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2015/03/08

RFID Journal 抄訳 2015/02/27号

今週興味深かったのはエアバス社のRFID利用の拡大です。Wal=Mart、国防総省、医薬品ペディグリーと並ぶ大型マンデート案件の中で、コツコツと導入範囲を広げてきた努力に敬服します。案件が話題になった当初はボーイング社の取り組みもずいぶん記事になったのですが、その後はどのようになっているのでしょうか。

Smartrac社の湿度計搭載UHFパッシブタグも興味深かったです。通常のタグと同じ形状で、単価は50セント。次世代のセンサータグの可能性を垣間見せてくれる内容だと思います。

編集後記はIoTデバイスの接続機能の課題をPCの各種インタフェースとのアナロジーで説明したもの。ちょっと無理目かな、という部分もありましたが、全体としては興味深く読めました。

Airbus Enters New Phase of RFID Usage, Digitalization

エアバス社はサプライヤーに対し全ての「トレーサブル」な品物にRFIDタグを貼付して納品する要求を出しました。「トレーサブル」とは、単品管理されており、修理や取替などが可能であることを意味します。同社は同時にサプライヤーへのRFID技術トレーニングを米国、アジア、ヨーロッパで開始しました。

Midwest Grocery Chains Deploy Birdzi Beacon Solution

小売向けシステムを扱うベンチャー企業Birdzi社はBluetoothビーコンを用いたソリューションを開発し、中西部のスーマーマーケット2社に導入しました。同社のソリューションは、顧客の位置や購買履歴に応じたクーポンを発行するだけでなく、家族で買い物に来た際の買い物リストの分担消し込みなどにも対応しています。

Cleveland Cavaliers Use Beacons to Provide Interactive Team Experience

NBAのCleveland Cavaliersではファンへの情報提供のためスタジアムにBluetoothビーコンを導入しました。このビーコンはiPhoneとAndroidから利用でき、ビデオ画像のリンクやプロモーション情報の配布に用いられます。

Smartrac's New Passive Sensor DogBone Transmits Moisture Levels

Smartrac社は湿度センサーを搭載したパッシブUHFタグSensor DogBoneを発売しました。このタグはRFMicron社のMagnus Sチップを搭載し、タグの読み取り距離に応じた正確さで湿度を計測することができます。タグの単価は50セントです。

RFID Journal LIVE! 2015 to Feature Three International Pavilions, AIM Pavilion

4月15日から17日までサンディエゴで開催されるRFID Journal LIVE! 2015ではブラジル・フランス・韓国のパビリオンに加え、AIMのパビリオンが出展されます。

RFID News Roundup

  • HID Global社が薄型・高温対応のUHFタグIronTagシリーズを拡充
  • CISC社がGS1 US Tagged Item Performance Protocol Guidelineに対応するテストを提供
  • Smartrac社がImpinj Monza R6搭載の小売向けインレーを発表
  • Lockheed Martin社がRuBeeアクティブタグを用いた武器トラッキングシステムのテスト成功を発表
  • Google社がSoftcard社のスマートフォン向けNFC決済技術を購入
  • SandlerResearch.org社が廃品回収のスマート化が普及しつつあるとのレポートを公表

Chicago Hospital Deployment Delivers a Healthy ROI(有償記事)

シカゴのNorthwestern Memorial Hospitalでは整形外科で利用する機材のリアルタイム管理にRFIDを利用し、大きな効果を上げています。管理にはUHFパッシブタグが利用されています。

It's Not About Technology

RFIDなど新技術の販売に必要なものは技術ではありません。企業がよく犯す過ちに「新製品のマーケティングに予算を取らない」「マーケットが必要とするものを開発しない」「一つの会社しか必要としないものを開発する」「製品が解決する課題ではなく製品の機能を宣伝する」「完全なソリューションを提供するために他の企業と提携することを拒む」などがあります。

Will the Cloud Become the Internet of Things' Operating System and Bus Paradigm?We must look for and use patterns

IoTデバイスがインターネットに接続する際の問題点について、PCの周辺機器インタフェースから類推することは有益です。シリアル/パラレルポートを利用していた時期の、汎用性のあるポートを使うことによる利便性と普及の限界、ISAとEISAバスとの間の互換性問題、USBやBluetoothの自動発見・接続。これらはIoTデバイスをクラウドに接続するケースを考える手がかりを与えてくれます。

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