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2017/03/03

RFID Journal 抄訳 2017/03/03号

今週興味深かった記事はオーストラリア銀行協会がiPhoneのNFC機能の開放をAppleに求めている件。正直、AppleがNFCの抱え込みにここまで拘る理由がよく分かりません。記事にもある日本での動向を考えるとなおさらです。日本以外の海外では今踏ん張れば将来の市場を抱え込めると思っているのでしょうか?

有識者投稿は、というか今週はパブリシティですが、Z-Waveという会社のスマートホーム向けIoT機材のセキュリティプラットフォーム。製品の性格からすると、企業が個別に提供するよりオープンなプラットフォームとして最初から標準化されて進むほうが良いと思うのですが、難しいのでしょうね。

なお、元記事はこちらになります。

West Virginia Clinic Cuts Patient Wait Times With RFID

ウエストバージニア州の病院Davis Health Systemでは患者とスタッフのモニタリングにRFIDタグを利用し、分析の結果待ち時間を10分弱まで削減しました。導入したのはStanley Healthcare社のAeroScout Patient Flow Solution with MobileView Analyticsソリューションです。

Australian Banks Challenge Apple's Closed NFC

オーストラリアの銀行協会ACCCはiPhoneのNFC機能の開放をAppleに求めています。同協会は従来Apple Payの機能の一部の開放を求めていましたが、Appleの同意を得られなかったためNFC機能への直接アクセスに要求を切り替えました。

RFID Tracks Blood for Pediatric Transfusions

ウィスコンシン州血液センターでは子供用の血液パックの管理にRFIDを利用するパイロットを実施しています。採用されたのはHFパッシブタグで、Fresenius Kabi社がソリューションを開発しました。

Cisco Sees RFID Maturity at the IoT's Core

ブラジル国立経済社会開発銀行はIoT普及のために6億円の基金を拠出します。この基金の用途として外国企業との連携があり、Cisco社はIT分野でRFID技術をベースにしたIoTの活用を提案しています。

Brazilians Bet on IoT at Work

ブラジルで実施されたアンケートによると、職業人の81パーセントが今後5年の間に自分の職場にIoTが入ってくると考えているが、現在の職場環境が十分に対応できていないと考えるひとが47パーセントに上りました。このアンケートはDell社とIntel社がスポンサーとなり実施したものです。

RFID News Roundup

  • Zebra Technologies社が病院向けのハンドヘルドリーダーを発表
  • STMicroelectronics社が非接触決済向けとIoT向けにNFCチップを発表
  • Brady社とVizinex RFID社が航空機向けタグで提携
  • AiRISTA Flow社とConexus社が共同で軍病院にRTLSソリューションを導入
  • 深セン創新佳がRFIDラベルの新製品を発表
  • iSEEK社がRFIDタグのメモリに格納できる形状コードShapeIDを発表
  • Juniper Systems社がMesa 2業務用タブレットにUHF RFIDリーダーを搭載

Why We Give Awards to End Users

RFID Jouranal Awardはユーザー企業を対象としたものであるため、SIベンダーが導入企業名を匿名にして応募することができません。このような制度になっている理由は、RFIDを導入して利益を生み出している立場の企業に注目することが普及にために有益だと考えるためです。

In the IoT Smart Home, Hack-Proof Security Will Be the Differentiator

昨年秋に発生した史上最大のDDoS攻撃ではベストセラーだが不適切なセキュリティ設定をされたIP監視カメラが主要な踏み台になったことが分かっています。スマートホーム向けIoTデバイスのセキュリティ設定はますます重要になりますが、必要なセキュリティレベルを確保することはメーカーにとって大きな負担となります。Z-Wave社はこの問題を解決するためのプラットフォームS2を提供しています。S2は、PINやQRコードを使った設置時のペアリングや、AES暗号化、TLSトンネリング技術などにより、盗聴、中間者攻撃、総当たり攻撃などの主要なハッキング手段からの防御を提供します。

Reforestation Project Uses RFID Data for Forest Analytics(有償記事)

ビャクダンやコアの木の保護を行うNPO団体Hawaiian Legacy Hardwoodsは苗木の管理のためにRFIDを利用します。同団体では植木鉢で育てているときは鉢に刺したUHFパッシブタグで、植樹した際にはタグを読み取ってGPS情報とリンクさせることで、木々を個別に管理します。

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