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2014/12/10

RFID Journal 抄訳 2014/12/05号

今週は有料の特集記事がスマホ接続タイプのハンディーリーダーでした。色々種類が増えてきたなーという感想は持っていたのですが、記事で並べて見せられると互いにこんなにも違うものだったのかと驚きます。アスタリスク社のiPhoneケース型リーダー、AsReaderも載ってますよ!

編集後記はRFID企業がどのようにInternet of Thingsをキーワードにマーケティングを行うかというお話。IoTは今ハイプのピークで知名度は抜群だが、過剰にRFIDとIoTの関係を強調するとせっかくRFIDが獲得した成熟した実績ある技術と言うイメージが傷つく恐れがあると。RFIDベンダーにとっては既に実績あるRFIDという技術をベースにIoTの可能性が広がるという話をするといいよ、という結論です。

Decker's New UGG Australia Store Uses RFID to Promote Products, Engage Shoppers

アパレル大手のDeckers社はブーツブランドUGG Australiaのワシントン店でRFIDを利用した商品状況システムを導入しました。タッチスクリーンとフロアマット式のRFIDリーダーを組みませたもので、UHFパッシブRFIDタグを貼付した試着用のブーツでフロアマットに乗るとタッチスクリーンに商品情報が表示されるというものです。

Chinese Opera Gives RFID Its Props

台湾の国営京劇劇団である国光劇団では衣装と装身具の管理をRFIDを用いて行っています。このソリューションはPC Solutions Taiwanが開発したもので、小型の装身具に取り付けが可能な様々なUHFパッシブタグが利用されています。

RFID Fills Infection-Prevention Role at Dental Practice

歯科医院を運営するWestover and Associates社は来訪者の体温の記録のためにRFIDを利用しています。同医院には他の病気を罹患している患者も来るため、発熱している来訪者は感染を引き起こさないように対応する必要があります。同医院では来訪者を写真と体温を検査機でチェックしていますが、スタッフにRFIDタグを持たせスタッフ以外の患者のみ記録を行わせています。

Siemens Starts Shipping New Readers for Industries, Logistics

Siemens社はUHFパッシブ固定式RFIDリーダーの新製品3種類の出荷を開始しました。これらは物流、産業用途向けであり、設置の容易性や出力の自動調整、タグのストレイリードの排除といった機能を持っています。

At Nashville's Music City Center, Beacons Help Visitors Find Their Way

ナッシュビル市のMusic City CenterではBluetoothビーコンを用いて来訪者に現在位置案内を行います。同館は12万平方メートルの敷地に64個のBluetoothビーコンを配置、複数のビーコンからの電波を受信して現在位置を推定するアプリを用いてナビゲーションを行います。アプリはiPhoneとAndroidで動作し、ヴァンダービルド大学の研究者が開発しました。

RFID News Roundup

  • Impinj社がシアトルにRetail Experience Centerをオープン
  • Xerafy社が金属対応の小型UHFパッシブタグの新製品Slim Trakを発表
  • Secura Key社がアクセス管理ソフトウェアにドアの開閉鍵機能を追加
  • Tageos社がUHFパッシブRFIDラベルにMonza R6チップを搭載
  • Lancom Systems社が電子棚札とBluetoothビーコン、WiFiアクセスポイントを兼ねる製品を発表
  • Motorola社が忘れ物発見用BluetoothキーホルダーのKeylinkを発表

What You Need to Know About Mobile RFID Readers(有償記事)

近年登場したスマートフォンに接続するタイプのハンディRFIDリーダーには様々な種類があります。形状には単体利用、スマートフォンのケース、従来型のハンディリーダーなどさまざまあり、接続方法もBluetooth、USB、イヤフォンジャックなど多彩です。それぞれに適した用途があります。

Internet of Things: Promise and Peril for the RFID Industry

ガートナーが発表しているハイプサイクルによると、RFIDは現在啓蒙活動期にあり、Internet of Thingsは「過度な期待のピーク期」にあります。このため、RFIDをInternet of Thingsと組み合わせてプロモーションすることは、注目を集めることに役立つ反面、せっかく抜けたハイプになりかねません。RFIDベンダーにとって合理的な選択は、RFIDは既に成熟したテクノロジーであり、それを土台にしてIoTが可能になると説明することです。

Security in the Cloud

現在新規のRFIDアプリケーションの6割はクラウドベースで構築されています。セキュリティを確保するため、暗号化通信手段を利用し、リーダーごとに異なる電子証明書を使いましょう。

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