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2015/03/31

RFID World Watcher Monthly February 2015

そろそろRFID Journal LIVE!が近づいてきたからか、ニュースにオーソドックスなUHFパッシブ案件が増えてきた気がします。今月も特集はお休み。すみません。

RFID World Watcher Monthly February 2015 (PDF形式、219KB)

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2015/03/28

RFID Journal 抄訳 2015/03/20号

今週の記事で一番気になったのがMunich Sports社による靴を対象にした店舗での情報提供システムです。日本でもずいぶん実証実験が行われた分野で、懐かしいなぁというのが第一印象。この分野でのユースケースは自明に見えて実は組み立てるのが難しいのでしょうね。

IoTのニュースで出てきた、Fordの乗用車搭載の電動バイク。これのカーナビ機能をスマホにやらせよう、というのが記事の趣旨なのですが、僕はホンダのシティとモトコンポを思い出しました。古いですね(笑)

なお、元記事はこちらになります

Sephora Sees Beauty in Beacon-Based Services

化粧品のSephora社は店舗内プロモーションにiBeaconを利用します。同社はスマートフォン向けアプリにiBeacon対応機能を組み込み、顧客の来店時に店舗別・顧客別のコンテンツに誘導できるようにします。アプリはiPhone向けでGimbal社が開発しました。同社はまずトライアルを実施し、その後全世界の店舗に展開する予定です。

Waggle: An IoT Platform by Scientists, for Scientists

シカゴ大学の研究機関Argonne National LaboratoryはWaggleと呼ばれるセンサーネットワークを開発しています。これは街中に設置され各種の環境状況や歩行者の通行状況を観測するもので、WiFiや携帯電話を経由して取得した情報をクラウドに送信します。

RFID Jogs Customer Interest at Munich Sports Shoe Store

スペインの靴屋チェーンMunich Sports社ではRFIDを用いて商品の情報を顧客に提供しています。同社は靴にUHFパッシブタグを貼付、顧客が靴をリーダー付のディスプレイにかざすことで、商品情報やサイズや色別の在庫を確認することができます。

Leveraging IoT Technology to Make Driving and Cycling Safer and More Efficient

複数の移動手段を連携させるためにIoT技術が利用されています。Fortは乗用車に搭載する電動バイクの運転支援をスマホで行うためのアプリMoDe:Proを開発し、Volvoは自転車に乗っている人が自動車に近づきすぎた時に警告を発するソリューションを実験しています。

RFID Journal LIVE! 2015 Keynote Speakers to Explore RFID Usage and Analytics by the NFL Network, Interstate Batteries, Airbus and Others

4月15日から17日にサンディエゴで開催されるRFID Journal LIVE! 2015では、NFL Network社、Macy's社、Levi Strauss社、Airbus社、アメリカ輸送軍、Interstate Batteries社、John Lewis社が発表を行います。

RFID News Roundup

  • Trimble社が小型化したUHF RFIDリーダーモジュールを発表
  • SweetWater 420 FestivalでVendini社のRFIDシステムをチケットに採用
  • NFCを利用した航空機への搭乗が普及するとのレポートが好評
  • TexTrace者が社がRAIN RFIDアライアンスに参加
  • Transcends社がオープンソースRFIDミドルウェアRIFIDIの新バージョンを公開

ATEX RFID Tags(有償記事)

石油・ガス産業でのRFID利用の拡大を受け、多くのベンダーが防爆仕様(ATEX, ATmospheres EXplosives)への認証対応に取り組んでいます。

Could Your RFID Company Use $100,000 for Promotions?

RFID Journal LIVE!ではスタートアップ企業を応援するため、RFID Journalでの広告料10万ドルを賞金とするコンテストRFID Journal Startup Challengeを開催します。

Why You Should Implement RFID at Your DC

現在多くの物流センターでRFIDを貼付しての出荷が行われていますが、RFIDの利用で利益を得ている物流センターは多くありません。入出荷の検品や循環棚卸でRFIDによる利益を得ることができます。

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2015/03/22

RFID Journal 抄訳 2015/03/13号

RFID Journal LIVE! 2015まであと1か月を切り、記事の数もじわじわと増えてきました。

今週目を惹いたのはRFID News Roundupの一つ、アクアビットスパイラルズ社がスマートプレートという記事です。日本の会社の事例がこうやって掲載されるのは嬉しいですね。

識者コラム、RFID開発の独自性ということでITと物理オペレーションの融合部分が入るから難しいという話かと思っていたら、そういう話にはならずデータの話だけで拍子抜け。そこは通常のシステム開発と比べて特異な部分じゃないと思うんだけどな。

RFID Navigates South African Rivers in Kayak Marathon

南アフリカで行われた120kmのカヤックレースで、参加艇のトラッキングにRFIDが利用されました。これにより艇の位置をリアルタイムで把握したり、救助が必要な艇を見つけたりすることができるようになります。利用されているRFID技術はUHFパッシブです。

At Goldcorp's Eleonore Mine, the IoT Is Worth Gold

Goldcorp社が運営するカナダのEleonore Mine金鉱では、坑内にWiFiネットワークを整備し、ワイヤレスセンサーによる環境の監視と、作業員・機材の所在管理、およびIP電話による通話を行っています。所在管理にはAeroScout社のタグが利用されています。

RFID Journal Announces New RFID Startup Challenge to Be Held at LIVE! 2015

4月15日~17日にサンディエゴで開催されるRFID Journal LIVE! 2015ではベンチャー企業の支援プログラムが開催されます。このプログラムでは、エントリーしたベンチャー企業を審査し、最も優れた製品・戦略を持つ企業にはRFID Journal誌上で10万ドル相当のプロモーション権が贈呈されます。

GameStop Has Long-Term Plans for Short-Range Beacons

アメリカのビデオゲーム小売チェーンGameStop社はBluetoothビーコンによる店内プロモーションシステムのパイロットをテキサス州の36店舗で実施しています。このソリューションはGimbal社が開発しました。

Active RFID Helps Deliver Food Fresh at Restaurants

HME Wireless社はファーストフード店舗内で料理を配膳するためのRFIDソリューションを販売しています。顧客は注文時に915MHzアクティブタグを受けとり、店舗スタッフはタグのRTLS機能を用いて顧客の所在を確認します。

Canadian Hockey Group Scouts Out RFID's Ability to Measure Athletic Skills

カナダのホッケーのジュニアリーグNorthern Ontario Hockey Associationでは選手のパフォーマンス測定のためにRFIDを利用します。リンクへの入場ゲートにLFパッシブリーダーを設置し、リストバンドに埋め込んだタグを入場時にタッチすることで、誰がリンクに上がっているかを確認することができます。

RFID News Roundup

  • Farsens社がバッテリーレスセンサータグの開発プラットフォームを提供開始
  • Auburn大学RFIDラボがTagged Item Certification Programを開始
  • Bluvision社とBeam Wallet者がリワードプログラムで提携
  • アクアビットスパイラルズ社がスマートプレートを発表
  • RFID Professional Instituteが最初の公式試験の開始を発表

Nerves of Steel(有償記事)

鋼材のメーカー・サプライヤーの間で製品の管理にRFIDを利用する動きが広がっています。技術やノウハウの進歩により、UHFパッシブタグの廉価製品でも鋼材に貼付して読み取ることができるようになりました。

Big RFID Deployments and Better RFID Products

4月のRFID Journal LIVE! 2015の席上で発表される今年のRFID Journal Awardsの候補は事例も製品も素晴らしく、RFID業界の急速な成熟を示しています。

Teamwork Overcomes Challenges

RFIDソリューションの開発には業務部門とIT部門が緊密に協力する必要があります。業務部門が主体になって業務プロセスを定義し、IT部門がそのプロセスの記述に必要なデータ定義を行います。

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2015/03/12

RFID Journal 抄訳 2015/03/06号

今週の記事で最も気になったのはThinfilm社の近況です。昨年プリンテッドRFIDのKovio社を買収した同社、様々な技術開発を進めているようで、実際にどのような商売に繋げていけるのか注目したいと思います。

音楽イベント・SXSWでのBluetoothビーコン利用も個人的には楽しい記事でした。何百と言う会場で現在開催中のライブを発信するという手堅い事例ですが、こういう絶対に有用な分野での活用をターゲットにしていくことが普及の王道かな、と思ったりもします。

A Thousand Beacons Will Help SXSW Attendees Connect

テキサス州オースティンで開催される世界最大の音楽・映像イベントSXSWで、イベント向けとしては最大級となるBluetoothビーコンの利用が行われます。このイベントでは100ヶ所以上の会場で2千人以上のアーティストが登場するため、ビーコンを用いてアーティストの出演情報を配信することが最大の目的です。

Turkish Technic Uses RFID, ZigBee and Other Auto-ID Technologies to Improve Efficiency

トルコ航空の整備子会社はRFIDを利用した作業管理を行っています。工具と部品の管理にはUHFパッシブタグとハンドヘルドリーダーを利用し、作業員と車両の所在確認にはGPSを搭載したZigBeeタグを利用しています。

Thinfilm Launches OpenSense Printed NFC Sensor Label for Bottles

ノルウェーのThinfilm社は印刷で製造した瓶の開封検知機能付きNFCタグOpenSenseを発表しました。同社はまた、プリンテッドNFCタグにメモリを組み込むための技術でXerox社と提携しました。

Arjowiggins Offers Paper With Embedded NFC RFID Tags

製紙メーカー大手Arjowiggins社はNFCタグを内蔵した衣料用タグを開発しました。このタグは紙を支持体にして銀インクでアンテナを印刷して製造したもので、銀インクの使用量を25%削減すると共に生分解性を向上させました。タグ価格は100個で90ユーロです。

Finalists Unveiled for Ninth Annual RFID Journal Awards

4月15日~17日にサンディエゴで開催されるRFID Journal LIVE! 2015で発表される2015 RFID Journal Awardsの候補者が発表されました。ユーザ企業を対象としたBest RFID Implementation、Best Use of RFID to Enhance a Product or Service、Most Innovative Use of RFID、RFID Green Award、Best NFC Deployment、Best IoT Deploymentの6部門と、出展された新商品を対象としたBest New Productが選出されます。またRFID業界に最も貢献した個人を対象とするSpecial Achievement Awardにはエアバス社のCarlo Nizam氏が選出されました。

RFID News Roundup

  • Trimble社がRFID対応の建設現場での作業員管理ソフトCrewSightを発表
  • イタリアの衣料品ブランドが靴・鞄のトラッキングにFinnCode社のNFC製品を利用
  • Ams社とSTMicroelectronics社が安全なNFCモバイル決済ソリューションを発表
  • Estimote社が自社のクラウドにビーコン共有機能を追加
  • Mayo ClinicとGentag社が肥満・糖尿病の治療向けにワイヤレスセンサーを共同開発

The Business-IT Connection(有償記事)

RFIDソリューションを適切に導入されるにはIT部門とユーザ部門が緊密に連携することが必要です。

Understanding the Decision to Adopt (or Not Adopt) RFID

新技術の導入という判断が行われる基準は、その技術から得られる利益そのものではなく、意思決定者がどれだけ困っているかという主観的なものです。ある人がどれだけ困っていて、どの程度のリスクを取って良いかと判断する基準の一つは、その人が新技術をどれだけ主体的に調べようとしているかです。

Consumers Rule!

アメリカでは昨年後半からオムニチャネル・コマースへのシフトが急速に進んでおり、その実現のための手段として小売業のRFIDへの関心が高まっています。

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2015/03/08

RFID Journal 抄訳 2015/02/27号

今週興味深かったのはエアバス社のRFID利用の拡大です。Wal=Mart、国防総省、医薬品ペディグリーと並ぶ大型マンデート案件の中で、コツコツと導入範囲を広げてきた努力に敬服します。案件が話題になった当初はボーイング社の取り組みもずいぶん記事になったのですが、その後はどのようになっているのでしょうか。

Smartrac社の湿度計搭載UHFパッシブタグも興味深かったです。通常のタグと同じ形状で、単価は50セント。次世代のセンサータグの可能性を垣間見せてくれる内容だと思います。

編集後記はIoTデバイスの接続機能の課題をPCの各種インタフェースとのアナロジーで説明したもの。ちょっと無理目かな、という部分もありましたが、全体としては興味深く読めました。

Airbus Enters New Phase of RFID Usage, Digitalization

エアバス社はサプライヤーに対し全ての「トレーサブル」な品物にRFIDタグを貼付して納品する要求を出しました。「トレーサブル」とは、単品管理されており、修理や取替などが可能であることを意味します。同社は同時にサプライヤーへのRFID技術トレーニングを米国、アジア、ヨーロッパで開始しました。

Midwest Grocery Chains Deploy Birdzi Beacon Solution

小売向けシステムを扱うベンチャー企業Birdzi社はBluetoothビーコンを用いたソリューションを開発し、中西部のスーマーマーケット2社に導入しました。同社のソリューションは、顧客の位置や購買履歴に応じたクーポンを発行するだけでなく、家族で買い物に来た際の買い物リストの分担消し込みなどにも対応しています。

Cleveland Cavaliers Use Beacons to Provide Interactive Team Experience

NBAのCleveland Cavaliersではファンへの情報提供のためスタジアムにBluetoothビーコンを導入しました。このビーコンはiPhoneとAndroidから利用でき、ビデオ画像のリンクやプロモーション情報の配布に用いられます。

Smartrac's New Passive Sensor DogBone Transmits Moisture Levels

Smartrac社は湿度センサーを搭載したパッシブUHFタグSensor DogBoneを発売しました。このタグはRFMicron社のMagnus Sチップを搭載し、タグの読み取り距離に応じた正確さで湿度を計測することができます。タグの単価は50セントです。

RFID Journal LIVE! 2015 to Feature Three International Pavilions, AIM Pavilion

4月15日から17日までサンディエゴで開催されるRFID Journal LIVE! 2015ではブラジル・フランス・韓国のパビリオンに加え、AIMのパビリオンが出展されます。

RFID News Roundup

  • HID Global社が薄型・高温対応のUHFタグIronTagシリーズを拡充
  • CISC社がGS1 US Tagged Item Performance Protocol Guidelineに対応するテストを提供
  • Smartrac社がImpinj Monza R6搭載の小売向けインレーを発表
  • Lockheed Martin社がRuBeeアクティブタグを用いた武器トラッキングシステムのテスト成功を発表
  • Google社がSoftcard社のスマートフォン向けNFC決済技術を購入
  • SandlerResearch.org社が廃品回収のスマート化が普及しつつあるとのレポートを公表

Chicago Hospital Deployment Delivers a Healthy ROI(有償記事)

シカゴのNorthwestern Memorial Hospitalでは整形外科で利用する機材のリアルタイム管理にRFIDを利用し、大きな効果を上げています。管理にはUHFパッシブタグが利用されています。

It's Not About Technology

RFIDなど新技術の販売に必要なものは技術ではありません。企業がよく犯す過ちに「新製品のマーケティングに予算を取らない」「マーケットが必要とするものを開発しない」「一つの会社しか必要としないものを開発する」「製品が解決する課題ではなく製品の機能を宣伝する」「完全なソリューションを提供するために他の企業と提携することを拒む」などがあります。

Will the Cloud Become the Internet of Things' Operating System and Bus Paradigm?We must look for and use patterns

IoTデバイスがインターネットに接続する際の問題点について、PCの周辺機器インタフェースから類推することは有益です。シリアル/パラレルポートを利用していた時期の、汎用性のあるポートを使うことによる利便性と普及の限界、ISAとEISAバスとの間の互換性問題、USBやBluetoothの自動発見・接続。これらはIoTデバイスをクラウドに接続するケースを考える手がかりを与えてくれます。

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