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2016/11/18

RFID Journal 抄訳 2016/11/18号

今週興味深かった記事は、IATAが出した航空手荷物管理へのRFID導入のメリットに関する記事です。本件に関する決議はすでに出ていて、導入期限は2018年なんですね。実際のところ導入は進んでいくのでしょうか。

識者投稿はIoT器材が通信プロトコルの乱立にどのように対処すべきか、という記事。短いですが論点がよく整理された記事で、一読をお勧めします。

なお、元記事はこちらになります。

River Island to Deploy RFID Across All 280 Stores

ヨーロッパのファッション小売りチェーンRiver Island社は全280店舗にRFIDを導入します。同社が導入するのはNedap Retail社のUHFパッシブRFIDソリューションの!D Cloudです。

Utility Company Uses RFID to Identify Underground Pipes, Wires

シアトルで地下施設のメンテナンスを行うBravo Environmental社はRFIDを用いてメンテナンス場所の管理を行っています。同社は計測地点にOmni-ID社のDura 3000 RFIDタグを配置、RFIDリーダーで読み取ってメンテナンス記録を自動で更新します。同社が採用したのはInfraMarker社の資産管理ソリューションです。

Airline Industry Study Is Upbeat About RFID-Based Baggage Tracking

航空業界の国際団体IATAは、手荷物規則の決議753号に従って手荷物のUHFパッシブRFIDによる管理が進んだ場合、2022年までに手荷物の取り扱いミスが25%減少し、効率化と相まって30億ドルの節約が可能になるというレポートを発表しました。決議753号の導入期限は2018年ですが、導入責任は航空会社にあるもののインフラ設置は空港が行うという構造から導入が遅れ気味で、このレポートは導入を推進する意図も含んでいます。

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Malibu to Enable Consumers to Order Drinks With a Twist

ココナツ風味のラムを製造する酒造メーカーMalibu社は、バーでのカクテルの追加注文を自動化するソリューションCoco-nectを提供しています。これはココナツ型の同社の専用カップにBluetoothタグを埋め込み、お代わりを注文したいときに台座を捻ると注文が自動的に送信され、バーテンダーが近くに来ると台座が発行して所在を知らせるというものです。このソリューションを開発したのはSharpEnd社で、Bluetoothタグはメッシュネットワークを形成し、位置を判定する機能も持ちます。

RFID Journal Updates Categories for 11th Annual Awards

RFID Journalは来年のRFID Journal LIVE!で発表されるRFID Journal Awardsのカテゴリを変更しました。従来のBest RFID Implementation賞を、小売り、製造業、物流/流通、ヘルスケア、その他の業界の5部門に分けて表彰することになります。また、Most Innovative Use of RFID、Best NFC Deployment、Best Internet of Things Deployment、RFID Green Awardの各賞は廃止されます。

RFID News Roundup

  • デンソーがNFC対応のPOSスキャナを発表
  • Suprema社がセキュリティ認証向けのRFID/指紋スキャナでAndroidをサポート
  • Smartrac社がセキュアID&トランザクション事業をLinxens社に売却
  • GS1 USが医薬品のアイテムレベルのトレーサビリティ向けのガイドラインを発表
  • Digi Int'l社が温度管理トラッキングソリューションのFreshTemp社を買収
  • HID Global社が官公庁ID向けの複合技術カードを導入

Health-Care Labs Get Healthier(有償記事)

医療検査機関で組織片の管理を行うソリューションとしてRFIDが存在感を増しています。RFIDを利用すれば冷凍庫の中にある試験管の所在の管理が行えるからです。RFIDは実験機器の管理にも利用されます。

New RFID Journal Awards

RFID Journal Awardsは今年で10周年を迎えました。新たな10年に向け、カテゴリーの見直しを行いました。これは、RFID業界で起きているトレンドをより良くとらえるために実施するものです。

Does the Internet of Things Need a Standardized Communication Architecture?

IoT器材の相互通信に用いられる標準プロトコルは複数存在しており、異なるプロトコルを利用する器材同士で通信が行えないという問題が発生する可能性があります。この問題に対処するためには、以下のいずれかの方法を選択する必要があります。

  • デファクトスタンダードが成立するまで待つ
  • 利用する技術を決め、それを利用してクローズドなエコシステムを作る
  • ゲートウェイを導入し、他のハードウェアとのプロトコル変換に利用する
  • プログラムの階層化を徹底し、プロトコルを簡単に入れ替えられるようにする

Signs RFID Is Nearing a Tipping Point in Apparel Retail

アパレル分野においては、RFIDの導入が本格的な普及段階に近づいている兆しがあります。

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