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2014/11/19

RFID Journal 抄訳 2014/11/15号

今週一番興味深かったのは3DTAC社の3D測位機能付きUHFパッシブリーダーです。記事からはスマートシェルフ向けで速く動くもののトラッキングができるかどうかは分かりませんが、汎用のThingMagic社のM5Eリーダーモジュールを搭載し価格もこなれたものになりそうで期待しています。

自動車バッテリーの自律式スマートシェルフ、Seeonic社は2007年に妊婦用衣料品Tomorrow's Motherで同様のソリューションを提供しています。その後あまり導入の話を聞かなかったのは使いどころが難しい(技術的に未熟という意味では無く)製品なのでしょうね。

Cuff社のスマートジュエリー、記事で言う「ジェームズ・ボンドみたいなクオリティの」ギークなグッズ好き男子としては今一つピンと来ないのですが、普及の為には重要なんでしょうね。

RFID Brings Greater Efficiency, Product Visibility to Interstate Batteries

自動車用バッテリーのメーカーInterstate Batteries社は小売店に自社のスマートシェルフを置き、バッテリーの在庫と販売状況を自動的に確認するソリューションのパイロットを実施しています。このソリューションはSeeonic社が開発したもので、スマートシェルフはUHFパッシブリーダーと携帯電話モデムを搭載しバッテリーで動作します。

Sixt Finds RFID Is Key to Improving Customer Service

ドイツの大手レンタカー会社Sixt社はレンタカーの鍵の管理をRFIDで行っています。同社は8年前にHFパッシブタグを利用したソリューションのパイロットを行いましたが、読み取り精度が低く本格導入に至りませんでした。その後、昨年になりUHFパッシブタグを使ったソリューションを再度評価、十分な精度が得られたため導入に至ったものです。

3DTAC Seeks RTLS Partners for Its Antenna Arrays

カナダのベンチャー企業3DTAC社はUHFパッシブタグの3次元測位するためのソリューションを開発しました。このアンテナは一つが15cm角の正方形のサイズで、4~10個並べて利用されます。読み取り距離は10メートル。リーダーモジュールにはThingMagic社のM5Eを利用します。主に店舗のスマートシェルフでの利用を想定して開発されたもので、通常の店舗で80個のアンテナが必要なところ8~10個のアンテナで対応できます。

Smart Jewelry Maker Cuff Takes a New Route to Wearables

ベンチャー企業のCuff社はBluetooth Low Energy(BLE)機能を組み込んだジュエリー、Smart Jewelryを手掛けています。Smart Jewelryは特定の内容のメールが着信した時に振動で知らせる機能と、組み込みボタンを押したときに異常を友人に知らせる機能を持っています。Smart Jewelryは女性が実際に身に着けられるスマートデバイスを目標に開発されたもので、初年度に140万ドルの売上げがあり、Kate SpadeやL'Oreal、Montblancといった企業からも商品の共同開発の提案が寄せられています。

RFID Journal Introduces Internet of Things Conference

RFID Journal社はInternet of Things Conferenceを開催します。これはRFID Journal LIVE! 2015との共催となり、2015年4月16-17日にサンディエゴでの開催になります。

RFID News Roundup

  • Ecom instruments社が防爆対応の対応のUHFハンディリーダーiroc-Ci70を発表
  • FineLine社のSolidTagサービスがファッション向けに少ロットでRFIDタグ・ラベルを供給
  • 研究者がProventix社のRFID手洗い監視システムの効果を検証
  • Protavic社が電導インクと溶剤・非電導インクのマッチングシステムを開発
  • TI社のRFIDリーダーがリモコン機材によるペンギンの監視に採用
  • LogiTag社が病院の在庫管理向けにモバイルアプリをリリース

How RFID Could Save Retailers $42 Billion Annually

Checkpoint社の講演で毎年発行されている"The Global Retail Theft Barometer"によると、2013年の世界の小売業における盗難(内部犯行含む)による損失は1,280億ドルで、前年比1.29%減少しましたがそれでも巨額です。RFIDの導入によりこの金額を最大40%引き下げることができます。

Second to None

店頭在庫切れ防止を目的として既に導入済みのRFIDインフラを活用した2つ目以降のアプリケーションとしては、顧客体験の改善、循環棚卸しの活用、盗難の防止、試着のモニタリングなどがあります。

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