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2015/02/23

RFID World Watcher Monthly January 2015

今年最初のRFID World Watcher Monthlyは特集無し。ちょっと気になるニュースはいくつか見かけるのですが、なかなか思い切って特集記事を書くほどのものは見つかりません。ニュースもクリスマスがあったので少し少な目です。

RFID World Watcher Monthly December 2014 (PDF形式、205KB)

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2015/02/20

RFID Journal 抄訳 2015/02/13号

今週興味深かったのはNFC Forumが行った小売店頭でのNFC利用に関する調査です。全般的に興味・関心は高いのですが、6つの調査分野の間の差が少なく、あるいは技術自体があまり知られていないままアンケートが行われたのかも…、とも感じました。

Google Physical Web、去年の秋からニュースになっていたようでしたが私は不覚にも気付いていませんでした。ビーコンにユニークIDを持たせ、専用アプリが無ければWebで開き、専用アプリがあればそれを使って開くというアイデアは、漠然と「こういうビジネスモデルができるな」と考えていたもので、いよいよ出てきたなという感じです。AppleがiBeaconで作ろうとしているクローズドな生態系とどうぶつかっていくのか、興味深いですね。

FTCのInternet of Things向けセキュリティガイダンスの解説記事も面白かったです。きちんと読んでみないといけないなー。

Porsche Uses RFID to Track Prototype Testing, Improve Security

ポルシェ社は試作車両と部品の管理にRFIDを利用しています。試作車両は数百個の部品を組み合わせたもので、どの車両にどの部品が搭載されているかを間違えると正しいデータを取ることができません。ポルシェ社は試作部品にUHFパッシブタグを貼付し、それを取り付け時にハンドヘルドリーダーで読み取ることで試作車両と部品の対応を管理しています。ソリューションはnoFilis社が開発しました。

NFC Forum Survey Shows Strong Consumer Interest in NFC Applications

NFCの推進団体NFC Forumはアメリカの消費者がNFCに持つ関心の調査レポートを公表しました。調査はNFCが小売店頭で提供する6つの販売支援機能を対象に「NFCの利用に関心があるか」「NFCの利用で機能がより価値あるものになるか」という2点について問うものです。調査レポートによると「NFCの利用に関心があるか」については7割前後、「NFCの利用で機能がより価値あるものになるか」には5~6割が同意し、機能別では「商品の追加情報の提供」「店舗情報の提供」などへの指示が高く、指示が最も弱かったものは「関連商品情報の提供」でした。

Teams, Stores, Museums Deploy Beacons that Emit Acoustic and Bluetooth Signals

Signal360社はモスキート音とBluetoothを組み合わせたスマートフォン向けビーコンソリューションを販売しています。同社のソリューションはイタリアのリテイラーやナショナル・ジオグラフィック博物館、プロスポーツチームなどで利用されています。

Senate Holds IoT Hearing

アメリカの連邦議会上院通商・科学・交通委員会ではInternet of Thingsに関する公聴会を2月11日に開催しました。この公聴会では、プライバシー問題や技術の抑圧などを起こさずにIoT技術の発展を促すにはどのようにすべきかについて話し合われました。

Blesh's Bluetooth Beacons Take a Sneak Peek at Google's Physical Web

ベンチャー機能のBlesh社はGoogle社のPhysical Webプロジェクトの中で利用される予定のBluetoothビーコンとコンテンツ管理ソリュションを開発しています。Physical Webはビーコンから受信したURIを開く方式でアプリを利用せずにビーコンを扱えるようにするソリューションです。また、専用のアプリを別途準備しておくことで、ビーコンから受信したURIを別の方法で開くことも可能になります。

A Closer Look at the FTC's IoT Security Recommendations

アメリカ連邦取引委員会(FTC)のInternet of Things向けセキュリティガイダンスでは「暗号化」「ソルティング(データにランダムな文字列を付与して暗号化すること)」「通信速度の制限(ブルートフォースアタックを避けるため)」などの対策が挙げられており、また「クロスサイトスクリプティング」「クロスサイトリクエストフォージェリ」という2つの攻撃への対応が必要であるとしています。

RFID News Roundup

  • Xterprise社が2015年にSML Intelligent Inventory Solutionsに社名変更へ
  • ITL社がOverheer社を買収
  • L-com社がOEM向けに埋め込み式PCBアンテナを発表
  • Asset Vue社がデータセンター向けIT資産管理アプリケーションの新バージョンを発表
  • InvoTech社のリネン管理システムをアゼルバイジャン、スロベニア、モーリシャスのホテルが導入

RFID Makes We Day's Day(有償記事)

若者を対象とした社会貢献イベントWe DayではNFCブレスレットを用いたイベント管理を行っています。キオスクでの入退場管理だけでは無く、会場を回るカメラマンが写真を撮影する際にも誰を撮影したかをSamsung社のスマートカメラNX30を用いてNFCで管理しています。

Changing Perceptions of RFID

Wal-Martのブームが覚めた後に残ったRFIDへの幻滅は技術の進歩に伴って着実に解消されつつあり、多くの企業が再びRFIDに着目しつつあります。ここ数年のうちにジェフリー・ムーアの言う「トルネード」が起こることは間違いないでしょう。それがいつのことかを正確に言い当てることはできませんが、ベンダー・ユーザー共にトルネードの発生によるルールの変化に備え始めるべきです。

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2015/02/15

RFID Journal 抄訳 2015/02/06号

今週はちょっと地味目の記事が並びました。

一番気になったのはパナソニックのBluetoothビーコン機能付きの電子棚札。Bluetoothビーコン自体はそれほど処理能力や電力を必要としないので、こういう「合わせ技」的なソリューションは潜在的にはもっと多いんでしょうね。

今週の識者投稿はInternet of Things Journal扱いで。Industrial IoTという馴染みのない用語が出てきたので「これは」と思って読み進めたら、航空機部品向けにメンテナンス履歴を記録したUHFパッシブタグの事例で拍子抜けしました。Industrial IoTという用語、広く使われているんでしょうか?

Marc O'Polo Discovers RFID's Benefits

ドイツのカジュアルアパレルのMarc O'Polo社はヨーロッパ86店舗でRFIDを用いた流通・店舗管理を行っています。同社では棚卸し・在庫管理に加え、物流センターから店舗までの配送のトラッキング、POS、EASと統合した盗難防止などさまざまな分野でRFIDを利用しています。

Panasonic Adds Bluetooth Beacons to Electronic Shelf Labels

パナソニックの北米子会社は先日開催されたNRF Big ShowでBluetoothビーコン機能付きの電子棚札を発表しました。この電子棚札は棚の取り付けレールを経由して給電と通信を行うものです。

Salt Lake Comic Con FanX Event Uses NFC RFID

1月末にソルトレークシティで開催されたコミックの大会Salt Lake Comic Con FanXperienceではNFCを使った入場者管理が行われました。会場では30台のリーダーが設置され、事前に参加者に送付された4万5千個のNFCリストバンドを読み取って入場管理を行いました。参加者IDはFacebookとのリンクが可能ですが、来場のFacebookページへの自動投稿は過去の参加者に不評だったため行われていません。ソリューションはGrowTix社が提供しました。

RFID Journal LIVE! 2015 to Feature Two Co-located Events

4月15日~17日にサンディエゴで開催されるRFID Journal LIVE! 2015では、Internet of Things ConferenceとIEEE RFID 2015という2つのイベントが同時に開催されます。

RFID News Roundup

  • Farsens社がバッテリーレスの電圧計センサータグを発表
  • WiSpry社のMEMSを利用したアンテナのインピーダンス自動調整機能がSkyeTek社のRFIDリーダーに搭載
  • ZeitControl社が機械制御用の組み込み式RFIDリーダーを発表
  • CipherLab社が長距離読み取り対応のUHF RFIDハンドヘルドリーダーを発表
  • 米国防総省が兵士の遺品管理にRFIDを利用するための情報を収集
  • Endeavour社がBluetoothビーコン管理用のプラットフォームを発表

How to Attach UHF RFID Tags(有償記事)

一見RFIDタグの貼付が難しいような対象であっても様々な方法で貼付が可能な製品が対応されています。衣服に縫い込む、ボルト止めする、商品タグ側にRFIDインレーを埋め込む、ジッパー止めするなどの方法です。

Can I RFID-Tag This?

今週の特集記事では様々な対象にRFIDタグを貼付する方法を取り上げました。過去5年間のRFID業界の大きな進歩の一つは、それまで取り付けが困難と考えられてきた対象にRFIDタグを貼付する多くの方法が開発されたことです。このノウハウの蓄積によりRFID導入は今後幅広い業界に広がっていくでしょう。

From Flying Parts to Smart Pipelines, the Things of the Industrial IoT

現在世界の電子機器のうちインターネットに接続されているものは1パーセントです。電子機器の相互接続、企業システムへの接続が当たり前になると、莫大な価値をもたらすIndustrial IoTが生まれるでしょう。航空機部品のRFID管理の世界はただIDのみを格納するのではなくメンテナンス履歴をタグにローカルに収納するという意味でその先駆的な事例です。

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2015/02/05

RFID Journal 抄訳 2015/01/30号

今週気になった記事はFTCがInternet of Thingsに関するプライバシー・セキュリティ-レポートを公開したというものです。いよいよこのあたりの話もメインストリームに出てきはじめたということなのですね。

DNPによるJAL・イオンモールでの太陽電池駆動Bluetoothビーコンのトライアルの記事も、日本の製品による日本での事例なので読んでいて嬉しくなりました。でもこの話は日本の報道では見かけていない気がします。

識者寄稿はKen Traub誌によるEPCISの利用方法。業界が長い人には「いまさら?」という基本的な内容ですが、普及につれてこういったことを知りたいという読者ニーズが強まっているのかもしれません。

DIRECTV Uses RFID to Cut Inventory Time From Years to Months

衛星放送のDIRECTVは器材管理にRFIDを利用しています。このソリューションはRFID Global Solutionが提供しているもので、3ヶ所の放送センターと200ヶ所の小規模拠点の器材20万点をUHFパッシブタグで管理するものです。

Federal Trade Commission Issues Report on the IoT, Privacy and Security

アメリカの連邦取引委員会(FTC)はInternet of Thingsに関する消費者のプライバシー・セキュリティの保護に関する2つのレポート、"The Internet of Things: Privacy and Security in a Connected World"と"Careful Connections: Building Security in the Internet of Things"を公開しました。これは2013年11月に行われた同タイトルのワークショップをベースにしたもので、DoS攻撃やIoTデバイス経由での消費者への物理的な危害なども対象にした幅広い内容になっています。

Japan Airlines, Aeon Mall Test Solar-Powered Bluetooth Beacons

JALやイオンモールが大日本印刷の太陽電池駆動Bluetoothビーコンを使ったソリューションのトライアルを実施しています。このビーコンはSpansion社の製品です。

Bags Pack Extra Security Via NFC Tag

機密封筒のメーカーPackaging Horizons社とモバイルアプリベンダーのGinstr社は共同でNFCを利用した開封検出封筒の流通過程管理ソリューションの提供を開始しました。これは封筒にNFCタグを取り付け、流通の過程でNFC対応スマホで読み取りを行うことによりクラウド上に履歴を蓄積するものです。

RFID News Roundup

  • Alien Technology社がHiggs4搭載のインレーを発表
  • RFIDを導入した小売店の多くで粗利益率が5%以上改善という調査結果が公開
  • Kereon社がTageos社のRFIDラベルを中南米で販売
  • Onyx社がエンタープライズ用途向けBluetoothビーコンを発表
  • Tracking Solutions社とImpinj社が資産管理ソリューションで提携
  • Identiv社がInternet of Things製品開発向けのサービスを立ち上げ
  • URevu社がウェアラブルのビーコンを用いた顧客サービスアプリを発表

IT Service Provider Gains Visibility Into Warehouse Logistics(有償記事)

ITインフラ分野のサービスプロバイダーであるEssintial Enterprise Solutions社はIT資産・部品管理にRFIDを利用しています。同社は全ての器材にUHFパッシブタグを貼付し、固定リーダーとハンドヘルドリーダーを組み合わせて管理を行っています。

VCs Rediscover RFID

最近RFID Journalの購読者にベンチャーキャピタルの社員が増え始め、過去6ヵ月で2倍になりました。ブーム時にはVCによるRFID業界への投資が話題になりましたが、2006年から2014年の間にはVCによる投資は非常に低調でした。もしあなたがVCの社員なら、来年から再来年、RFIDが本格的な成長軌道に乗る直前に本格的な資金注入を行うことで高いリターンが得られるでしょう。

Supply Chain Visibility

EPCISを用いてパートナー企業とデータの共有を行うためには、EPCISとEPCコアビジネスボキャブラリ(CBV)に準拠し、データをプッシュで送るのかプルで取りに来るのかを決め、ソフトウェアを適切にセットアップするかクラウドサービスを選定し、安全な通信経路を設定しましょう。

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