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2014/10/23

RFID Journal 抄訳 2014/10/17号

今週最大のニュースはIoTに特化したニュースサイト、Internet of Things Journalの開設です。RFID Journal誌ではずっとIoTはRFIDの一部だという立場を取ってきたと思うのですが、両者のニーズの違いを無視できなくなってきたということでしょうか。一方で共通する部分も確かにあり、上手く連携を取っていって欲しいと思います。

今週の編集後記はRFIDの導入の障害について。RFIDはまだキャズムを渡り切っていない、導入を検討するのはリスクを冒す気のある企業で、そのためには成功事例の紹介が有効という話、編集長のMark Roberti氏のマーケット感の微妙な変遷が興味深いです。

識者寄稿はEPCIS 1.1について。今年6月に批准され、原料からのトレーサビリティに対応するtransform eventが新たに導入されたのだとか。地道な改善が続いているのですね。

Chico's Finds RFID a Good Fit at 13 of Its Soma Intimates Stores

女性向けアパレル小売りのChico's FAS社は下着を扱うSoma Intimateブランドの店舗13ヶ所での1年間のRFID個品管理のパイロットを終了し、約200店の全店舗での本番導入を計画しています。パイロットではUHFパッシブ技術とTyco社のRetail Solutionsアプリケーションが利用されました。

Hong Kong Electroplating Company Speeds Up Production With RFID

香港のメッキ会社Jing Mei Industrial社では仕掛品管理のためにRFIDを利用しています。同社ではメッキ対象部品を運ぶカギにConfidex社のIronside Micro UHFパッシブタグを貼付し、固定リーダーで取得したデータをERPに送信します。

RFID Journal Launches Internet of Things Journal

RFID JournalはInternet of Thingsに特化したニュースサイトInternet of Things Journalを立ち上げました。この部門の編集長にはRFID Journalで長く活躍してきた編集者Mary Catherine O'Connor氏が就任します。

John Lewis Store to Furnish Its Customers With RFID

イギリスの百貨店John Lewis社はRFIDを利用した家具の電子カタログのパイロットを実施しています。これは、リーダーの上に家具の模型と布地のサンプルを置くことで、その布地を使った家具がどのように見えるかをPCの画面に表示するものです。利用されている技術はLFパッシブです。

At WesleyLife Retirement Community, RFID Brings Freedom to Residents

介護施設の運営事業者WesleyLife社はアイオワ州の老人ホームでRFIDを利用した入居者の所在管理システムを利用しています。入居者は433MHzのアクティブタグが入ったペンダントを首にかけ、緊急時に呼び出しボタンを押すと所在がスタッフに連絡されます。

RFID News Roundup

  • Checkpoint Systems社が高速RFIDラベル印刷サービスCheck-Netの処理能力を向上
  • BeSpoon社が3D RTLSの開発キットを発表
  • Holland RFID社がInfoChip Systems社を買収
  • PDC社がRFIDリストバンドの新製品とSquamish Valley Music Festivalでの採用を発表
  • Turck社が小型UHFパッシブリーダーQ120を発売

RFID Helps Maintain Shuttle Buses(有償記事)

シアトル小児病院ではスタッフの通勤に使われる20台のシャトルバスの管理をRFIDを用いて行っています。それぞれのバスにUHFパッシブタグを取り付け、ハンディリーダーで読み取ることで検査や利用の履歴を取得します。

How to Grow the RFID Market, Part 1

現時点ではRFIDはキャズムを渡り切っておらず、メインストリームのユーザーはRFIDのもたらす利益は理解していてもリスクを重視して導入に踏み切りません。このような状況で販売ターゲットとなるのはリスクを冒してでも解決すべき深刻な問題を抱えている企業であり、それら企業の説得には他企業での成功事例が一番有効です。

Tracking Transformations

今年の6月に批准されたEPCIS 1.1では、原材料が最終製品に組み込まれるのではなく、原材料が消費されて最終製品が生み出されることを示す新しいイベント、transformation eventが定義されました。これにより、例えばハンバーガーの材料になった牛肉を牛単位でトレースすることが可能になります。

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