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2015/01/31

RFID World Watcher Monthly December 2014

今週の特集記事は2014年のRFID十大ニュース。やっぱりInternet of Thingsのブレイクが大きなトレンドということになるのでしょうか。ニュースは感謝祭とクリスマスに挟まれて少な目です。

RFID World Watcher Monthly December 2014 (PDF形式、348KB)

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2015/01/30

RFID Journal 抄訳 2015/01/23号

今週の記事で面白かったのは太陽電池付きのゴミ箱です。元々はゴミ圧縮機を動かし状況をLEDで知らせるための電源だったものが、携帯モデム経由で状況を送信できるようになり、更にはWiFiアクセスポイントや環境センサーなどへの応用も考えられているとのこと。IoT時代にはこういう今まで見落とされていたものが価値を持つようになるんですね。

今週の特集記事はシリアルI/F付きのRFIDチップによる電池不要のセンサータグ。実際の製品の紹介などがしっかり書き込まれた良記事でした。

Bluetooth Beacons Bring Services, Info to SeaWorld, LA Zoo Visitors

動物園のLos Angeles Zooと水族館のSeaWorld haveのThe Experience Engine(TE2)社のBluetoothビーコンソリューションを利用して来園者へのガイドを実施しています。TE2社のソリューションは訪問者のロイヤリティ、時間、ビーコンとの距離などを判断基準にして最適な情報提供を行う機能を持ちます。

Gilbane Tests Out RFID System to Document Workers' Hours

建設会社のGilbane社は建設現場での請負作業員の入退場時間をRFIDで記録するトライアルを実施しています。作業員にNFCタグ入りのバッヂを配布し、Bluetooth接続のリーダーをタブレットと組み合わせてデータを収集しています。

How Bigbelly Evolved from a Waste-Management Firm to an IoT Company

Bigbelly社は街路や公園に配置するゴミ箱を管理・運営する会社です。同社のゴミ箱は蓋に取り付けた太陽電池で動作するゴミ圧縮機により通常のゴミ箱よりも多くのゴミを格納できますが、最近この電力を利用してゴミの格納状況を携帯モデム経由で送信できるようになりました。同社はゴミ箱に天候や騒音などのセンサー、WiFiアクセスポイントなどの機能を持たせることを検討しています。

Spreo Beacons the Way at Mall, Hospital

ベンチャー企業のSpreo社は屋内のナビゲーションを行うモバイルアプリを提供しています。このアプリを用いると目的とする店舗の検索だけでは無く道案内やスケジュールの策定などを行うこともできます。同社のアプリはフロリダ州のショッピングモールやイスラエルの病院などに導入されています。

RFID Journal LIVE! 2015 to Feature More Than 200 Technology Companies

4月15日~17日にサンディエゴで開催されるRFID Journal LIVE! 2015には200社以上のテクノロジーベンダーが出展します。

RFID News Roundup

  • Avery Dennison RBIS社の新プリンタがより高速な印刷とRFIDエンコーディング、データ検証をサポート
  • IDTronic社がUHF RFIDアンテナの新製品を発表
  • SecureRF社がPKI認証に対応したSecure NFCタグを発表
  • DecaWave社がUWBによる位置測定のパートナープログラムを立ち上げ
  • Checkpoint Systems社が外部認定のRFIDラベルの提供を開始、POSソリューションの改善も
  • Nedap社がリテール分野への対応強化のため米国オフィスを開設
  • Janam社が複数のOSをサポートする業務仕様のRFID対応モバイルPCを発表

Keep an Eye On Energy-Harvesting Tags(有償記事)

外部センサーと接続できるシリアルI/Fを持ち、かつアンテナから得た電力をセンサー部に給電できるRFIDチップがいくつかのメーカーから提供され始めています。NFCとUHF EPCの製品があり、Internet of Things時代に活用が期待されます。

Observations from NRF's Big Show, Part 2

今年の全米小売業大会(NRF Big Show)では、RFIDの利用方法として在庫管理や盗難防止といった従来からの主用途だけではなく、顧客体験の向上・センサーによるサプライチェーン管理などの副用途も展示が行われていました。これらのソリューションへの理解が深まることはRFIDの真の価値への認識に繋がります。

'RFID Buzz' Is a Double-Edged Sword

北米の医療業界ではRFIDのブームが起きており、技術に対する誤解や過剰な期待も現れてきています。現実に基づいた技術の理解やROIの計算が必要です。

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2015/01/21

RFID Journal 抄訳 2015/01/16号

今週気になった記事はエスケーエレクトロニクス社の超小型EPC UHFパッシブタグです。記事タイトルを読んだときは韓国の会社なのかなと思いましたが、記事を読んでびっくりしました。0.5mm角のEPCタグって画期的だと思うのですが、日本でほとんど報道されていないのは何故でしょう。もっと認知されて欲しいニュースです。

Blue Maestro社のBluetooth体温計内蔵のおしゃぶり、日本のニュースではネタ扱いしていた所も見かけますが、ニーズがあり技術的にも成熟した良い事例だと思います。IoTの普及は現段階ではこういうところから進んでいくんじゃないかな。

識者投稿はドイツの生産現場での自動認識機器の通信規格標準化。「インダストリー4.0」で日本でも注目度が高い分野で、ちらほらと記事も見かけますが、この記事にある内容は初見でした。かなり詳しく書かれた記事なので、ご興味のある方にはご一読をお勧めします。

NFC Gives Trees a Touch of Blarney

アイルランドのブラーニー城はキスするとお世辞が上手くなるという伝説のブラーニーストーンで有名ですが、他にも世界中の珍しい樹木を集めた植物園も見どころです。この植物園では手入れと来訪客への情報提供とを目的にNFCタグを利用しています。それぞれの木にNFCタグを取り付け、来訪客がスマホで読み取ることで情報を表示すると共に、スタッフが専用アプリで読み取ると手入れに必要な情報を読み書きできます。

SK-Electronics Unveils Ant-Size RFID Tag

日本のエスケーエレクトロニクス社は0.5mm角の超小型のUHFパッシブタグを開発しました。読取距離は最大2mmと短距離ですがEPCプロトコルに対応しています。このタグは京都工業繊維大学や広島大学のアリの研究に採用されました。

Blue Maestro Prepares Release of New Bluetooth-Enabled Sensor Products

Blue Maestro社はワイヤレスセンサーのメーカーです。同社は最近Pacif-iというBluetooth体温計を内蔵したおしゃぶりを発売しました。また業務用のBluetoothワイヤレスセンサーTempo Discも発売しています。

Tyco Retail Solutions Acquires Creativesystems

セキュリティ大手Tyco社の小売ソリューション子会社Tyco Retail Solutions社はポルトガルのRFIDソリューションベンダーCreativesystems社を買収しました。これによりTyco Retail Solutions社はヨーロッパでRFIDソリューションを提供する能力を拡大します。

RFID News Roundup

  • SMLグループが小型・高感度のインレーを発表
  • CISC Semiconductor社がUHF RFID対応の電波分析器を発表
  • eAgileシュアが医療・薬品分野向けの小型UHFインレーを発表
  • Zebra社がほとんどの小売業がInternet of Things対応の準備ができているとの調査結果を発表
  • JW Marriott Hotel Santo DomingoがInvoTech社の制服・リネン管理システムを導入
  • 東芝がNFCタグ内蔵のSDHCメモリカードを発表
  • PLS社がRTI Manager社を買収、RFID輸送部材トラッキングソリューションを拡張。

In Pursuit of Fresher, Safer Foods and Drugs(有償記事)

RFIDを用いた温度管理輸送のモニタリングには10年の歴史がありますが、最近になり技術が成熟したこともあり本格的な導入が始まりつつあります。生鮮食品や医薬品の輸送温度モニタリングにRFIDが利用されることは当たり前になるでしょう。

Observations From NRF's Big Show, Part 1

先週開催された全米小売業大会(NRF Big Show)では昨年と比べRFID関連のブースが広くなり、また賑わっていました。参加者の多くはまだRFIDを導入していませんが、RFIDに急いで対応しなければ、と感じているという雰囲気が伝わってきます。セッションの中では、まだRFIDに取り組んでいない参加者でも的を射た質問を行っていました。

A New Auto-ID Integration Standard Could Play a Big IoT Role

AIMドイツとOPC協議会は共同で、通信規格OPC UAの上で自動認識情報を取り扱うための拡張規格の開発を開始しました。現在自動認識ソリューション導入費用の25%はシステム開発を含むRFID機能に発生しており、コストが高くなる主な理由は器材間の通信プロトコルが統一されていない点にあります。拡張規格の開発はこの問題を解決することが目的です。

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2015/01/18

RFID Journal 抄訳 2015/01/09号

年末年始がお休みだったため、普段の週よりニュースが多くなっています。

GS1の小売業界向けタグ性能評価基準、GS1は最近ニュースが掲載されていなかったのですが、こうしてちゃんと普及のための活動を続けているのですね。

今週の特集記事はInternet of ThingsとEPCIS。RFID業界としてはIoTのデータ収集プロトコルにEPCISが使われるといいなと期待している訳ですが、実際にはどうなるでしょうか。機能が足りない、ということではなく、当面のIoT業界を牽引するだろうベンチャー企業は、もっと縛りの緩いプロトコルを好むのかもな、という懸念を持っています。

GS1 Expects Tagged-Item Performance Protocol Guideline to Boost RFID Adoption

GS1 USは小売業界でのタグ性能を評価する基準"Tagged-Item Performance Protocol (TIPP)"をリリースしました。この基準はUHF EPCタグの性能を段階評価するためのもので、リテイラーとサプライヤーがタグの性能を共通の基準で話し合えるように策定されました。

Impinj Is on the Move

Impinj社はシアトルのフリーモント地区近くに新たな本社とRFIDソリューション展示施設Retail Experience Centerを近く開設します。同社はRTLS機能を持つxArrayリーダーと新しいMonzaチップ搭載のタグの組合せで小売ソリューションを提案します。

Baker Police Dept. Finds Solid Evidence of RFID's Effectiveness

ルイジアナ州のベーカー市警察ではパッシブUHF技術を用いて金庫での証拠品管理を行っています。同警察では今後パトカーでの器材管理にもRFIDを利用していく予定です。

RFID Outclasses Manual Furniture Inventory System at USC

南カリフォルニア大学ではキャンパス内外の什器6万件の管理にRFIDを利用します。導入したソリューションはSimply RFID社が開発したもので、UHFパッシブタグをハンドヘルドリーダーを利用するものです。

NASTAR Ski Program Speeds Up Racecourse Access

スキー・スノボのレース協会であるナスターレース協会は全米のスキー場で誰でもその場で申し込んでタイムトライアルレースに参加できるプログラムであり、全米300ヶ所のスキー場のうち3分の1が加盟しています。同協会では参加者の登録作業を簡便化するためにRFIDを利用した参加者認証を開始し、20ヶ所のスキー場が参加しました。認証にはスキー場の入場券やリフト券に使われているHFパッシブタグが利用されます。

True Health Clubs Use RFID to Shape Up Towel Management

国際的なフィットネスクラブ企業Tru Group社は台湾・新北市のヨガクラブにRFIDでタオルを管理するシステムを導入しました。タオルにUHFパッシブのリネンタグを取り付け、入退室口にゲートリーダーを取り付けて万引きを防ぐとともに、ロッカールームの返却箱もリーダーを取り付けて利用状況を監視します。ソリューションはEPC Solutions Taiwan社が開発しました。

USDA Embarks on 18-Month UHF RFID Pilot for Tracking Cattle

アメリカ農務省は畜牛のトレーサビリティーにUHFパッシブRFIDを利用する18ヵ月のパイロットを実施します。従来この用途にはLFパッシブタグが利用されていました。このトライアルには15ヶ所の牧場と数か所の食肉処理場、また獣医が含まれ、15万頭がタグ付けされる予定です。

RFID Journal LIVE! 2015 to Feature RFID Institute Certification and Fast-Track RFID Training Courses

4月15日~17日にサンディエゴで開催されるRFID Journal LIVE! 2015で、教育ベンダーのRFID4U社がInternational RFID InstituteのRFID認定資格向けの研修コースを提供します。同社はもう一つRFIDアプリケーション開発の実践コースも実施します。

RFID News Roundup

  • Farsens社がバッテリーレス無線センサーの開発プラットフォームを発表
  • BeaconStream社がBluetoothビーコンとソフトウェアを更新
  • Q-Track社がRTLS対応の非常信号発信訓練向けツールを発表
  • ThingMagic社がRFID対応製品開発を容易にするファームウェアを発表
  • Bluvision社のiBEEKビーコンがTI社のWi-Fi・Bluetooth Smartソリューションに対応
  • Honeywell社が1.85億ドルでDatamax-O'Neil社を買収

Unlocking the Internet of Things

Internet of Thingsで様々なデータを企業間で共有することは多くの企業にとってメリットをもたらします。企業間のデータ共有の鍵となるのはEPCISです。

Advancing Technology Using the Currency of Ideas

オバマ政権のCTOであるMegan Smith氏は十分や予算や権限を与えられていませんが、スマートシティなどのプロジェクトで、誰かをアイデアで感動させ、かれらをファンにして取り込むことで仕事を進めていこうとしています。このアプローチは企業内でIoTを担当している人にとっても有益です。

RFID Adoption Is On Target

バーコードの小売用途でのパイロットは1970年代初頭に行われましたが、5年後には200店舗ほどに導入されていたに過ぎませんでした。バーコードの小売用途での導入がクリティカルマスに達するには20年以上かかっています。RFIDの小売業アイテムレベルでのパイロットが始まったのは2008年であり、現在RFIDは数千店舗に導入されています。RFIDは実際にはバーコードより早いペースで導入が進んでいるのです。

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