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2014/10/08

RFID Journal 抄訳 2014/10/03号

今週印象深かった記事はUAEでRFIDリーダー搭載の無人機で屋外ヤードの資材管理を行っているという記事です。利用しているのがアクティブタグというのがちょっと不思議でしたが、無人機が安く使いやすくなれば多数のアンテナを配置するより有利になるかもしれません。ちょっとアンテナを張っておきたいテーマです。

イヤフォン端子接続のUHFパッシブリーダーGrokker、とうとう発売になりました。2年前にコンセプトを読んだときには面白い!と思ったのですが、その後の技術進歩でちょっと陳腐化したかな。それでも面白い製品には違いありません。

識者投稿はInternet of ThingsのネーミングサービスにEPCとONSを使おう、という話。この分野は全体像を把握していないので何とも言えないのですが(DNS系のサービスの拡張も当然考えられているでしょうし…)、そういえばこのあたりの技術用語が記事になったのってずいぶん久しぶりだなと懐かしく感じました。

RFID-Reading Drone Tracks Structural Steel Products in Storage Yard

アラブ首長国連邦の鋼材商社Age Steel社はRFIDを利用した鋼材の所在管理を行っています。同社は鋼材にOmni-ID社の433MHzアクティブ/UHFパッシブの複合タグPower 400を貼付し、無人ヘリコプターを使って上空からタグを読み取ることで所在の管理を行います。

Major Chinese Oil Company Expedites Equipment Inspections via RFID

中国の国営大手石油会社(名称非公開)がRFIDを利用して資材の管理を行っています。中国では国家安全生産監督管理総局の指示により2013年から器材の保守履歴を取得することが義務付けられ、業務の変革が必要となりました。同社は管理している3万台の変圧器にXenafy社のUHFパッシブタグを貼付、ATID社のハンディリーダーを用いて管理を行っています。

U Grok It Releases UHF RFID Reader for Phones, Tablets

ベンチャー企業のU Grok It社がスマホ・タブレット向けのUHFパッシブリーダーGrokkerの販売を開始しました。 この製品はイヤフォン端子に接続するタイプで同社は2012年から開発を始めていました。価格は500ドルです。

Advertising Gets Personal With RFID System for Shoppers

アメリカのベンチャー企業LUV Advertisements社は会員カードを用いた顧客別店内販促システムを開発しました。通常会員カードにはHFパッシブタグが格納されていますが同社はUHFパッシブタグを代わりに利用し、店内に設置したリーダーで顧客の移動を読み取って店内の電光掲示板に割引情報を表示させます。

Industry Leaders to Present New Case Studies at RFID in Health Care 2014

RFID in Health Careが2014年11月20日にシカゴで開催されます。このカンファレンスでは患者の安全、医療資材サプライチェーン、院内オペレーションの効率化などについて多くの業務側の専門家による発表が行われます。

RFID News Roundup

  • Checkpoint Systems社がZaraの物流センター向けタグ一括書き込みシステムを導入
  • Gimbal社とUrban Airship社がBluetoothを用いたマーケティングシステムで提携
  • Reteneo社がBluetoothビーコンをレンタルで提供するサービスを開始
  • InvoTech社のRFID制服管理システムをホテル2店が導入
  • Ibotta社とRoximity社がBluetoothビーコンでクーポンを配布するサービスを提供
  • HID Global社がスマホを用いたアクセス管理システムを導入

RFID Helps Hospitals Clean Up Their Act(有償記事)

病院でスタッフの手洗いを励行させるためにRFIDを利用する事例が増えています。手洗いを単独で監視するタイプと、RTLSを用いたスタッフの所在管理を統合するタイプの二つのソリューションがあります。

The World Is Different

私は2002年にジレット社が5億個のUHFパッシブタグを買うと発表した時、「これはRFIDによる競争力確保の動きの始まりに過ぎない」という記事を書きました。技術や環境の問題ですぐには普及は始まりませんでしたが、多くの企業がRFIDを使って競争力を獲得しています。現時点でも懐疑的な企業は多くありますが、世界は変わりました。

Organizing the Internet of Things

現在Internet of Things分野で多数のデバイスの利用が始まっていますが、標準的なネーミングサービスが存在しないためデバイスは専用アプリとしか通信できない状態にあります。今こそEPCglobalのEPCコードとONSサービスを思いだし、それを利用すべき時です。

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