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2016/05/29

RFID Journal 抄訳 2016/05/29号

今回気になった記事はSMARTRAC社とRFMicron社が温度・湿度センサー機能を持つUHFパッシブインレーの新製品を発表したというもの。技術的には目新しいものではありませんが、UHFパッシブタグでセンサー搭載が普通になっていくのかと考えると興味深いです。

編集後記はMarks & Spencer社が自社のRFID事例をなぜ公開するのか、という話。この種の話のお手本のような内容で、勉強になりました。こういう精神がもっと広がってほしいですね。

なお、元記事はこちらになります。

RFID Prevents Johnson Controls' Containers from Being Lost

Johnson Control社は自動車用シートの製造部門で輸送用コンテナの管理をRFIDで行います。利用しているのはUHFパッシブで、37ヶ所の施設の600ヶ所のドックドアにリーダーを設置し、876,000個のコンテナにタグを貼付しました。

HID Global Offers RFID-enabled Fuel-Management Solution

HID Global社はRFIDを用いて車両への給油管理を行うソリューションidentiFUELを発表しました。このソリューションはLFパッシブタグを利用するもので、車両の給油口にタグが、給油ノズルにリーダーがそれぞれ取り付けられます。車両ごとに油種と給油量を自動的に記録することができ、不正給油や誤った種類の給油を防ぐことができます。

SMARTRAC, RFMicron Release Passive RFID Temperature Sensor Technology

SMARTRAC社とRFMicron社はセンサー機能付きのUHFパッシブインレーを発表しました。SMARTRAC社が発表したのはSensor Temperature DogBoneで、RFMicron社が発表したのはTemperature Sensor Powered by Magnus。どちらもRFMicron社のMagnus S3チップを採用しています。このチップは1点キャリブレーションでは3℃、2点キャリブレーションでは0.55℃の精度を持ち、また湿度測定を行うこともできます。

Sport Zone Raises Inventory Accuracy With RFID

ヨーロッパのスポーツ用品小売チェーンSport Zone社は在庫管理の向上のためにRFIDを利用します。利用している技術はUHFパッシブで、Tyco Retail Solutions社のTrueVueソリューションを利用しています。同社は2店舗でトライアルを実施して導入を決め、120店舗すべてに220万ドルかけて導入を行う予定です。

RFID News Roundup

  • ジョージ・メイソン大学がHID Global社のIDカードソリューションを導入
  • William Frick社がデータの二重記憶に対応したUHFパッシブタグを発表
  • PLI社、Smartrac社、NXP社の3社が接客業向けセキュアRFIDカードで協業
  • TSAとDelta Air Linesがセキュリティ検査の迅速化のトライアルを実施
  • Impinj社がSAP社のHybris Commerce向けソフトIoT Connectorを発表
  • MTI Wireless Edge社がRFIDアンテナの新製品を発表

Solutions for Automotive, Health Care and Retail(有償記事)

  • 自動車の生産時に機密性を保証するためSensor Tadpoleタグが利用されます
  • VueTrack-UDIは医療機器メーカーがFDA指令に従うことを助けます
  • Clarity 3.Xソフトウェアは企業全体の在庫管理プロセスの効率を改善します

Why Marks & Spencer Talks About RFID

Marks & Spencer社は自社のRFID事例を公開することが競争優位の源泉を損なうことだという批判にこう答えます。我々が公開しているのは「何を」行っているかであって「どう」行っているかではない。自分たちが何を求めているかを公開しないとソリューションは出てこないし、他社との学び合いもできない。RFIDの効果が広く知られて普及が進めば製品の価格も下がると。

FCC Sets Stage for Commercial Use of New Wireless Broadband Spectrum

米国連邦通信委員会(FCC)は、3.5GHz帯の利用についての利用ルールを公開しました。IoTのソリューションにはこの周波数を有効に活用できるものがあります。

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