを読み取って位置を記憶します。スマホから特定の衣類の取り出しを支持すると該当のハンガーがピックアップされ、スチームがけされて取り出しエリアに移動されます。利用しているRFID技術はUHFパッシブです。

Finalists Unveiled for 11th Annual RFID Journal Awards

今年のRFID Journal Awardsのファイナリストが決定しました。日本企業関連ではホンダのアメリカ工場での完成車管理の事例がノミネートされています。

New Feig Long-Range Reader Features Enable Low-Cost UHF Vehicle Tracking

Feig社は車両入退場管理システム向けのUHF RFIDリーダーの新製品LRU1002を発表しました。このリーダーは既存の入退場管理システムのインタフェースに準拠しており直接接続することが可能になっているほか、USBメモリに書き込んだ設定を読み取らせることで設定作業の手間を削減しています。

RFID News Roundup

  • Metalcraft社とTechnologies ROI社がRFID対応の金属ネームプレートで提携
  • TECSYS社がRFIDカンバンを用いた補充システムで対象業界を拡大
  • T3 Expo社がトレードショウ向けのRFID対応出荷アプリを発表
  • IHL Group社のレポートが店舗在庫管理やオムニチャネル対応へのRFIDの重要性を確認

Hearing from the Award Finalists

RFID Journal Awardsの授賞式ではファイナリストが講演を行います。これは来場客が最も意欲的なRFIDプロジェクトについて学ぶ機会にするためです。今回からは受賞カテゴリが業界別になったため、エンドユーザーにとってよりプロジェクトの有益性や先進性を比較しやすくなりました。

LPWAN Technology: Not One or the Other, But Both

IoT向けの広域通信サービスとして3GPPとLPWANの2つの規格が存在しています。LPWANはセンサーデータの送信のような低頻度、小容量の通信向けに低価格で低消費電力のソリューションを提供し、3GPPはよりコンシューマー向けのリッチなサービスを提供します。利用者はこれらの特徴を理解して二つのサービスを使い分けるべきです。

RFID Helps Vacuum Up Waste at Pneumatic Disposal Sites(有償記事)

フィンランドの廃棄物真空配送設備メーカーMariMatic Oy社は、RFIDによる利用者認証で契約者のみが廃棄物の投入を行う仕組みを提供しています。同社はRFIDタグ内蔵のキーホルダー(LFやMifareなど規格は導入地域ごとに異なる)を利用者に配布し、それを投入口にタッチすることで投入口が自動的に開きます。

|

« RFID Journal 抄訳 2017/04/12号 | トップページ | コンビニ5社RFID無人レジ導入計画(よりもずっと凄い話なんですよコレ) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/163335/65176390

この記事へのトラックバック一覧です: RFID Journal 抄訳 2017/04/20号:

« RFID Journal 抄訳 2017/04/12号 | トップページ | コンビニ5社RFID無人レジ導入計画(よりもずっと凄い話なんですよコレ) »