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2016/12/27

RFID Journal 抄訳 2016/12/27号

今週興味深かった記事は有償記事ですがJames Stafford氏へのインタビュー。Marks & Spencer社のRFID導入を率いた人だけあり、派手ではありませんが小売業でのRFID導入プロジェクトにたいする深い洞察が感じられます。

識者投稿はエナジーハーベスティング技術と大容量コンデンサーの組み合わせでIoTデバイスの風景が変わる、という話。個別の事例としては馴染みのある話なのであまり意識してはいませんでしたが、俯瞰するとどういった風景が見えてくるのか、しっかりしたレポートを読んでみたいですね。

なお、元記事はこちらになります。

Hospitality Door System Pairs BLE With RFID for Mobile Room Access

dormakaba社はBluetoothに対応したホテル向けのドアの鍵を提供しています。ホテルでは従来利用されてきた磁気マグネット式の鍵をNFCカードに切り替える動きが進んでいますが、同社はこれに加えて鍵の状況をZigbeeで集中管理するソリューションを提供、さらに今回BLEを利用して専用アプリをダウンロードしたスマホを鍵として利用できるようにしました。スマホのBLE機能を鍵として利用するソリューションはMarriottや Hiltonなどのチェーンで採用が始まっています。

Blockchain Secures Document Authenticity With Smartrac's dLoc Solution

Smartrac社はNFCタグとブロックチェーン技術を用いた書類の偽造防止ソリューションdLocを開発しました。このソリューションはNFCタグのIDをキーとしてクラウドにブロックチェーンを格納し、秘密鍵データを搭載したNFCリーダーにのみクラウドのブロックチェーンへのアクセスを許可するというものです。

NFC Tags Take to the Slopes on Ski Jackets

アパレル企業のSpyder Active Sports社はU.S. Ski Teamオフィシャル製品にNFCタグを貼付しています。タグはロゴの部分に埋め込まれ、スマホやタブレットで読み込むことで、U.S. Ski TeamのWebサイトや各種SNSにアクセスすることができます。採用されたのはSmartrac社のDuraタグです。

Kiremko Adds RFID to Potato-Cutting Machinery

オランダの食品加工機器メーカーKiremko社は、ジャガイモ切断機のカッター部品の管理をRFIDで行います。同機材は複数のカッター部品を交換することでジャガイモを異なる形に切ることができますが、カッター部分にHFタグを、本体側にリーダーを設置することで、現在どのカッターが装着されているかを判別できるようになりました。

RFID News Roundup

  • AutomationDirect社はRFIDで設定可能な非接触スイッチを発表
  • Idesco社が自社のIDカードプリンタにRFID書き込み機能を追加
  • D-Tech International社が学校図書館向けのRFID対応セキュリティシステムを発表
  • STAR Systems International社が自動車用吊り下げタグの新製品を発表
  • Elatec社がTWN4 MultiTechリーダーを発表

Smart Cities Challenge

IEEEとRAIN RFID Alliance、RFID Journalの3者は共同で、都市インフラの問題をUHFパッシブRFIDで解決するアイデアを募集する、Smart Cities Mega-Challengeを実施することになりました。これは来年のIEEE RFID 2017イベントのプログラムの一部で、学生を対象としています。

Why Batteries Are Ripe for Disruption

エナジーハーベスティングと大容量コンデンサーの技術進歩により、従来は一次電池を利用していたIoTデバイスを電池不要で駆動させられるようになりつつあります。これにより、電池がボトルネックになっていた各種のIoTデバイスの普及が加速することが期待されます。

Communication Is the Key to Success(有償記事)

Marks & Spencer社のRFID導入を率い、現在はAvery Dennison社の小売り向けシステム部門に転じたJames Stafford氏へのインタビューです。同氏によると、RFIDソリューションの導入には十分なコミュニケーションが必須であり、社内ではクロスファンクションのチームで導入に当たり、社外ではサプライヤーなどの関係先に不意打ちが起こらないようにすることが重要です。

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