« RFID Journal 抄訳 2014/11/01号 | トップページ | RFID Journal 抄訳 2014/11/15号 »

2014/11/13

RFID Journal 抄訳 2014/11/08号

今週の記事ではNXP社の自動車向けNFCコントローラーの記事が気になりました。基本的な用途としてはドアキーの代替や運転者ごとのカスタマイズなのでしょうが、自動車とスマホの接続のうち、タッチが必要な部分とその応用にはもっと面白い可能性があるように感じます。

今週の編集後記は導入事例を隠したがるユーザー企業に対する苦言。「RFIDそれ自体が競争優位を生むのではなく、それによって可能になる業務プロセスが競争優位を生むのだ」というのは全く同意なのですが、RFID Journal編集長の立場でそれを言うのは結構腹が据わっているなと思います(笑)。このあたりは永遠の課題なのかもしれませんね。

RFID Sets Sail With Quantum of the Seas

Royal Caribbean社の最新鋭大型クルーズ客船Quantum of the Seasでは乗客サービスにRFIDリストバンドを利用しています。乗客はWOWbandと呼ばれるHFパッシブのRFIDリストバンドを2ドルで購入することができ、それを用いて部屋の開錠やショップ・レストランでの支払いを行います。また、預けられたスーツケースにもRFIDタグが貼付されており、リストバンドを情報キヨスクにかざすことで荷物の所在を確認することができます。

Iron Mountain to Introduce RFID-Ready Boxes for Records Storage

書類・データ保存代行会社のIron Mountain社は2015年から顧客が利用する全ての書類箱にUHFパッシブRFIDタグを貼付します。これにより、顧客に対して書類箱の所在を証明するなどの作業の自動化を行います。

Danze Taps RFID to Make Buying a Faucet More Exciting

家具メーカーのDanze社はショウルームでの顧客体験工場のためにRFIDを利用します。展示商品の台座にHFパッシブタグを貼付し、その商品をスマートシェルフに置くことにより、その商品の利用シーンや詳細情報を表示したりFacebookに投稿したりということが可能になります。システムはInReality社が開発しました。

NXP Seeks to Drive NFC Phone App Use in Cars

NXP社は自動車搭載向けのNFCコントローラーNCF3340のサンプル出荷を開始しました。このコントローラーを用いると、ドアの鍵をスマホでロックしたり、運転手ごとの設定を車両が読み込んだり、逆に車両の状態をスマホに取り込んだりすることが可能になります。

Cardinal Health to Be Cornerstone Sponsor at RFID in Health Care 2014

2014年11月20日にシカゴで開催されるRFID in Health Care 2014のコーナーストーンスポンサーになりました。他にもOATSystemsやMotorola Solutions、HID Globalなどがスポンサーに名を連ねています。

RFID News Roundup

  • Fletcher Allen Health Care病院がKit Check社のRFID薬剤トラッキングシステムを導入
  • Infratab社がスマホ対応の生鮮品モニタリング用センサータグを発表
  • Smartrac社が薄型金属タグとランドリータグの新製品を発表
  • HID Global社がNFCタグを用いた在宅患者の見守りシステムのデモを実施
  • Stryker Europe社がサトーのPJM HFパッシブタグの利用を拡大
  • Maxim Integrated社がI2Cインタフェース搭載のNFCチップを発表
  • Everykey社がBluetoothリストバンド開発費用のKickstarterによる募集を開始

How to Benefit From the Internet of Things(有償記事)

Internet of Thingsはプロセスの自動化、顧客ロイヤリティ、モニタリングなど様々な分野でビジネスに活用することができます。

Why End Users Should Discuss Their RFID Deployments

多くのユーザー企業は自社のRFID導入事例を競争力の源泉として秘匿する傾向にあります。ですがRFIDシステムそれ自体は競争力を生むものでは無く、それを活用した上位の業務プロセスこそが競争力の源泉です。業務プロセスの主要部分を秘匿して競争力を保持したまま、RFIDをどこでどう利用しているかを公表することは、RFIDの普及という形でユーザーへの利益になります。

The Language of Business

各種のEPCコードは複数の企業の間でモノの存在の識別のために利用される共通言語です。

|

« RFID Journal 抄訳 2014/11/01号 | トップページ | RFID Journal 抄訳 2014/11/15号 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/163335/60645517

この記事へのトラックバック一覧です: RFID Journal 抄訳 2014/11/08号:

« RFID Journal 抄訳 2014/11/01号 | トップページ | RFID Journal 抄訳 2014/11/15号 »