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2015/01/21

RFID Journal 抄訳 2015/01/16号

今週気になった記事はエスケーエレクトロニクス社の超小型EPC UHFパッシブタグです。記事タイトルを読んだときは韓国の会社なのかなと思いましたが、記事を読んでびっくりしました。0.5mm角のEPCタグって画期的だと思うのですが、日本でほとんど報道されていないのは何故でしょう。もっと認知されて欲しいニュースです。

Blue Maestro社のBluetooth体温計内蔵のおしゃぶり、日本のニュースではネタ扱いしていた所も見かけますが、ニーズがあり技術的にも成熟した良い事例だと思います。IoTの普及は現段階ではこういうところから進んでいくんじゃないかな。

識者投稿はドイツの生産現場での自動認識機器の通信規格標準化。「インダストリー4.0」で日本でも注目度が高い分野で、ちらほらと記事も見かけますが、この記事にある内容は初見でした。かなり詳しく書かれた記事なので、ご興味のある方にはご一読をお勧めします。

NFC Gives Trees a Touch of Blarney

アイルランドのブラーニー城はキスするとお世辞が上手くなるという伝説のブラーニーストーンで有名ですが、他にも世界中の珍しい樹木を集めた植物園も見どころです。この植物園では手入れと来訪客への情報提供とを目的にNFCタグを利用しています。それぞれの木にNFCタグを取り付け、来訪客がスマホで読み取ることで情報を表示すると共に、スタッフが専用アプリで読み取ると手入れに必要な情報を読み書きできます。

SK-Electronics Unveils Ant-Size RFID Tag

日本のエスケーエレクトロニクス社は0.5mm角の超小型のUHFパッシブタグを開発しました。読取距離は最大2mmと短距離ですがEPCプロトコルに対応しています。このタグは京都工業繊維大学や広島大学のアリの研究に採用されました。

Blue Maestro Prepares Release of New Bluetooth-Enabled Sensor Products

Blue Maestro社はワイヤレスセンサーのメーカーです。同社は最近Pacif-iというBluetooth体温計を内蔵したおしゃぶりを発売しました。また業務用のBluetoothワイヤレスセンサーTempo Discも発売しています。

Tyco Retail Solutions Acquires Creativesystems

セキュリティ大手Tyco社の小売ソリューション子会社Tyco Retail Solutions社はポルトガルのRFIDソリューションベンダーCreativesystems社を買収しました。これによりTyco Retail Solutions社はヨーロッパでRFIDソリューションを提供する能力を拡大します。

RFID News Roundup

  • SMLグループが小型・高感度のインレーを発表
  • CISC Semiconductor社がUHF RFID対応の電波分析器を発表
  • eAgileシュアが医療・薬品分野向けの小型UHFインレーを発表
  • Zebra社がほとんどの小売業がInternet of Things対応の準備ができているとの調査結果を発表
  • JW Marriott Hotel Santo DomingoがInvoTech社の制服・リネン管理システムを導入
  • 東芝がNFCタグ内蔵のSDHCメモリカードを発表
  • PLS社がRTI Manager社を買収、RFID輸送部材トラッキングソリューションを拡張。

In Pursuit of Fresher, Safer Foods and Drugs(有償記事)

RFIDを用いた温度管理輸送のモニタリングには10年の歴史がありますが、最近になり技術が成熟したこともあり本格的な導入が始まりつつあります。生鮮食品や医薬品の輸送温度モニタリングにRFIDが利用されることは当たり前になるでしょう。

Observations From NRF's Big Show, Part 1

先週開催された全米小売業大会(NRF Big Show)では昨年と比べRFID関連のブースが広くなり、また賑わっていました。参加者の多くはまだRFIDを導入していませんが、RFIDに急いで対応しなければ、と感じているという雰囲気が伝わってきます。セッションの中では、まだRFIDに取り組んでいない参加者でも的を射た質問を行っていました。

A New Auto-ID Integration Standard Could Play a Big IoT Role

AIMドイツとOPC協議会は共同で、通信規格OPC UAの上で自動認識情報を取り扱うための拡張規格の開発を開始しました。現在自動認識ソリューション導入費用の25%はシステム開発を含むRFID機能に発生しており、コストが高くなる主な理由は器材間の通信プロトコルが統一されていない点にあります。拡張規格の開発はこの問題を解決することが目的です。

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コメント

アリのタグ面白いですね。 しかし、検索したらすでに6年も前にそういうタグを使ってアリのトラッキングが行われていました。

http://www.bristol.ac.uk/news/2009/6292.html

タグはアメリカのこの会社。http://www.pharmaseq.com

投稿: | 2015/01/26 02:14

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