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2016/04/01

RFID Journal 抄訳 2016/04/01号

今週気になった記事は香港でのRFIDと監視カメラ、SNSを組み合わせた店舗管理ソリューションです。プライバシー面で機微な内容で、こういうことをやっても大丈夫なのか、と思ってしまいますが、欧米や日本でも同様のソリューションは広まっていくのでしょうか。

Bluetooth SIGのTransport Discovery Serviceの話は特集エントリと順番が逆転してしまいました。今後の動きに注目していきたいと思います。

なお、元記事はこちらになります。

RFID Helps Mentally Disabled Laundry Workers Do Their Jobs

スイスの財団FOVAHMは知的障害を持つ人たちのための職業訓練を提供しています。同財団が提供する訓練の一つにクリーニングがあり、訓練設備が正しく利用され必要な手順が守られていることを確認するためにRFIDが利用されています。利用されている技術はUHFパッシブです。

Retailer Uses RFID, Social Media and Cameras to Track Shopper Behavior

香港と中国にブランドショップを展開するISA Fashion Boutique International社はRFIDと監視カメラ、SNSを組み合わせた店舗管理ソリューションを展開しています。このソリューションでは、RFIDから得られる商品のトラッキング情報と監視カメラから得られる店内の混雑エリア情報や商品を見たときの顧客の表情、そして許可を得て取得されるSNS上での顧客の反応などを組み合わせ、顧客の動向を総合的に知ることができます。

RFID Tracks Blood at Australia's Liverpool Hospital

オーストラリアの病院Liverpool Hospitalでは血液製剤の冷蔵保存状況をRFIDで監視します。血液製剤は10℃を超えると安全に利用できなくなるため、冷蔵庫から取り出されて30分経つと廃棄しなければなりません。同病院では血液製剤の袋の表面にLFパッシブタグを貼付し、冷蔵庫からの出し入れをする際にスタッフのバッジと共に読み取ることで、取り出し時間を正確に管理します。

Historic Library Gets a Beacon Makeover

ミュンヘンにあるバイエルン州立図書館は歴史的な建物の中に専門分野ごとの資料室が多数存在する構造になっており、案内が非常に複雑でした。このため、同図書館ではビーコンを用いて来訪者を誘導するアプリケーションを提供しています。アプリケーションはBokowsky + Laymann社が開発し、館内に245個のビーコンを設置しました。

New Bluetooth Standards Could Be a Boost to the Internet of Things

Bluetooth SIGは低電力通信を行うための新たな企画、Transport Discovery Service (TDS)を提案しました。これはBluetoothをエキサイターとして使い、Wi-Fiなどの高速通信ができるモジュールを必要な時に起動することに利用されます。また、BLE Core Specificationで、従来の消費電力を維持したまま通信速度を従来の2倍の2Mbpsに、通信距離を従来の4倍の120mにするための修正作業に取り組むことも発表されました。

Solutions for Aerospace, Cold Chain and Retail(有償記事)

  • アメリカの匿名の航空宇宙会社は仕掛品や器材管理の為に2.4GHzアクティブタグV-Tagを導入しました。
  • Checkpoint Systems社はUHFパッシブタグと在来型EASタグの機能を併せ持つUNOタグを販売しています。
  • DHL社は荷物のリアルタイムトラッキングを行うモバイルアプリLifeTrackを提供しています。

Assisting End Users, Growing the RFID Market

私(編集長のMark Roberti氏)は週に数件RFIDに関する質問の電話を受け、RFID JournalサイトのAsk the Expertsフォーラムで5件から7件の質問に答えます。その種のことは有償のコンサルティングとして行うべきだ、という知人もいますが、それは私の流儀ではありません。その種の質問に答えることはRFID業界を広げることに繋がります。

A Guide to Preparing Your IT Team for Enterprise IoT

情報システム部門がエンタープライズIoTに対応するためには、多量のデバイスに対してリモートメンテナンスを行う、発生する膨大なデータを分析する、今後変化していくネットワーク環境に対応するためアプリケーションをクラウドで運用する、といった能力が必要になります。

Tracking Rats With RFID

都会のビルで活動するネズミの生態はほとんど知られていません。ネズミの活動を知るため、LFパッシブタグを埋め込んでネズミを放し、カメラと連動するリーダを組み合わせた調査がニューヨーク州のホフストラ大学で進められています。

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