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2015/11/26

RFID Journal 抄訳 2015/11/19号

今週は空港手荷物関連の記事が2本載りました。空港手荷物システムはソリューションがある程度確立して、費用対効果があると考えた空港が導入していると思っていたのですが、まだそういう状況ではないようですね。空港から空港までの情報の接続とか、まだまだやることはありそうです。

今週の編集後記は、現在のRFIDシステムが正しく動作するかどうかはRFID技術ではなくプロセスやヒューマンエラーにかかっているという話。本文に出てくるラベル読み取り率が異常に悪い会社で原因を分析していく話は非常に興味深かったです。

なお、元記事はこちらになります。

RFID Goes to Bat Against Gray Market for DeMarini Sports

スポーツ用具メーカーのDeMarini Sports社はバットの偽造防止にRFIDを利用しています。同社は最初にRFIDタグを直接バットに貼付することを検討しましたが、技術的に困難であるため断念。バットには2Dバーコードを貼付し、ケースにUHFパッシブタグを貼付してバット本体と同じIDをセットすることにしました。

Beacons Give Treats to Voodoo Festival Attendees, On and Off Site

ニューオーリンズで開催された音楽フェスVoodoo Music + Arts Experienceではビーコンを用いた参加者への情報配信を行いました。利用されたのはGimbal社のビーコンで、ビーコン単体だけでは無くTouchTunes社のジュークボックスに内蔵されたビーコンも利用されました。

Longest Chance Offers RFID Baggage-Handling Technology as Service

香港のRFIDソリューションベンダーLongest ChanceがIATA向けに空港手荷物システムのパイロットを実施しました。このパイロットはモスクワ、プラハ、ボローニャ、タリンの4つの空港でアエロフロート便を対象に行われたもので、従来は空港ベースで実施されていたRFID手荷物管理を行程全体に拡張するために必要な情報を得ることが目的でした。

Mackenzie Health's Innovation Unit Assesses RTLS

カナダの病院運営会社Mackenzie Health社はスタッフや機材の管理を行うRTLSシステムのトライアルを実施しました。利用したのはCenTrak社の複合タグで、部屋に配置したIRビーコンのIDを読み取りタグIDと合わせて900MHz帯の電波で送信します。同社は病院内に設置したイノベーションユニットでパイロットを行いました。

RFID News Roundup

  • Impinj社がDetego、InMotion、Nedapの各社と共にRAIN RFIDの小売向けソリューションを開発
  • SML社が小売り向け在庫管理システムのClarityをバージョンアップ
  • Vizinex RFID社が小型のUHFパッシブ金属タグSentry Slim Skinnieを発表
  • MEPS Real-Time社が薬局向け自動化、在庫管理アプリをバージョンアップ
  • Giant Eagle社が食品業界向けにPowershelf社の在庫切れセンサーをテスト
  • Sensoro社が中国で11万個のビーコンのネットワークを展開

Stress Relief for Air Travelers(有償記事)

航空業界は手荷物管理でのRFID利用を広げています。従来のUHFパッシブタグを使ったハンドリングの他、Bluetoothビーコンを使って顧客に手荷物の状況を知らせることも行っています。

RFID, People and Process

数年前まではRFIDシステムが正しく動作するかどうかはRFID技術の側にありましたが、今では正しく動作しない理由のほとんどがヒューマンエラーとプロセス設計の誤りです。RFIDシステムを正しく利用するためには適切なプロセスを設計しそれをユーザーにきちんと教育する必要があります。

The Current Problem With Value Creation in the IoT Smart Lighting Industry

IoT技術を利用した照明であるスマートライトが注目を集めています。ですがスマートライトは単にセンサーをいくつか接続すれば実現できるものではありません。照明を適切に管理し、作業効率や健康状態を改善するためには照明の専門家の知見が必要で、その専門家たちがスマートライトの開発に参加すべきです。

Reducing Roadside Construction Accidents

Volvo社の建設機械部門は道路工事中の事故を防ぐためにカーネギーメロン大学の研究施設と共同でRFIDを用いたシステムを開発しています。これは、作業員にRFIDタグを貼付したIDカードを持たせ、建機から危険な範囲にいるときに警告を発するものです。

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