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2014/08/06

RFID Journal 抄訳 2014/08/01号

今週の記事で一番気になったのがPantryLab社の冷蔵庫式自動販売機です。クレジットカードを入れて開き、中の商品を取り出したら自動的に購入、賞味期限も自動で管理というもので、UHFパッシブを使ったスマートシェルフの技術を採用しています。医薬品分野などではこなれたと言って良い技術だと思いますが、食品で利用しても採算が合うようになっていたんですね。

Made.comの家具ショウルームでのNexus 7の利用。NFCとBluetoothビーコンの組み合わせがスマートです。日本では競合する技術だと捉えられがちですが、こういう風に特徴を組み合わせて上手く利用したいですね。

社説はRFID Journal誌の登録者。アパレル以外も含む小売、航空宇宙、資源、ベンチャーキャピタルなどからの登録が増加しているそうで、今後どういう業界になっていくのか興味がわきます。

Nuclear Facility Tests RFID on Pipe Welds

フランスのBeweis社は溶接が正しく行われたかどうかをRFIDで確認するシステムを利用しています。これは、溶接個所にUHFパッシブタグを取り付け、撮影するX線写真とタグIDを自動的に紐付けるシステムを利用するものです。

PantryLabs' Vending Machine Dispenses Fresh Foods Via RFID

PantryLabs社は生鮮食品の自動販売機でRFIDを利用した鮮度管理を行っています。同社が販売する自動販売機PantryはThingMagic社のMercury6eリーダーを搭載し、販売商品ごとに取り付けたUHFパッシブタグを読み取って賞味期限の管理を行います。同社は病院を中心に既に15台のPantryを販売しました。

Online Furniture Retailer Adds RFID to Its Brick-and-Mortar Showroom

オンライン家具ショップのMade.comはショウルームでの接客にRFIDを利用します。来訪者にNexus 7を貸し出し、展示品に貼られたNFCタグを読んで商品情報を確認したり欲しいものリストを作成してもらうと共に、Nexus 7のBLE機能を使って滞在したエリアと滞在時間を管理します。このソリューションはCloudTags社が開発しました。

InfraMarker Adds GPS, Cloud Services to Manage Buried Assets

InfraMarker社はパイプなどの地中埋設物の位置を管理するシステムにRFIDを利用します。埋設物にOmni-ID社のUHFパッシブタグを貼付し、リーダーとスマートフォンを組み合わせて読み取ったタグ情報をGPSデータと共にクラウドに送信します。

Exhibit Hall Sold Out for RFID in Energy, Mining & Construction

8月12-13日にオーストラリアのパースで開催されるRFID in Energy, Mining & Constructionで、展示ブースが完売になりました。

RFID News Roundup

  • Hudson's Bay社とLord & Taylor社の店舗でSwirl社のBluetoothビーコンが導入
  • 欧州委員会が消費者向けRFID告知の標準を公表
  • TSL社がBluetooth接続のUHFリーダーをコントロールするAndroidアプリを公開
  • トルコ航空がイスタンブール空港でVeacon社のBluetoothビーコンを導入
  • イリノイ大学がミツバチの生態調査にPharmaSeq社の超小型タグを活用
  • 富士通が食・農クラウド「Akisai」をRFIDに対応

Electronic Invoices Reduce Paper Consumption

台湾の財政情報センターはNFCを利用した電子インボイスの導入を進めています。台湾ではB2Bの分野で2010年から電子インボイスが導入され、現在B2Cへの導入が進められています。消費者はICカード乗車券であるEasyCardを購入時に小売店に提示、カードに内蔵されたIDに紐付けられた電子インボイスが発行されます。

Inside the RFID Journal Database

RFID Journal誌のメルマガ登録者を見ると、アパレル以外も含む小売、航空宇宙、資源、ベンチャーキャピタルなどからの登録が増加しています。これはRFID業界に対する見方がここ数年で大きく変わりつつあることを示しています。

A Monumental Shift at LIVE! 2014

2003年に開催された初回のRFID Journal LIVE!の時点では、技術は十分に成熟しておらず参加者も技術の調査が目的でした。今年のRFID Journal LIVE!では参加者は技術に対して具体的な知識を持ち、どのようにソリューションを導入するかをベンダーと話していました。

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