« RFID World Watcher Monthly November 2015 | トップページ | RFID Journal 抄訳 2015/12/17号 »

2015/12/19

RFID Journal 抄訳 2015/12/10号

今週気になった記事は編集後記。アメリカでのRFID導入で大規模導入が少数先進ユーザーから広がらず、RFIDの普及の本格化は2017年以降になる。ベンダーはそれまでの間Cash Burnに注意して過ごすべし、という内容で、少し前には今年にも本格的な普及が始まると言っていたのにと、論調の変化に驚きました。アメリカのRFID業界では雰囲気が変わってきているのでしょうか。

事例で興味深かったのはショッピングモールで利用しているというWi-Fi/Bluetooth/UWB複合タグ。価格の問題が無くアプリ上で統合して扱えるのであれば複数の測位手段を併用して悪いことはありません。「どの技術が優れているか」ではなく「技術をどう組み合わせるか」が今後ますます重要になってくるのでしょう。

なお、元記事はこちらになります。

Decathlon Sees Sales Rise and Shrinkage Drop, Aided by RFID

フランスのスポーツ用品チェーンDecathlon社はRFIDを導入して昨年度の売り上げを11%向上させました。同社は全世界951店舗と43ヶ所の倉庫で在庫管理と盗難防止のためにUHFパッシブのRFIDソリューションを導入しました。ソリューションを開発したのはCheckpoint Systems社です。

Kiev Shopping Center Tests Leantegra's RTLS-Beacon Solution

キエフのショッピングモールArt MallではRTLSを用いた来訪客動向のモニタリングシステムのパイロットを実施しています。これはLeantegra社が開発したWi-Fi/Bluetooth/UWB複合タグを利用するもので、モール内部で来訪客や展示品がどのように移動したかをモニタリングすることができます。

Taiwanese Auction Company Sold on RFID

台湾のリサイクルブランドショップであるバン・マスターグループは商品の管理にRFIDを利用します。同社では商品にUHFパッシブタグを貼付し、オークションなどへの出展や棚卸しなどの管理に利用しています。システムはEPC Solutions Taiwan社が開発しました。

Municipalities Use RFID-based WISTAR to Take Out the Trash

ごみ収集容器のメーカーSSI Schaefer Systems社はSeedSpark社と共同で収集容器の管理をクラウド上で行うソリューションWISTARを提供しています。このソリューションは収集容器に貼付したUHFパッシブタグをハンドヘルドリーダーで読み取り結果をクラウドに送信して管理するもので、全米の複数の都市で55万個のコンテナが管理されています。

RFID Professional Institute to Sponsor 10th Annual RFID Journal Awards

RFID Journal LIVE! 2016で発表される第10回のRFID Journal AwardsのスポンサーにRFID Professional Instituteが決定しました。

RFID News Roundup

  • Smartrac社がImpinj Monza R6-Pを搭載しリテール向けに最適化したインレーを発表
  • Touch Technologies社がiPhoneケース型のUHFリーダーr-touchを発表
  • DHL Global Forwarding社が冷蔵輸送トラッキング用のモバイルアプリを発表
  • Checkpoint Systems社がEASとUcode 7 UHFパッシブの複合タグUNOを発表
  • Redpoint社が建設現場の安全、生産性向上用途のRTLSバッヂの新製品を発表
  • Phychips社がUHF RFIDリーダーモジュールの新製品を発表
  • IDTronic社のスポーツ用RFIDリストバンドを発表

RFID Journal LIVE! Europe 2015 Report(有償記事)

2015年11月9日・10日にロンドンで開催されたRFID Journal LIVE! Europe 2015の参加者は225名で昨年より10パーセント増加しました。会場で報告されたプレゼンテーションを公開します。

It's the Best of Times-and the Worst of Time

現状のRFIDの導入は一部の先進企業とそれ以外の企業に二極化しています。RFIDを大規模かつ有効に利用している小売業・製造業は数えるほどしかありませんし、RTLSシステムを導入した病院の比率は5%以下です。RFIDの導入は2017年以降に本格化すると考えられ、小規模なベンダーはそこまでに手元資金を使い果たさないよう賢く行動する必要があります。

Planes, Trains and Connected Automobiles: Globalizing the IoT Requires Localization

IoTを世界のマーケットに展開するためにはローカライズが重要です。言語や単位の違いの他にもさまざまな文化の違いがあります。例えば照明のスイッチはアメリカでは上げて点灯ですがヨーロッパでは下げて点灯です。このような細かい点も製品に反映させる必要があります。

|

« RFID World Watcher Monthly November 2015 | トップページ | RFID Journal 抄訳 2015/12/17号 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/163335/62898202

この記事へのトラックバック一覧です: RFID Journal 抄訳 2015/12/10号:

« RFID World Watcher Monthly November 2015 | トップページ | RFID Journal 抄訳 2015/12/17号 »