« RFID Journal 抄訳 2015/02/06号 | トップページ | RFID World Watcher Monthly January 2015 »

2015/02/20

RFID Journal 抄訳 2015/02/13号

今週興味深かったのはNFC Forumが行った小売店頭でのNFC利用に関する調査です。全般的に興味・関心は高いのですが、6つの調査分野の間の差が少なく、あるいは技術自体があまり知られていないままアンケートが行われたのかも…、とも感じました。

Google Physical Web、去年の秋からニュースになっていたようでしたが私は不覚にも気付いていませんでした。ビーコンにユニークIDを持たせ、専用アプリが無ければWebで開き、専用アプリがあればそれを使って開くというアイデアは、漠然と「こういうビジネスモデルができるな」と考えていたもので、いよいよ出てきたなという感じです。AppleがiBeaconで作ろうとしているクローズドな生態系とどうぶつかっていくのか、興味深いですね。

FTCのInternet of Things向けセキュリティガイダンスの解説記事も面白かったです。きちんと読んでみないといけないなー。

Porsche Uses RFID to Track Prototype Testing, Improve Security

ポルシェ社は試作車両と部品の管理にRFIDを利用しています。試作車両は数百個の部品を組み合わせたもので、どの車両にどの部品が搭載されているかを間違えると正しいデータを取ることができません。ポルシェ社は試作部品にUHFパッシブタグを貼付し、それを取り付け時にハンドヘルドリーダーで読み取ることで試作車両と部品の対応を管理しています。ソリューションはnoFilis社が開発しました。

NFC Forum Survey Shows Strong Consumer Interest in NFC Applications

NFCの推進団体NFC Forumはアメリカの消費者がNFCに持つ関心の調査レポートを公表しました。調査はNFCが小売店頭で提供する6つの販売支援機能を対象に「NFCの利用に関心があるか」「NFCの利用で機能がより価値あるものになるか」という2点について問うものです。調査レポートによると「NFCの利用に関心があるか」については7割前後、「NFCの利用で機能がより価値あるものになるか」には5~6割が同意し、機能別では「商品の追加情報の提供」「店舗情報の提供」などへの指示が高く、指示が最も弱かったものは「関連商品情報の提供」でした。

Teams, Stores, Museums Deploy Beacons that Emit Acoustic and Bluetooth Signals

Signal360社はモスキート音とBluetoothを組み合わせたスマートフォン向けビーコンソリューションを販売しています。同社のソリューションはイタリアのリテイラーやナショナル・ジオグラフィック博物館、プロスポーツチームなどで利用されています。

Senate Holds IoT Hearing

アメリカの連邦議会上院通商・科学・交通委員会ではInternet of Thingsに関する公聴会を2月11日に開催しました。この公聴会では、プライバシー問題や技術の抑圧などを起こさずにIoT技術の発展を促すにはどのようにすべきかについて話し合われました。

Blesh's Bluetooth Beacons Take a Sneak Peek at Google's Physical Web

ベンチャー機能のBlesh社はGoogle社のPhysical Webプロジェクトの中で利用される予定のBluetoothビーコンとコンテンツ管理ソリュションを開発しています。Physical Webはビーコンから受信したURIを開く方式でアプリを利用せずにビーコンを扱えるようにするソリューションです。また、専用のアプリを別途準備しておくことで、ビーコンから受信したURIを別の方法で開くことも可能になります。

A Closer Look at the FTC's IoT Security Recommendations

アメリカ連邦取引委員会(FTC)のInternet of Things向けセキュリティガイダンスでは「暗号化」「ソルティング(データにランダムな文字列を付与して暗号化すること)」「通信速度の制限(ブルートフォースアタックを避けるため)」などの対策が挙げられており、また「クロスサイトスクリプティング」「クロスサイトリクエストフォージェリ」という2つの攻撃への対応が必要であるとしています。

RFID News Roundup

  • Xterprise社が2015年にSML Intelligent Inventory Solutionsに社名変更へ
  • ITL社がOverheer社を買収
  • L-com社がOEM向けに埋め込み式PCBアンテナを発表
  • Asset Vue社がデータセンター向けIT資産管理アプリケーションの新バージョンを発表
  • InvoTech社のリネン管理システムをアゼルバイジャン、スロベニア、モーリシャスのホテルが導入

RFID Makes We Day's Day(有償記事)

若者を対象とした社会貢献イベントWe DayではNFCブレスレットを用いたイベント管理を行っています。キオスクでの入退場管理だけでは無く、会場を回るカメラマンが写真を撮影する際にも誰を撮影したかをSamsung社のスマートカメラNX30を用いてNFCで管理しています。

Changing Perceptions of RFID

Wal-Martのブームが覚めた後に残ったRFIDへの幻滅は技術の進歩に伴って着実に解消されつつあり、多くの企業が再びRFIDに着目しつつあります。ここ数年のうちにジェフリー・ムーアの言う「トルネード」が起こることは間違いないでしょう。それがいつのことかを正確に言い当てることはできませんが、ベンダー・ユーザー共にトルネードの発生によるルールの変化に備え始めるべきです。

|

« RFID Journal 抄訳 2015/02/06号 | トップページ | RFID World Watcher Monthly January 2015 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/163335/61165730

この記事へのトラックバック一覧です: RFID Journal 抄訳 2015/02/13号:

« RFID Journal 抄訳 2015/02/06号 | トップページ | RFID World Watcher Monthly January 2015 »