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2016/07/30

RFID World Watcher Monthly June 2016

今月はRFID Journal LIVE!の報告や出展製品・サービスの解説も終わり、ちょっと地味な紙面になりました。特集記事はNFC ForumでのFelica対応義務付けの話です。

RFID World Watcher Monthly June 2016 (PDF形式、354KB)

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2016/07/28

RFID Journal 抄訳 2016/07/28号

今週は比較的地味な記事が並びました。

ボローニャ空港でのビーコンとNFC・QRコードを組み合わせた情報提供ソリューション。単に複数の通信手段に対応しているというだけではなく、読み取り距離やプッシュとプルの違いなどを踏まえた上で提供する情報を変えているのが興味深いです。この種のソリューションの特徴を完全に生かすためにはスマホの側でBluetoothビーコンとNFCの両方に対応する必要がありますが、徐々に環境が整備されていくことを期待したいものです。

喘息患者の発作を事前に予知するデバイス。LTE通信なのでタグとはちょっと違いますが、こういう分野でのセンサータグの利用には大きな可能性があると思いますので、広がっていってほしいですね。

なお、元記事はこちらになります。

TSA Hopes to RFID-enable 60 Security Lanes This Year

アメリカ運輸保安局(TSA)はRFIDを用いた航空手荷物検査を全米60レーンに拡大することを計画しています。これは手荷物を入れるカゴにRFIDを貼付して管理を行うもので、5月にアトランタ国際空港でパイロットが実施された際に処理効率が30%上昇することが確認されました。

Beacons and NFC RFID Take Off at Bologna Airport

イタリアのボローニャ空港ではBluetoothビーコンとNFC、QRコードを使って利用客に情報を提供するソリューションを導入しました。情報はプッシュとプルのいずれで提供することが望ましいかなどで区分され、それに適した方法で利用客のスマホに配信されます。

NFC Speeds Up Authentication for Race Car Drivers

FIAの世界耐久選手権に参加するチームのレーサーが正しい装備を身に着けていることの確認にNFCが利用されます。これらのレースではClimacoolスーツなどAdidas社の製品が採用されており、劣化による事故を防ぐため利用期限も定められています。装備を各チームに販売するFyshe社はNFCタグを装備に縫い込み、スマホで読み取ることで利用条件を満たしていることを確認します。

Wireless Sensor Listens for Troubling Coughs

イギリスのベンチャー企業Quvium社は、喘息など呼吸器系の病気の患者が咳の発作を起こす予兆を通知するデバイスCoughAwareを開発しました。このデバイスは装着者の呼吸音を分析することで発作の6~8時間前に予兆を検知することができ、搭載するLTE通信モジュールを用いて通知することが出来ます。

RFID News Roundup

  • Avery Dennison社がアパレル向けのRAIN RFID対応インレーを発表
  • Impinj社の株価がIPO初日に26パーセント上昇
  • Omni-ID社が薄型・印刷可能なUHF金属ラベルタグの新製品を発表
  • Bluvision社が製造業向けセンサーソリューションにSiemems社の技術を統合
  • A.C.C. Systems社が複数プロトコル対応のUHF RFIDリーダーを発表

A Gem of a Solution(有償記事)

カナダのGolden Environmental Mat Servicesは屋外工事で利用する保護マットのレンタルを行っています。同社のマットは2.5m×4mほどの大きさで重さは約1トン、単価は600ドルほどです。同社はマットの貸出先での紛失を解決するため、マットにUHFパッシブタグを貼付して管理するようにしました。

Customer References Are Critical

RFID Journal LIVE!の多くのスピーカーがユーザー側の人間なのは、ユーザーが技術の導入を決める最大の決め手が他のユーザーの成功事例だからです。ベンダーの一部には顧客が業界イベントに参加することを競合他社にチャンスを与えると嫌うところもありますが、愚かなことです。

Embedding RFID Tags Into Wearables

ウェアラブルデバイスの認証・接続には、美観を損ねず自動的な処理ができ、偽造防止にも利用できるRFIDタグの利用が適しています。

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2016/07/24

NFC ForumでFelicaが必須仕様に

7月14日に開催されたNFCフォーラムジャパンミーティングの席上で、Felica(ISO/IEC18092)がグローバルモデルのスマートフォンでサポートされるという発表があった(マイナビニュース:iPhoneでモバイルSuicaが使えるようになる? - NFC対応スマートフォンにFeliCa搭載という流れ)。事実関係については日本語で良くまとまった記事が出ているので付け加えることは無いのだが、備忘のために整理しておきたい。

従来グローバルモデルのスマートフォンでサポートされてきたNFC-A/BとFelicaは、どちらも13.56MHz帯で動作するICカードの通信規格だが、Felicaは読み取り距離や処理速度に対する要求がNFC-A/Bよりも厳しく(Felicaが読み取り距離が85ミリ、処理速度が200ミリ秒なのに対し、NFC-A/Bでは20ミリ、500ミリ秒)なっている。NFC-A/Bではセキュリティチップ(セキュアエレメント)をSIMカードに実装するためFelicaが求める処理速度を満たすことは難しく、そもそも海外の事業者はFelicaのような高いスペックを必要としなかったため、FelicaはISO/IEC18092、NFC-Fとして標準化されつつもグローバルモデルのスマートフォンには実装されない状況が続いてきた。

だが、標準化の動きが決済分野から公共交通分野に広がることで動きが変わった。店舗決済用としては過剰なFelicaのスペックも日本の改札処理では実際に必要とされているものだし、JR東日本の公共交通分野での存在感は日本の金融機関の決済分野での存在感を大きく上回る(JR東日本の輸送人員数は世界最大)。加えてNFCチップの性能向上によりFelica準拠の処理速度を達成する目途が付いたこともあり、今回の標準化につながったのだろう。

今回の標準化の内容について原文で確認しておきたい。プレスリリースはNFC ForumとGSMAが2016年5月2日に出した共同ステートメントになる。該当する部分は以下の通り。

"Generic NFC mobile devices which are designed, tested and certified according to NFC Forum specifications can be used as a platform for fare media and card reader systems according to ISO/IEC14443, ISO/IEC18092 (FeliCa) and with NFC-tags."

NFC Forumに準拠する汎用的なNFCモバイルデバイスはFeliCaの標準規格ISO/IEC18092を用いた運賃支払メディア・カードリーダーのプラットフォームとして利用できなければならない、という記述になっている。確かに必須仕様であり、オプション扱いではない。

一方で、これはあくまでハードウェアの対応であることには注意しておきたい。AppleでモバイルSUICAが使えるのか、Androidのグローバルモデルで「おサイフケータイ」アプリをダウンロードすれば利用可能になるのか、は今後の課題になる。

個人的にはAppleでの利用についてはあまり楽観視していない。今までのNFCやBluetoothビーコンでの動きを見ると、何らかの形でApple独自のエコシステムを作ってユーザーを囲い込みたいと考えるほうが自然だ。だけど例えば「Apple Commute Japan」といった独自の交通系ICサービスを立ち上げて相互利用ネットワークに加入するというのも不自然だろう。これから日本の事業者との間でのせめぎ合いが本格化するのではないだろうか。

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2016/07/21

RFID Journal 抄訳 2016/07/21号

先週がアメリカ独立記念日でお休みだったため、今週は普段より多めの記事が並びました。

今週面白かった記事はIKEAの食品・食器店舗での木製スプーンを使った購買体験です。機能的に同じようなことは、例えば商品カードを使うなどしても実現できるはず。これによって得られる購買体験のどこを評価してトライアルをしてみようと思ったのか、その効果はどうだったのか、とても興味があります。

今週はBluetoothとUHFパッシブの複合タグの記事が二つ並びました。ミドルウェアが吸収してくれるのであればタグが複数の通信手法を持ってもまったくおかしくないんですよね。スマホだって、NFC、Bluetooth、LTE、2.4GHzと5GHzのWiFiといくつもの通信手法を持っている訳です。この分野はソリューションの厚みが増すにつれていろいろなアプローチが増えてくるのではないでしょうか。

学術系の不定期連載の記事は、体内で分解・吸収されるNFCセンサータグ!ほとんどSFの世界ですね。こういうことが出来るのかと驚きました。

なお、元記事はこちらになります。

EECC Benchmark Study Finds UHF Tag Performance Better Than Ever

ドイツの調査機関European EPC Competence Center (EECC)はUHFパッシブタグのパフォーマンスレポートUHF Tag Performance Survey (UTPS)の2016年版を出版しました。今年で10年目になるこのレポートでは、361種類のタグのパフォーマンスを22種類の基準で測定しています。今年は小型の金属タグや中国製の低価格ラベルタグ、またセンサータグなどが目玉になっています。

Ikea Canada Engages Customers With RFID at Pop-up Store

IKEAがカナダの仮設店舗でRFIDを利用した新たな購買体験のトライアルを実施しました。食品と食器を扱う仮設店舗では、来店者はRFIDタグを埋め込んだ木製のスプーンを渡され、それで商品横の棚を叩くことで購入を指示、最後にレジでスプーンと引き換えに商品を受けとります。利用された技術はLFパッシブです。

Beacons, App Help Patients, Employees Navigate Huge Clinic

アメリカ最大の病院の一つNational Institutes of Health Clinical Centerは2,500名のスタッフが年間1万名の患者を治療します。加えて同病院では改装工事が行われ部屋番号のルールが変更されたため、位置の把握が非常に困難になっていました。この問題を解決するため同病院はBluetoothビーコンを導入しました。スタッフや患者はスマホを持ち、Bluetoothビーコンを読み取ることで現在位置や状況に応じた情報を受け取ることが出来ます。

U.S. Malls, Hospitals Use Senion's Beacon-based Solution

スウェーデンのSenion社はBluetoothビーコンを用いた位置測定ソリューションを販売しています。このソリューションでは顧客のスマホに建物内の正確な位置を送信するだけではなく、動線分析を行うこともできます。このソリューションは10ヶ所以上の病院や大手のショッピングモールに導入されています。

Venture Research Adds More Intelligence to Its Surface Reader

Venture Research社はUHFパッシブとBluetoothの両方に対応した棚型リーダーSurface Readerの新製品を開発しました。この製品は棚の上に管理対象が全て載っているかどうかを側面のLEDでユーザーに通知することが出来ます。また、Bluetoothタグについては、リーダーが3個以上存在する場合にはRTLS機能を用いて棚の上に無い物品の位置を検知することが出来ます

McDonald's, Other Companies Test TAG Sensors' RFID Temperature Loggers

ノルウェーのTAG Sensors社はプリント形成の電池を搭載した低価格の温度センサータグを開発しました。この製品にはNFC搭載とUHFパッシブ搭載の2つのバージョンがあります。この製品はマクドナルド社の欧州部門など複数の企業でトライアルが実施されています。

Inventor-e Launches Hybrid Auto-ID Solutions

イギリスのInventor-e社はUHFパッシブ、NFC、Bluetoothビーコンを搭載した複合タグを用いるソリューションを提供しています。同社の製品は病院や倉庫、造船所などさまざまな分野で利用されています。

Startup to Pilot Low-Cost Wireless Sensor Technology

ベンチャー企業のC2Sense社は特定のガスの存在を検出する低価格なセンサータグを開発しています。このタグは有毒ガスや食品の腐敗時に出るガスを検知することが可能で、タグ部分はNFCとUHFパッシブのものが開発中です。

RFID Journal to Hold 12th Annual LIVE! Europe Conference in London on Nov. 10

第12回のRFID Journal LIVE! Europeが11月10日にロンドンで開催されます。今回はアパレルと公理に重点を置いた内容となります。

RFID News Roundup

  • SMARTRAC社が動物用RFIDタグの注射キットを発売
  • HID Global社が帳面取り付け用のUHFパッシブタグTapMarkを発表
  • Sionic Mobile社が会員プログラムアプリにiBeacons対応を追加
  • CSL社が経営陣によるバイアウトを完了、Seveco社からの投資を受け入れ
  • Impinj社がIPOビッドに4600万株を発行
  • Estimote社がNFC経由で設定可能なBluetoothビーコン製品を発表

RFID Gets to the Root of Surgical Services Problems(有償記事)

フロリダ州の病院Celebration Healthでは手術手順の改善の為にRFIDを利用しています。同病院ではAeroScout社のWiFiリストバンドタグを患者とスタッフに装着し、手術前からの一連の作業の流れを記録、かかった時間や人員が適切であったかの分析を行っています。

Managing Uncertainty

イギリスのEU脱退やドナルド・トランプの躍進など、世界は不確実性に満ちていますが、これが今の時代の当たり前です。不確実性がなくなるまで新技術に投資しないと言いはじめたらいつまで経っても投資のチャンスはやって来ないでしょう。

Cutting Human Bottlenecks

病院のベッド管理にRFIDを利用する場合には、医師や看護師の立会いの必要性や清掃スタッフの勤務パターンなど、ボトルネックとなり得る部分をあらかじめ潰しておかないと十分な効果を得られません。

Sensors Could Eliminate Second Brain Surgeries

脳の外科手術を行った後には頭蓋骨内部の温度と湿度を図るためにしばらく頭蓋骨内部にセンサーを埋め込んでおく必要がありますが、必要が無くなった時点で取り除く手術は患者に大きな負担をかけることになります。この問題を解決するため、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究者は頭蓋骨の内側で分解・吸収されるNFCセンサータグの開発を進めています。

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2016/07/07

RFID Journal 抄訳 2016/07/07号

今週も比較的地味な記事が並びました。

編集後記は2015年からベンチャーキャピタリストなどの金融関係者がRFIDの情報収集に戻ってきはじめたという話。アパレル分野でのキャズム越えを金融関係者も意識し始めたのだとしたら頼もしいことです。

Macy'sの上級副社長が「RFIDは単独のプロジェクトではなく業務すべてのベースになるもの」と述べたというのも興味深い話です。一般論としてではなく、これからの小売業はオムニチャネル対応が必須であり、オムニチャネル対応にはRFIDの利用が必須だから、というのがその理由。少し前までLow Hanging Fruitsの話ばかり出ていたことを思うと隔世の感があります。

なお、元記事はこちらになります。

Toter Dumps Wasted Time With RFID-Tagged Bins

ゴミ回収業者のToter社はRFIDを利用してゴミ回収サービスの自動化ソリューションToterTraxを提供しています。これはゴミ箱にUHFパッシブタグを貼付し、それをRFIDリーダーで読み取ることでゴミ回収の記録やゴミ箱の所在地を利用者が確認できるようにするものです。

RFID-Enabled SECRET Missions Boost Museum Membership

ヒューストンの博物館Children's Museum of HoustonではRFIDリストバンドを使ったミッションラリーを実施しています。美術館の中にはミッションを提供・説明する端末が複数設置されており、RFIDリストバンドをかざすことでミッションへの参加・完了を記録することができます。利用されているのはLFパッシブタグです。

RTLS Lifts Patient Satisfaction and Efficiency at Stanford Children's Health

小児病院のStanford Children's Health Specialty ServicesはRTLSを利用して患者のケアの待ち時間を減らし、満足度を向上されています。利用しているのはVersus Clearview社の433MHzアクティブと赤外線のパッシブタグです。

RFID Journal to Hold RFID in Aerospace and Defense Event in Long Beach, Calif.

2016年の10月20日にRFID in Aerospace and Defenseがロングビーチで開催されます。内容は航空宇宙、防衛分野でのRFID利用のケーススタディが中心になります。また前日の10月19日にはRFID4U社による教育コースが開催されます。

RFID News Roundup

  • Impinj社とAccruent Healthcare社が医療器材のトラッキングで協業
  • Dolphin社とAman Aviation社がインドの航空会社のRFID導入で協業
  • Century Link社がランドリー向けUHFタグの新製品を発表
  • Maria&Donato社がハンドバックの偽造防止でThinfilm社のNFCタグを採用
  • Aucxis社がRFID据え置きリーダーの新製品を発表

A Healthy Partnership Solves Hospital Problems(有償記事)

TrackCore社は生体組織片やインプラント用機材の管理履歴をFDAなどの要求に沿って記録するソリューションを提供しています。従来は記録を手作業で行っていましたが、現場ではしばしば記入漏れが発生するため、自動的に記録ができるソリューションの開発要請が顧客から寄せられていました。同社はTerso Solutions社のRFIDキャビネットを採用し、RFIDによって記録を自動化することでソリューションを自動化しました。

Investors Are Rediscovering RFID

2000年代前半には多くの金融関係者がRFIDのセミナーに参加していましたが、ブームが下火になった2007年以降はそういったセミナーへの金融関係者の参加は激減しました。ですが、2015年から金融関係者のRFIDメルマガへの登録やセミナーへの参加が再び増加を始めました。RFIDがまさにキャズムを超えようとしており、今後爆発的な需要拡大と共に多額の投資が必要となることを考えると、現在は金融関係者がRFID業界に再注目するのに適したタイミングです。

IoT Platform Solutions: Giving Business a Digital Voice

現在IoTアプリケーションにとってのセンシングデータの最大の供給源はスマホですが、今後は単体のセンサーが中心になっていきます。アクティブ・パッシブ・センサー無しのRFIDと様々な種類のセンサータグがありますが、収集したデータをクラウドで処理するというアーキテクチャを踏まえた上で、タグやデータのセキュリティ、そしてタグで行う処理内容などを考慮して構成を決定する必要があります。

'RFID Is Not a Project'

Macy'sの上級副社長がGS1のパネルディスカッションで「Macy'sではRFIDはプロジェクトの一つではなく、全ての業務の前提となる要素だと考えている。管理職、店員、採用担当者のすべてがRFIDの利用に対応できるよう社員教育を行っている」と述べました。現代の小売業にとってオムニチャネルへの対応は必須であり、オムニチャネルへの対応のためにはRFIDの利用が必須であるためです。

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2016/07/01

RFID Journal 抄訳 2016/07/01号

今回読みごたえがあったのは特集記事(有償)のDecathlon社のRFID導入。サプライチェーンから店頭・POSに至る総合的な導入で、こういう導入アプローチは海外(特にアメリカ系)の企業ではあまり多くないという印象があったので、日本の事例との比較で興味深かったです。

Impinj社とIntel社の小売り向けRFIDソリューションの共同提供、本格的な普及のためには「これが標準だ」という存在が認知されなければいけない、というのがキャズム理論の主張するところですが、両社が提供するソリューションはそういう存在になれるでしょうか。

THINaer社はBluetoothビーコンRTLS、記事にはあまり触れられていませんが機械学習の手法を使って測位を行っているようで、どれぐらいの精度が出せるのか、マシンパワーはどの程度必要とされているのか、など気になります。

なお、元記事はこちらになります。

Allrecipes Uses Beacons to Spice Up App

レシピ系のSNSであるAllrecipesはスーパーにBluetoothビーコンを展開し、レシピのダウンロード数を50%上昇させました。ビーコンを展開したのはオハイオ州北部のMarc's社の店舗58ヶ所で、店舗近辺の気温と店舗の特売情報を元にお勧めのレシピを店舗内で通知します。ビーコンを提供しているのはFootmarks社で、iOSとAndroidの両方に対応しています。

THINaer Launches Low-Cost Beacon-based RTLS

ベンチャー企業のTHINaer社はBluetoothビーコンを用いたRTLSシステムを開発しました。このシステムは読み取り情報を解析して位置を推定することでキャリブレーションなどの手間のかかる導入手順を省略できます。現在このシステムはヘルスケア、航空宇宙、石油・ガス産業を対象にマーケティングが行われています。

Impinj Partners With Intel on Collaborative Offerings

Impinj社はIntel社と共同で小売り向けのリアルタイム在庫管理ソリューションの提供を行います。これはImpinj社のタグ用チップとItemSenseソフトウェア、Intel社のRetail Sensor Platformソリューションを組み合わせて提供するものです。ソリューションの販売はImpinj社が行い、販売開始時期は現時点では公表されていません。

RFID Journal to Hold Retail and Apparel Event in NYC

第2回のRFID in Retail and Apparelが10月6日にニューヨークで開催されます。このイベントはブランド・小売業で条件を満たす人だけが参加できるクローズなイベントで、小売業に絞った具体的な利用が展示されます。

RFID News Roundup

  • Farsens社がUHFセミパッシブタイプの温度計のプロトタイプを発表
  • Schreiner PrinTrust社が高セキュリティのフロントガラス用UHFパッシブタグを発表
  • フランスのワインメーカーがSelinko社とNXP社の偽造防止ソリューションを導入
  • IDTronic社がUHFハンドヘルドリーダーC4 Redを発表
  • Balluff社が工場向けのHFリーダーを発表
  • Harland Simon社が自社アクティブタグ用のイーサネット給電リーダーを発表

Decathlon Scores a Big Win With RFID(有償記事)

フランスのスポーツ用品大手Decathlon社は2013年にサプライチェーン全体を対象としたRFIDソリューションを導入しました。これは、店舗から倉庫への配送、店頭での棚卸し、POS、EASなどの複数のオペレーションをカバーするものです。現在同社の43ヶ所の倉庫、1,043ヶ所の店舗のすべてにRFID器材が導入されています。

Are Smart Guns the Answer?

アメリカでの銃器犯罪の抑制には、HFタグによって持ち主しか発砲できなくなる、あるいはアクティブタグにより警官が発砲を停止させることが出来るスマートガンの利用義務付けが有効です。

Excuses, Excuses!

RFIDを導入していない小売業から「RFIDは難しすぎる」という意見を聞くことがありますが、現時点のRFID技術は現場でのチューニングが必要とはいえほぼ確立された技術です。「RFIDは難しすぎる」という意見の裏には、問題を抱えた現状を隠そうとする意図があると考えるべきです。

LIVE! 2016 and the RFID Market

RFID Journal LIVE! 2016の参加者分析によると、参加者が来た国の数は60ヶ国で、去年の53ヶ国、過去5年の平均42ヶ国から大幅に増加しました。また、業界別に見ると、ITやラベル・パッケージングで海外からの参加者が多かったのに対し、ヘルスケア産業の海外からの参加者は国防・航空宇宙分野より低い比率でした。

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